堀川 国広
人物
[はじめ
作風
[姿 -慶長 新刀 姿 で、身幅 広 く反 り深 く、切先 の伸 びる豪壮 な姿 である。太刀 、刀 、脇差 、寸 伸 び短刀 、短刀 をつくる。鍛 え -小 板目 肌 良 く詰 み、地 沸 細 かにつくもの、またザングリと肌 立 ったものも多 い。刃 文 -初期 作 は末 古刀 (すえことう)然 とした(末 物 に見受 けられるような[1])互の目 (ぐのめ)[1]乱 れが多 く「天正 打 」・「日 州 打 」と称 される[1]。堀川 時代 になると正宗 をはじめ相州 伝 を模 したり、志津 風 をかもした[1]「湾 (のた)れ」や互の目 乱 れを焼 き、沸 がよくついて金筋 や砂 流 しがかかる。また、直 刃 から小 丁子 を交 えたものまで多彩 で、この期 の作品 は「慶長 打 」・「堀川 打 」と称 される[1]。帽子 は小丸 や火焔 風 など。彫物 -国広 とその一門 は彫物 の名手 揃 いで、「山伏 国広 」のような不動明王 と文字 、梵字 を始 め、棒 樋 、素 剣 を彫 ったものから様々 であり、巧 い。弟子 にも継承 される。
著名 刀剣
[ここでは、
太刀 銘 日 州 古屋 之 住 国広 山伏 之 時 造 之 天正 十 二 年 二 月 彼岸 太刀 主 日向 国 住 飯田 新七 良 藤原 祐 安 (号 :山伏 国広 ) (個人 蔵 )脇 指 銘 日 州 古屋 住 国広 作 天正 十 四 年 八 月 日 (個人 蔵 )刀 銘 九州 日向 住 国広 作 天正 十 八年庚刁弐月吉日平顕長(号 :山姥 切 )(個人 蔵 )刀 銘 国広 慶長 七 年 十二月 十 四 日 (現 所蔵 先 不明 )刀 銘 慶長 九年二月吉日信濃守国広作依 賀茂 縣 主 保 経 所望 打 之 (愛媛 ・大 山祇 神社 )1942年 盗難 に遭 い所在 不明 。写真 なし。刀 銘 慶長 九年十一月吉日信濃守国広作依 賀茂 祝 重 邦 所望 打 之 (兵庫 ・黒川 古 文化 研究所 )刀 銘 北野 天満 天神 豊臣 秀頼 公 御 造営 之 時 于時慶長 十 二丁未十一月日信濃守国広造(京都 ・北野 天満 宮 )刀 銘 信濃 守 藤原 国広 造 越後 守 藤原 国 儔(和歌山 ・紀州 東照宮 )太刀 銘 国広 (和歌山 ・金剛峯寺 )刀 銘 国広 (東京 ・三井 記念 美術館 )(号 :加藤 国廣 )加藤 清正 の愛 刀 であり、娘 の嫁入 り道具 の一 つとして紀州 徳川 家 に伝 わる。尚 、著名 な片 鎌 槍 も嫁入 り道具 の一 つである。短刀 銘 国広 (個人 蔵 )剣 銘 国広 (和歌山 ・高野山 蓮華 定 院 )
参考 文献
[- ^ a b c d e f g h i
小笠原 ,和書 『刀剣 』〈カラーブックス〉1969年 (原著 1969年 )、131頁 。ISBN 9781889878041。 - ^ a b c d
新潮 世界 美術 事典 [Shincho Encylopedia of World Art].新潮社 . (1985). ISBN 4-10-730206-7 - ^ a b
佐藤 ,貫一 『日本 の刀剣 』至文 堂 、1972年 (原著 1961年 )、165頁 。 - ^
福永 酔 剣 『日本 刀 大 百科 事典 』 4巻 、雄山閣 出版 、1993年 11月 20日 、238頁 。ISBN 4639012020。 NCID BN10133913。 - ^ 『
刀 〈銘 本 作 長義 天正 十 八年庚寅五月三日二九州日向住国広銘打/長尾 新五郎 平 朝臣 顕 長 所持 云々 〉』文化 遺産 オンライン徳川 美術館 蔵 - ^ a b
小笠原 1999, p.67(白黒 写真 入 り)「..第 一 の傑作 である」 - ^
足利 市民 文化 財団 所蔵
得能 一男 『刀工 大鑑 』(光 芸 出版 、2013年 、ISBN 978-4769401476)