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くたばれ!ヤンキース

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Damn Yankees
くたばれ!ヤンキース
作曲さっきょく リチャード・アドラー英語えいごばん
作詞さくし ジェリー・ロス英語えいごばん
脚本きゃくほん ジョージ・アボット英語えいごばん
ダグラス・ウォロップ英語えいごばん
原作げんさく The Year the Yankees Lost the Pennant by ダグラス・ウォロップ
上演じょうえん 1955 ブロードウェイ
1957 ウェスト・エンド
1958 映画えいが
1967 テレビ映画えいが
1994 ブロードウェイ再演さいえん
1997 ウェスト・エンド再演さいえん
2008 Encores! Summer Stars
2017 オフ・ブロードウェイ
受賞じゅしょう トニーしょう ミュージカル作品さくひんしょう
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くたばれ!ヤンキース原題げんだいDamn Yankees)は、ジョージ・アボット英語えいごばんダグラス・ウォロップ英語えいごばん脚本きゃくほんリチャード・アドラー英語えいごばん作曲さっきょくジェリー・ロス英語えいごばん作詞さくしによるミュージカル・コメディ。ファウスト伝説でんせつ現代げんだい翻案ほんあんした筋書すじがきとなっている[1][2]。1950年代ねんだいメジャーリーグベースボールニューヨーク・ヤンキース黄金おうごん時代じだいワシントンD.C.舞台ぶたいにしている。原作げんさくはウォロップの小説しょうせつヤンキースペナントうしなったとし』(The Year the Yankees Lost the Pennant)である。

1955ねんにアメリカのブロードウェイ初演しょえんされ、オリジナル・ブロードウェイ・プロダクションは1,019かい上演じょうえんされた。翌年よくねんトニーしょう9部門ぶもんにノミネートされ7部門ぶもん受賞じゅしょうした。振付ふりつけボブ・フォッシー参加さんかしている。1958ねん映画えいがされた。

アドラーとロスのほんさくおよび『パジャマゲーム』の成功せいこうにより将来しょうらい作品さくひん期待きたいされていたが、ロスが29さいほんさく開幕かいまく7ヶ月かげつ慢性まんせい気管支きかんし拡張かくちょうしょうにより突然とつぜんしてしまった。

あらすじ[編集へんしゅう]

NOTE: 1994ねんブロードウェイ再演さいえんばんのあらすじであり、1955ねんのオリジナルばんとはことなる。1958ねん映画えいがばんは『くたばれ!ヤンキース (1958ねん映画えいが)英語えいごばん』を参照さんしょうのこと。

不動産ふどうさん業者ぎょうしゃ平凡へいぼんなか年男としおとこジョー・ボイドは弱小じゃくしょう野球やきゅうチームワシントン・セネタース長年ながねん応援おうえんしており、唯一ゆいいつたのしみはテレビで野球やきゅう中継ちゅうけいること。しかもつまのメグそっちのけで野球やきゅう夢中むちゅう("Six Months Out Of Every Year")。メグはさき就寝しゅうしんし、ジョーはおそくまできていて、「セネタースに長距離ちょうきょり打者だしゃがいれば宿敵しゅくてきヤンキースたおせるのに、くたばれ!ヤンキース」と不満ふまんう。突然とつぜんくち達者たっしゃなアップルゲイトが登場とうじょうする。アップルゲイトはジョーに、若返わかがえってセネタースがほっする強打者きょうだしゃジョー・ハーディとなる機会きかい提示ていじする。ジョーは了承りょうしょうするが、メグのもとをはなれなければならない("Goodbye Old Girl")。ただし条件じょうけんがあり、9月25にち最終さいしゅう試合しあい出場しゅつじょうすれば一生いっしょうジョー・ハーディとしてつづけ、出場しゅつじょうしないならば前日ぜんじつよる9までに契約けいやく無効むこうにしてもと生活せいかつもどらなければならない。

球場きゅうじょうにて、不振ふしんつづきのセネタースだが最善さいぜんくすことをちかう("Heart")。突然とつぜんジョー・ハーディがあらわれ、発掘はっくつされたとしてセネタースに入団にゅうだんする。スポーツ・リポーターのグロリア・ソープはジョー・ハーディを称賛しょうさんする("Shoeless Joe from Hannibal, Mo")。ジョー・ハーディの打撃だげきりょくでセネタースは順位じゅんいげる。

