アラプハ

アラプハ（英えい：Arrapha/Arrapkha アッカド語ご: Arrapḫa; アラビア語ご: أررابخا ,عرفة‎）はイラク北東ほくとう部ぶに位置いちする古代こだい都市とし。アッシュルの東ひがしおよそ100kmに位置いちした。グティ人じん、フルリ人じんなどに支配しはいされた時期じきもあったが、前ぜん2025～前まえ615年ねんにおいては概おおむねアッシリアの支配しはい下かにあった。その後ご、アケメネス朝あさペルシア、マケドニア、セレウコス朝あさと次々つぎつぎと支配しはい者しゃが変かわり、最終さいしゅう的てきにはキルクークとなった^[1]。

歴史れきし

アラプハが最初さいしょに文字もじ記録きろくに現あらわれるのは、ウル第だい三さん王朝おうちょう（紀元前きげんぜん22世紀せいきから21世紀せいき頃ごろ）である^[1]。古代こだいアラプハは都市とし名めいであるとともに地域ちいき名めいまたは国名こくめいでもあり^[2]、アッカド帝国ていこく（紀元前きげんぜん2335年ねんから紀元前きげんぜん2154年ねん）のナラム・シン王おうの時代じだい（紀元前きげんぜん2254年ねん頃ごろから紀元前きげんぜん2218年ねん）にはアラプハ全土ぜんどはスバルトゥ（英語えいご版ばん）に属ぞくしていた^[3]。

その後ご、この都市としは紀元前きげんぜん2150年ねん頃ごろにグティ人じんに占領せんりょうされた。アラプハは短命たんめいだったグティ王国おうこくの首都しゅとだった^[4]。だが紀元前きげんぜん2090年ねん頃ごろにウル第だい3王朝おうちょうによって王国おうこくが滅ほろぼされ、グティ人じんはメソポタミアから追おわれたことでそれは終おわった^[5]^[6]。

アラプハは古こアッシリアの一部いちぶとなる(紀元前きげんぜん2025年ねん頃ごろ–紀元前きげんぜん1750年ねん)。バビロニア王国おうこくがハンムラビ王おうの時代じだいに短期間たんきかんアッシリアを服属ふくぞくさせたが、その後ごの衰退すいたいによって、市しは再ふたたびアッシリアの一部いちぶとなった（紀元前きげんぜん1725年ねん頃ごろ）。

このように、アラプハの支配しはい者しゃはウル第だい3王朝おうちょう、古こアッシリア、バビロニアと変かわっていき、紀元前きげんぜん18世紀せいきには、この都市としはアッシリア人じんにとってもバビロニア人じんにとっても重要じゅうような交易こうえきの中心ちゅうしん地ちとなった^[1]。しかし、紀元前きげんぜん15世紀せいきから紀元前きげんぜん14世紀せいき初頭しょとうにかけては、主おもにフルリ人じん（フリ人じん）の都市としとなり、小しょう王国おうこくアラプハの首都しゅととなった。この王国おうこくは、同おなじくフルリ人じんが主体しゅたいとなっていたミタンニ帝国ていこくの一部いちぶであり、その勢力せいりょく圏けんのほぼ南東なんとう端はしに位置いちしていた。その後ご、フルリ-ミタンニ帝国ていこくはアッシリアの反撃はんげきを受うけて敗やぶれ、この都市としも中ちゅうアッシリア帝国ていこく時代じだい（紀元前きげんぜん1365年ねん–紀元前きげんぜん1050年ねん）にアッシリアに完全かんぜんに組くみ込こまれた^[1]^[7]^[8]。

この都市としはアッシリアの一部いちぶとして紀元前きげんぜん11世紀せいきから10世紀せいきにかけて非常ひじょうに有名ゆうめいになった。紀元前きげんぜん615年ねん、バビロニアで起おきた反乱はんらんへの対処たいしょにアッシリアが忙殺ぼうさつされている隙すきに、メディア王おうキュアクサレス2世せいはアッシリアに侵攻しんこうし、アラプハを占領せんりょうして帝都ていとニネヴェに向むかった^[9]。その後ごアラプハはアケメネス朝あさペルシア支配しはい下かのアスラー州しゅう（アケメネス朝あさ支配しはい下かのアッシリア（英語えいご版ばん））の一部いちぶとなった。

