ウォッカ

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アメリカけに輸出ゆしゅつされた、ポーランド発祥はっしょうブランド・オーストリアせいのウォツカ

ウォッカロシア: водка ヴォートカポーランド: wódka ヴートカリトアニア: degtinė デグティネウクライナ: горілка ホリールカ英語えいご: vodka)は、蒸留酒じょうりゅうしゅである。穀物こくもつ原料げんりょうとし、発酵はっこう蒸留じょうりゅうすることによってつくられる。成分せいぶんみずエタノールで、不純物ふじゅんぶつをほとんどふくまない。無色むしょく透明とうめいざつあじがないことが特徴とくちょうである。カクテル材料ざいりょうとしても使つかわれてきた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ウォッカが主体しゅたい生産せいさん消費しょうひりょうたかくに

日本にっぽん酒税しゅぜいほううえスピリッツ分類ぶんるいされる。大麦おおむぎ小麦こむぎライ麦らいむぎジャガイモなど穀物こくもつ原材料げんざいりょうとし、蒸留じょうりゅう白樺しらかんばすみ濾過ろかしてつくる。このため、エタノール成分せいぶんのぞけばほぼ無味むみ無臭むしゅう無色むしょくである。ただし、フレーバー(フレーバード、フレイバード)・ウォッカのように、香味こうみけられているものも存在そんざいする。

日本語にほんごでは「ヴォトカ」「ウォトカ」「ウォツカ」「ウオッカ」「ウオツカ」とも片仮名かたかな表記ひょうきされる。名称めいしょうちゅうの「ツ/ッ」は本来ほんらい促音そくおんではないが、促音そくおん誤読ごどくされた結果けっか「ッ」の表記ひょうき定着ていちゃくした[1]同様どうようれいとしてカムチャツカアルコホル (Alcohol)げられる。ウォッカとは、ロシアなどではたんに「蒸留酒じょうりゅうしゅ」をあらわ一般いっぱん名詞めいしであり、ロシアの少数しょうすう民族みんぞくまれていたような蒸留酒じょうりゅうしゅも、ロシアではすべて「ウォッカ」と区分くぶんされている。スラヴ諸語しょごにおいては、ウォッカは「みず」を意味いみする単語たんごвода (voda)」にゆびしょうしたものである[2]おな欧州おうしゅう蒸留酒じょうりゅうしゅウイスキーアクアビット同様どうよう中世ちゅうせい錬金術れんきんじゅつ蒸留酒じょうりゅうしゅ製法せいほう確立かくりつし「いのちみず(アクア・ウィタエ)」としょうしたものが源流げんりゅうである。

現代げんだい大半たいはんのウォッカの銘柄めいがら成分せいぶんは、ほとんどがみずエタノールであるためくせすくない。これは近代きんだい濾過ろか蒸留じょうりゅうかえ手法しゅほうロシア帝国ていこく定着ていちゃくし、周辺しゅうへんこくひろまったからである。蒸留じょうりゅうられる限界げんかいアルコール度数どすう96まで濃縮のうしゅくした中性ちゅうせいスピリッツみず希釈きしゃくして、ウォッカとしてびんめする方法ほうほうひろられている。この方法ほうほうもちいるとくせまったくない、透明とうめいかんのあるあじかおりになる。ロシア・東欧とうおうけんでは「ぶつをして(=ざいうすめて)ウォッカをむ」のは邪道じゃどうとされている。

本来ほんらいウォッカをストレートでつねいんしていたロシア・東欧とうおうけん以外いがいでは、カクテル材料ざいりょうひとつとしてほか飲料いんりょうぜてむことがおおい。ちゅうおうのポーランドではウォッカをミネラルウォーター果汁かじゅうることが、むかしからおこなわれている。ウォッカの原酒げんしゅたる中性ちゅうせいスピリッツほぼそのものであるスピリタスも、ストレートではまず飲用いんようされずってむことが前提ぜんていである。

現在げんざいのウォッカの大半たいはん銘柄めいがらは、くせすくなくなるよう加工かこうされているが、ポーランドのいくつかのウォッカの銘柄めいがらは、最初さいしょアラブ世界せかいから蒸留酒じょうりゅうしゅつたわった中世ちゅうせい前期ぜんき以来いらい伝統でんとうてき製造せいぞうほうまもっている。ウィスキービールおなじく発芽はつがしたむぎモルト)の酵素こうそもちいてむぎじるつくり、中性ちゅうせいスピリッツになるまでは蒸留じょうりゅうせず、適度てきどなアルコール度数どすうまで蒸留じょうりゅうしたところで蒸留じょうりゅう工程こうてい終了しゅうりょうし、そのまま瓶詰びんづめする。

スコッチ・ウイスキーアイリッシュ・ウイスキーとうモルト(麦芽ばくが)ウィスキーがおも大麦おおむぎモルトをもちいてつくられるのにたいして、ポーリッシュ(ポーランド)ウォッカのうちの古典こてんてき製品せいひんライ麦らいむぎモルトをもちいてつくられるのがおもちがいとなる。このようなウォッカでは、原料げんりょうライ麦らいむぎくせのあるかおりと多少たしょうエグあじ前面ぜんめんる。れていないと、このかおりやエグあじ不快ふかいかんじるが、つうはこのかおりやエグあじこのむ。

