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キャビア

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
キャビア(ロシアさんベルーガ)
さけたまご イクラひだり)と チョウザメたまごみぎ)キャビアのあじそこなわないようキャビアスプーン (真珠しんじゅそう) にせたもの

キャビア英語えいご: フランス語ふらんすご: caviar 英語えいご: [ˈkæviaːr] フランス語ふらんすご: [kavjaʁ]ロシア: чёрная икра:チョールナヤ・イクラー)は、チョウザメ卵巣らんそうをほぐしたものの塩漬しおづオードブルなどできょうされる高級こうきゅう食材しょくざいである。

一般いっぱんてきにはキャビアとはチョウザメの卵巣らんそうをほぐしたものをすが、ヨーロッパおおくのくにではさかなたまご総称そうしょうとしてキャビアとうこともある。ぎゃくに、ロシアではさかなたまご全体ぜんたいイクラび、キャビアは「チョールナヤ・イクラー」すなわち「くろさかなたまご」とぶ。

定義ていぎ

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国連こくれん食糧しょくりょう農業のうぎょう機関きかん定義ていぎによると、チョウザメからったさかなたまご製品せいひんだけが「キャビア」とばれることができ、そのさかなたまごつくられた類似るいじ食品しょくひんは「キャビア代替だいたいひん」として分類ぶんるいされている。この定義ていぎ絶滅ぜつめつのおそれのある野生やせい動植物どうしょくぶつたね国際こくさい取引とりひきかんする条約じょうやく以下いか「ワシントン条約じょうやく」)にも通用つうようし、世界せかい自然しぜん保護ほご基金ききん、そしてアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく米国べいこく)とフランス税関ぜいかん採用さいようしている。

概要がいよう

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イランの様々さまざまいろさかなたまご(キャビア)

おも産地さんちロシアとくカスピ海かすぴかい中国ちゅうごく国境こっきょう沿いのアムールがわ有名ゆうめい。またカスピ海かすぴかいイランにもめんしているためイランさんのキャビアもよくられている。ふるくはヨーロッパ沿岸えんがん河川かせん北米ほくべい大西おおにしひろし沿岸えんがんでも商業しょうぎょうてき生産せいさんされていた。

カスピ海かすぴかい生息せいそくするチョウザメの種類しゅるいによってたまごつぶおおきさとブランド価値かちことなる。おおきいじゅんにベルーガ(Beluga、オオチョウザメ)、オシェトラ(Oscietra、ロシアチョウザメとシップチョウザメ)、セヴルーガ(Sevruga、ホシチョウザメ)キャビアとばれる。アムールがわ生息せいそくするカルーガ(Kaluga)、アムールスタージョン(Amur)のたまごつくられるキャビアもこう品質ひんしつなものが2014ねんごろから市場いちばている。なお、その地域ちいき生息せいそくするチョウザメの仲間なかまからもキャビアは生産せいさんされる[1]

キャビアは世界せかい各地かくちつくられているが、チョウザメのたねおなじでもえさとしているプランクトンことなるとキャビアのあじにもちがいがしょうじるため、カスピ海かすぴかいさんのキャビアの価値かち相対そうたいてきたかい。そして、おなカスピ海かすぴかいさんでもイランさんのキャビアとロシアさんのキャビアではロシアさんほう高級こうきゅうである。かわ遡上そじょうするチョウザメをらえるロシアしきたいして、イランさんのキャビアはったチョウザメから採取さいしゅされるためストレスがかかっており、使つかわれるしおもロシアのものとちがう、という理由りゆうからであるという[2]

