アンナ・クルニコワ

	アンナ・クルニコワ（2009年ねん）
基本きほん情報じょうほう
フルネーム	Anna Sergeyevna Kournikova
国籍こくせき	ロシア
出身しゅっしん地ち	ソビエト連邦れんぽう; ロシア・ソビエト連邦れんぽう社会しゃかい主義しゅぎ共和きょうわ国こく、モスクワ
居住きょじゅう地ち	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく、マイアミ
生年月日せいねんがっぴ	1981年ねん6月7日にち（43歳さい）
身長しんちょう	173cm
体重たいじゅう	56kg
き手きて	右みぎ
バックハンド	両りょう手打てうち
ツアー経歴けいれき
デビュー年ねん	1995年ねん
引退いんたい年ねん	2003年ねん
ツアー通算つうさん	16勝しょう
シングルス	0勝しょう
ダブルス	16勝しょう
生涯しょうがい通算つうさん成績せいせき	409勝しょう200敗はい
シングルス	209勝しょう129敗はい
ダブルス	200勝しょう71敗はい
生涯しょうがい獲得かくとく賞金しょうきん	$3,584,662
4大だい大会たいかい最高さいこう成績せいせき・シングルス
全ちょん豪つよし	ベスト8（2001）
全ぜん仏ふつ	4回戦かいせん（1998・99）
全ちょん英すぐる	ベスト4（1997）
全米ぜんべい	4回戦かいせん（1996・98）
4大だい大会たいかい最高さいこう成績せいせき・ダブルス
全ちょん豪つよし	優勝ゆうしょう（1999・2002）
全ぜん仏ふつ	準じゅん優勝ゆうしょう（1999）
全ちょん英すぐる	ベスト4（2000・02）
全米ぜんべい	ベスト8（1996・2002）
優勝ゆうしょう回数かいすう	2（豪ごう2）
4大だい大会たいかい最高さいこう成績せいせき・混合こんごうダブルス
全ちょん豪つよし	ベスト4（1997・2000）
全ぜん仏ふつ	ベスト8（1997）
全ちょん英すぐる	準じゅん優勝ゆうしょう（1999）
全米ぜんべい	準じゅん優勝ゆうしょう（2000）
キャリア自己じこ最高さいこうランキング
シングルス	8位い（2000年ねん11月20日にち）
ダブルス	1位い（1999年ねん11月22日にち）
	■テンプレート ■プロジェクトテニス

アンナ・クルニコワ （Anna Kournikova, ロシア語ご: А́нна Серге́евна Ку́рникова, 1981年ねん 6月7日にち - ）は、ロシア・モスクワ出身しゅっしんの女子じょしプロテニス選手せんしゅ。WTAツアーでシングルスの優勝ゆうしょうはないが、ダブルスで16勝しょうを挙あげた。シングルス自己じこ最高さいこうランキングは8位い。彼女かのじょのいとこにあたるエフゲニー・コロレフもプロテニス選手せんしゅになった。

来歴らいれき

5歳さいからテニスを始はじめ、モスクワ市内しないにある名門めいもん「スパルタクラブ」でテニスを学まなぶ。（同おなじ年ねんの幼おさななじみとしてアナスタシア・ミスキナやエレーナ・デメンチェワがいた。）早熟そうじゅくな才能さいのうはたちまち評判ひょうばんになり、1992年ねん2月がつからアメリカ・フロリダ州しゅうの「ニック・ボロテリー・テニスアカデミー」に留学りゅうがくした。ジュニア時代じだいには1995年ねんの「オレンジボウル選手権せんしゅけん」の優勝ゆうしょうなどがある。同年どうねんに14歳さいでプロ転向てんこう。

1996年ねんの全米ぜんべいオープンで、クルニコワは15歳さいで4大だい大会たいかいにデビューを果はたす。予選よせんを勝かち上あがり、本戦ほんせんの4回戦かいせんで第だい1シードのシュテフィ・グラフに挑戦ちょうせんした。1997年ねんのウィンブルドンでベスト4に進出しんしゅつし、準決勝じゅんけっしょうでマルチナ・ヒンギスとの“16歳さい対決たいけつ”に敗やぶれる。1998年ねん3月の「リプトン国際こくさい選手権せんしゅけん」でWTAツアー初はつの決勝けっしょう進出しんしゅつを果はたすが、ビーナス・ウィリアムズとの“10代対決たいけつの決勝けっしょう”に敗やぶれた。同年どうねん6月がつ中旬ちゅうじゅん、ウィンブルドン選手権せんしゅけんの前哨ぜんしょう戦せん・イーストボーンの準々じゅんじゅん決勝けっしょうで、長期ちょうきの故障こしょうから復帰ふっきしたばかりのシュテフィ・グラフを 6-7, 6-3, 6-4 のフルセットで破やぶった。ところが、この試合しあい中ちゅうにクルニコワは指ゆびを痛いため、ウィンブルドンの出場しゅつじょう断念だんねんを余儀よぎなくされた。その後ご、クルニコワのテニス成績せいせきは期待きたいされたほど伸のびず、4大だい大会たいかいのシングルスではほとんど4回戦かいせん止とまりであった。1997年ねんウィンブルドンベスト4以後いごの4大だい大会たいかい成績せいせきは、2001年ねんの全豪ぜんごうオープンベスト8がある。