また、アルコール度数どすう98%のウォッカも存在そんざいしていたが現在げんざいつくられていない[ちゅう 1]日本にっぽんなどではスピリタスはウォッカの一種いっしゅられているが、ポーランドではスピリタス・レクティフィコヴァニるい中性ちゅうせいスピリッツの別名べつめい)としてウォッカるいとはべつ酒類しゅるいとして登録とうろくされる。

歴史れきし[編集へんしゅう]

ロシア[編集へんしゅう]

ロシアでのウォッカの起源きげんには諸説しょせつある。ふるいものでは12世紀せいきころからロシア地酒じざけもとつくられるようになったというせつや、ルーシ時代じだい果実かじつしゅもとになったというせつもある。ドミトリー・ドンスコイ大公たいこう治世ちせいである、14世紀せいき終盤しゅうばん1386ねんジェノア大使たいしによってブドウ原料げんりょうにした「いのちみず」とばれる蒸留酒じょうりゅうしゅ最初さいしょ紹介しょうかいされた。このころ「いのちみず」はイギリスアイルランドにもつたわり、のちにウイスキーとなった。スカンジナヴィアではアクアビットとなり、フランスではブランデー(オー・ド・ヴィー)となり、そしてロシアでは15世紀せいきなかばにライ麦らいむぎ原料げんりょうとした「ジーズネンナヤ・ヴァダー」とばれるさけになった。これをりゃくした「ヴァダー」もウォッカの語源ごげんひとつとかんがえられる[3]

18世紀せいきにはウォッカの種類しゅるいえて醸造じょうぞう技術ぎじゅつたかまり、西にしヨーロッパでも評価ひょうかされるようになった。1794ねん白樺しらかんば活性炭かっせいたんでウォッカを濾過ろかする製法せいほう開発かいはつされて以降いこう、ウォッカは「クセのすくないさけ」という個性こせい確立かくりつする。こうそう果実かじつなどを使つかったフレーバーウォッカもつくられるようになった。

1917ねんロシア革命かくめいにより、モスクワのウォッカ製造せいぞう会社かいしゃ社長しゃちょうウラジーミル・スミルノフがフランスに亡命ぼうめい亡命ぼうめいさきパリで、ロシア国外こくがいでははじめてウォッカの製造せいぞう販売はんばいはじめた。このスミルノフの工場こうじょう1933ねん、ロシアからアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく亡命ぼうめいしていたルドルフ・クネットおとずれた。クネットはアメリカとカナダにおけるスミノフ・ウォッカの製造せいぞうけん商標しょうひょうけんって帰国きこく以後いご、アメリカさんウォッカの製造せいぞうはじまり、アメリカは世界せかい屈指くっしのウォッカ消費しょうひこくとなる。

だい世界せかい大戦たいせんソ連それん兵士へいし士気しき向上こうじょうのため、前線ぜんせん兵士へいしにウォッカが支給しきゅうされた。ふゆ戦争せんそうときクリメント・ヴォロシーロフ考案こうあんしたのがはじまりだとわれている[4]。これにわせていちにち100gのウォッカが支給しきゅうされた。ふゆ戦争せんそう終戦しゅうせんのためこの制度せいど廃止はいしされたが、どくせんではおなじくいちにち100gが支給しきゅうされていた[4]兵士へいしにとってウォッカはストレス解消かいしょうや、凍死とうしふせ必要ひつよう不可欠ふかけつなものだった[4]。しかし1942ねん5月に、おおきな戦果せんかげた兵士へいしにだけにあたえられるよう変更へんこうされ、分量ぶんりょうも200gに増量ぞうりょうされたが、おなねんの11月には従来じゅうらいのものにもどった。また後方こうほう兵士へいしや、予備よびやくには50gが支給しきゅうされた[4]

ドイツ降伏ごうぶく、この制度せいど廃止はいしされたが、アルコール中毒ちゅうどくおちい兵士へいし増加ぞうかした[4]

ソビエト連邦れんぽう時代じだい経済けいざい停滞ていたい政治せいじ言論げんろん活動かつどう不自由ふじゆうたいする不満ふまんから、多数たすう国民こくみんウォッカ中毒ちゅうどくおちいった。そのためソ連それん指導しどうしゃミハイル・ゴルバチョフペレストロイカ一環いっかんでウォッカの製造せいぞう削減さくげんした。しかし国民こくみんはウォッカをもとめ、自宅じたく密造みつぞうしゅつくりだしたため、効果こうかうすく、かえって貴重きちょう税収ぜいしゅうである酒税しゅぜいみ、ソ連それん財政難ざいせいなんおちいった。またウォッカを密造みつぞうするには砂糖さとう必要ひつようなため、おおくの商店しょうてん砂糖さとう不足ふそくになった。

ソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいによる政治せいじ社会しゃかいてき混乱こんらん生活苦せいかつくにより、ロシアじんのウォッカによるアルコール依存いぞんしょうは、より深刻しんこくになり、平均へいきん寿命じゅみょう短縮たんしゅく自殺じさつ増加ぞうかまねいた。ソ連それん時代じだいからその崩壊ほうかい直後ちょくごにかけての、ロシアじん一部いちぶ政治せいじロシア連邦れんぽう初代しょだい大統領だいとうりょうボリス・エリツィンなど)のウォッカきとそれによる泥酔でいすいぶりは、しばしば自嘲じちょうてきアネクドートしょうはなしジョーク)の題材だいざいになるほどだった。

そのプーチン政権せいけんしたロシア連邦れんぽう民生みんせい安定あんていし、ロシアじんみずからの人生じんせい国家こっか社会しゃかいたいして自信じしんいだき、健康けんこう志向しこうつよめた。ロシア国家こっか統計とうけいちょうによると、1人ひとりたりウォッカるい消費しょうひりょうリキュールふくむ)は1999ねんの15.2リットルから2015ねんには6.6リットルへと減少げんしょう一時いちじは58 - 59さいだいんだロシア国民こくみん男性だんせい平均へいきん寿命じゅみょうは66.5さい(2016ねん)へ上昇じょうしょうした。プーチン大統領だいとうりょうさけをほとんどまず「さけ煙草たばこ国難こくなん」と発言はつげん。プーチン政権せいけんの2012 - 2013ねんには、夜間やかん酒類しゅるい販売はんばいやウォッカの広告こうこく禁止きんしされた[5]

ポーランド[編集へんしゅう]

14世紀せいき前期ぜんき - 中期ちゅうきのポーランドとその勢力せいりょくけん

蒸留酒じょうりゅうしゅ中世ちゅうせい前期ぜんき交易こうえきなどをつうじてアラビアからヨーロッパ各地かくちつたわったものとかんがえられている。ウォッカという名称めいしょうがいつできたのはさだかではないが、中世ちゅうせい盛期せいき推測すいそくされる。「ウォッカ」という言葉ことばはじめて文献ぶんけん登場とうじょうするのは中世ちゅうせい後期こうき初頭しょとう1405ねんのことで、ポーランドのサンドミェシュ裁判所さいばんしょ公文こうぶんしょ(Akta Grodzka)にそのがある[6]当時とうじはポーランドでは消毒しょうどくざいのウォッカは「ウォッカ」(ヴトゥカ)、「飲用いんようとしてのウォッカとおなじものは「ゴシャウカ」(当時とうじポーランドで「けるようにからい(おさけ)」の意味いみ)と、別々べつべつ名称めいしょうばれていたが、この2つは消毒しょうどくやく嗜好しこうひんという具合ぐあい用途ようとことなるだけでじつおなじものである。まとめてラテン語らてんごでaqua vitae(アクア・ヴィテ、「いのちみず」の)とばれていた。またこれがなまってoko-wita(オコ・ヴィタ)ともばれていた。この「いのちみず」の製造せいぞうほうすで中世ちゅうせい前期ぜんきの8-9世紀せいきにはポーランドにつたわったようで、陸上りくじょう交易こうえき隊商たいしょうひとしによってアラビアからもたらされたものとみられている。

アクア・ヴィテのポーランドわけであるwoda życia(ヴォーダ・ジチャ)から「みず」の意味いみつwoda(ヴォーダ)を「ちっちゃな…ちゃん」の意味いみ付加ふかするゆび小形こがたで「ちっちゃなみずちゃん」の意味いみのwódka(ヴトゥカ、または、ヴートゥカ)のかたりができた。

ヨーロッパにおけるペスト伝播でんぱ

アクア・ヴィテ、すなわちエタノールおよびその蒸留じょうりゅうほうアラビアからまれたものとみられるが、アラビアでは原則げんそくとして享楽きょうらくのための飲酒いんしゅという習慣しゅうかんはない。ポーランドではアラビアのようにアクア・ヴィテを消毒しょうどくざい体臭たいしゅう予防よぼうざい皮膚ひふ感染かんせんしょう予防よぼう治療ちりょうざいつけやくとして使用しようする習慣しゅうかんひろ一般いっぱん定着ていちゃくした。このようにエタノールえき消毒しょうどくざいとしてもちいる習慣しゅうかんもあって、14世紀せいきヨーロッパのだいペストのとき当時とうじのポーランド、およびその勢力せいりょくけんではペストが流行りゅうこうしなかった。現在げんざいのポーランドでもウォッカ(すなわちアクア・ヴィテ)を消毒しょうどく体臭たいしゅう予防よぼう皮膚ひふ感染かんせんしょう予防よぼう治療ちりょうつけに利用りようするが、通常つうじょうのウォッカよりもはるかにアルコール度数どすうたかスピリタスひろ使つかわれる。ポーランドでは、スピリタスはこのように薬品やくひん(エタノールえき)として利用りようするか、水割みずわカクテルのベースとして利用りようするのが普通ふつうで、そのままむことはしない。