ジョーはどんどん成績せいせきをおさめるがメグをこいしくおもい、ジョー・ハーディとしてもと自分じぶんいえ下宿げしゅくさびしいしんをメグと会話かいわすることでいやす。2人ふたりとく行方ゆくえ不明ふめいおっとのことできずなふかはじめる("A Man Doesn't Know")。契約けいやく無効むこうになることをおそれたアップルゲイトはセクシーな「わかれさせ」のローラに電話でんわをかけ、ジョーのもとにおく誘惑ゆうわくさせてけにけるようこころみる。ローラは成功せいこう約束やくそくする("A Little Brains, A Little Talent")。アップルゲイトは南米なんべい情熱じょうねつてきなダンサー「セニョリータ・ロリータ・バナナ」としてローラを紹介しょうかいする。ローラは誘惑ゆうわくてききょくうたう("Whatever Lola Wants")。しかしジョーのメグへのつよあい照明しょうめいされるのみである。アップルゲイトはローラを解雇かいこし、ローラはアップルゲイトの過去かこのパートナーたちとむ("Who's Got the Pain")。

アップルゲイトはジョーを失脚しっきゃくさせるために方針ほうしん転換てんかんする。アップルゲイトはジョーがじつ脱獄だつごくはん詐欺さぎのシフティ・マッコイであるとのにせ情報じょうほうながす。グロリアはこの情報じょうほうると告発こくはつし、ジョーは法廷ほうていたされる。

セネタースは優勝ゆうしょうをかけたヤンキースとの最終さいしゅうせん準備じゅんびをしつつジョーを心配しんぱいするが、優勝ゆうしょうすることだけをかんがえるとちかう("The Game")。おこったファンたちがジョーをさがまわり、ジョーはいえ決心けっしんをする。いえとき、ジョーはメグに自分じぶんおっとであることをかす("Near to You")。アップルゲイトはたった1つのけに疲弊ひへいし、より簡単かんたん方法ほうほうおもいつく("Those Were the Good Old Days")。

ジョーの裁判さいばん最終さいしゅうせん前日ぜんじつ契約けいやく無効むこうにできる9がつ24にちおこなわれることとなる。ジョーは元々もともと身分みぶん証明しょうめいするものっておらず、セネタースのオーナー、監督かんとく、セニョーラ・マッコイを名乗なのるローラがいくら証言しょうげんしてもやくにたない。グロリアはアップルゲイトに証言しょうげんだいつよう提案ていあんするが、アップルゲイトは真実しんじつかたりたくないため宣誓せんせいしない。ジョーはアップルゲイトが9期限きげんまもらせないつもりであると気付きづく。アップルゲイトはジョーがかんがえる時間じかん必要ひつようであると主張しゅちょうし、ジョーをローラの居場所いばしょかせる。ローラはジョーにい、ジョーが本当ほんとうにメグをあいしていることに気付きづく。ローラはジョーを最終さいしゅうせんかせ、アップルゲイトに無理矢理むりやりデュエットさせめる("Two Lost Souls")。

855ふんにアップルゲイトが球場きゅうじょう到着とうちゃくし、ジョーはバッターボックスにつ。期限きげんちかづき、メグ、その友人ゆうじんそしてローラまでもがジョーを応援おうえんする。アップルゲイトが魔法まほう使つかいジョーをツーストライクにさせる。時計とけいが9げようとしたとき、アップルゲイトは勝利しょうり宣言せんげんするが、のこすうびょうでジョーは「かせてくれ」と懇願こんがんする。契約けいやく無効むこうになり、ジョーはもと姿すがたもどるが、ホームランをってセネタースを優勝ゆうしょうみちびく。

ジョーは帰宅きたくしメグのうでいだかれる。アップルゲイトが登場とうじょうし、ジョーにかねはらえと主張しゅちょうする。ジョーはメグに自分じぶんめてどこにもかせないでくれとたのむ("Finale (A Man Doesn't Know)")。アップルゲイトはもう一度いちど契約けいやくワールドシリーズ優勝ゆうしょうさせるとそそのかすが、ジョーはすで大事だいじなものにがついている。

