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イワガニ

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イワガニ
イワガニ
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 節足動物せっそくどうぶつもん Arthropoda
つな : 甲殻こうかくつな Crustacea
: じゅうきゃく Decapoda
: エビ Pleocyemata
下目しため : カニ下目しため Brachyura
: イワガニ Grapsidae
ぞく : イワガニぞく Pachygrapsus
たね : イワガニ P. crassipes
学名がくめい
Pachygrapsus crassipes
Randall, 1840[1]
和名わみょう
イワガニいわかに
英名えいめい
Striped shore crab
Lined shore crab

イワガニいわかに Pachygrapsus crassipes )は、イワガニ分類ぶんるいされるカニ一種いっしゅ外洋がいようめんした岩礁がんしょう海岸かいがん生息せいそくするカニで、水辺みずべ素早すばやはしまわる。

分布ぶんぷ

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カリフォルニアしゅうレドンドビーチのキングハーバー・マリーナ&ピアにて撮影さつえい(2014ねん

日本にっぽんでは北海道ほっかいどう以南いなん各地かくち分布ぶんぷし、日本にっぽん以外いがいでは朝鮮半島ちょうせんはんとうハワイ諸島しょとうガラパゴス諸島しょとうオレゴンしゅう以南いなんきたアメリカ太平洋たいへいようきし分布ぶんぷする。これまで日本にっぽん分布ぶんぷ自然しぜん分布ぶんぷではなくきたアメリカから移入いにゅうしてきた外来がいらいしゅかんがえるせつもあったが、ミトコンドリアDNAのハプロタイプ分析ぶんせきにより遺伝いでんてき分化ぶんか時代じだい確認かくにんしたところ、太平洋たいへいよう西岸せいがん(アジア)と東岸とうがん北米ほくべい)の集団しゅうだん分岐ぶんきした年代ねんだいは80まんねんから120まんねんまえ更新こうしんであることが判明はんめいし、自然しぜん分布ぶんぷであることがあきらかになっている[2]

特徴とくちょう

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イワガニのがら

きのえはばは3.5cmほどで、メスよりオスのほうおおきい。からだくろ緑色みどりいろかた甲羅こうらおおわれ、各所かくしょみどり褐色かっしょく斑点はんてんがある。やっとこあし紫色むらさきいろをしている。外見がいけんイソガニるが、甲羅こうらこまかいよこしわがあること、あしよこしま模様もようがなく、剛毛ごうもうえていること、あまりすいはいらず陸上りくじょうはしまわることなどで区別くべつする。 外洋がいようせい岩礁がんしょう海岸かいがん生息せいそくし、波打なみうぎわ岩場いわばはしまわる。しょくせい雑食ざっしょくせいで、フナムシしょうさかな捕食ほしょくするが、海藻かいそうべる。

てきるとすばやくいわ隙間すきまタイドプールなかむ。あまりうみなかはいらないが、カクベンケイガニアカテガニほどみずきらうわけではない。てきいかけられてうしなうとうみにダイビングすることもある。ひと岩場いわばつといわ隙間すきまからこちらの様子ようすをじっとうかがっていることがおおく、危険きけんがないとるやあちこちからわらわらとてくることがおおい。

天敵てんてきタコ海鳥うみどりとう

食材しょくざい

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ひとにより味噌汁みそしるなどで食用しょくようにするが、出汁だしがでるためパスタソースひとしにももちいられる。
すくなく食用しょくようにはかないが、濃厚のうこうかに風味ふうみたのしめる。
ペスカトーレなどや魚介ぎょかいるい使用しようするイタリア料理りょうり利用りようされることもおおい。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Pachygrapsus crassipes”. WoRMS. 2013ねん12月16にち閲覧えつらん
  2. ^ Bryan J. Cassone & Elizabeth G. Boulding (2006). “Genetic structure and phylogeography of the lined shore crab, Pachygrapsus crassipes, along the northeastern and western Pacific coasts”. Marine Biology 149: 213-226. doi:10.1007/s00227-005-0197-9.