中世ちゅうせい盛期せいきから後期こうきにかけてのヨーロッパは温暖おんだんで、その当時とうじ穀物こくもつブドウがよく栽培さいばいされていたポーランド文化ぶんかけんではウォッカ(当時とうじ飲用いんようのウォッカはゴシャウカとばれた)よりもビールワイン主流しゅりゅうさけであったが、いっぽうロシアの文化ぶんかけんではウォッカに相当そうとうするつよ蒸留酒じょうりゅうしゅ主流しゅりゅうとなった。17世紀せいきごろからヨーロッパの気候きこう寒冷かんれいし、ポーランドではブドウの栽培さいばいやワインの製造せいぞうすたれてしまった。いっぽう大麦おおむぎ生産せいさんつづいたためビールの文化ぶんかのこった。18世紀せいきわりのポーランド分割ぶんかつによってポーランド文化ぶんかけん一部いちぶロシア帝国ていこく支配しはいはいるが、その19世紀せいきつうじて、同様どうようにロシアの支配しはいだったフィンランド同様どうよう、ウォッカのようなつよさけをストレートでつねいんする(それまでは悪習あくしゅうとされていた)習慣しゅうかんひろまった。これは共産きょうさん主義しゅぎ時代じだい(1945ねん - 1989ねん)やその自由じゆう経済けいざい転換期てんかんき(1990ねん - 2004ねん)までつづいた。しかし現在げんざいのポーランドではふたたびビールが主流しゅりゅうとなり、ウォッカは国内こくない出荷しゅっか年々ねんねん減少げんしょうしているもののカクテルベースなどとして輸出ゆしゅつ市場いちばびが好調こうちょうであるため、生産せいさんしゃ輸出ゆしゅつ意識いしきしたボトルやパッケージに変更へんこうしている。近年きんねんではズブロッカのボトルデザインが変更へんこうされた。

スウェーデン[編集へんしゅう]

スウェーデンでウォッカは、スウェーデンの蒸留酒じょうりゅうしゅとして1950年代ねんだいまで指定していされておらず、わりにブレンヴィーンばれていた。ウォッカはスウェーデンで15世紀せいき後半こうはんから製造せいぞうされ、17世紀せいきだいそう生産せいさんりょうはまだすくなかった[7]。18世紀せいきはじめから生産せいさん拡大かくだいされた。しかし原料げんりょう穀物こくもつ不足ふそくであった時期じきにはいく製造せいぞう禁止きんしされた。

1960年代ねんだいから香料こうりょうのスウェーデンさんブレンヴィーンがウォッカとばれるようになった。はじめてこのようにばれるようになった製品せいひんは、1958ねんにアメリカのマーケット輸出ゆしゅつよう製造せいぞうされた「Explorer Vodka」であった[8]

1879ねん誕生たんじょうしたアブソルート1979ねん世界せかいけて販売はんばいされた。スピリッツのなかではバカルディやスミノフにつづく3番目ばんめ位置いちしている。

ウォッカをめぐる論争ろんそう[編集へんしゅう]

  • 1977ねんにポーランドはウォッカの起源きげんと「ウォッカ」という名称めいしょう独占どくせんてき使用しようけん主張しゅちょうはじめ、当時とうじソ連それん法廷ほうてい闘争とうそうとなった。ソ連それん国家こっか機関きかん要請ようせいによりパフリョプキンは『ウォッカの歴史れきし』をあらわし、ウォッカの起源きげんを15世紀せいきなかばのロシアと主張しゅちょうしポーランドがわ主張しゅちょうくつがえそうとした。ポーランドがわ最初さいしょのウォッカとするゴシャウカ(Gorzalka)が16世紀せいきなか以前いぜんからつくられていたという証明しょうめいができず、1982ねん国際こくさい調停ちょうてい裁判所さいばんしょはウォッカの起源きげんをロシアと認定にんていし、ロシアのオリジナルアルコール飲料いんりょうとして宣伝せんでん権利けんりみとめた[3]
  • 欧州おうしゅう連合れんごうにおける、ウォッカの定義ていぎかんする議論ぎろんぞくにウォッカ戦争せんそうという[9]
    • 穀物こくもつ、ジャガイモが原料げんりょうのもの以外いがいはウォッカとしてみとめない - ポーランド、スウェーデンなど
    • サトウキビやブドウが原料げんりょうのものもみとめるべき - イギリス、オランダなど

以上いじょうかれ、5ねんあいだ議論ぎろんつづけられた[9]議論ぎろん2007ねん12月17にち決着けっちゃくし、「原材料げんざいりょう明記めいきすることによって、ウォッカとみとめる」という結論けつろん双方そうほう合意ごういした[9]

日本にっぽん[編集へんしゅう]

ロシアのさけ事情じじょうはじめて記述きじゅつしたのは、寛政かんせい5ねん1793ねん)に蝦夷えぞげん北海道ほっかいどう)へ水戸みとはんである武石たけいしゆう左衛門さえもん木村きむら謙次けんじ視察しさつにいったさい松前まさきはんアイヌじんにロシアじんについてききと調査ちょうさをした記録きろくきたこうにちろく』(武石たけいし木村きむら共著きょうちょないである。それによれば、「ロシアではさけ国王こくおうばかりでつくり、ゆえさけすくなく、しかも15ねんぎてできあがるので、日本にっぽんさけ米穀べいこくをうらやむ」(権力けんりょくしゃによる独占どくせん状態じょうたいであった)としるしている。

