キアヌ・リーブス

キアヌ・リーブス Keanu Reeves
2019年ねん
本名ほんみょう	Keanu Charles Reeves
生年月日せいねんがっぴ	(1964-09-02) 1964年ねん9月2日にち（59歳さい）
出生しゅっしょう地ち	レバノン・ベイルート
国籍こくせき	カナダ
身長しんちょう	186cm
職業しょくぎょう	俳優はいゆう・ミュージシャン
ジャンル	映画えいが
活動かつどう期間きかん	1984年ねん -
主おもな作品さくひん
出演しゅつえん 『リバース・エッジ』/『危険きけんな関係かんけい』 『ビルとテッド』シリーズ 『バックマン家かの人々ひとびと』/『ハートブルー』 『マイ・プライベート・アイダホ』 『ドラキュラ』/『スピード』/『JM』 『ディアボロス/悪魔あくまの扉とびら』 『マトリックス』シリーズ /『ギフト』 『スウィート・ノベンバー』/『恋愛れんあい適齢てきれい期き』 『サムサッカー』/『コンスタンティン』 『イルマーレ』/『スキャナー・ダークリー』 『地球ちきゅうが静止せいしする日ひ』/『47RONIN』 『ジョン・ウィック』シリーズ 『ノック・ノック』/『ネオン・デーモン』 『マッドタウン』/『心しんのカルテ』 監督かんとく兼けん出演しゅつえん 『ファイティング・タイガー』 ゲーム 『サイバーパンク2077』
受賞じゅしょう MTVムービー・アワード 男性だんせい演技えんぎ賞しょう 2000年ねん『マトリックス』 ベストコンビ賞しょう 1994年ねん『スピード』 その他たの賞しょう

キアヌ・チャールズ・リーブス（Keanu Charles Reeves, 1964年ねん9月2日にち - ）は、カナダの俳優はいゆう・ロックバンド「ドッグスター」のメンバー。俳優はいゆうとしての代表だいひょう作さくは『スピード』や『マトリックス』シリーズ、『ジョン・ウィック』シリーズなど。

来歴らいれき

俳優はいゆう

レバノンで生うまれ、カナダのトロントで育そだった。9歳さいのとき、演劇えんげき『くたばれ!ヤンキース』で舞台ぶたい出演しゅつえん。本人ほんにんは少年しょうねん時代じだいを振ふり返かえり「僕ぼくはサニー・チバ（千葉ちば真一しんいち）の映画えいがとともに育そだったようなものなんだ」と語かたっている。この頃ころの影響えいきょうがアクション映画えいがへの思おもい入いれとなっていく。

1989年ねんに主演しゅえんを務つとめたコメディ映画えいが『ビルとテッドの大だい冒険ぼうけん』がヒット、続編ぞくへんも制作せいさくされ、キアヌは「テッド役やくの 20代だいの俳優はいゆう」として世間せけんに認知にんちされるようになる。1991年ねんにはパトリック・スウェイジとの共演きょうえんで『ハートブルー』、そして親友しんゆうのリヴァー・フェニックスと共ともに『マイ・プライベート・アイダホ』に出演しゅつえんした。

1994年ねんの映画えいが『スピード』の大だいヒットにより国際こくさい的てきスターとなった。続つづく『スピード2』にも出演しゅつえんオファーがあったが　『ディアボロス/悪魔あくまの扉とびら』と『死しにたいほどの夜よる』に専念せんねんするために断ことわっている。

1999年ねんの映画えいが『マトリックス』が世界せかい的てきに大だいヒットし再さいブレイク、3部ぶ作さくに主演しゅえんし、人気にんきを不動ふどうのものとした。

2014年ねんに、米べい中ちゅう合作がっさく映画えいが『ファイティング・タイガー』でメインキャストとして出演しゅつえんするとともに監督かんとくデビューした。また、同年どうねんには伝説でんせつの殺ころし屋や役やくに扮ふんしたアクション作さく『ジョン・ウィック』が公開こうかい。大だいヒットを記録きろくしてシリーズ化かされた（2023年ねん現在げんざい第だい4作さくまでが公開こうかい。スピンオフ作品さくひん製作せいさく決定けってい）。