紀元前きげんぜん4世紀せいき、アラプハはマケドニア帝国ていこくの手てに落おち、後のちにセレウコス朝ちょうシリア（セレウコス朝あさ）の一部いちぶとなった（シリアとはアッシリアの語頭ごとう音おん消失しょうしつとされる）^[10])。ヘレニズム時代じだい、アラプハは再さい設立せつりつされた居住きょじゅう地ちの名前なまえである、シリア語ごのKarkaと呼よばれた(ܟܪܟܐ).^[1]。

紀元前きげんぜん2世紀せいき中期ちゅうきから紀元きげん3世紀せいき中期ちゅうきまで、パルティア帝国ていこくと初期しょきのサーサーン朝あさの時代じだい、この地ちは、ロろーマ帝国まていこくのアッシュリア属ぞく州しゅう（116年ねんから118年ねん）になった時期じきを除のぞけば、ベスガルマイ（英語えいご版ばん）と呼よばれるアッシリア人じんの小しょう王国おうこくの首都しゅとだった^[11]。サーサーン朝あさは紀元きげん3世紀せいき中期ちゅうきから後期こうきにかけて乱立らんりつしたアッシリア系けいの諸国しょこくを征服せいふくしていき、アラプハは（アッシリアとバビロニアをまとめた）サーサーン朝あさの行政ぎょうせい区画くかくアスーレスターン（英語えいご版ばん）の一部いちぶとなった。7世紀せいき半なかばのアラブイスラームの拡大かくだい（英語えいご版ばん）によってアスーレスターンは崩壊ほうかいし、アラプハ（あるいはKarka）は最終さいしゅう的てきにキルクーク（Kirkuk）となった。なお、1948年ねんにイラク国営こくえい石油せきゆ会社かいしゃノース・オイル・カンパニーが従業じゅうぎょう員いん居住きょじゅう用ように造成ぞうせいした住宅じゅうたく地区ちく(北緯ほくい35度ど29分ふん18秒びょう東経とうけい44度ど22分ふん22秒びょう / 北緯ほくい35.48833度ど東経とうけい44.37278度ど / 35.48833; 44.37278 (Arrapha))もアラプハと命名めいめいされた。

考古学こうこがく的てき調査ちょうさについて

アラプハは現在げんざいのキルクークの地下ちかに存在そんざいする為ため、発掘はっくつされていない^[1]。

発掘はっくつされていないのに場所ばしょがキルクークだと特定とくていされているのは考古学こうこがく的てき研究けんきゅうの結果けっかである。同どう時代じだいの記録きろくの解読かいどくと現実げんじつの地形ちけいの比較ひかくなどから位置いちが絞しぼり込こまれ、最終さいしゅう的てきに1926年ねんにイギリスのC・J・ガッド（英語えいご版ばん）が、キルクークの丘おか（キルクーク城塞じょうさい）から発見はっけんされた粘土ねんど板ばんにあるアラプハの名前なまえを見出みいだしたことで、特定とくていに成功せいこうした^[12] ^[13]。

また、キルクーク近郊きんこうに位置いちするヌジ遺跡いせきの発掘はっくつで出土しゅつどしたヌジ文書ぶんしょなどから、当時とうじのアラプハの経済けいざい活動かつどうの活発かっぱつさを知しることができる^[14]。

支配しはい者しゃについて

これまでの所ところ、年代ねんだいが特定とくていされた者ものはいない^[15]。

Kipi-Teššup
Itḫi-Teššup (Itḫiaは省略形しょうりゃくけい）Kipi-Teššupの息子むすこ。紀元前きげんぜん1420年ねん頃ごろに在位ざいいか？^[16]
Itḫi-Tilla
Mušteja
Šar-Teššup

おそらく存在そんざいした王おう

Tarmi-Teššup
Aršali

アッシリアの総督そうとく

新しんアッシリアの記録きろくでリンムとして記載きさいされているアラプハ総督そうとくは以下いかの6人にん。これは帝都ていとカルフ総督そうとくと同数どうすう（ニネヴェ総督そうとくは5人にん）で、このことからもアラプハの重要じゅうよう性せいが窺うかがわれる^[17]。

811/810年ねん：Šamaš-kumua
802/801年ねん：Aššur-balti-ekurri
769/768年ねん：Bêl-ilaya
745/744年ねん：Nabû-bela-usur
735/734年ねん：Aššur-šallimanni
714/713年ねん：Ištar-duri