はじめてウォッカを製造せいぞう販売はんばいしたのは、ウクライナけい亡命ぼうめいユダヤじんミハエル・コーガン創業そうぎょうしたふとしひがし貿易ぼうえきである。ただし同業どうぎょう他社たしゃ登場とうじょうしたのですぐ撤退てったい、その輸入ゆにゅうアミューズメント事業じぎょう方針ほうしん転換てんかん現在げんざいはゲーム会社かいしゃタイトーとなっている。

2022ねん4がつ12にち日本にっぽん同年どうねん2がつ発生はっせいしたロシアのウクライナ侵攻しんこうけ、ウォッカをふく酒類しゅるいについてロシアからの輸入ゆにゅう経済けいざい産業さんぎょう大臣だいじん承認しょうにんせいとした[10]

ウォッカの製法せいほう[編集へんしゅう]

ロシアウォッカの標準ひょうじゅんてき製法せいほう以下いかのようになる[11]添加てんかぶつとろ工程こうてい回数かいすう順序じゅんじょ製品せいひんによってわる。

蒸留じょうりゅう
エチルアルコールの製造せいぞう国家こっか管理かんりする蒸留じょうりゅうしょおこなわれる。まず、小麦こむぎまたはライ麦らいむぎてフィルターにかけ、イーストくわえてもろみつくり、連続れんぞくしき蒸留じょうりゅうにかける。そこからられる96パーセントのせいとめエチルアルコールがロシアウォッカのもととなる。エチルアルコールは国家こっか規格きかくによりうえから、リュクス、エクストラ、うえ精製せいせいの3つの等級とうきゅうけられる。等級とうきゅうちがいはフーゼル濃度のうど蒸留じょうりゅう回数かいすうによるが、かならずしも高級こうきゅうウォッカにリュクスが使つかわれるとはかぎらない。
加水かすい
かくメーカーは蒸留じょうりゅうしょからエチルアルコールをけ、アルコール度数どすうが40になるようにみず使つかってうすめる。使つかわれるみず天然てんねんすい精製水せいせいすいなど、様々さまざまである。
添加てんかぶつ
ウォッカにほのかな甘味あまみあたえるために蜂蜜はちみつ果糖かとうなどの糖分とうぶんくわえる。また、微妙びみょう風味ふうみちがいをあたえるためになんらかのかくあじくわえる。フレーバーウォッカの場合ばあいいろかおり、薬草やくそうなどをくわえる。
ウォッカ製造せいぞうもっと重要じゅうようなプロセスとされる。伝統でんとうてき標準ひょうじゅんてき方法ほうほうとして白樺しらかんば活性炭かっせいたん使つかってろするが、新品しんぴん木炭もくたん回収かいしゅう木炭もくたん使つかけや、木炭もくたん以外いがいのろざいやろ回数かいすうなど各社かくしゃにノウハウがある。
仕上しあ
仕上しあげのフィルターをとおしたのちにボトリングし、出荷しゅっかされる。

ウォッカの種類しゅるい[編集へんしゅう]

穀物こくもつ[編集へんしゅう]

ライ麦らいむぎ
ポーランドさんおおい。
グレーン
色々いろいろ穀物こくもつ原料げんりょうとしたもの。
小麦こむぎ
小麦こむぎをメインとしたもの。ロシアさんスウェーデンさんおおい。
大麦おおむぎ
フィンランドさんおおい。

穀物こくもつ以外いがい[編集へんしゅう]

ミルク
ミルクとうから抽出ちゅうしゅつした乳糖にゅうとう原料げんりょうとしたもの。
フルーツ
ポーランドさん、アメリカさんおおい。スモモブドウおも使つかわれる。
じゃがいも
ポテトをメインとしたもの。ポーランドさんノルウェーさんエストニアさんおおい。
ビート(甜菜てんさい
サトウダイコンをメインとしたもの。
モラセス
サトウキビのはいとうえきをメインとしたもの。蒸留じょうりゅう方法ほうほうとうによりラムしゅにもなる。
フレーバード
生姜しょうが唐辛子とうがらしパプリカハーブレモンフルーツとうふう味付あじつけたもの、またはウィスキーおなじようにたる熟成じゅくせいしたもの。ポーランドさんおおい。ズブロッカ(ハーブ、この場合ばあいバイソングラス)、チェリーウォッカ(フルーツ、この場合ばあいサクランボエキス)、スタルカライムリンゴ微量びりょうくわえてかしたるめ、5 - 50ねん熟成じゅくせい)など。

ウォッカの生産せいさんこくおも銘柄めいがら[編集へんしゅう]

東欧とうおう[編集へんしゅう]

ロシア[編集へんしゅう]