2020年ねんには、出世しゅっせ作さく『ビルとテッド』シリーズの約やく30年ねんぶりとなる最新さいしん作さく、『ビルとテッドの時空じくう旅行りょこう 音楽おんがくで世界せかいを救すくえ!』が公開こうかいされた。

2021年ねん12月には、代表だいひょう作さくの一ひとつである『マトリックス』シリーズの続編ぞくへん『マトリックス レザレクションズ』が公開こうかい、約やく18年ねんぶりに主役しゅやくのトーマス・A・アンダーソン / ネオを演えんじた。同年どうねん、コミック『BRZRKR』出版しゅっぱんを予定よていしており、これに基もとづき主演しゅえんした映画えいがをNetflixで配信はいしん予定よていである。さらにこれに基もとづくアニメシリーズでは声優せいゆうを務つとめる予定よていである。

2022年ねん、Los Angeles Timesが中国ちゅうごくで彼かれの出演しゅつえんする映画えいがの抹消まっしょう（ネット配信はいしん停止ていし）を報ほうじた。

音楽おんがく

1991年ねんに結成けっせいされたグランジ・ロック・バンドの「ドッグスター」ではベースを担当たんとうした。

商業しょうぎょう的てきには決けっして大おおきなものはなく、同どうバンドはアルバム2枚まいを発表はっぴょうしたが、2002年ねん10月がつの来日らいにち公演こうえんを最後さいごに活動かつどう休止きゅうしした。その公演こうえんは岡山おかやま県けん倉敷くらしき市しで行おこなわれ、1万まん人にん以上いじょうの観客かんきゃくを集あつめた。その後ご、キアヌは「ベッキー」という別べつのバンドでもベースを弾ひいていたが、2006年ねんには音楽おんがく活動かつどうを取とりやめたことが報ほうじられた。

2022年ねんにドッグスターは活動かつどうを再開さいかいし、2023年ねん5月がつのアメリカでのライブを封切ふうきりに、9月には大阪おおさか・横浜よこはまで来日らいにち公演こうえんをした。

人物じんぶつ

2019年ねん、サンパウロにてサインするキアヌ・リーブス。彼かれは左利ひだりききである。

好尚こうしょう

上述じょうじゅつのとおり千葉ちば真一しんいちの熱狂ねっきょう的てきなファンで、「（千葉ちば主演しゅえんの）『激突げきとつ! 殺人さつじん拳けん』からアクションと芝居しばいを学まなんだ。僕ぼくは映画えいが用ようのカンフーならできるけど、サニー千せん葉ようは実際じっさいに人ひとをボコボコにできる。情熱じょうねつを感かんじる」と受うけた影響えいきょうを語かたっており、主演しゅえん映画えいが『ジョン・ウィック』のプロモーションで来日らいにちした2015年ねん10月がつに千葉ちばと待望たいぼうの対面たいめんを果はたした際さいには、"Oh my god!" を連発れんぱつ。千葉ちばへ低頭ていとうしながら「ハジメマシテ、マエストロ（巨匠きょしょう）！」と固かたい握手あくしゅを交かわし、挨拶あいさつした。キアヌは「あなたはキャラクターを演えんじるだけでなく、そこにアクションを盛もり込こんだ。屈強くっきょうなキャラクターにもあなたが演えんじると心しんが感かんじられる」と身振みぶり手振てぶりを交まじえながら、終始しゅうし嬉うれしそうに大おおはしゃぎの様子ようすだった。

日本にっぽん文化ぶんか好すきでも知しられ、帝国ていこくホテルが大だいのお気きに入いりである。映画えいが『JM』では「洗濯せんたくを頼たのみたい。帝国ていこくホテルで頼たのむような洗濯せんたくだ。東京とうきょうの……」というアドリブを入いれた。ラーメンが大好だいすきで、中なかでも味噌みそラーメンがお気きに入いりである。来日らいにちした時ときには必かならずラーメン屋やに立たち寄より、ハシゴすることもしばしばで贔屓ひいきの店みせまである。

キアヌは残のこりの人生じんせいで最もっとも聴ききたい曲きょくはどれか？の質問しつもんに対たいし、何なん度どか呻うめきながら首くびを振ふった後のち、イアン・カーティスが亡なくなった翌月よくげつにリリースされたジョイ・ディヴィジョンの“Love Will Tear Us Apart”を挙あげている。