チョウザメたねすべてワシントン条約じょうやく規制きせい対象たいしょうとなっている。これにくわえ、条約じょうやく締約ていやくこく会議かいぎ決議けつぎにおいて、チョウザメたね⼯された受精卵じゅせいらん(キャビア)の国際こくさい取引とりひきについて、締約ていやくこくは(1)キャビアの製造せいぞうを⾏う施設しせつとう養殖ようしょくふくむ)の登録とうろく制度せいどかく⽴し、(2)キャビアを⼊れる容器ようきさい使つかい⽤が不可能ふかのうなラベルを貼付ちょうふするといった「国際こくさいすべ⼀ラベリング制度せいど」をじつ⾏し、(3)このさい使つかい不可ふかラベルが貼付ちょうふされていないキャビアは輸⼊してはならないむね勧告かんこくされている」(水産庁すいさんちょう「ワシントン条約じょうやく決議けつぎもとづくキャビアの輸出ゆしゅつ制度せいど開始かいしのおらせ」[3]より)。

野生やせいチョウザメの捕獲ほかく禁止きんしされて以降いこう世界せかい各国かっこくでは養殖ようしょくさかんになり、2020年代ねんだいでは90%が養殖ようしょくである[1]。2020ねん時点じてんで、もっとだい規模きぼ養殖ようしょくキャビアを産出さんしゅつ輸出ゆしゅつしているくに中国ちゅうごくであり、世界せかい市場いちばの70%をめている[4]とく千島湖ちしまこだい規模きぼ養殖ようしょくされており、ルフトハンザドイツ航空こうくうファーストクラス提供ていきょうするなど品質ひんしつ向上こうじょうしている[1]種類しゅるいおもにカルーガ、オシェトラ、アムール、シベリア、Hybrid(カルーガとアムールの雑交ざっこうしゅ)だが、ベルーガも少量しょうりょう生産せいさんしている。なかでも、カルーガは一番いちばん品質ひんしつたかく、安定あんてい供給きょうきゅうができている。カスピ海かすぴかいでも禁漁きんぎょけて漁師りょうし養殖ようしょく転向てんこうしているが、大量たいりょう供給きょうきゅう可能かのう中国ちゅうごく対抗たいこうするため品質ひんしつ重視じゅうししたベルーガにしぼれいもある[1]

フランス語ふらんすご英語えいごの「キャビア」(caviar) は、イタリア[5]またはトルコ[6]からつたわったもので、その起源きげんペルシャの「khaviyar」にある。たまご意味いみする「khaya」(中期ちゅうきペルシャで「khayak」、イランで「*qvyaka-」、インド・ヨーロッパ祖語そごで「*owyo-」「*oyyo-」)と、むことを意味いみする「dar」からなる[5]。Caviarの語源ごげんかんしては、アメリカじん女性じょせい作家さっかInga Saffronの著書ちょしょ『Caviar: The Strange History and Uncertain Future of the World's Most Coveted Delicacy』のなかくわしく検証けんしょうされている[7]

英語えいごけんでは、さかなたまご意味いみするRoeという言葉ことばがあるが、フランスの影響えいきょうタラコ(コッドロー、Cod roe)やイクラ(サーモンロー、Salomon roe)のことをコッドキャビア (Cod caviar)、サーモンキャビア (salmon caviar) と表記ひょうきされることもおおい。日本にっぽんでは、キャビアとえばチョウザメのさかなたまごのみを言葉ことばおもわれがちだが、欧米おうべいではこのように広義こうぎではいくつかの種類しゅるいさかなたまごすことがある。