脚注きゃくちゅう

^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f Bryce, Trevor (2009). The Routledge Handbook of The People and Places of Ancient Western Asia: The Near East from the Early Bronze Age to the Fall of the Persian Empire. London and New York: Routledge. pp. 67–68. ISBN 978-1-134-15908-6 27 October 2012閲覧えつらん。
（『古代こだい西にしアジアの人物じんぶつ・場所ばしょに関かんするラウトリッジ入門にゅうもん書しょ：青銅器せいどうき時代じだいからペルシア帝国ていこくの終焉しゅうえんまでの近東きんとう』（著ちょ：トレヴァー・ブライス、2009年ねん、ラウトリッジ出版しゅっぱん（米国べいこく・英国えいこく））p.67～68）
^ たとえばサルゴンの地誌ちしには「(解読かいどく不能ふのう)よりLubdiまではアラプハの地ち、ザブ上流じょうりゅうとザブ下流かりゅうの間あいだ」と書かかれている。
“The Sargon Geography (1)” (英語えいご). The Melammu Project ｜The Heritage of Mesopotamia and the Ancient Near East. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（ウェブサイト『メラム・プロジェクト：メソポタミアと古代こだい近東きんとうの遺産いさん』に収録しゅうろくされている『サルゴンの地誌ちし』（『メラム・プロジェクト』は、シモ・パラポラほか、歴史れきし学者がくしゃによって運営うんえいされているサイト。2020年ねん現在げんざいの運営うんえい責任せきにん者しゃは、イタリアの歴史れきし学者がくしゃシモネッタ・ポンキア））
^ Heerak Christian Kim (2006) (英語えいご). Nuzi, Women's Rights, and Hurrian Ethnicity, and Other Academic Essays. The Hermit Kingdom Press,. p. 35. ISBN 9781596890503 2020年ねん10月がつ18日にち閲覧えつらん。
（『ヌジ、女性じょせいの権利けんり、フルリの民族みんぞく性せい、その他た学術がくじゅつ小論文しょうろんぶん』（ヒーラック・クリスチャン・キム、2006、ハーミット・キングダム出版しゅっぱん（米国べいこく）））
^ Liam Anderson; Gareth Stansfield (2011-09-21). Crisis in Kirkuk: The Ethnopolitics of Conflict and Compromise. University of Pennsylvania Press. p. 14. ISBN 9780812206043 2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『キルクークの危機きき：闘争とうそうと妥協だきょうの民族みんぞく政治せいじ』（著ちょ：リアム・アンダーソン、ガレス・スタンスフィールド、2011年ねん、ペンシルベニア大学だいがく出版しゅっぱん）p.14）
^ East, William Gordon; Spate, Oskar Hermann Khristian (1961). The Changing Map of Asia: A Political Geography. p. 105
（『アジア地図ちずの変遷へんせん：政治せいじ地理ちり学がく』（著ちょ：ウィリアム・ゴードン・イースト、1961年ねん）p.105））
^ Roux, Georges (1992). Ancient Iraq. ISBN 9780141938257
（『古代こだいイラク』（ジョルジュ・ルー、ペンギンブックス（英国えいこく）、1992年ねん））
^ Sergeant Sean Kimmons (2004年ねん). “Soldiers Help Preserve Archeological Sites” (pdf) (英語えいご). U.S. ARMY. 2009年ねん3月がつ5日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『米べい軍ぐん兵士へいしが考古学こうこがく遺跡いせきの保存ほぞんを支援しえん』（著ちょ：シーン・キモン軍曹ぐんそう、アメリカ陸軍りくぐん））
^ M. Chahin (1996). Before the Greeks. James Clarke & Co.,. p. 77 2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『ギリシア以前いぜん』（著ちょ：チャヒン・Ｍ、1996年ねん、ラターワース出版しゅっぱん（英国えいこく））　p.77より）
^ Martin Sicker (2000). The Pre-Islamic Middle East. Greenwood Publishing Group. p. 68 2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『イスラム以前いぜんの中東ちゅうとう』（著ちょ：マーティン・シッカー、2000年ねん、グリーンウッド出版しゅっぱん（米国べいこく））p.68）