オートバイ好すきでレースに出場しゅつじょうすることも多おおく、ノートン製せいのバイク（コマンド750、コマンド850）2台だいの他ほか、ハーレー・ダヴィッドソン、オフロード用ようのバイクなど複数ふくすう台だいのバイクを所有しょゆうしており、バイクに乗のる姿すがたが目撃もくげきされている。一方いっぽうで転倒てんとうや事故じこも数すう回かい起おこしており、特とくに『マトリックス』のクランクイン前まえに首くびや脊椎せきついを痛いためる大だい事故じこを起おこし、手術しゅじゅつが必要ひつようなほどの重傷じゅうしょうを負おった。術後じゅつご、首くびにギプスをしたまま映画えいがのアクションシーンの訓練くんれんをしている姿すがたが『マトリックス』の特典とくてん映像えいぞうにも見みられた。車くるまは黒くろいポルシェを所有しょゆうしているが、友人ゆうじんと出でかける時ときに乗のる程度ていどで埃ほこりをかぶっていることが多おおいらしい。『マトリックス』三さん部ぶ作さくが完結かんけつしたあと、「映画えいがの成功せいこうは特殊とくしゅ効果こうかチームのおかげ」と言いい、映画えいがに関かかわったクリエーターたち全員ぜんいんにハーレー・ダヴィッドソンをプレゼントしたという逸話いつわもある。2015年ねん7月がつ26日にちに開催かいさいされた鈴鹿すずか8時じ間あいだ耐久たいきゅうロードレースのために来日らいにちし、決勝けっしょう日び前まえに自身じしんがプロデュースしている『Arch Motorcycle』を繰くってサーキットを疾走しっそうした。レース当日とうじつにも前日ぜんじつ同様どうように自みずからのマシンでサーキットを走はしった上うえ、8耐たいレースのスターターとしてスターティングフラッグを振ふり、鈴鹿すずかサーキット内ないでトークショーも開催かいさいした。

映画えいが『リトル・ブッダ』では、ゴータマ・シッダールタ役やくを演えんじたが、キアヌ本人ほんにんは仏教ぶっきょうに関心かんしんはあるとしつつ無む宗教しゅうきょうであると述のべている。

生おい立たち

父ちちはハワイ出身しゅっしんのアメリカ人ひと地質ちしつ学者がくしゃ、父方ちちかたの祖母そぼは中国ちゅうごく系けいハワイアンであり、キアヌは中国ちゅうごく美術びじゅつや中華ちゅうか料理りょうりなどに囲かこまれながら育そだったという。母はははイングランド人じんの元もとダンサー、デザイナー。キアヌという名前なまえはハワイ語ごで「山やまからの涼風すずかぜ」もしくは「絶たえず神かみの意識いしきに集中しゅうちゅうする者もの」という意味いみを持もち、叔父おじのヘンリー・キアヌ・リーブスにちなんで付つけられた。

妹いもうとのキムは、白血病はっけつびょうのためハワイのコンドミニアムで医師いしによる24時じ間あいだ体制たいせいの看護かんごの下したで療養りょうよう生活せいかつを送おくっていたが、現在げんざいは寛解かんかいしている。また、キムのほかに異父いふ妹いもうとカリーナ・ミラー（1976年ねん、トロント生うまれ）と、異母いぼ妹いもうとエマ・ローズ・リーブス（1980年ねん、ハワイ生うまれ）がいる。

幼少ようしょう期きは世界せかい各地かくちを転々てんてんとしながら、母親ははおやの再婚さいこん相手あいてと共ともに生活せいかつするという不安定ふあんていなものであった。1966年ねんの離婚りこん後ご、母ははは衣装いしょうデザイナーの職しょくに就つき、最初さいしょはオーストラリア、続つづいてニューヨークシティへと移うつり住すんだ。そこで母はははハリウッドとブロードウェーの監督かんとくのポール・アーロンと出会であい、再婚さいこんする。しかし、家族かぞくで移うつり住すんだ先さきのトロントで1971年ねんに離婚りこんした。1976年ねんに実業じつぎょう家かのロバート・ミラーと再々さいさい婚こんするも、1980年ねんに離婚りこんする。4番目ばんめの夫おっとである美容びよう師しのジャック・ボンドとは、1994年ねんに結婚けっこん生活せいかつの終おわりを迎むかえている。両親りょうしんに代かわって、祖父母そふぼとナニー（ベビーシッター兼けんホームスクールの先生せんせい）が、キアヌとキムの面倒めんどうを見みた。