種類しゅるい

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オオチョウザメ
ベルーガ
オオチョウザメ。チョウザメ仲間なかまなかではもっとおおきく、体長たいちょう3〜4m、体重たいじゅう300kgをえるものもある。普通ふつう体重たいじゅう100〜200kgでそのやく15%にたる15〜30kgがキャビアとしてれる。成熟せいじゅくまでやく20ねんようする[1]近年きんねん漁獲ぎょかくりょう減少げんしょうし、希少きしょう価値かちたかまっている。たまごのサイズは1グラムあたり30つぶおおきい。
キャビアの特徴とくちょう大粒おおつぶなこと。いろ濃淡のうたんはあるが灰色はいいろあかるいいろほどこのまれる。かわやわらかくマイルドである。
カルーガ
ダウリアチョウザメ
ダウリアチョウザメ。アムールがわ生息せいそくする大型おおがたのチョウザメであり、現在げんざい中国ちゅうごくもっと養殖ようしょく成功せいこうしているチョウザメの一種いっしゅである。なかでも、中国ちゅうごく雲南うんなんしょう産出さんしゅつされたカルーガはとくたか評価ひょうかされている。成熟せいじゅくするには最低さいてい12ねん必要ひつよう
オシェトラ
カスピ海かすぴかい生息せいそくする2種類しゅるいのチョウザメ(ロシアチョウザメ・シップチョウザメ)をす。いずれもチョウザメるいなかでは平均へいきんてきおおきさで体長たいちょう2m、体重たいじゅう40〜80kg。成熟せいじゅくに8ねんようする。
キャビアは1グラムあたり50つぶちゅうつぶいろ茶色ちゃいろがかった灰色はいいろからゴールドまで変化へんかむ。
アムール
アムールチョウザメ。カルーガ同様どうよう、アムールがわ生息せいそくするチョウザメ。中国ちゅうごくだい規模きぼ養殖ようしょく成功せいこうし、世界せかい市場いちば主流しゅりゅうなキャビア品種ひんしゅりつつある。
セヴルーガ
ホシチョウザメ。小型こがたでスマートな体型たいけいをしている。口先くちさきとがっているのが特徴とくちょう体長たいちょう最大さいだいで1〜1.5m、体重たいじゅうは25kgをえることは滅多めったにない。成熟せいじゅくかる時間じかん比較的ひかくてきみじか平均へいきん8〜9ねんである。
キャビアは1グラムあたり70つぶ小粒こつぶいろくら灰色はいいろ繊細せんさい独特どくとく風味ふうみがある。
スターレット
コチョウザメカスピ海かすぴかいでは滅多めったれないため、そのキャビアはロシア皇帝こうていへの献上けんじょうひんとされていた。


キャビアの種類しゅるい説明せつめいするときに、おなしゅのチョウザメの成長せいちょう経過けいか年数ねんすうによるちがいと説明せつめいされることがあるが、それはあやまりで、ベルーガ、オシェトラ、セヴルーガなどは完全かんぜんにそれぞれちがたねのチョウザメである。

製造せいぞうほう

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缶詰かんづ工程こうてい(ロシアン・キャビア・ハウスしゃ)。

従来じゅうらい一般いっぱん輸入ゆにゅうキャビアでは保存ほぞん期間きかんながたもつため7〜10%の塩分えんぶん濃度のうどしおづけ処理しょりされており、キャビア本来ほんらいあじがそのつよ塩分えんぶんけてしまっていた。原産げんさんこくでのみ3〜5%前後ぜんご処理しょりされたげんしおのキャビアがたのしめていたが、流通りゅうつう包装ほうそう技術ぎじゅつ製造せいぞう環境かんきょう改善かいぜんによってひく塩分えんぶん濃度のうど処理しょりされたキャビアも半年はんとし以上いじょう保存ほぞんできるようになり、近年きんねんではうまみが豊富ほうふ熟成じゅくせいキャビアが世界せかい市場いちば主流しゅりゅうとなってきている。

なお、ヨーロッパけキャビアには、輸入ゆにゅう業者ぎょうしゃ在庫ざいこリスクをげるため、その要求ようきゅうおうじて防腐ぼうふざいとしてホウさん添加てんかしている。アメリカや日本にっぽんけのキャビアにはホウさん添加てんかはできないゆえに、流通りゅうつう考慮こうりょして輸入ゆにゅうにリパック(分封ぶんぽう)され低温ていおん殺菌さっきん(63で30分間ふんかん加熱かねつ殺菌さっきんする方法ほうほう)で処理しょりされるものもおおいが、そうした処理しょり熟成じゅくせいがとまり、しょくかん低下ていかにもつながる。したがって、少量しょうりょうなおかつ頻繁ひんぱん輸入ゆにゅう販売はんばいされているせい熟成じゅくせいしたキャビアこそ上質じょうしつなものとして期待きたいできる。このためとく高級こうきゅうなものは20~50gりのちいさなかん販売はんばいされている。