  • カウフマン
    ルクセンブルク出身しゅっしん科学かがくしゃマルク・カウフマンルクセンブルクばんホワイトホール・グループのCEOによって2000ねん開始かいしされた銘柄めいがらのウォッカで『スーパー・プレミアム・ウォッカ』としてあつかわれている。現在げんざいこのブランドは世界中せかいじゅう高級こうきゅうレストランバークラブなどで提供ていきょうされている
  • グジェリカ
  • クリスタル
  • クレプカヤ
  • サハリンスカヤ(Сахалинская) - サハリンのウォッカ。
  • サルート ズラットグラヴァヤ(SALUTE ZLATOGLAVAYA / САЛУТЕ ЗЛАТОГЛАВАЯ
  • スタルカStarka / Старка) - ブランデーとのハーフブレンド。
  • ストロワヤ(Stolovaja / Столовая) - ロシアで「食卓しょくたくの」を意味いみする。ロシア3だいウォッカのひとつ。「スタローヴァヤ」。
  • ストリチナヤStolichnaya / Столичная) - 「首都しゅとの」を意味いみするウォッカ。ロシア3だいウォッカのひとつ。ロシア発音はつおんちかくカタカナ転写てんしゃすると「スタリーチナヤ」。
  • スミノフSmirnoff
    創始そうししゃであるロシアじんピョートル・アルセニエヴィチ・スミルノフ(Pyotr Arsen'evich Smirnov / Петр Арсеньевич Смирнов)のから命名めいめい。「スミルノフ」と表記ひょうきされることも。ロシア皇室こうしつ御用達ごようたし栄誉えいよけ、現在げんざいでは世界せかいNo.1の販売はんばいりょうほこる、正統せいとうプレミアム・ウォッカ(ただし、メーカー本社ほんしゃはイギリスにあるディアジオ(Diageo)しゃであり、一般いっぱん流通りゅうつうしているものの大半たいはん分家ぶんけであるアメリカさんのものである)。2023ねん現在げんざい日本にっぽんけは英国えいこくもしくは韓国かんこく工場こうじょう生産せいさんされているものが流通りゅうつうしている。
  • バルティスカヤ(Балтийская
    バルトうみ)の」という意味いみ
  • プーチンカロシアばん (Путинка)
    ロシアにおいて2000年代ねんだい後半こうはん流行りゅうこうしたウォッカブランドの1つである。2003ねんから醸造じょうぞうされており、2004ねんにはロシア市場いちばでトップ3のベストセラーブランドとなっている。
  • フラグマン(Flagman / Флагман)
    フラグマン」とは旗艦きかん意味いみするロシア。『同種どうしゅなか最高さいこうもの』というふくみをたされるウォッカであり、クレムリン公式こうしき納入のうにゅう品目ひんもく指定していされている。原材料げんざいりょうチョウセンゴミシ種子しゅしのエキスがもちいられていることが特徴とくちょう2008ねんロンドン開催かいさいされた【インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ】(International Spirits Challenge)にてゴールドメダルを獲得かくとく、そのゴールド受賞じゅしょうひんからさら厳選げんせんされ『ホワイトスピリッツ』(White Spirits)部門ぶもんトロフィーを受賞じゅしょうするという快挙かいきょほこる。
  • ベルーガ(BELUGA)
    元々もともとチョウザメ一種いっしゅであるオオチョウザメ英語えいごめいならびこのチョウザメかられるキャビア名称めいしょうだが、ネーミングには「そのさい高級こうきゅうキャビアとむのがふさわしいプレミアムクラスのウォッカである」という意味いみめられている。
  • ペルツォフカ(Pertsovka / Перцовка) - 唐辛子とうがらしけてあるため、あかつらい。
  • ホワイトバーチ(White Birch Vodka)
    シラカバ英語えいごめいかんしたウォッカ。天然てんねんシラカバの樹液じゅえき添加てんかされている。このウォッカにはクランベリーのフレーバーがくわえられたものも存在そんざいする。
  • モスコフスカヤ(Moskovskaja / Московская) - 「モスクワの」ウォッカ。ロシア3だいウォッカのひとつ。厳密げんみつみは「マスコフスカヤ」。
  • ユーリー・ドルゴルーキー(Юрий Долгорукий
  • ロシアン・スタンダード英語えいごばんロシアばん(Russian Standard / Русский стандарт)
    サンクトペテルブルクさん直訳ちょくやくは「ロシアの標準ひょうじゅん」であり、ロシアみでは「ルースキー スタンダールト」。上位じょういしゅルースキー・ブリリアントがある。ウォッカるいでは高級こうきゅうひんとしてあつかわれており、現地げんち人々ひとびと滅多めったくちにしない代物しろものとされている。

ウクライナ[編集へんしゅう]

  • スラヴァ
  • ネミロフ
  • ナレヴァイコ
  • ミールナ(Мірна / Мѣрна) - ウクライナ意味いみ厳選げんせんされた」。

エストニア[編集へんしゅう]

リトアニア[編集へんしゅう]

モルドバ[編集へんしゅう]

北欧ほくおう[編集へんしゅう]

フィンランド[編集へんしゅう]

スウェーデン[編集へんしゅう]

  • アブソルート(Absolut)
  • レベル(Level)
  • スヴェードッカ(Svedka)
  • ケープ・ノース(Cape North)
  • レナート(Renat)
  • カールスソンズ(Karlsson's)
  • ピンキー・ウォッカ(Pinky Vodka)
  • ピューリティ・ウォッカ(Purity Vodka)

