(Translated by https://www.hiragana.jp/)
インターM - Wikipedia コンテンツにスキップ

インターM

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
インターM
インターMのうしろブレーキを搭載とうさいした自転車じてんしゃ
会社かいしゃめい シマノ Inter M
テンプレートを表示ひょうじ

インターM(インターエム)は自転車じてんしゃ部品ぶひんメーカーシマノ製造せいぞうしている自転車じてんしゃようブレーキで、ローラーブレーキの一種いっしゅ分類ぶんるいできる。

登場とうじょうしたのは1995ねんで、当初とうしょ「INTER-M」と呼称こしょうされたが、2000年代ねんだいちゅうごろ以降いこうこの名称めいしょう使用しようはやめている[1]

構造こうぞう[編集へんしゅう]

車輪しゃりんハブ直接ちょくせつ接続せつぞくされ、バンドでフレーム固定こていされている。こうよう主流しゅりゅうだが、前輪ぜんりんよう少数しょうすうながら存在そんざいする。制動せいどうちゅう発熱はつねつりょう比較的ひかくてきおおきいため、放熱ほうねつようフィンがつくものもある。

ブレーキレバーを操作そうさすることにより、ワイヤーによって下部かぶにあるアームがかれ、ブレーキ中心ちゅうしんカムまわりに配置はいちされたローラーをげ、金属きんぞくせいブレーキシューをドラムの内側うちがわしつけて制動せいどうりょくる。カムからドラム内部ないぶまですべてカバーでおおわれているため、外部がいぶから構造こうぞうることはできない。ローラーをもちいた構造こうぞうから、「ローラーブレーキ」ともばれている。

従来じゅうらいバンドブレーキ特有とくゆうおとりがしないてんや、雨天うてんでも制動せいどうりょく影響えいきょうけないというメリットがあるが、金属きんぞく同士どうし摩擦まさつによって制動せいどうりょくているため、定期ていきてき専用せんようグリース注入ちゅうにゅうする必要ひつようがある。また、初期しょき制動せいどうりょくひくいため、のブレーキとくらべ、グニャリとした独特どくとくのブレーキタッチとなる。

おおくの安価あんか自転車じてんしゃ装備そうびされているバンドブレーキとはハブ取付とりつけ形状けいじょうことなるため、インターMブレーキに交換こうかんするにはハブもしくは車輪しゃりんごとの交換こうかんという大掛おおがかりな作業さぎょうとなってしまう。この場合ばあい取付とりつけがバンドブレーキと同様どうようサーボブレーキえるほう無難ぶなんとされている。

搭載とうさいしゃ[編集へんしゅう]

いわゆる広義こうぎの「ママチャリ」であるシティサイクル軽快けいかいしゃおお採用さいようされている。ほかにもリムブレーキとくらべてメンテナンスフリーの特徴とくちょうかし、まちりなどの用途ようと想定そうていして設計せっけいされたスポーツしゃに、内装ないそう変速へんそくなどとあわせて採用さいようされている場合ばあいがある。

なかには、スポーツしゃけの大型おおがた放熱ほうねつフィンつきの「ハイパーローラーブレーキ」にかわそうするものもいる。製造せいぞうはヨーロッパ。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ 製品せいひん歴史れきし - SHIMANO NEXUS”. 株式会社かぶしきがいしゃシマノ. 2023ねん6がつ1にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]