キアヌは主おもにトロントで育そだったが、5年間ねんかんに4つの高校こうこうに通かよっている。そのうちの一いち校こうEtobicoke School of the Artsでは退学たいがく処分しょぶんを受うけている。その理由りゆうについて彼かれは「だって、僕ぼくはだらしなくて落おち着つかない生徒せいとだったからね。少々しょうしょうやんちゃで、嘘うそをつき過すぎた。端はし的てきに言いって素行そこうのいい生徒せいとじゃなかった。恐おそらくみんなの足あしを引ひっ張ぱる存在そんざいだったんだね」と語かたっている。キアヌはアイスホッケーにおいて優すぐれた能力のうりょくを発揮はっきする一方いっぽう、失しつ読症により学業がくぎょうに苦労くろうしたが、シェークスピアなどの戯曲ぎきょくに惹ひかれ演劇えんげきに強つよい関心かんしんを持もつようになった。通とおった高校こうこうのうちのもう一いち校こうDe La Salle College "Oaklands"では、ゴールテンダーとして活躍かつやくした。仲間なかまは彼かれを「The Wall（壁かべ）」と呼よび、投票とうひょうで最優秀さいゆうしゅう選手せんしゅに選出せんしゅつした。当時とうじのキアヌにとっては、冬季とうきオリンピックのアイスホッケーカナダ代表だいひょうの選手せんしゅになることが一番いちばんの夢ゆめであったが、怪我けがによりその道みちは断たたれた。その後ご、俳優はいゆう業ぎょうと並行へいこうして通かよえるフリースクールに入はいるも中退ちゅうたいする。結局けっきょく、高校こうこう教育きょういくを修了しゅうりょうすることはなかった。

人柄ひとがら

アメリカの一部いちぶメディアで、キアヌの性的せいてき指向しこうについて「ゲイ、バイセクシャル」、「ゲフィン・レコードの社長しゃちょうと同性どうせい結婚けっこん」などと報道ほうどうされたことがある。しかし、この時期じきの前後ぜんごに『マイ・プライベート・アイダホ』という同性愛どうせいあいを描えがいた映画えいがに出演しゅつえんしたことが、これらの記事きじにも影響えいきょうを与あたえた可能かのう性せいがあるともいわれる。それらの報道ほうどうに対たいしては、否定ひていも肯定こうていもせずノーコメントを通とおし、本人ほんにんは「ここで僕ぼくが『疑惑ぎわく』を否定ひていしたら、それが(ゲイやバイセクシュアルが)悪わるいことのようじゃないか」と語かたっている。

「聖人せいじん」と呼よばれるほどの人格じんかく者しゃで知しられており、2010年代ねんだい後半こうはんになるとキアヌの聖人せいじんエピソードがインターネット・ミームとまでなっている。その「聖人せいじん」ぶりから、結果けっか的てきにどの役やくを演えんじてもキアヌ本人ほんにんの人柄ひとがらが落おとし込こまれるようになっている。

代表だいひょう作さくとしても知しられる映画えいが「マトリックス」で得えた報酬ほうしゅうの70％をガン研究けんきゅうに寄付きふしていたことからも、キアヌの人柄ひとがらがうかがえる。