プロダクション[編集へんしゅう]

オリジナル・ブロードウェイ・プロダクション[編集へんしゅう]

プロデューサーのフレデリック・ブリッソン、ロバート・E・グリフィス、ハロルド・プリンスはローラやくをダンサーにすべきとかんがえた[3]映画えいが女優じょゆうミッツィ・ゲイナーとバレエ・ダンサーのジジ・ジャンメール2人ふたりにオファーしたが、どちらにもことわられた。グウェン・ヴァードン全作ぜんさくCAN-CAN』で1きょくのみうたったことがあったのみだったが、プロデューサーたちはヴァードンに機会きかいあたえることをのぞんだ。当初とうしょヴァードンはことわり、振付ふりつけ助手じょしゅのぞんだが、最終さいしゅうてき同意どういした。ボブ・フォッシー制作せいさくまえにヴァードンにうことをのぞみ、面会めんかい短時間たんじかんとも仕事しごとし、それぞれ契約けいやく同意どういした[4]。これよりフォッシーとヴァードンは仕事しごとじょうでも個人こじんてきにもパートナーとなり、1960ねん結婚けっこんした。

1955ねん5がつ5にち、ブロードウェイの46ばんがい劇場げきじょう開幕かいまくし、1957ねん5がつ17にち、アデルフィ・シアターに移行いこうし、けい1,019かい上演じょうえんされた。ジョージ・アボットが演出えんしゅつ、ウィリアムとジーンのエカート夫妻ふさい装置そうちおよび衣裳いしょうデザイン、フォッシーがダンスおよびミュージカルきょく演出えんしゅつ、ハル・ヘイスティングスが音楽おんがく監督かんとく、ドン・ウォーカーが編曲へんきょく、ロジャー・アダムスがダンスきょく編曲へんきょく担当たんとうした。

レイ・ウォルストンがアップルゲイトやく、ヴァードンがローラやく、シャノン・ボリンがメグやく、ロバート・シェイファーがジョー・ボイドやく、エリザベス・ハウェルがドリスやく、スティーブン・ダグラスがジョー・ハーディやく、アル・ランティがヘンリーやく、エディ・フィリップスがソホヴィックやく、ナサニエル・フレイがスモーキーやく、アルバート・リンヴィルがヴァーノン/ポストマスターやく、ラス・ブラウンがヴァン・ビューレンやく、ジミー・コマックがロッキーやく、レイ・アレンがグロリアやく、チェリー・デイヴィスがティーネイジャーやく、デル・ホーストマンがリンチ/コミッショナーやく、リチャード・ビショップがウェルチやく、ジェイニー・ジャンヴィアがミス・ウェルチやくジーン・ステイプルトンがシスターやくえんじた。

オリジナル・ウェスト・エンド・プロダクション[編集へんしゅう]

1957ねん3がつ28にち、ロンドン・コロシアムでウェスト・エンド・プロダクションが開幕かいまくし、258かい上演じょうえんされた[5]。オリンピック・スケーターのベリタがローラやく配役はいやくされたが、フォッシーの振付ふりつけがベリタのスタイルにわず、途中とちゅうでエリザベス・シールに交代こうたいした[6]にビル・カーがアップルゲイトやく、アイヴァー・エマニュエルがジョー・ハーディやく配役はいやくされた。

1970年代ねんだい中期ちゅうき夏季かき公演こうえんにおいてヴィンセント・プライスがアップルゲイトやく配役はいやくされた。1970年代ねんだい後期こうきおよび1980年代ねんだい初頭しょとう映画えいが俳優はいゆうヴァン・ジョンソン全米ぜんべい夏季かき公演こうえんプロダクションでアップルゲイトやくえんじた。1981ねん7がつ、ニューヨークしゅうワントーにあるジョーンズ・ビーチ・マリン・シアターにて上演じょうえんされ、ニューヨーク・ジェッツもとクォーターバックジョー・ネイマスがジョー・ボイドやくえんじたことで話題わだいとなった[7]

