アングロ・フリジア語ご群ぐん

アングロ・フリジア語ご群ぐん
話はなされる地域ちいき	もともとは ブリテン島とう,アイルランド島しま、 オランダの一部いちぶ,ユトランドの一部いちぶ（現在げんざいは世界中せかいじゅう）
言語げんご系統けいとう	インド・ヨーロッパ語族ごぞく ゲルマン語ご派は 西にしゲルマン語ご群ぐん 北海ほっかいゲルマン語ご群ぐん アングロ・フリジア語ご群ぐん
下位かい言語げんご	アングロ語ご群ぐん フリジア語ご群ぐん
Glottolog	angl1264
アングロ・フリジア語ご群ぐんの現在げんざいの分布ぶんぷ アングロ語ご群ぐん   英語えいご   スコットランド語ご フリジア語ご群ぐん   西にしフリジア語ご   北きたフリジア語ご   東ひがしフリジア語ご 斜線しゃせん部ぶはケルト語ごとの多た言語げんご使用しよう地域ちいき

アングロ・フリジア語ご群ぐん（アングロ・フリジアごぐん、英えい: Anglo-Frisian languages）は、インド・ヨーロッパ語族ごぞく西にしゲルマン語ご群ぐんに属ぞくし、英語えいごやフリジア語ごを含ふくむ語かたり群ぐんである。いくつかの音おと変化へんかによって他たの西にしゲルマン語ご群ぐんから区別くべつされる。

初期しょきのアングロ・フリジア語ごや古こザクセン語ごの話者わしゃ集団しゅうだんは言語げんご連合れんごうを形成けいせいするほど隣接りんせつして居住きょじゅうしていた。したがって両りょう語かたりはアングロ・フリジア語ご群ぐん特有とくゆうの特徴とくちょうをいくつか共有きょうゆうしている。しかし、共通きょうつうの起源きげんをもちながら、アングロ語ご群ぐん とフリジア語ご群ぐんはかなり異ことなったものとなっている。これはノルド語ごや フランス語ふらんすごの影響えいきょうを強つよく受うけたためである。フリジア語ご群ぐんは現在げんざいではオランダ語ごや隣接りんせつする低地ていちドイツ語ごの方言ほうげんとの共通きょうつう部分ぶぶんが大おおきく、西にしゲルマン方言ほうげん連続れんぞく体たいに入いれられる。一方いっぽうでアングロ語ご群ぐんは北きたゲルマン語ご群ぐんや非ひゲルマン語ごの言語げんごの影響えいきょうを、フリジア語ごよりも強つよく受うけた。

音おと対応たいおうの例れい

• 英語えいごcheese、西にしフリジア語ごtsiisは、オランダ語ご kaas, 低地ていちドイツ語ご Kees, ドイツ語ごKäse
• 英語えいご church 、西にしフリジア語ご tsjerkeは、オランダ語ご kerk, 低地ていちドイツ語ご Kerk, Kark, ドイツ語ご Kirche

分類ぶんるい

• アングロ・フリジア語ご群ぐん
  • アングロ語ご群ぐん
    • 英語えいご
    • スコットランド語ご
    • ヨーラ語ご†,フィンガリアン語ご†
  • フリジア語ご群ぐん
    • 西にしフリジア語ご
    • 東ひがしフリジア語ご
    • 北きたフリジア語ご

比較ひかく表ひょう

Language	1	2	3	4	5	6	7	8	9	10
英語えいご	one	two	three	four	five	six	seven	eight	nine	ten
スコットランド語ご	ane ae*	twa	three	fower	five	sax	seiven	aicht	nine	ten
ヨーラ語ご	oan	twye	dhree	vour	veeve	zeese	zeven	ayght	neen	dhen
西にしフリジア語ご	ien	twa	trije	fjouwer	fiif	seis	sân	acht	njoggen	tsien
東ひがしフリジア語ご	aan	twäi twäin twoo	träi	fjauwer	fieuw	säks	soogen	oachte	njugen	tjoon
北きたフリジア語ご (Mooring方言ほうげん)	iinj ån	tou tuu	trii tra	fjouer	fiiw	seeks	soowen	oocht	nüügen	tiin

＊Ae /eː/, /jeː/は名詞めいしの前まえで形容詞けいようしとして用もちいる。