なお、ホウさん添加てんかはキャビアの風味ふうみ自体じたいかかわっており、ホウさん添加てんかされていないキャビアはヨーロッパけのキャビアにれたひとこのみにはわないとわれる[2]

日本にっぽん食品しょくひん衛生えいせいほうではキャビアの食品しょくひん添加てんかぶつ保存ほぞんりょう)として安息香あんそくこうさん添加てんかすることがみとめられている。使用しよう基準きじゅんは、2.5g/kg以下いかであり、安息香あんそくこうさん使用しよう基準きじゅんとしては食品しょくひんよりもたか[8]。ただし、安息香あんそくこうさんいちにち摂取せっしゅ許容きょようりょう (ADI) は0-5 mg/kg/dayであるため、大量たいりょうのキャビアを毎日まいにちつづけるような食生活しょくせいかつをしないかぎり、がい[9]

殺菌さっきん密閉みっぺいできるガラス瓶がらすびんとうにキャビアをれ63°Cやく30ふんほど湯煎ゆせんする。この低温ていおん殺菌さっきん処理しょりによりキャビア本来ほんらい風味ふうみしょくかんわるので低温ていおん殺菌さっきんされたキャビアを「パスチャライズ・キャビア」、低温ていおん殺菌さっきんされないキャビアを「フレッシュ・キャビア」とけてばれる。

価格かかく高騰こうとう

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チョウザメの漁獲ぎょかくだか激減げきげんしているためキャビアの値段ねだん高騰こうとうしており問題もんだいになっている。チョウザメるい成長せいちょうなが年月としつきかりまた成熟せいじゅくしてからも非常ひじょうなが寿命じゅみょうきてなん繁殖はんしょくする動物どうぶつであるが、漁獲ぎょかくしてキャビアを採取さいしゅすると個体こたいころしてしまうためなんじゅう回分かいぶんもの繁殖はんしょく可能かのうせいいちうばうことになる。

これはおなじようにそのさかなたまご珍重ちんちょうされるが繁殖はんしょく生涯しょうがいいちだけであるサケおおきくことなるてんである。それゆえキャビア漁業ぎょぎょう乱獲らんかくおちいらないようにきびしい資源しげん管理かんり必要ひつようとする。しかしソビエト連邦れんぽう崩壊ほうかいのロシアではチョウザメ資源しげん管理かんり体制たいせい崩壊ほうかいしてやみ市場いちばでの流通りゅうつう激増げきぞうし、個体こたいぐんによっては無秩序むちつじょ乱獲らんかくにより絶滅ぜつめつひんするにいたった。

その結果けっか、2006ねんカスピ海かすぴかいさんのキャビアの国際こくさい取引とりひきはワシントン条約じょうやく事務じむきょくによって当面とうめん禁止きんしされた

中国ちゅうごく養殖ようしょくものでは2020ねん時点じてんさい高級こうきゅうひんが100gあたりやく27まんえんであるが、種類しゅるいによっては1まんえんだいのものもある[1]

養殖ようしょく

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ハロッズ店頭てんとうならぶキャビアかんあおあかほかくろしろみどりがある(2017ねん)。

世界せかいてきなキャビアの需要じゅよう供給きょうきゅうおおきなギャップがしょうじたことをけて先進せんしん諸国しょこく中心ちゅうしんに1990年代ねんだいからだい規模きぼ養殖ようしょくはじまった。養殖ようしょくしゅ北米ほくべい太平洋たいへいようがわ生息せいそくするシロチョウザメ(米国べいこく、イタリア、パラグアイひとし)、シベリアながれるレナがわさんのシベリアチョウザメ(フランス、ドイツ中国ちゅうごくとう)がおおく、また、各国かっこく生息せいそくする種類しゅるい養殖ようしょくされる。