ブロードウェイ再演さいえん[編集へんしゅう]

1994ねん3がつ3にちにマーキー・シアターにてブロードウェイ再演さいえん開幕かいまくし、プレビュー公演こうえん33かいほん公演こうえん519かい上演じょうえんされた。ジャロッド・エミックがジョー・ハーディやくえんじ、トニーしょうにおいてミュージカル助演じょえん男優だんゆうしょう受賞じゅしょうした。ビビ・ニューワースがローラやくヴィクター・ガーバーがアップルゲイトやくえんじた。1995ねん3がつ12にち、ガーバーの後継こうけいジェリー・ルイス出演しゅつえんし、ルイスにとってブロードウェイ・デビューとなり、その全米ぜんべいツアー公演こうえんのみならずロンドン・プロダクションにも出演しゅつえんした[8]。ジャック・オブライアンが演出えんしゅつロブ・マーシャル振付ふりつけいもうとのキャスリーン・マーシャルが振付ふりつけ助手じょしゅつとめた。オブライアンは脚本きゃくほん改訂かいていおこなった[9][8]

ウェスト・エンド再演さいえん[編集へんしゅう]

1997ねん、アデルフィ・シアターにおいて、ブロードウェイ再演さいえんプロダクションによるウェスト・エンド再演さいえんおこなわれ、5月29にちにプレビュー公演こうえんが、6月4にちほん公演こうえん開幕かいまくし、8がつ9にち閉幕へいまくした。ジェリー・ルイスがアップルゲイトやく再演さいえんし、エイプリル・ニクソンがローラやくえんじた[10]

ノース・ショア・ミュージック・シアター[編集へんしゅう]

2006ねん、マサチューセッツしゅうビヴァリーにあるノース・ショア・ミュージック・シアターにて改訂かいていばん上演じょうえんされた。セネタースはヤンキースの長年ながねん宿敵しゅくてきであるボストン・レッドソックスえられた。脚本きゃくほん改訂かいてい許可きょかてジョー・ディピエトロにより執筆しっぴつされた。

Reprise! Broadway's Best[編集へんしゅう]

2007ねん11月7にちから25にちReprise! Broadway's Best再演さいえん上演じょうえんした[11]ジェイソン・アレクサンダー演出えんしゅつし、1981ねんのロサンゼルスにえられ、おもにアフリカけいアメリカじんおよびヒスパニックの登場とうじょう人物じんぶつ改訂かいていされた[12]

Encores![編集へんしゅう]

2008ねん7がつ5にちから27にち、ニューヨーク・シティ・センターによるEncores!サマー・スターズ・シリーズが上演じょうえんされた。ジェーン・クラコウスキーがローラやくショーン・ヘイズがアップルゲイトやく、ランディ・グラフがメグやく、ミーガン・ローレンスがグロリア・ソープやく(アナ・ガスタイヤーのリハーサルちゅう怪我けがにより後継こうけい)、PJベンジャミンがジョー・ボイドやくシャイアン・ジャクソンがジョー・ハーディやくえんじた。ジョン・ランドが演出えんしゅつつとめ、オリジナルのフォッシーの振付ふりつけをメアリー・マクリードにより再現さいげんされた。1994ねんのブロードウェイ再演さいえんでは大幅おおはば改訂かいていおこなわれたため、これがオリジナル・プロダクションの本格ほんかくてき再演さいえんとされることもある[13]

オフ・ブロードウェイ慈善じぜん興業こうぎょう[編集へんしゅう]

2017ねん12月11にち、ランダバウト・シアター・カンパニーにより、オフ・ブロードウェイにおいて一夜いちやかぎりの慈善じぜん興業こうぎょうおこなわれた。キャスリーン・マーシャルが演出えんしゅつした。スティーブン・ボガーダスがジョー・ボイドやくマシュー・モリソンがジョー・ハーディやく、ヴィクトリア・クラークがメグやくマギー・ジレンホールがローラやくウーピー・ゴールドバーグ性別せいべつ不明ふめいのアップルゲイトやく、ダニー・バースタインがヴァン・ビューレンやく、エイドリアン・ウォレンがグロリアやくえんじた。スコット・ランディス、ジェリー・フランクル、ジェイ・ガッターマンおよびシンディ・ガッターマンがプロデュースした[14]