ノルウェー[編集へんしゅう]

  • ヴィーキングフィヨルド(Vikingfjord)

ちゅうおう[編集へんしゅう]

ポーランド[編集へんしゅう]

ポーランドのウォッカは、おもにプレミアムクラスはライ麦らいむぎ、スタンダードクラスはジャガイモ果物くだものなどを原料げんりょうとしているものがおおい。ポーランドでは中世ちゅうせいむかしから、ピュアウォッカ(ヴトゥカ・チスタ、wódka czysta)だけでなく、ハーブスパイス香木こうぼく果物くだものなどでかおりをつけたフレーバード・ウォッカ、フレーバード・ウォッカの一種いっしゅ原料げんりょうライ麦らいむぎかおりをのこしたままたるワインだる)で熟成じゅくせいさせるスタルカ(英語えいごのオールドとおな意味いみ)も多数たすう製造せいぞうされている。

おもなウォッカは以下いかのとおり。このほかにも多数たすうのブランドがある。

  • ズブロッカ(ジュブルフカ)(Żubrówka)
  • ヴィセント・ウォッカ英語えいごばん - ズブロッカと同様どうようのフレーバードウォッカ
  • アブソルベント(ABSOLWENT)
  • スピリトゥス(スピリタス)・レクティフィコヴァヌィ(Spirytus Rektifikowany)
  • ベルヴェデール(Belvédére)
  • ヴィボロヴァ(Wyborowa)
  • エクストラ・ジトニア(Extra Żytnia)
  • チェリーウォッカ(ヴィシニュフカ)(Wiśniówka)
  • オジェフフカ(Orzechówka)
  • ショパン・クラシック(Chopin Classic)
  • ショパン・ブラック(Chopin Black)
  • マクシムス(Maksimus / Maximus)
  • ダンスカ(Dańska)
  • コペルニクス
    • シーズンド(Copernicus seasoned)
    • ピュア(Copernicus pure)
  • サクセス(Sukces)
  • トルンスカ(Toruńska)
  • シリヴォヴィツァ・ポルスカ(Śliwowica polska)
  • ジギスムンドゥス・III・ヴァーサ(Sigismundus III Vasa)
  • アルペイスカ(Alpejska)
  • アマトル(Amator)
  • チスタ(Czysta)
  • グローバル・ライト(Global Light)
  • グランド・マキシマム(Grand Maximum)
  • マゾヴィェツカ・ジトニア(Mazowiecka Żytnia)
  • ミレニアム(Millenium)
  • スピリトゥス(スピリタス)・ドモヴィ・チスティ(Spirytus Domowy Czysty)
  • ウニヴェルスム(Uniwersum)
  • ズウォタ(Złota)
  • ゾジャ(Zorza)
  • アップルウォッカ(ヤブウコ)(Jabłko)
  • クジェスカ(Krzeska)
  • ワゴドナ(Łagodna)
  • ルプチック(Lubczyk)
  • トゥンドラ(Tundra)
  • ウニヴェルスム・ブラックカラント(Uniwersum Black Currant)
  • ウニヴェルスム・ブラックカラント・ホワイト(Uniwersum Black Currant Biała)
  • スタルカ
    • スタルカ10ねん(Starka 10)
    • スタルカ15ねん(Starka 15)
    • スタルカ20ねん(Starka 20)
    • スタルカ25ねん(Starka 25)
    • スタルカ30ねん(Starka 30)
    • スタルカ50ねん(Starka 50)
  • シャンベラン(Szambelan)
  • ポモルスカ(Pomorska)
  • ポモルスカ・ゴーシュカ(Pomorska Gorzka)
  • ヴィルトゥオズ(Wiltuoz)
  • ドヴル・アルトゥサ(Dwór Artusa)
  • ジャズ(Jazz)
  • バルサム・ポモルスキ(Balsam Pomorski)
  • バルサム・ポモルスキ・ス・ジュラヴィナ(with クランベリー)(Balsam Pomorski z Żurawiną)
  • グダンスキ・スピリトゥス(スピリタス)(Gdański Spirytus)
  • スタロガルヅカ(Starogardzka Wódka)
  • ヴィクトリー(Victory Vodka)
  • ヴトゥカ(ウォッカ)・グダンスカ(Wódka Gdańska)
  • ビャワ・ダーマ(Biała Dama)
  • ポロネーズ・ブラックラベル(Polonaise)
  • ポロネーズ・ブルーラベル(Polonaise)
  • ワンツト(Łańcut)
  • ハルナシ(Harnaś)
  • ツェーケー(シーケー)(CK)
  • プロ・ポローニア(Pro Polonia)
  • ポルカ(Polka)
  • クラコヴィア・クラシック(Cracovia Classic)
  • クラコヴィア・シュープリーム(Cracovia Supreme)
  • タトラ(Tatra)
  • フィドラー(Fiddler)
  • クラコフスカ・ヴトゥカ(Krakowska Wódka)
  • プシェプランカ・クラクフスカ(Przepalanka Krakowska)
  • スピリトゥス(スピリタス)・クラコフスキ(Spirytus Krakowski)
  • クラクス(Krakus)
  • ルクスソーヴァ(Luksusowa)
  • パン・タデウシュ(Pan Tadeusz)
  • シヴハ(Siwucha)
  • ソプリツァ(Soplica)
  • ジョウォンドコヴァ・ゴーシカ(Żołądkowa Gorzka)