クルニコワは女子じょしテニスツアーでのシングルス優勝ゆうしょうはなく、人気にんき先行せんこうのイメージを払拭ふっしょくすることが出来できなかった。2003年ねん5月がつを最後さいごに、クルニコワはツアーイベントへの出場しゅつじょうが途絶とだえてしまった。

ダブルスでのクルニコワは、全豪ぜんごうオープンで1999年ねんと2002年ねんの2度ど女子じょしダブルス部門ぶもんで優勝ゆうしょうがある。パートナーはどちらも親友しんゆうのマルチナ・ヒンギスと組くんだ。クルニコワとヒンギスのペアは、1999年ねん全ぜん仏ふつオープンの女子じょしダブルス決勝けっしょうでビーナスとセリーナのウィリアムズ姉妹しまい組ぐみに敗やぶれた準じゅん優勝ゆうしょうもある。混合こんごうダブルスでは、クルニコワは1999年ねんのウィンブルドンでヨナス・ビョルクマンと組くみ、2000年ねんの全米ぜんべいオープンではマックス・ミルヌイと組くんで活躍かつやくしたが、どちらも準じゅん優勝ゆうしょう止どまりに終おわった。

モデルとしても活躍かつやくし、彼女かのじょが表紙ひょうしを飾かざるファッション雑誌ざっし類るいは普段ふだんの号ごうよりもはるかに多おおく売うれたという。また、そのルックスから、女性じょせいであるにもかかわらず、2003年ねんに水泳すいえいのイアン・ソープ、サッカーのアレッサンドロ・デルピエロ、デビッド・ベッカム、中田なかた浩二こうじとともに、adidas社しゃによって“世界せかいイケメン5傑すぐる”に選出せんしゅつされている。“女子じょしテニス界かいの妖精ようせい”と評ひょうされた。

インターネット・ブラウザの検索けんさく希望きぼう数すうではマイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズをさえ上回うわまわった時期じきがあった。2001年ねん初頭しょとうには彼女かのじょの人気にんきにつけこんで「クルニコワ・ウイルス」（ファイル名めい「AnnaKournikova.jpg」のコンピュータウイルス）がインターネット上うえに流ながされたほどである。2002年ねんには歌手かしゅのエンリケ・イグレシアスのミュージックビデオに出演しゅつえんし、彼かれとの交際こうさいが続つづいている。2017年ねん12月、双子ふたごを出産しゅっさんしている^[1]。

クルニコワは2010年ねんにアメリカ国籍こくせきを取得しゅとくし、ロシアとの二に重じゅう国籍こくせきになった。

WTAツアー決勝けっしょう進出しんしゅつ結果けっか

シングルス: 4回かい (0勝しょう4敗はい)

大会たいかいグレード
グランドスラム (0–0)
ティア I (0–3)
ティア II (0–0)
ティア III (0–0)
ティア IV & V (0–1)

結果けっか	No.	決勝けっしょう日び	大会たいかい	サーフェス	対戦たいせん相手あいて	スコア
準じゅん優勝ゆうしょう	1.	1998年ねん3月がつ29日にち	マイアミ	ハード	ビーナス・ウィリアムズ	6–2, 1–6, 4–6
準じゅん優勝ゆうしょう	2.	1999年ねん4月がつ4日にち	ヒルトン・ヘッド	クレー	マルチナ・ヒンギス	3–6, 4–6
準じゅん優勝ゆうしょう	3.	2000年ねん10月がつ29日にち	モスクワ	カーペット (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	3–6, 1–6
準じゅん優勝ゆうしょう	4.	2002年ねん9月がつ15日にち	上海しゃんはい	ハード	アンナ・スマシュノワ	2–6, 3–6

