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アポロA-004

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
アポロA-004
ミッションめい アポロA-004
発射はっしゃ基地きち ホワイトサンズ
ミサイル基地きち
発射はっしゃ日時にちじ 1966ねん1がつ20日はつか
15:17:01(UTC
着陸ちゃくりく日時にちじ 1966ねん1がつ20日はつか
15:23:51(UTC
飛行ひこう時間じかん 6ふん50びょう
軌道きどう 弾道だんどう飛行ひこう
最高さいこう高度こうど 23.83km
飛行ひこう距離きょり 34.63km
緊急きんきゅう脱出だっしゅつようロケット概念がいねん(NASA)
飛行ひこうちゅうのリトル・ジョーII ロケット

アポロA-004アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくアポロ計画けいかくにおいて、6かいおこなわれた緊急きんきゅう脱出だっしゅつようロケット(launch escape system, LES)の発射はっしゃ実験じっけんである。LESの試験しけんはこれが最後さいごになった。

目的もくてき

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A-004はLESの最終さいしゅう試験しけんであり、またはじめて司令しれいせん実物じつぶつ使用しようされた実験じっけんでもあった。そのため、翌年よくねん1がつ27にち司令しれいせん火災かさい事故じこ飛行ひこう3めい犠牲ぎせいになり、それに「アポロ1ごう」のかんせられるまでは、このフライトがアポロ1ごうばれていた。今回こんかい実験じっけん目的もくてきは、

(1) そらりょくてき限界げんかいたっするような状況じょうきょうで、LESが正確せいかく作動さどうするか

(2) LESが限界げんかい高度こうどでモーターを噴射ふんしゃしたのち適切てきせつ機体きたい安定あんていさせただしい方向ほうこうみちびけるか

試験しけんすることであった。

実験じっけん使用しようするリトル・ジョーII ロケットはこれが最後さいご飛行ひこうであり、4のアルゴル(Algol)ロケットと5補助ほじょエンジンを搭載とうさいして、出力しゅつりょくは1,766kNとこれまででもっと強力きょうりょくなものになっていた。司令しれい機械きかいせんおよびLESにもいくつかの改良かいりょうくわえられており、パラシュートPAT-2おなじものが使用しようされていた。

飛行ひこう

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技術ぎじゅつてき問題もんだい気象きしょう条件じょうけんにより若干じゃっかんおくれはあったものの、A-004は1966ねん1がつ20日はつか15:17:01(UTCホワイト・サンズミサイル基地きちから発射はっしゃされた。予定よてい高度こうど到達とうたつし、地上ちじょう管制かんせいかん司令しれいおくると、LESはロケット・モーターに点火てんかしておおきく回転かいてんしながらリトル・ジョーII から分離ぶんりされた。回転かいてん速度そくどは、ヨーおよびピッチ運動うんどうが160/びょうロール運動うんどうが70/びょうであった。前方ぜんぽうのカナード(canard, しょうつばさ)が展開てんかいされると、機体きたいは4かいころがしたのち司令しれいせんたいねつ保護ほごシールドを進行しんこう方向ほうこうける姿勢しせい安定あんていした。LESのはなしやパラシュートの展開てんかい問題もんだいなくおこなわれ、司令しれいせん発射はっしゃだいから34.63kmはなれた地点ちてん着陸ちゃくりくした。到達とうたつ高度こうどは23.83kmであった。

外部がいぶリンク

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