^ Joseph, John (2000). The Modern Assyrians of the Middle East: A History of Their Encounter with Western Christian Missions, Archaeologists, and Colonial Powers. Studies in Christian Mission. 26. Leiden: Brill. pp. 20–21. ISBN 9789004116412 2020年ねん5月がつ7日にち閲覧えつらん。
（『中東ちゅうとうにおける、現代げんだいのアッシリア人じん：西洋せいようキリスト教きりすときょう布教ふきょう団だん、考古こうこ学者がくしゃ、植民しょくみん圧力あつりょくとの遭遇そうぐう』（ジョン・ジョセフ、2000年ねん、ブリル出版しゅっぱん（オランダ））p.20～21）
^ Mohsen, Zakeri (1995). Sasanid Soldiers in Early Muslim Society: The Origins of 'Ayyārān and Futuwwa. Otto Harrassowitz Verlag. p. 135. ISBN 978-3-447-03652-8
（『初期しょきイスラム社会しゃかいにおけるサーサーン朝あさの兵士へいし：アイヤールとフトゥッワの起源きげん』（著ちょ：モーセン・ザケリ、1995年ねん、オット・ハラソヴィッツ出版しゅっぱん（ドイツ））p.135）
^ Asoss Muhammed Qader (2013年ねん). “Arrapḫa (Kirkuk) von den Anfängen bis 1340 v. Chr. nach keilschriftlichen Quellen” (ドイツ語ご). Academia.edu. pp. 23-28. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（『その起源きげんから前まえ1340年ねんまでのアラプハ（キルクーク）：楔形文字くさびがたもじ史料しりょうに基もとづく』（著ちょ：アソス・ムハンマド・カディル、2013年ねん、Academia.edu）p.23～28）
^ なお、キルクーク城塞じょうさいは区画くかく内ないに預言よげん者しゃダニエルの墓所はかしょ(英語えいご)などが存在そんざいする史跡しせきであると同時どうじに主おもにテュルク系けい住民じゅうみんが多おおく住すむ住宅じゅうたく地ちでもあったが、フセイン政権せいけん下かの1997年ねんから1998年ねんにかけて破壊はかいされ、現在げんざいはほぼ更地さらちとなっている。“Iraq Significant Site 043 - Kirkuk (ancient: Arrapha)” (英語えいご). Cultural Heritage Training - Iraq. アメリカ国防総省こくぼうそうしょう. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
^ Asoss Muhammed Qader (2013年ねん). “Arrapḫa (Kirkuk) von den Anfängen bis 1340 v. Chr. nach keilschriftlichen Quellen” (ドイツ語ご). Academia.edu. pp. 16. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（『その起源きげんから前まえ1340年ねんまでのアラプハ（キルクーク）：楔形文字くさびがたもじ史料しりょうに基もとづく』（著ちょ：アソス・ムハンマド・カディル、2013年ねん、Academia.edu）p.16）
^ Walter Mayer (1978). Nuzi-Studien: Die Archive des Palastes und die Prosopographie der Berufe. Alter Orient und Altes Testament. 1. Butzon und Bercker. p. 109. ISBN 9783766690241. ISSN 0931-4296
（『ヌジ文書ぶんしょ研究けんきゅう：宮殿きゅうでんの古文書こもんじょと専門せんもん職しょくの人物じんぶつ描写びょうしゃ』（著ちょ：ヴァルター・マイヤー、1978年ねん、ブゾン・バーカー社しゃ（ドイツ））p.109（『古代こだいオリエントと旧約きゅうやく聖書せいしょ』シリーズ））
^ Gernot Wilhelm, Saarbrücken. “Die Siegel des Königs Itui-te~~up von Arrapua” (ドイツ語ご). 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（『アラプハ王おうItḫi-Teššupの印章いんしょう』（著ちょ：ゲルノート・ヴィルヘルム、ドイツ・ザールブリュッケン））
^ “Limmu List (858-699 BCE)”. Livius.org (2020年ねん9月がつ24日にち). 2020年ねん10月がつ16日にち閲覧えつらん。
（リンム表ひょう（前ぜん858～前まえ699年ねん））

