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オレたちゲーセンぞく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

オレたちゲーセンぞく』(オレたちゲーセンぞく)は、1980年代ねんだいから90年代ねんだい初頭しょとうアーケードゲーム移植いしょくしたPlayStation 2ようソフトのシリーズ。2005ねんから2007ねんにかけて、ハムスターよりぜん19タイトルが発売はつばいされた。

概要がいよう

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2000年代ねんだいリバイバルゲームブームにって、過去かこのアーケードゲームを最新さいしんゲーム移植いしょくするシリーズは各社かくしゃよりているが、他社たしゃのリバイバルゲームは1ほんのソフトに多数たすうのタイトルを収録しゅうろくしているのにたいして、ほんシリーズは収録しゅうろくするタイトルを1タイトルだけにしぼっている。

キャッチコピーは「ウレシ、ハズカシ、ナツカシイ!」。発売はつばい当時とうじ価格かかく税込ぜいこみで2,000えん[1]。タイトルはテレビ番組ばんぐみオレたちひょうきんぞく』のもじりである。

ソフト本体ほんたいくわえ、映像えいぞう特典とくてんDVDゲームミュージックCD公式こうしきガイドブック、保存ほぞんばんインストラクションカード解説かいせつしょ、コレクションカードの6てんどうこりした「豪華ごうか7てんセット」となっている。

開発元かいはつもと作品さくひんによってことなる。レトロゲームの移植いしょく得意とくいとするメーカーであるゴッチテクノロジーM2、および韓国かんこく携帯けいたい電話でんわコンテンツ制作せいさく会社かいしゃであるREAKOSYSが開発かいはつしており、起動きどうのメーカーロゴによって確認かくにん可能かのう。ゴッチテクノロジーはのちにおなじくハムスターよりダウンロード配信はいしんされたアーケードアーカイブス開発かいはつ担当たんとうしている。

また、ほんシリーズで発売はつばいされた作品さくひんのちぜんタイトルアーケードアーカイブスで配信はいしんされた。

シリーズ

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カッコないはオリジナルばん発売はつばいねんメーカー記号きごう開発かいはつ担当たんとうしたメーカーをあらわす。●はゴッチテクノロジー、★はM2、◆はREAKOSYS。

だい1だん2005ねん7がつ21にち
だい2だん(2005ねん10月27にち
だい3だん2006ねん1がつ26にち発売はつばい
だい4だん(2006ねん3月23にち発売はつばい
だい5だん(2006ねん5月25にち発売はつばい
だい6だん2007ねん2がつ8にち発売はつばい

オリジナルばんとの相違そういてんなど

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ほんシリーズはオリジナルばんをそのまま移植いしょくすることを目指めざして開発かいはつされているが、移植いしょく忠実ちゅうじつさの度合どあいは作品さくひんによってことなり、良好りょうこう原作げんさく再現さいげんしている作品さくひんがある一方いっぽうで、原作げんさくとはことなる動作どうさをしたり、バグがおお作品さくひん存在そんざいする。また一部いちぶ作品さくひんでは、メニューや機能きのうまわり、付属ふぞくのDVDやサウンドトラックの不備ふび若干じゃっかんながらある。