世界せかい自然しぜん保護ほご基金ききん調査ちょうさによると、2020ねん時点じてん流通りゅうつうりょうの90%が養殖ようしょくとされる[1]

日本にっぽんなどでもチョウザメの養殖ようしょくこころみられており、成果せいかおさめつつあるが、そのおもたねは「ベステル」である。ベステルは、ロシアで食肉しょくにくようおよびキャビア採取さいしゅのために開発かいはつされた、ベルーガとスターレットの交配こうはいしゅである。病気びょうきつよく、ベルーガのはいっているのでうまく、スターレットのはいっているのではや成長せいちょうする(したがって、はやくキャビアがれる)という長所ちょうしょっている[10]

カスピ海かすぴかいさんのキャビアはびんのラベルしょくで、どのチョウザメのキャビアかがわかるようになっていた。ラベルには、あおあかがあり、あおはベルーガ、はオシェトラ、あかはセヴルーガかられたキャビアをしめしていたが、カスピ海かすぴかいさん以外いがいのキャビアがえた現代げんだいではこのラベル識別しきべつにとらわれないものもある。元々もともと瓶詰びんづめキャビアをさんしょくのラベルで識別しきべつする方法ほうほうは、カスピ海かすぴかい生息せいそくするチョウザメの種類しゅるいによってキャビアを峻別しゅんべつするためのものであり、カスピ海かすぴかいのチョウザメの減少げんしょうにより、地域ちいき生息せいそくするチョウザメからもキャビアが採取さいしゅされるようになった現在げんざいでは、この3しょくのラベリングにとらわれないものが流通りゅうつうしている[10][11]

また、キャビアはそのたまごみちおおきさで等級とうきゅうけられる。たまごみちおおきさはチョウザメの種類しゅるいによってことなり、そのおおきさは、ベルーガ、オシェトラ、セヴルーガのじゅんとなるので、等級とうきゅうあおラベル、ラベル、あかラベルのじゅんとなっている。しかしながら、この等級とうきゅうとキャビアのあじ一致いっちするものではなく、キャビアのあじ製造せいぞう条件じょうけん貯蔵ちょぞう状態じょうたい製造せいぞうしてからの日数にっすうによって左右さゆうされ、パスチャライズ・キャビアより、フレッシュ・キャビアのほうが、格段かくだん美味おいしく[12]とくにmallassol(ロシアで「うすあじ」という意味いみ)といわれる塩分えんぶん5パーセント以下いかのキャビアは高級こうきゅうひんとされている[13]

日本にっぽん養殖ようしょく事業じぎょう

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日本にっぽんでも養殖ようしょくによるキャビアの生産せいさんおこなわれている。ジャパンキャビア(宮崎みやざきけん宮崎みやざき)の「宮崎みやざきキャビア1983」、近畿大学きんきだいがくの「近大きんだいキャビア」、キャビック(香川かがわけん高松たかまつ)の「瀬戸内せとうちキャビア」、もりのめぐみ(宮崎みやざきけん椎葉しいばむら)の「平家ひらかキャビア」のほか、静岡しずおかけん岡山おかやまけん島根しまねけん広島ひろしまけんなどでブランドされたキャビアが生産せいさん販売はんばいされている。日本にっぽん国内こくない養殖ようしょく業者ぎょうしゃは、輸入ゆにゅうひんより塩分えんぶん濃度のうどひくめに仕上しあげて(輸入ゆにゅうひんが4%ちかいのにたいして、茨城いばらきけんみなみ地域ちいきの「霞ケ浦かすみがうらキャビア」は2.5%[14])、かわやわらかくあじをまろやかにしているほか、チョウザメの品種ひんしゅなどをみせがわ指定していするオーダーメイドにおうじることもある[15]