チャリティ

ギャラの大だい部分ぶぶんは小児科しょうにか病院びょういんや癌がん治療ちりょうの研究けんきゅうなどへ寄付きふしている。

出演しゅつえん

映画えいが

公開こうかい年ねん	邦題ほうだい 原題げんだい	役名やくめい	備考びこう	吹ふき替かえ
1985	Letting Go	学生がくせい	テレビ映画えいが	N/A
	One Step Away	ロン・ペトリー	短編たんぺん映画えいが	N/A
1986	栄光えいこうのエンブレム Youngblood	ヒーヴァー
	Act of Vengeance	ブディ・マーティン	テレビ映画えいが	N/A
	リンゼイ・ワグナーのヤング・アゲイン Young Again	17歳さいの時ときのマイク・ライニー
	ドリーム・トゥ・ビリーヴ Flying	トミー・ワーニック	別べつ題だい『栄光えいこうへのフィニッシュ』
	ザ・ブラザーフッド Brotherhood of Justice	デレク	テレビ映画えいが 別べつ題だい『愚おろか者もの』
	リバース・エッジ River's Edge	マット
	アンダー・ブルー Under the Influence	エディ・タルボット	テレビ映画えいが
	おもちゃの国くにのクリスマス Babes in Toyland	ジャック・フェントン / ジャック・ニンブル		堀内ほりうち賢雄けんゆう
1988	ミッドナイトをぶっとばせ! The Night Before	ウィンストン・コネリー
	パーマネント・レコード Permanent Record	クリス・タウンセンド
	旅立たびだちの季き節ぶし/プリンス・オブ・ペンシルバニア The Prince of Pennsylvania	ルパート・マーシェッタ
	危険きけんな関係かんけい Dangerous Liaisons	ル・シュヴァリエ・ラファエル・ダンスニー		島田しまだ敏さとし
1989	ビルとテッドの大だい冒険ぼうけん Bill & Ted's Excellent Adventure	テッド・“セオドア”・ローガン		越川こしかわ大介だいすけ
	熱砂ねっさの恋こい/アヴァンチュール・サマー Life Under Water	キップ	テレビ映画えいが
	バックマン家かの人々ひとびと Parenthood	トッド・ヒギンズ		山口やまぐち健けん（ソフト版ばん） 成田なりた剣けん（テレビ東京てれびとうきょう版はん）
1990	殺ころしたいほどアイ・ラブ・ユー I Love You to Death	マーロン・ジェームズ		井上いのうえ和彦かずひこ
	ラジオタウンで恋こいをして Tune in Tomorrow	マーティン・ローダー
1991	Providence	エリック
	ハートブルー Point Break	ジョン・“ジョニー”・ユタ		堀内ほりうち賢雄けんゆう（ソフト版ばん） 宮本みやもと充たかし（日本にほんテレビ版はん）
	ビルとテッドの地獄じごく旅行りょこう Bill & Ted's Bogus Journey	テッド・“セオドア”・ローガン		井上いのうえ和彦かずひこ（ソフト版ばん） 高木たかぎ渉わたる（テレビ東京てれびとうきょう版ばん）
	マイ・プライベート・アイダホ My Own Private Idaho	スコット・ファーヴァー		宮本みやもと充たかし
1992	ドラキュラ Bram Stoker's Dracula	ジョナサン・ハーカー		平田ひらた広明ひろあき（旧きゅうソフト版ばん） 平川ひらかわ大輔だいすけ（新しんソフト版ばん） 宮本みやもと充たかし（テレビ朝日てれびあさひ版はん）
1993	ミュータント・フリークス Freaked	ドッグボーイ	カメオ出演しゅつえん（クレジットなし）
	から騒さわぎ Much Ado About Nothing	ドン・ジョン		江原えばら正ただし士し
	Poetic Justice	ホームレスの男おとこ	クレジットなし	N/A
	カウガール・ブルース Even Cowgirls Get the Blues	ジュリアン・ギッチェ
	リトル・ブッダ Little Buddha	シッダールタ王子おうじ / ブッダ		松橋まつはし登のぼる
1994	スピード Speed	ジャック・トラヴェン		山寺やまでら宏一こういち（ソフト版ばん） 江原えばら正ただし士し（フジテレビ版ばん） 宮本みやもと充たかし（テレビ朝日てれびあさひ版ばん） 堀内ほりうち賢雄けんゆう（機内きない上映じょうえい版ばん）
1995	JM Johnny Mnemonic	ジョニー・“ネモニック”・スミス		宮本みやもと充たかし
	雲くもの中なかで散歩さんぽ A Walk in the Clouds	ポール・サットン		山寺やまでら宏一こういち
1996	チェーン・リアクション Chain Reaction	エディ・カサリヴィッチ		山寺やまでら宏一こういち（ソフト版ばん） 森川もりかわ智之としゆき（テレビ朝日てれびあさひ版ばん） 宮本みやもと充たかし（日本にほんテレビ版ばん）
	フィーリング・ミネソタ Feeling Minnesota	ジャック・クレイトン		宮本みやもと充たかし
1997	死しにたいほどの夜よる The Last Time I Committed Suicide	ハリー		堀内ほりうち賢雄けんゆう
	ディアボロス/悪魔あくまの扉とびら The Devil's Advocate	ケヴィン・ロマックス		堀内ほりうち賢雄けんゆう（ソフト版ばん、日本にほんテレビ版ばん）
1999	マトリックス The Matrix	トーマス・アンダーソン / ネオ		小山こやま力也りきや（ソフト版ばん） 森川もりかわ智之としゆき（フジテレビ版ばん） 宮本みやもと充たかし（機内きない上映じょうえい版ばん）
	Me and Will	本人ほんにん	カメオ出演しゅつえん（クレジットなし）	N/A
2000	リプレイスメント The Replacements	シェーン・ファルコ		森川もりかわ智之としゆき
	ザ・ウォッチャー The Watcher	デヴィッド・アレン・グリフィン		森川もりかわ智之としゆき（ソフト版ばん） 小山こやま力也りきや（テレビ東京てれびとうきょう版ばん）
	ギフト The Gift	ドニー・バークスデール		大塚おおつか明夫あきお