だい1だん)ソニックウィングス
  • 全体ぜんたいとおして、オリジナルばんとはアルゴリズムとうことなる。
だい2だん)バーガータイム
  • 複数ふくすうSEかさなると、おとれてこえることがある。
  • タイトルがハンバーガーからバーガータイムに変更へんこうされている。
  • たて画面がめんモードが搭載とうさいされていない。
だい2だん)テラクレスタ
  • 収録しゅうろくされているBGMが、PSG音源おんげんばんのみとなっており、FM音源おんげんはん収録しゅうろくされていない。ほんさく前後ぜんご発売はつばいされたアーケードばん忠実ちゅうじつ移植いしょくばんおおくは両方りょうほうのバージョンが収録しゅうろくされており、同社どうしゃからのちにリリースされたアーケードアーカイブスはんはどちらも収録しゅうろくされている。
だい3だん)クォース
  • オープニングデモで、ブラックホールとブロックぐん表示ひょうじ順位じゅんい(どれが手前てまえか)がぎゃくになっている。
  • BGMがスローテンポである。
だい3だん熱血ねっけつ硬派こうはくにおくん
  • 1P、2Pのスタートボタンをしながら「タイトル画面がめんもどる」を選択せんたくすることでオリジナルばん実機じっき同様どうよう表示ひょうじされるROMチェックにおいて、ROMエラーが表示ひょうじされる(海賊版かいぞくばんのコピー基板きばんおな挙動きょどう)。
  • 最終さいしゅうめんである4めんザコキャラ耐久たいきゅうがオリジナルばんよりたかく(海賊版かいぞくばんのコピー基板きばんおな挙動きょどう)、オリジナルばん通用つうようした攻略こうりゃくパターンでは時間じかんてきにクリア不可能ふかのうとなってしまう場合ばあいがある。
  • 画面がめんみぎはしすうドットが途切とぎれて出力しゅつりょくされており、画面がめん表示ひょうじをどのように調整ちょうせいしても、ハイスコア数値すうちつね見切みきれて表示ひょうじされる。
  • ボーナス設定せっていスコア表示ひょうじあやまっており、30000てんが300000てん表示ひょうじされている。
だい4だん熱血ねっけつ高校こうこうドッジボール
  • 熱血ねっけつ硬派こうはくにおくんと同様どうように、画面がめんみぎはし途切とぎれている。
  • ゲームバランスにも影響えいきょうしていた処理しょりちがない。
  • 音声おんせいのタイミングが不正ふせいかく
だい4だん)ラビオレプス
  • 画面がめんみぎはしにゴミが表示ひょうじされている。
  • ニンジンボーナスタイムの終了しゅうりょうおんがない。
  • 5めん冒頭ぼうとうで3めんのBGMがる。
  • 最終さいしゅうボスさけごえがない。
  • 付属ふぞくDVDのプレイ動画どうが途中とちゅうのステージまでしか収録しゅうろくされていない。
だい5だん)プーヤン
  • ハイスコアのセーブ反映はんえいされない。
だい5だん悪魔あくまじょうドラキュラ
  • オープニングのドラキュラのわらごえのタイミングがすこはやい。
  • ネームエントリーのBGMが終了しゅうりょうフェードアウトしない。
  • 付属ふぞくDVDのプレイ動画どうがが3めんまでしか収録しゅうろくされていない。
だい5だんたましい
  • さいスタートのさい前回ぜんかいスコアのこったままのときがある。
  • BGMが全体ぜんたいてきにスローテンポ。
  • 付属ふぞくDVDのノーミスプレイ動画どうがが、ざんすう0でのクリアとなっている。
だい6だん)サンダークロス
  • 処理しょりおもく、BGMやゲーム自体じたい全体ぜんたいてきにスローテンポ。付属ふぞくサントラCDもスローテンポとなったBGMが収録しゅうろくされている。
  • ファイヤーの効果こうかおんれている。
  • 一部いちぶアイテムを取得しゅとくしたさい効果こうかおんがない。
  • ボスまえでBGMがフェードアウトしない。
  • 4めん冒頭ぼうとう轟音ごうおんがない。
  • 最終さいしゅうボスせんでサウンドがらない。
  • エンディングやスタッフロールが無音むおん
  • 表示ひょうじぶつ優先ゆうせん順位じゅんい不正確ふせいかくで、本来ほんらい地形ちけいかくれているはずのてきキャラ丸見まるみえであったり、最終さいしゅうめん地形ちけいくずれて表示ひょうじされることがある。
  • 2Pがわでプレイすると、アイテム取得しゅとくなど一部いちぶのぞ得点とくてんがすべて1Pがわはいってしまう(2Pがわだけでプレイしている場合ばあいでも)。
  • ステージ終了しゅうりょうにゲームがフリーズしてしまうことがある。
だい6だん)トリオ・ザ・パンチ
  • 処理しょりおもく、BGMやゲーム自体じたい全体ぜんたいてきにスローテンポ。

MAMEの著作ちょさくけん表示ひょうじ

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以下いかのタイトルのCD-ROMうちのプログラムファイルに、ゲームエミュレータであるMAME著作ちょさくけん表示ひょうじふくまれているものがある。これはMAMEのソースコードがこれらの開発かいはつ使用しようされた可能かのうせいしめしているが、当時とうじ、MAMEの商用しょうよう利用りようみとめられておらず、本来ほんらい製品せいひんへの使用しようきんじられているものである。これについての発売はつばいもとからのアナウンスなどはとくにないまま、廃盤はいばんによって製品せいひん販売はんばい終了しゅうりょうしている[2]

  • だい2だん)スーパーバレーボール
  • だい3だん熱血ねっけつ硬派こうはくにおくん
  • だい4だん熱血ねっけつ高校こうこうドッジボール
  • だい4だん)ラビオレプス
  • だい5だん悪魔あくまじょうドラキュラ
  • だい5だんたましい
  • だい6だん)サンダークロス
  • だい6だん)トリオ・ザ・パンチ

ハムスターによる謝罪しゃざい

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2014ねんにハムスターがアーケードアーカイブスシリーズをげることになったさい週刊しゅうかんファミ通ふぁみつうのインタビューにおいて、ハムスターの社長しゃちょうである濱田はまだりんがインタビュアーの質問しつもんこたえるかたちで、ほんシリーズについて謝罪しゃざいおこなった。

それによると、採算さいさんめん都合つごう開発かいはつ海外かいがいのチームに委託いたくしたさい、「ゲームのクオリティーがひくく、くわえて重大じゅうだい契約けいやく違反いはんがあったことから、シリーズのなかばで開発かいはつ中止ちゅうし商品しょうひん回収かいしゅうおこなことになるというおおきな失敗しっぱい経験けいけんした。」としている。この反省はんせいかしてアーケードアーカイブスシリーズでは、日本にっぽんのチームだけで開発かいはつすることを表明ひょうめいした[3]

出典しゅってん

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  1. ^ オレたちゲーセンぞく - タイトルラインナップ”. www.hamster.co.jp. 2022ねん8がつ27にち閲覧えつらん
  2. ^ 多根たね清史きよし (2015ねん9がつ8にち). “MAME、悲運ひうんのBleem!......エミュレータと著作ちょさくけん (連載れんさい:ゲームエミュレータをあらためてかんがえる だいかい)”. engadget日本にっぽんばん. 2021ねん2がつ18にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2020ねん11月7にち閲覧えつらん
  3. ^ “アーケードアーカイブスインタビュー”. 週刊しゅうかんファミ通ふぁみつう (エンターブレイン) (2014ねん5がつ1にちごう). (2014ねん). 

外部がいぶリンク

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