個別こべつ

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  • 岩手いわてけん釜石かまいしなどが出資しゅっししているだいさんセクターの「サンロック」(釜石かまいし)が2003ねん12月日本にっぽんはつ商品しょうひん成功せいこうし、その生産せいさん釜石かまいしキャビア株式会社かぶしきがいしゃがれた。アムールチョウザメ、シロチョウザメがおおくベステルはすくない。だが、2011ねん3月11にち東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいによる津波つなみ被害ひがいによって養殖ようしょくじょう壊滅かいめつてき被害ひがいけ、釜石かまいしキャビア株式会社かぶしきがいしゃ解散かいさんしたため生産せいさん再開さいかい困難こんなんであるとされている[16]
  • 高知こうちけん高知こうちきゅう春野はるのまち)では養鰻ようまんよういけ使つかってキャビアのおやであるベステルチョウザメを養殖ようしょくしており「よさこいキャビア」、岐阜ぎふけん高山市たかやましではおく飛騨ひだ温泉おんせん温泉おんせんねつ利用りようした養殖ようしょくでベステルチョウザメを養殖ようしょくしているため「おく飛騨ひだ温泉おんせんキャビア」のいている。
  • 2014ねん12月、静岡しずおかけん浜松はままつ春野はるのまち気田川きたがわ漁協ぎょきょう養殖ようしょくでチョウザメ稚魚ちぎょ1,000養殖ようしょく開始かいしした金子かねこコード株式会社かぶしきがいしゃが、同町どうちょう自社じしゃ施設しせつ春野はるのキャビアバレー(HARUNO CAVIAR VALLEY)」でベステルチョウザメを養殖ようしょくしており、キャビアを「HALCAVIAR」というブランドで販売はんばいしている。[17]
  • 2015ねん8がつ愛媛えひめけん四国しこく中央ちゅうおう中央ちゅうおう道路どうろ株式会社かぶしきがいしゃ養殖ようしょくのチョウザメ事業じぎょう本格ほんかくした[18]
  • 2015ねん9がつ愛知あいちけん北設楽きたしたらぐん豊根とよねむらでは、低温ていおんプラズマ技術ぎじゅつ応用おうようした水質すいしつ浄化じょうか装置そうちもちいる養殖ようしょく手法しゅほう実証じっしょう実験じっけんはじめている。やまからいたさわすいでチョウザメを養殖ようしょく、キャビアの特産とくさんひん目指めざしチョウザメの養殖ようしょくプロジェクトにんでいる[19][20]
  • 北海道ほっかいどう美深びふかまちでは、株式会社かぶしきがいしゃ美深びふか振興しんこうしゃどう町内ちょうないにある「びふか温泉おんせん」において、チョウザメの養殖ようしょくおこなわれており、同町どうちょう宿泊しゅくはくするきゃくけにキャビアやチョウザメの魚肉ぎょにく提供ていきょうされてきたが、2030ねんころ目処めどに、生産せいさんりょう2017ねん現状げんじょうの7ばい増産ぞうさんする計画けいかくてているという[21]美深びふかまち見学けんがく施設しせつとして「美深びふかチョウザメかん」を開館かいかんしており、チョウザメの生態せいたい展示てんじしたり、併設へいせつのレストランではチョウザメ料理りょうりあじわうことができる。
  • 2020ねん8がつ宮崎みやざきけん大淀川おおよどがわでチョウザメがれたという報告ほうこく相次あいついだ。養殖ようしょくじょうした可能かのうせい否定ひていしているが[22]宮崎みやざきけん洪水こうずいした可能かのうせいがあるとして調査ちょうさおこなっている[23]