日本にっぽんでの公演こうえん[編集へんしゅう]

初演しょえん[編集へんしゅう]

1985ねんくたばれヤンキース」のタイトルで上演じょうえんもとプロ野球やきゅう選手せんしゅ江本えもと孟紀たけのり主役しゅやくのジョーをえんじた。

キャスト

再演さいえん[編集へんしゅう]

2007ねんDamn Yankees -くたばれ!ヤンキース-」のタイトルで上演じょうえん主役しゅやくはジョーではなくローラやくみずうみがつわたる。

キャスト
おもなスタッフ
  • 演出えんしゅつ潤色じゅんしょく訳詩やくし寺崎てらさき秀臣ひでおみ
  • 振付ふりつけ:ローリー・ワーナー
  • 翻訳ほんやく黒田くろだ絵美子えみこ
  • 音楽おんがく監督かんとく清水しみずめぐみかい
  • 装置そうち土屋つちや茂昭しげあき
  • 照明しょうめい塚本つかもとさとる
  • 衣装いしょう有田ありた
  • ヘアメイク:田中たなかエミ
  • 音響おんきょう実吉さねよし英一ひでかず
  • 舞台ぶたい監督かんとく鈴木すずきひろしけん

使用しよう楽曲がっきょく[編集へんしゅう]

1955ねん、オリジナル・ブロードウェイ・プロダクション[編集へんしゅう]

1994ねん、ブロードウェイ再演さいえん[15][編集へんしゅう]

主要しゅよう登場とうじょう人物じんぶつおよび出演しゅつえんしゃ[編集へんしゅう]

登場とうじょう人物じんぶつ オリジナル・ブロードウェイ

1955ねん

オリジナル・ウェスト・エンド

1957ねん

トロント

1988ねん

ブロードウェイ再演さいえん

1994ねん[16]

ウェスト・エンド再演さいえん

1997ねん[17]

Encores!

2008ねん[18]

オフ・ブロードウェイ

2017ねん[19]

ジョー・ボイド ロバート・シェイファー フィル・ヴィッカーズ ジェイムス・ホブソン デニス・ケリー英語えいごばん PJ・ベンジャミン スティーブン・ボガーダス英語えいごばん
ジョー・ハーディ スティーブン・ダグラス英語えいごばん アイヴァ・エマニュエル英語えいごばん デイヴィス・ゲインズ英語えいごばん ジャロッド・エミック英語えいごばん ジョン・マイケル・フレイト シャイアン・ジャクソン マシュー・モリソン
メグ・ボイド シャノン・ボリン英語えいごばん ベティ・ポール メイダ・ロジャーソン リンダ・スティーブンス ジョイ・フランツ英語えいごばん ランディ・グラフ英語えいごばん ヴィクトリア・クラーク英語えいごばん
ローラ グウェン・ヴァードン ベリタ[注釈ちゅうしゃく 1] モイラ・ウォリー・バケット英語えいごばん ビビ・ニューワース エイプリル・ニクソン ジェーン・クラコウスキー マギー・ジレンホール
ミスター・アップルゲイト レイ・ウォルストン ビル・カー英語えいごばん エイヴリー・ソルツマン英語えいごばん ヴィクター・ガーバー ジェリー・ルイス ショーン・ヘイズ ウーピー・ゴールドバーグ
ヴァン・ビューレン ラス・ブラウン英語えいごばん ドナルド・スチュワート マイケル・フォークス ディック・ラテッサ英語えいごばん リチー・マスタスクサ マイケル・マルヘルン ダニー・バースタイン英語えいごばん
グロリア・ソープ レイ・アレン英語えいごばん ジュディ・ブルース パメラ・ガーランド ヴィッキー・ルイス エレン・グロッソ ミーガン・ローレンス英語えいごばん エイドリアン・ウォレン英語えいごばん

オリジナル・ブロードウェイ・プロダクション代役だいやく[編集へんしゅう]

Source [20]

オリジナル・ウェスト・エンド・プロダクション代役だいやく[編集へんしゅう]