2001	スウィート・ノベンバー Sweet November	ネルソン・モス		森川もりかわ智之としゆき
	陽ひだまりのグラウンド Hardball	コナー・オニール		小山こやま力也りきや
2003	マトリックス リローデッド The Matrix Reloaded	トーマス・アンダーソン / ネオ		小山こやま力也りきや（劇場げきじょう公開こうかい版ばん） 森川もりかわ智之としゆき（フジテレビ版ばん）
	アニマトリックス The Animatrix		声こえの出演しゅつえん	平田ひらた広明ひろあき
	マトリックス レボリューションズ The Matrix Revolutions			小山こやま力也りきや（劇場げきじょう公開こうかい版ばん） 森川もりかわ智之としゆき（フジテレビ版ばん）
	恋愛れんあい適齢てきれい期き Something's Gotta Give	ジュリアン・マーサー		山野井やまのい仁ひとし
2005	コンスタンティン Constantine	ジョン・コンスタンティン		小山こやま力也りきや（ソフト版ばん） 森川もりかわ智之としゆき（テレビ朝日てれびあさひ版ばん）
	サムサッカー Thumbsucker	ペリー・ライマン		森川もりかわ智之としゆき
	ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー Ellie Parker	本人ほんにん	カメオ出演しゅつえん	（吹ふき替かえ版ばんなし）
2006	スキャナー・ダークリー A Scanner Darkly	ボブ・アークター		小山こやま力也りきや
	イルマーレ The Lake House	アレックス・ウィラー		森川もりかわ智之としゆき
2008	フェイク シティ ある男おとこのルール Street Kings	トム・ラドロー
	地球ちきゅうが静止せいしする日ひ The Day the Earth Stood Still	クラトゥ
2009	50歳さいの恋愛れんあい白書はくしょ The Private Lives of Pippa Lee	クリス・ナドー		内田うちだ夕ゆう夜よる
2010	フェイク・クライム Henry's Crime	ヘンリー・トーン		森川もりかわ智之としゆき
2012	サイド・バイ・サイド フィルムからデジタルシネマへ Side by Side	本人ほんにん	兼けん製作せいさく	（吹ふき替かえ版ばんなし）
	シークレット・パーティー Generation Um...	ジョン		土田つちた大まさる
2013	ファイティング・タイガー Man of Tai Chi(米べい) / 太極たいきょく侠(中なか)	ドナカ	兼けん監督かんとく	小山こやま力也りきや
	47RONIN 47 Ronin	カイ		森川もりかわ智之としゆき
2014	ジョン・ウィック John Wick	ジョン・ウィック
2015	ノック・ノック Knock Knock	エヴァン	兼けん製作せいさく総そう指揮しき 日本にっぽん公開こうかいは2016年ねん6月がつ
2016	エクスポーズ 暗闇くらやみの迷宮めいきゅう Exposed	スコット・ガルバン刑事けいじ	兼けん製作せいさく
	キアヌ Keanu	キアヌ	声こえの出演しゅつえん カメオ出演しゅつえん	（吹ふき替かえ版ばんなし）
	ネオン・デーモン The Neon Demon	ハンク		楠くすのき大典たいてん
	マッドタウン The Bad Batch	ザ・ドリーム		森川もりかわ智之としゆき
	砂上さじょうの法廷ほうてい The Whole Truth	リチャード・ラムゼイ
2017	心しんのカルテ To the Bone	ウィリアム・ベッカム医師いし
	ジョン・ウィック:チャプター2 John Wick: Chapter Two	ジョン・ウィック
	A Happening of Monumental Proportions	ボブ	カメオ出演しゅつえん	N/A
	SPF-18	本人ほんにん		森川もりかわ智之としゆき
2018	ブルー・ダイヤモンド Siberia	ルーカス・ヒル	兼けん製作せいさく
	おとなの恋こいは、まわり道みち Destination Wedding	フランク
	レプリカズ Replicas	ウィリアム・フォスター	兼けん製作せいさく
2019	ジョン・ウィック:パラベラム John Wick: Chapter 3 - Parabellum	ジョン・ウィック
	いつかはマイ・ベイビー Always Be My Maybe	本人ほんにん
	トイ・ストーリー4 Toy Story 4	デューク・ カブーン	声こえの出演しゅつえん
	Already Gone	N/A	製作せいさく総そう指揮しき	N/A
	ビトウィーン・トゥ・ファーンズ: ザ・ムービー Between Two Ferns: The Movie	本人ほんにん	Netflixオリジナル映画えいが	森川もりかわ智之としゆき
2020	スポンジ・ボブ スポンジ・オン・ザ・ラン The SpongeBob Movie: Sponge on the Run	セージ	カメオ出演しゅつえん
	ビルとテッドの時空じくう旅行りょこう 音楽おんがくで世界せかいを救すくえ! Bill & Ted Face the Music	テッド・“セオドア”・ローガン
2021	マトリックス レザレクションズ The Matrix Resurrections	トーマス・アンダーソン / ネオ		小山こやま力也りきや
2022	DC がんばれ!スーパーペット DC League of Super-Pets	ブルース・ウェイン / バットマン	声こえの出演しゅつえん	山寺やまでら宏一こういち
2023	ジョン・ウィック:コンセクエンス John Wick: Chapter 4	ジョン・ウィック		森川もりかわ智之としゆき
2024	Sonic the Hedgehog 3	シャドウ・ザ・ヘッジホッグ	声こえの出演しゅつえん
2025	バレリーナ(原題げんだい) Ballerina	ジョン・ウィック	撮影さつえい中ちゅう
TBA	Constantine 2	ジョン・コンスタンティン
	BRZRKR	バーサーカー
	Outcome

