カルメ焼かるめやき

カルメ焼かるめやきを販売はんばいする人ひと

販売はんばいされるカルメ焼かるめやきの一いち例れい

カルメ焼かるめやき（カルメやき、軽目焼かるめやき）は菓子かしの一種いっしゅ。カルメラ、カルメラ焼やき、かるやきとも称しょうされる駄菓子だがしの一種いっしゅで、祭まつりや縁日えんにちの露店ろてんなどで実演じつえん販売はんばいされる。

ポルトガル語ごの「甘あまいもの」（caramelo）を語源ごげんとする。西洋せいよう圏けんでも同様どうようの菓子かしとしてハニカムトフィーと言いうトフィーの一種いっしゅが存在そんざいするが、此方こちらは大おおきめのサイズである。

概要がいよう

直径ちょっけい10cm前後ぜんご、厚あつさ4 - 5cm程度ていどに中央ちゅうおうが膨ふくらんだ、飴あめを発泡はっぽうさせた砂糖さとう菓子かしで、サクサクした歯応はごたえと濃厚のうこうな甘味あまみ、カラメルのような焦こげ砂糖さとうの香こうばしい風味ふうみがある。

製法せいほう

水みず、砂糖さとう、重曹じゅうそうを材料ざいりょうとして、融とかす熱源ねつげん、融とかし固かためる円型えんけい、攪拌棒ぼうを用もちいて作つくる。

ザラメまたは三さん温ゆたか糖とうを少量しょうりょうの水みずとともに加熱かねつして溶とかし、125℃に達たっしたら重曹じゅうそうを加くわえ、手早てばやくかき混まぜて炭酸たんさんガスの発泡はっぽうを促うながし、冷却れいきゃくしながら軽石かるいし状じょうに固かためる。冷却れいきゃくの際さいは、発泡はっぽうして膨ふくらんだ状態じょうたいで固かためて成型せいけいする。重曹じゅうそうの代かわりに卵白らんぱくを用もちいた時期じきもある。

グラニュー糖とう、金属きんぞく製せいおたま、箸はし、家庭かてい用ようコンロを用もちい、炭酸たんさん水素すいそナトリウムの熱ねつ分解ぶんかい実験じっけんとして例示れいじする理科りかの教科書きょうかしょもみられる。ただし、生徒せいと実験じっけんとしての難易なんい度どは高たかい。生徒せいと実験じっけんの際さいは、砂糖さとう水溶液すいようえきの温度おんどを125℃〜130℃まで上あげること、温度おんど上昇じょうしょう後ごは10〜30秒間びょうかん静止せいしすること、あわてて発泡はっぽう剤ざいを加くわえないこと、膨ふくらみ始はじめるまで発泡はっぽう剤ざいを加くわえて10秒びょう以上いじょう激はげしくかき混まぜることがコツである。

関連かんれん項目こうもく

• 南蛮なんばん菓子かし
• タンナファクルー
• キャラメル
• 駄菓子だがし（駄菓子だがし屋やにて、袋ふくろ詰つめで売うられる）
• じゃりン子こチエ
• らんまん
• ふくれ菓子かし
• 鼈甲飴べっこうあめ

外部がいぶリンク

• 家庭かていでできる化学かがく実験じっけん カルメ焼かるめやきの実験じっけん