MIYAZAKI CAVIAR 1983

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宮崎みやざきけんでは1983ねんにチョウザメの養殖ようしょく技術ぎじゅつ着手ちゃくしゅ2004ねん全国ぜんこくはじめてたまご孵化ふかさせそだてた成魚せいぎょからたまご採取さいしゅする完全かんぜん養殖ようしょく成功せいこう2011ねんにはチョウザメの稚魚ちぎょ量産りょうさん技術ぎじゅつ国内こくないはじめて確立かくりつした[24]宮崎みやざき県内けんない養殖ようしょく業者ぎょうしゃによりげられた宮崎みやざきチョウザメ普及ふきゅう促進そくしんかいげん:ジャパンキャビア株式会社かぶしきがいしゃ)は2013ねんふゆ、「宮崎みやざきさんフレッシュキャビア」として発売はつばい開始かいしすると発表はっぴょう[25]。2013ねん11月22にち、「MIYAZAKI CAVIAR 1983」という名称めいしょう全国ぜんこく発売はつばい開始かいしされた[26][27][28][29]

2013ねんは15kg、2014ねんは60kg、2015ねんには200kgを出荷しゅっかし、2019ねんまでに2,000kgの出荷しゅっか目指めざしていた[30][31]。2015ねん9がつ18にちには、経済けいざい産業さんぎょうしょう水産庁すいさんちょう宮崎みやざきけんなどが生産せいさんする国産こくさんキャビアの輸出ゆしゅつ解禁かいきん[32][33][34]2016ねん志摩しま伊勢いせサミット食事しょくじかいでは、「MIYAZAKI CAVIAR 1983」が提供ていきょうされた[35]2017ねん3月8にち宮崎みやざきさんキャビアが国産こくさんキャビアとしてはじめて海外かいがい輸出ゆしゅつされた[36]輸出ゆしゅつさき香港ほんこん[36]。2019ねんたいべいHACCP加工かこう施設しせつとして認可にんかされ、ニューヨークラスベガスへの輸出ゆしゅつ開始かいしした[37]

輸出ゆしゅつ

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チョウザメはワシントン条約じょうやくにより取引とりひき制限せいげんされ以前いぜん輸出ゆしゅつできなかったが、政府せいふ国産こくさんキャビアの海外かいがい輸出ゆしゅつを2015ねん9がつ18にちづけ解禁かいきんした。国産こくさんキャビアの輸出ゆしゅつには

  1. 養殖ようしょく加工かこう施設しせつ公的こうてき登録とうろく制度せいど
  2. 容器ようき原産げんさんこく採取さいしゅ時期じきなどをしるした国際こくさい統一とういつラベルの導入どうにゅう

もとめられる[38]。なお、2018ねん時点じてん登録とうろくしゃ以下いかとおりである[39]

  1. 日南にちなんチョウザメ養殖ようしょくじょう株式会社かぶしきがいしゃ
  2. ジャパンキャビア株式会社かぶしきがいしゃ 加工かこうじょう
  3. (かぶ)中幸なかさいわいぐみチョウザメ養殖ようしょくじょう
  4. 井上いのうえ酒造しゅぞう株式会社かぶしきがいしゃ
  5. あゆのよしの
  6. アクアプランニング エス
  7. アクアファームながとも
  8. うなぎたのしだい炊田養殖ようしょくじょう新富しんとみ養殖ようしょくじょう、えびの養殖ようしょくじょう
  9. 松本まつもと水産すいさん株式会社かぶしきがいしゃ 上伊形かみいがだ養殖ようしょくじょう
  10. 合同ごうどう会社かいしゃとくひろ
  11. ひがしのう建設けんせつ有限ゆうげん会社かいしゃ
  12. 小林こばやしチョウザメ・キャビアきょうまもるかい
  13. 水永みずなが水産すいさん株式会社かぶしきがいしゃ 加工かこうじょう(ジャパンキャビア株式会社かぶしきがいしゃ 門川かどがわ加工かこう工場こうじょう
  14. 南國なんごく興産こうさん株式会社かぶしきがいしゃ 水産すいさん養殖ようしょくじょう
  15. ひがしかがわ・つばさキャビアセンター
  16. HARUNO CAVIAR VALLEY