外部がいぶリンク

Gernot Wilhelm著ちょ「THE HURRIANS」（フルリ人じん関係かんけいの書籍しょせき。英語えいご。）

この項目こうもくは、イラクに関連かんれんした書かきかけの項目こうもくです。この項目こうもくを加筆かひつ・訂正ていせいなどしてくださる協力きょうりょく者しゃを求もとめています（Portal:アジア / プロジェクト:アジア）。

[Bryce-1] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f Bryce, Trevor (2009). The Routledge Handbook of The People and Places of Ancient Western Asia: The Near East from the Early Bronze Age to the Fall of the Persian Empire. London and New York: Routledge. pp. 67–68. ISBN 978-1-134-15908-6 27 October 2012閲覧えつらん。
（『古代こだい西にしアジアの人物じんぶつ・場所ばしょに関かんするラウトリッジ入門にゅうもん書しょ：青銅器せいどうき時代じだいからペルシア帝国ていこくの終焉しゅうえんまでの近東きんとう』（著ちょ：トレヴァー・ブライス、2009年ねん、ラウトリッジ出版しゅっぱん（米国べいこく・英国えいこく））p.67～68）

[2] たとえばサルゴンの地誌ちしには「(解読かいどく不能ふのう)よりLubdiまではアラプハの地ち、ザブ上流じょうりゅうとザブ下流かりゅうの間あいだ」と書かかれている。
“The Sargon Geography (1)” (英語えいご). The Melammu Project ｜The Heritage of Mesopotamia and the Ancient Near East. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（ウェブサイト『メラム・プロジェクト：メソポタミアと古代こだい近東きんとうの遺産いさん』に収録しゅうろくされている『サルゴンの地誌ちし』（『メラム・プロジェクト』は、シモ・パラポラほか、歴史れきし学者がくしゃによって運営うんえいされているサイト。2020年ねん現在げんざいの運営うんえい責任せきにん者しゃは、イタリアの歴史れきし学者がくしゃシモネッタ・ポンキア））

[3] Heerak Christian Kim (2006) (英語えいご). Nuzi, Women's Rights, and Hurrian Ethnicity, and Other Academic Essays. The Hermit Kingdom Press,. p. 35. ISBN 9781596890503 2020年ねん10月がつ18日にち閲覧えつらん。
（『ヌジ、女性じょせいの権利けんり、フルリの民族みんぞく性せい、その他た学術がくじゅつ小論文しょうろんぶん』（ヒーラック・クリスチャン・キム、2006、ハーミット・キングダム出版しゅっぱん（米国べいこく）））

[4] Liam Anderson; Gareth Stansfield (2011-09-21). Crisis in Kirkuk: The Ethnopolitics of Conflict and Compromise. University of Pennsylvania Press. p. 14. ISBN 9780812206043 2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『キルクークの危機きき：闘争とうそうと妥協だきょうの民族みんぞく政治せいじ』（著ちょ：リアム・アンダーソン、ガレス・スタンスフィールド、2011年ねん、ペンシルベニア大学だいがく出版しゅっぱん）p.14）

[William_Gordon_East_1961-5] East, William Gordon; Spate, Oskar Hermann Khristian (1961). The Changing Map of Asia: A Political Geography. p. 105
（『アジア地図ちずの変遷へんせん：政治せいじ地理ちり学がく』（著ちょ：ウィリアム・ゴードン・イースト、1961年ねん）p.105））

[6] Roux, Georges (1992). Ancient Iraq. ISBN 9780141938257
（『古代こだいイラク』（ジョルジュ・ルー、ペンギンブックス（英国えいこく）、1992年ねん））

[wood.army.mil-7] Sergeant Sean Kimmons (2004年ねん). “Soldiers Help Preserve Archeological Sites” (pdf) (英語えいご). U.S. ARMY. 2009年ねん3月がつ5日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『米べい軍ぐん兵士へいしが考古学こうこがく遺跡いせきの保存ほぞんを支援しえん』（著ちょ：シーン・キモン軍曹ぐんそう、アメリカ陸軍りくぐん））

[M._Chahin_p._77-8] M. Chahin (1996). Before the Greeks. James Clarke & Co.,. p. 77 2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『ギリシア以前いぜん』（著ちょ：チャヒン・Ｍ、1996年ねん、ラターワース出版しゅっぱん（英国えいこく））　p.77より）

[9] Martin Sicker (2000). The Pre-Islamic Middle East. Greenwood Publishing Group. p. 68 2020年ねん10月がつ14日にち閲覧えつらん。
（『イスラム以前いぜんの中東ちゅうとう』（著ちょ：マーティン・シッカー、2000年ねん、グリーンウッド出版しゅっぱん（米国べいこく））p.68）