ダブルス: 28回かい (16勝しょう12敗はい)

結果けっか	No.	決勝けっしょう日び	大会たいかい	サーフェス	パートナー	対戦たいせん相手あいて	スコア
準じゅん優勝ゆうしょう	1.	1995年ねん9月がつ24日にち	モスクワ	カーペット (室内しつない)	アレクサンドラ・オルシャ	メレディス・マグラスラリサ・ネーランド	0–6, 1–6
準じゅん優勝ゆうしょう	2.	1998年ねん2月がつ15日にち	パリ	カーペット (室内しつない)	ラリサ・ネーランド	サビーネ・アペルマンスミリアム・オレマンス	6–1, 3–6, 6–7(3)
準じゅん優勝ゆうしょう	3.	1998年ねん3月がつ1日にち	リンツ	カーペット (室内しつない)	ラリサ・ネーランド	アレクサンドラ・フセナタリー・トージア	3–6, 6–3, 4–6
優勝ゆうしょう	1.	1998年ねん9月がつ27日にち	東京とうきょう	ハード	モニカ・セレシュ	メアリー・ジョー・フェルナンデスアランチャ・サンチェス・ビカリオ	6–4, 6–4
準じゅん優勝ゆうしょう	4.	1998年ねん10月がつ11日にち	フィルダーシュタット	ハード (室内しつない)	アランチャ・サンチェス・ビカリオ	リンゼイ・ダベンポートナターシャ・ズベレワ	4–6, 2–6
優勝ゆうしょう	2.	1999年ねん1月がつ30日にち	全豪ぜんごうオープン	ハード	マルチナ・ヒンギス	リンゼイ・ダベンポートナターシャ・ズベレワ	7–5, 6–3
優勝ゆうしょう	3.	1999年ねん3月がつ14日にち	インディアンウェルズ	ハード	マルチナ・ヒンギス	メアリー・ジョー・フェルナンデスヤナ・ノボトナ	6–2, 6–2
優勝ゆうしょう	4.	1999年ねん5月がつ9日にち	ローマ	クレー	マルチナ・ヒンギス	アレクサンドラ・フセナタリー・トージア	6–2, 6–2
準じゅん優勝ゆうしょう	5.	1999年ねん6月がつ6日にち	全ぜん仏ふつオープン	クレー	マルチナ・ヒンギス	セリーナ・ウィリアムズビーナス・ウィリアムズ	3–6, 7–6(2), 6–8
優勝ゆうしょう	5.	1999年ねん6月がつ20日はつか	イーストボーン	芝しば	マルチナ・ヒンギス	ヤナ・ノボトナナターシャ・ズベレワ	6–4, 途中とちゅう棄権きけん
準じゅん優勝ゆうしょう	6.	1999年ねん8月がつ11日にち	スタンフォード	ハード	エレーナ・リホフツェワ	リンゼイ・ダベンポートコリーナ・モラリュー	4–6, 4–6
優勝ゆうしょう	6.	1999年ねん11月21日にち	ニューヨーク	カーペット (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	ラリサ・ネーランドアランチャ・サンチェス・ビカリオ	6–4, 6–4
優勝ゆうしょう	7.	2000年ねん1月がつ3日にち	ゴールドコースト	ハード	ジュリー・アラール＝デキュジス	サビーネ・アペルマンスリタ・グランデ	6–3, 6–0
準じゅん優勝ゆうしょう	7.	2000年ねん3月がつ19日にち	インディアンウェルズ	ハード	ナターシャ・ズベレワ	リンゼイ・ダベンポートコリーナ・モラリュー	2–6, 3–6
優勝ゆうしょう	8.	2000年ねん5月がつ7日にち	ハンブルク	クレー	ナターシャ・ズベレワ	ニコル・アレントマノン・ボーラグラフ	6–7⁽⁵⁾, 6–2, 6–4
準じゅん優勝ゆうしょう	8.	2000年ねん8月がつ6日にち	サンディエゴ	ハード	リンゼイ・ダベンポート	リサ・レイモンドレネ・スタブス	6–4, 3–6, 6–7(6)
優勝ゆうしょう	9.	2000年ねん10月がつ8日にち	フィルダーシュタット	ハード (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	アランチャ・サンチェス・ビカリオバルバラ・シェット	6–4, 6–2
優勝ゆうしょう	10.	2000年ねん10月がつ15日にち	チューリッヒ	カーペット (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	キンバリー・ポーアン＝ゲイル・シド	6–3, 6–4
準じゅん優勝ゆうしょう	9.	2000年ねん10月がつ29日にち	モスクワ	カーペット (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	ジュリー・アラール＝デキュジス杉山すぎやま愛あい	6–4, 4–6, 6–7(5)
優勝ゆうしょう	11.	2000年ねん11月12日にち	フィラデルフィア	カーペット (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	リサ・レイモンドレネ・スタブス	6–2, 7–5
優勝ゆうしょう	12.	2000年ねん11月19日にち	ニューヨーク	カーペット (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	ニコル・アレントマノン・ボーラグラフ	6–2, 6–3
優勝ゆうしょう	13.	2001年ねん1月がつ14日にち	シドニー	ハード	バルバラ・シェット	リサ・レイモンドレネ・スタブス	6–2, 7–5
準じゅん優勝ゆうしょう	10.	2001年ねん2月がつ4日にち	東京とうきょう	カーペット (室内しつない)	イロダ・ツルヤガノワ	リサ・レイモンドレネ・スタブス	6–7(5), 6–2, 6–7(6)
準じゅん優勝ゆうしょう	11.	2001年ねん8月がつ5日にち	サンディエゴ	ハード	マルチナ・ヒンギス	カーラ・ブラックエレーナ・リホフツェワ	4–6, 6–1, 4–6
優勝ゆうしょう	14.	2001年ねん10月がつ7日にち	モスクワ	カーペット (室内しつない)	マルチナ・ヒンギス	エレーナ・デメンチェワリナ・クラスノルツカヤ	7–6⁽¹⁾, 6–3
準じゅん優勝ゆうしょう	12.	2002年ねん1月がつ13日にち	シドニー	ハード	マルチナ・ヒンギス	リサ・レイモンドレネ・スタブス	不戦敗ふせんぱい
優勝ゆうしょう	15.	2002年ねん1月がつ27日にち	全豪ぜんごうオープン	ハード	マルチナ・ヒンギス	ダニエラ・ハンチュコバアランチャ・サンチェス・ビカリオ	6–2, 6–7⁽⁴⁾, 6–1
優勝ゆうしょう	16.	2002年ねん9月がつ15日にち	上海しゃんはい	ハード	ジャネット・リー	杉山すぎやま愛あい藤原ふじわら里華りか	7–5, 6–3