ゲーム

年とし	邦題ほうだい 英えい題だい	役名やくめい	備考びこう	吹ふき替かえ
2003	ENTER THE MATRIX Enter the Matrix	トーマス・アンダーソン/ ネオ	声こえの出演しゅつえん モーションキャプチャー
2020	サイバーパンク2077 Cyberpunk 2077	ジョニー・シルヴァーハンド		森川もりかわ智之としゆき

日本語にほんご吹ふき替かえ

主おもに担当たんとうしているのは、以下いかの三さん人にんである。

森川もりかわ智之としゆき

1999年ねん放送ほうそうの『チェーン・リアクション』（テレビ朝日てれびあさひ『日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう』版ばん）で初はつ担当たんとう。最もっとも多おおく吹ふき替かえている。近年きんねんでは実写じっしゃ作品さくひんの他ほかにもアニメ映画えいが『トイ・ストーリー4』や、ゲーム『サイバーパンク2077』でも吹ふき替かえを担当たんとうし、ほぼ専属せんぞくとなっていることから「キアヌ声優せいゆう」と評ひょうされたこともある。森川もりかわ自身じしんはキアヌを演えんじる際さいに意識いしきしていることについては「彼かれの喋しゃべりや呼吸こきゅう、骨格こっかくをイメージすると、自然しぜんと雰囲気ふんいきが出来上できあがる」と話はなしている。2015年ねんに『ジョン・ウィック』のプローションでキアヌが来日らいにちした際さいに対面たいめんを果はたしており、「これからも森川もりかわさんお願ねがいします」と言いわれたと同時どうじに握手あくしゅを交かわしたことをブログで明あかしている。また自身じしんも2016年ねんから野原のはらひろし（二に代目だいめ）としてレギュラー出演しゅつえんしているアニメ『クレヨンしんちゃん』（第だい1132話わ「オラの掃除そうじ機きはかっこいいゾ」）でもキアヌを模もしたキャラクターの声こえを担当たんとう。