スロヴァキア[編集へんしゅう]

  • ダブル・クロス(Double Cross)
  • V44

その地域ちいき[編集へんしゅう]

  • グレイグース(Grey Goose、フランス)
  • シロック(Ciroc、フランス)
  • ケテルワン(Ketel One、オランダ)
  • モノポロヴァ(Monopolowa、オーストリア)
  • 42ビロウ(42 Below、ニュージーランド)
  • アイスバーグ(Iceberg、カナダ)
  • スカイウォッカ(SKYY Vodka、アメリカ)
  • ダイアモンド100(Diamond 100、アメリカ)
  • クレーター・レイク(Crater Lake、アメリカ)
  • マザマ(Mazama、アメリカ)
  • フードレ(FOU-DRÉ、アメリカ)[12]
  • しろ(HAKU、日本にっぽん
  • おく飛騨ひだウォッカ(Okuhida Vodka、日本にっぽん

ウォッカベースのカクテル[編集へんしゅう]

一般いっぱんてきなウォッカは固有こゆう風味ふうみがほとんどく、さけ自己じこ主張しゅちょうおさえながらアルコール度数どすうたかいカクテルに仕上しあげることができる。そのためたか度数どすうによるきのつよさに由来ゆらいしていたものがしばしばある。また、 かんチューハイ一部いちぶ製品せいひんにはウォッカベースのものがある。

備考びこう[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

  • ドミトリ・メンデレーエフ - ウォッカの製造せいぞう技術ぎじゅつ標準ひょうじゅんし、アルコール濃度のうど現在げんざいのものにさだめたという俗説ぞくせつひろまっているが、実際じっさいにはそのようなことはなかったという調査ちょうさがある[14]
  • ウオッカ - 日本にっぽん競走きょうそうちちタニノギムレットギムレットというカクテルがある)よりつよくあってほしいという理由りゆうからこのうまめいとなった。
  • ペンネ・アラ・ウォッカ - パスタ料理りょうりいち. にあるとおり、材料ざいりょうにウォッカが使つかわれる。イタリアけいアメリカ料理りょうり代表だいひょうてき料理りょうりとしてられている。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 96%のスピリタスウォッカは現在げんざい販売はんばいちゅう

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ NHK放送ほうそう文化ぶんか研究所けんきゅうじょ (2013ねん3がつ1にち). “用語ようご決定けってい ~ウオッカ,アップリケ~”. 2014ねん9がつ19にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2022ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  2. ^ https://www.britannica.com/EBchecked/topic/631781/vodka
  3. ^ a b 遠藤えんどう 2006, pp. 3–5.
  4. ^ a b c d e ボリス・エゴロフ (5がつ 17, 2022). “赤軍せきぐんたいどく戦勝せんしょうたすけたウォッカ”. Russia Beyond 日本語にほんごばん. 2022ねん12月3にち閲覧えつらん
  5. ^ 世界せかい深層しんそう】ロシア 健康けんこう大国たいこくはしる/ウォッカもひか寿命じゅみょうびる」『読売新聞よみうりしんぶん朝刊ちょうかん2017ねん8がつ18にち
  6. ^ https://web.archive.org/web/20070930131416/http://krps.pl/index.php?option=com_content&task=view&id=17&Itemid=27
  7. ^ http://runeberg.org/nfbd/0235.html
  8. ^ https://web.archive.org/web/20130707024520/http://www.cocktailguiden.com/artiklar/explorer-vodka
  9. ^ a b c 『EUのウオツカ戦争せんそう終結しゅうけつ定義ていぎめぐり合意ごうい2007ねん平成へいせい19ねん12月18にちづけ配信はいしん 時事通信じじつうしん
  10. ^ ウクライナ情勢じょうせいかんする外国がいこく為替かわせおよ外国がいこく貿易ぼうえきほうもとづく措置そち実施じっしします(ロシアからの一部いちぶ物品ぶっぴん輸入ゆにゅう禁止きんし措置そち”. 経済けいざい産業さんぎょうしょう (2022ねん4がつ12にち). 2023ねん7がつ5にち閲覧えつらん
  11. ^ 遠藤えんどう 2006, pp. 24–29.
  12. ^ Home - Fou-Dre
  13. ^ 行方なみかた史郎しろう (2014ねん2がつ1にち). 原因げんいんはやはりウオツカ… ロシア男性だんせい早死はやじに原因げんいん. 朝日新聞あさひしんぶん. オリジナルの2014ねん8がつ5にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140805181250/http://apital.asahi.com/article/news/2014020100004.html 2014ねん2がつ1にち閲覧えつらん 
  14. ^ http://www.nichiro.org/00_news/news.cgi?action=vew&code=81 ISBN 978-4-88595-616-4 など参照さんしょう

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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