4大だい大会たいかいシングルス成績せいせき

略語りゃくごの説明せつめい

W	F	SF	QF	#R	RR	Q#	LQ	A	Z#	PO	G	S	B	NMS	P	NH

W=優勝ゆうしょう, F=準じゅん優勝ゆうしょう, SF=ベスト4, QF=ベスト8, #R=#回戦かいせん敗退はいたい, RR=ラウンドロビン敗退はいたい, Q#=予選よせん#回戦かいせん敗退はいたい, LQ=予選よせん敗退はいたい, A=大会たいかい不参加ふさんか, Z#=デビスカップ/BJKカップ地域ちいきゾーン, PO=デビスカップ/BJKカッププレーオフ, G=オリンピック金きんメダル, S=オリンピック銀ぎんメダル, B=オリンピック銅どうメダル, NMS=マスターズシリーズから降格こうかく, P=開催かいさい延期えんき, NH=開催かいさいなし.

大会たいかい	1996	1997	1998	1999	2000	2001	2002	2003	通算つうさん成績せいせき
全豪ぜんごうオープン	A	1R	3R	4R	4R	QF	1R	2R	13–7
全ぜん仏ふつオープン	A	3R	4R	4R	2R	A	1R	A	9–5
ウィンブルドン	A	SF	A	4R	2R	A	1R	A	9–4
全米ぜんべいオープン	4R	2R	4R	A	3R	A	1R	A	12–5

脚注きゃくちゅう

^ “女子じょしテニス元もとダブルス世界せかい1位い「妖精ようせい」クルニコワが双子ふたごの赤あかちゃんを出産しゅっさん”. THE TENNIS DAILY. (2017年ねん12月19日にち)

外部がいぶリンク

アンナ・クルニコワ - WTAツアーのプロフィール（英語えいご）
アンナ・クルニコワ - ビリー・ジーン・キング・カップのプロフィール（英語えいご）
アンナ・クルニコワ - 国際こくさいテニス連盟れんめい
アンナ・クルニコワ公式こうしきホームページ

[1] “女子じょしテニス元もとダブルス世界せかい1位い「妖精ようせい」クルニコワが双子ふたごの赤あかちゃんを出産しゅっさん”. THE TENNIS DAILY. (2017年ねん12月19日にち)

[1]

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