小山こやま力也りきや

『マトリックス』（ソフト版ばん）で初はつ担当たんとう。森川もりかわの次つぎに多おおく吹ふき替かえており、同どうシリーズのほか『コンスタンティン』などの代表だいひょう作さくも担当たんとうし、森川もりかわ同様どうように「キアヌ声優せいゆう」と評ひょうされることがある。キアヌについては「子供こどもがそのまま大人おとなになったような方ほう。素直すなおで、誰だれに対たいしても裏表うらおもてがなく、心しんのキレイな方ほう」と評ひょうしている。演えんじる際さいにはキアヌの繊細せんさいな演技えんぎを潰つぶさないように気きをつけているといい、初はつ担当たんとうとなった『マトリックス』シリーズは自身じしんの代表だいひょう作さくであると同時どうじに絶対ぜったいに忘わすれられない作品さくひんであるために、今いまでも時折ときおり見返みかえして明日あしたに繋つなげていると述のべている。同どうシリーズのトリロジーから長ながいブランクを経へて公開こうかいされた4作さく目め『マトリックス レザレクションズ』でも吹ふき替かえを続投ぞくとうした。今後こんごキアヌとの対面たいめんの機会きかいが出来できた際さいには「幼少ようしょう期きのことなどを聞きいて、何なにか一ひとつでも人生じんせいのヒントが得えられたら嬉うれしいですね」とも話はなしている。なお、フジテレビの『私わたしのバカせまい史し 海外かいがいスターお忍しのびグルメ史し！』では来日らいにちしたキアヌが『九州きゅうしゅうじゃんがら』に来店らいてんし、ラーメンを食たべる様子ようすを小山こやまが吹ふき替かえる一幕ひとまくもあった。

宮本みやもと充たかし

1993年ねん放送ほうそうの『ハートブルー』（日本にほんテレビ『金曜きんようロードショー』版ばん）で初はつ担当たんとう。上記じょうき二に名めいに次ついで多おおく吹ふき替かえており、主おもにデビュー初期しょきの作品さくひんを担当たんとう。90年代ねんだいにおけるキアヌのフィックスとして定着ていちゃくしていた。「宮本みやもとキアヌ」と呼称こしょうされることがある。初はつ担当たんとうとなった『ハートブルー』を劇場げきじょうで鑑賞かんしょうした際さいには「なんて綺麗きれいな俳優はいゆうだろう」とキアヌの整ととのった容姿ようしに驚おどろいたといい、まさか自分じぶんが吹ふき替かえを担当たんとうするようになるとは想像そうぞうもしなかったという。『スピード』（テレビ朝日てれびあさひ『日曜にちよう洋画ようが劇場げきじょう』版ばん、日本語にほんご吹替完全かんぜん版ばんBlu-rayBOX収録しゅうろく）は評価ひょうかが高たかく、同どう作さくは宮本みやもと自身じしんも当時とうじ必死ひっしに演えんじた思おもい出深でぶかい作品さくひんであり、現在げんざいも台本だいほんを保存ほぞんしているとのこと。上記じょうきの小山こやまとは親交しんこうがあり、ラジオCD「TVアニメ『血ち界かい戦線せんせん＆BEYOND』技わざ名めいを叫さけんでから殴なぐるラジオVol.2」では両者りょうしゃがキアヌを吹ふき替かえていることについて触ふれたトークが展開てんかいされている。

このほかにも、堀内ほりうち賢雄けんゆう、山寺やまでら宏一こういち、平田ひらた広明ひろあき、井上いのうえ和彦かずひこ、江原えばら正ただし士し、松橋まつはし登のぼるなども声こえを当あてている。

外部がいぶリンク

• キアヌ・リーヴス - allcinema
• キアヌ・リーヴス - KINENOTE
• Keanu Reeves - IMDb（英語えいご）