2017ねん3月8にち宮崎みやざきさんキャビアが国産こくさんキャビアとしてはじめて海外かいがい輸出ゆしゅつされた[36]。2018ねんには、HALCAVIARが海外かいがい輸出ゆしゅつされた[40]

イミテーションキャビア

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キャビアのコピー食品しょくひんであるイミテーションキャビアも存在そんざいしており、アブルーガキャビア(燻製くんせいニシンなどからつくられた製品せいひんさかなたまごふくまれていない)、ランプフィッシュキャビアダンゴウオ大型おおがたしゅランプフィッシュたまご)が流通りゅうつうしている。

また、人工じんこうイクラのように人工じんこうキャビア(キャビアンヌ)も流通りゅうつうしている。

養殖ようしょくによる大量たいりょう生産せいさんにより本物ほんもの価格かかく低下ていかしたことから、現代げんだいでは代替だいたいひんとして使つかわれることはすくなくなった。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c d e f g 日本にっぽん放送ほうそう協会きょうかい. “ファーストクラスは“中国ちゅうごくさん”. NHKニュース. 2021ねん8がつ28にち閲覧えつらん[リンク]
  2. ^ a b マグロンヌ・トゥーサン=サマちょ玉村たまむらゆたかおとこ 翻訳ほんやく監修かんしゅう世界せかい食物しょくもつ百科ひゃっか』(はら書房しょぼう、1998ねんISBN 4087603172)pp.388-398
  3. ^ ワシントン条約じょうやく決議けつぎもとづくキャビアの輸出ゆしゅつ制度せいど開始かいしのおらせ”. [水産庁すいさんちょう]. 2022ねん4がつ12にち閲覧えつらん
  4. ^ Lindsey Harris. “Understanding the global caviar market”. 世界せかい自然しぜん保護ほご基金ききん(WWF). 2019ねん7がつ4にち閲覧えつらん
  5. ^ a b http://www.etymonline.com/index.php?term=caviar
  6. ^ Merriam-Webster Online: Caviar”. Merriam-Webster. 2007ねん11月25にち閲覧えつらん
  7. ^ Inga Saffron (2002ねん10がつ8にち). Caviar: The Strange History and Uncertain Future of the World's Most Coveted Delicacy. Broadway 
  8. ^ 安息香あんそくこうさん使用しよう基準きじゅんは、2番目ばんめたかマーガリンで1.0g/kg以下いかであり、醤油じょうゆでは0.60g/kg以下いかである。キャビアの基準きじゅんはマーガリンのばい以上いじょうである。
  9. ^ たとえば、体重たいじゅう50kgの成人せいじんならば安息香あんそくこうさんいちにち摂取せっしゅ許容きょようりょうは5mg×50=250mg/day=0.25g/dayとなる。キャビアに使用しよう基準きじゅん限度げんどの2.5g/kgの安息香あんそくこうさん添加てんかされていた場合ばあい、キャビアのいちにち摂取せっしゅ許容きょようりょうは、0.25/2.5=0.1kg=100gとなる。すなわち、いちにちに100グラムのキャビアを毎日まいにちつづけるような美食びしょく生活せいかつをするひとのぞいて、キャビアの食品しょくひん添加てんかぶつリスクはひくいと判断はんだんできる。
  10. ^ a b 日本にっぽんちょうざめ研究けんきゅうかい (2002ねん2がつ20日はつか). 『キャビアにロマンをもとめた人々ひとびと. 丸善まるぜんプラネット株式会社かぶしきがいしゃ. "26ぺーじ" 
  11. ^ 日本にっぽんちょうざめ研究けんきゅうかい (2002ねん2がつ20日はつか). 『キャビアにロマンをもとめた人々ひとびと. 丸善まるぜんプラネット株式会社かぶしきがいしゃ. "70ぺーじ" 
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外部がいぶリンク

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