[10] Joseph, John (2000). The Modern Assyrians of the Middle East: A History of Their Encounter with Western Christian Missions, Archaeologists, and Colonial Powers. Studies in Christian Mission. 26. Leiden: Brill. pp. 20–21. ISBN 9789004116412 2020年ねん5月がつ7日にち閲覧えつらん。
（『中東ちゅうとうにおける、現代げんだいのアッシリア人じん：西洋せいようキリスト教きりすときょう布教ふきょう団だん、考古こうこ学者がくしゃ、植民しょくみん圧力あつりょくとの遭遇そうぐう』（ジョン・ジョセフ、2000年ねん、ブリル出版しゅっぱん（オランダ））p.20～21）

[11] Mohsen, Zakeri (1995). Sasanid Soldiers in Early Muslim Society: The Origins of 'Ayyārān and Futuwwa. Otto Harrassowitz Verlag. p. 135. ISBN 978-3-447-03652-8
（『初期しょきイスラム社会しゃかいにおけるサーサーン朝あさの兵士へいし：アイヤールとフトゥッワの起源きげん』（著ちょ：モーセン・ザケリ、1995年ねん、オット・ハラソヴィッツ出版しゅっぱん（ドイツ））p.135）

[12] Asoss Muhammed Qader (2013年ねん). “Arrapḫa (Kirkuk) von den Anfängen bis 1340 v. Chr. nach keilschriftlichen Quellen” (ドイツ語ご). Academia.edu. pp. 23-28. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（『その起源きげんから前まえ1340年ねんまでのアラプハ（キルクーク）：楔形文字くさびがたもじ史料しりょうに基もとづく』（著ちょ：アソス・ムハンマド・カディル、2013年ねん、Academia.edu）p.23～28）

[13] なお、キルクーク城塞じょうさいは区画くかく内ないに預言よげん者しゃダニエルの墓所はかしょ(英語えいご)などが存在そんざいする史跡しせきであると同時どうじに主おもにテュルク系けい住民じゅうみんが多おおく住すむ住宅じゅうたく地ちでもあったが、フセイン政権せいけん下かの1997年ねんから1998年ねんにかけて破壊はかいされ、現在げんざいはほぼ更地さらちとなっている。“Iraq Significant Site 043 - Kirkuk (ancient: Arrapha)” (英語えいご). Cultural Heritage Training - Iraq. アメリカ国防総省こくぼうそうしょう. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。

[14] Asoss Muhammed Qader (2013年ねん). “Arrapḫa (Kirkuk) von den Anfängen bis 1340 v. Chr. nach keilschriftlichen Quellen” (ドイツ語ご). Academia.edu. pp. 16. 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（『その起源きげんから前まえ1340年ねんまでのアラプハ（キルクーク）：楔形文字くさびがたもじ史料しりょうに基もとづく』（著ちょ：アソス・ムハンマド・カディル、2013年ねん、Academia.edu）p.16）

[15] Walter Mayer (1978). Nuzi-Studien: Die Archive des Palastes und die Prosopographie der Berufe. Alter Orient und Altes Testament. 1. Butzon und Bercker. p. 109. ISBN 9783766690241. ISSN 0931-4296
（『ヌジ文書ぶんしょ研究けんきゅう：宮殿きゅうでんの古文書こもんじょと専門せんもん職しょくの人物じんぶつ描写びょうしゃ』（著ちょ：ヴァルター・マイヤー、1978年ねん、ブゾン・バーカー社しゃ（ドイツ））p.109（『古代こだいオリエントと旧約きゅうやく聖書せいしょ』シリーズ））

[16] Gernot Wilhelm, Saarbrücken. “Die Siegel des Königs Itui-te~~up von Arrapua” (ドイツ語ご). 2020年ねん10月がつ17日にち閲覧えつらん。
（『アラプハ王おうItḫi-Teššupの印章いんしょう』（著ちょ：ゲルノート・ヴィルヘルム、ドイツ・ザールブリュッケン））

[17] “Limmu List (858-699 BCE)”. Livius.org (2020年ねん9月がつ24日にち). 2020年ねん10月がつ16日にち閲覧えつらん。
（リンム表ひょう（前ぜん858～前まえ699年ねん））

[1]

[2]

[3]

[4]

[5]

[6]

[7]

[8]

[9]

[10]

[11]

[12]

[13]

[14]

[15]

[16]

[17]

典拠てんきょ管理かんりデータベース
全般ぜんぱん	VIAF
国立こくりつ図書館としょかん	フランス BnF data ドイツ
地理ちり	プレアデス