お父とうさんと伊藤いとうさん

お父とうさんと伊藤いとうさん
監督かんとく	タナダユキ
脚本きゃくほん	黒沢くろさわ久子ひさこ
原作げんさく	中澤なかざわ日菜子ひなこ『お父とうさんと伊藤いとうさん』(講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ)
製作せいさく	木村きむら俊樹としき/半田はんだ健けん
製作せいさく総そう指揮しき	小西こにし啓介けいすけ
出演しゅつえん者しゃ	上野うえの樹里いつき; リリー・フランキー; 藤ふじ竜也たつや; 長谷川はせがわ朝ちょう晴はれ; 安藤あんどう聖きよし; 渡辺わたなべえり
音楽おんがく	世よ武たけ裕子ゆうこ
主題歌しゅだいか	UNICORN
撮影さつえい	大塚おおつか亮あきら
編集へんしゅう	村上むらかみ雅樹まさき
配給はいきゅう	ファントム・フィルム
公開こうかい	2016年ねん10月8日にち
上映じょうえい時間じかん	119分ふん
製作せいさく国こく	日本にっぽん
言語げんご	日本語にほんご
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お父とうさんと伊藤いとうさん
著者ちょしゃ	中澤なかざわ日菜子ひなこ
発行はっこう日び	2014年ねん1月がつ7日にち
発行はっこう元もと	講談社こうだんしゃ
ジャンル	長編ちょうへん小説しょうせつ; 家族かぞく小説しょうせつ
国くに	日本にっぽん
言語げんご	日本語にほんご
形態けいたい	四よん六ろく変型へんけい
ページ数すう	280
公式こうしきサイト	kodanshabunko.com
コード	ISBN 978-4-06-218758-9 ; ISBN 978-4-06-293433-6（文庫ぶんこ判ばん）
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『お父とうさんと伊藤いとうさん』（おとうさんといとうさん）は、劇げき作家さっか・中澤なかざわ日菜子ひなこの小説しょうせつ家かデビュー作さくとなる長編ちょうへん小説しょうせつ。「柿かきの木き、枇杷びわも木き」と題だいして第だい8回かい（2013年ねん）小説しょうせつ現代げんだい長編ちょうへん新人しんじん賞しょうを受賞じゅしょう、『お父とうさんと伊藤いとうさん』へと改題かいだいし2014年ねん 1月がつ7日にちに講談社こうだんしゃより刊行かんこうされた。2016年ねん8月がつ10日とおかに講談社こうだんしゃ文庫ぶんこより文庫ぶんこ化かされている。

タナダユキ監督かんとく、上野うえの樹里いつき主演しゅえんにより2016年ねん10月がつに映画えいが化かされた。

あらすじ

登場とうじょう人物じんぶつ

書誌しょし情報じょうほう

お父とうさんと伊藤いとうさん（2014年ねん1月がつ7日にち、講談社こうだんしゃ、ISBN 978-4-06-218758-9）
お父とうさんと伊藤いとうさん（2016年ねん8月がつ10日とおか、講談社こうだんしゃ文庫ぶんこ、ISBN 978-4-06-293433-6）

映画えいが

『お父とうさんと伊藤いとうさん』(おとうさんといとうさん)は、2016年ねん10月がつに公開こうかいされた日本にっぽん映画えいが。中澤なかざわ日菜子ひなこのデビュー作さくで、第だい8回かい小説しょうせつ現代げんだい長編ちょうへん新人しんじん賞しょう受賞じゅしょう作さくである同名どうめい小説しょうせつ『お父とうさんと伊藤いとうさん』(講談社こうだんしゃ)の映画えいが化か作品さくひん。監督かんとくは、タナダユキ。脚本きゃくほんは、黒沢くろさわ久子ひさこ。出演しゅつえん者しゃは、上野うえの樹里いつき、リリー・フランキー、藤ふじ竜也たつやら。上野うえの樹里いつきとリリー・フランキーが20歳さいの年としの差さカップルを演えんじた人間にんげんドラマ。

あらすじ

山中やまなか彩あやは34歳さいで本屋ほんや勤務きんむ、伊藤いとうさんは54歳さいで学校がっこう給食きゅうしょくの調理ちょうり員いん、ともにアルバイトで生計せいけいを立たて同棲どうせい中ちゅうだが、そこへ兄あに家族かぞくとの折おり合あいが悪わるい彩いろどりのお父とうさん74歳さいが転ころがり込こんでくる。頑固がんこで昔気質むかしかたぎの父ちちは一いち日にち中ちゅう外出がいしゅつし、商店しょうてん街がいをまわり、図書館としょかんで時間じかんをつぶし、夕方ゆうがたは明あかりの消きえていく小学校しょうがっこうを見みつめ続つづけている。かつて小学校しょうがっこうの教師きょうしをしていたが、母ははの死後しごは一人暮ひとりぐらしになり、健康けんこう不安ふあんから兄あに家族かぞくと同居どうきょして現在げんざいに至いたるが、徐々じょじょに別べつの顔かおが明あかされていく。万引まんびきの常習犯じょうしゅうはんなのだ。しかも盗ぬすんだのはスプーンやフォーク等とうの小物こもの雑貨ざっかばかりで、それを宝物ほうもつのように大事だいじにしていた。そして父ちちは生家せいかのある田舎いなかに家出いえでをし、兄妹きょうだいが追おいかけ、田舎いなかに住すみ続つづけるという父ちちを説得せっとくしようと、伊藤いとうさんを交まじえて話はなし合あうが結論けつろんが出でず、翌日よくじつ東京とうきょうに帰かえろうとした矢先やさき、雷かみなりが庭にわの木きに落おちて家いえが燃もえてしまう。父ちちは2か月げつ入院にゅういんし、退院たいいんしても気落きおちした日々ひびを送おくるが、火事かじを知しった昔むかしの教おしえ子ごの訪問ほうもんを受うけ、“立派りっぱな先生せんせい”だった頃ころの元気げんきを取とり戻もどす。そして「家いえを出でて有料ゆうりょう老人ろうじんホームに入はいる」と宣言せんげんして去さって行いく。父ちちの背せを見送みおくる彩いろどりに伊藤いとうさんは「俺おれは逃にげないから」と言葉ことばをかけ、彩いろどりは父ちちを追おいかけた。