ブロードウェイ再演さいえん代役だいやく[編集へんしゅう]

登場とうじょう人物じんぶつ[編集へんしゅう]

  • ジョー・ボイド — 中年ちゅうねん肥満ひまん妻帯さいたいしゃ野球やきゅうとくにセネタースをあいする。ジョー・ハーディの年老としおいた姿すがた
  • ジョー・ハーディ — 22さいのホームラン・ヒッター。ジョー・ボイドの変身へんしんした姿すがた
  • メグ・ボイド — ジョーの献身けんしんてき伝統でんとうてきつま
  • ローラ — 悪魔あくま誘惑ゆうわくてき助手じょしゅ
  • ミスター・アップルゲイト — こうがうまいセールスマンの恰好かっこうをした悪魔あくま
  • ヴァン・ビューレン — セネタースの熱血ねっけつ監督かんとくひろしんぬしだが不運ふうんつづき。
  • グロリア・ソープ — 詮索せんさくきなリポーター。
  • ロッキー — セネタースの選手せんしゅ
  • スモーキー — セネタースのうすのろキャッチャー。
  • チェリー — メグの友人ゆうじん
  • ドリス — メグの友人ゆうじん
  • シスター — メグの友人ゆうじん
  • ミスター・ウェルチ — セネタースのオーナー。
  • その: ブーリー(またはイブセン)、ヴァーノン、ヘンリー、リンヴィル、ソホヴィク、ロウ、ミッキー、デル、ミス・ウェストン、ポストマスター、コミッショナー
  • 野球やきゅう選手せんしゅ、バットボーイズ、野球やきゅうファンのつま

(オリジナル・ブロードウェイ・プロダクションでは「"Heart"」に子供こどものコーラスが使用しようされた)

派生はせい作品さくひん[編集へんしゅう]

1955ねん5がつ8にち、オリジナル・ブロードウェイ・キャスト・レコーディングがRCAビクターで収録しゅうろくされた。当初とうしょこのLPはモノラルでリリースされたが、1965ねん、RCAビクターは電子でんしステレオでリリースした。1988ねん、CDばんがリリースされた[21]。1958ねん、RCAビクターは映画えいがばんのサウンドトラックをリリースした。ステレオで収録しゅうろくされたが、モノラルでリリースされた。1989ねん、CDばんがステレオで収録しゅうろくおよびリリースされた。1994ねん5がつ17にち、ブロードウェイ再演さいえんキャスト・レコーディングがマーキュリー(げんデッカ・ブロードウェイ)によりリリースされた。

1958ねんワーナー・ブラザースジョージ・アボットスタンリー・ドーネン監督かんとくによる映画えいがばんくたばれ!ヤンキース (1958ねん映画えいが)英語えいごばん』を公開こうかいした。スティーブン・ダグラスがえんじていたジョー・ハーディやくタブ・ハンター交代こうたいした以外いがい、ほぼオリジナル・ブロードウェイ・キャストが再演さいえんした[22][23]題名だいめいにDamnという単語たんご(くそったれ・地獄じごくちろといった意味いみ俗語ぞくご)があるため、イギリス公開こうかいは『What Lola Wants』と改題かいだいされている。ワーナー・ホーム・ビデオからDVDが発売はつばい

キャスト
スタッフ
  • 監督かんとく:ジョージ・アボット、スタンリー・ドーネン
  • 脚本きゃくほん:ジョージ・アボット
  • 原作げんさくダグラス・ウォールップ

1967ねん4がつ8にち、NBCにてテレビ映画えいがくたばれ!ヤンキース (1967ねん映画えいが)英語えいごばん』が放映ほうえいされた。フィル・シルヴァースがアップルゲイトやくリー・レミックがローラやくレイ・ミドルトン英語えいごばんがジョー・ボイドやくえんじた[23][24]

1983ねん悪魔あくまがブロードウェイを破壊はかいしにやってくる新作しんさくミュージカル『Raisin' Cane』でレイ・ウォルストンがアップルゲイトやく再演さいえんすることへの関心かんしんかたった。ほんさくスピンオフとして、アップルゲイトが少女しょうじょ育成いくせいし、ブロードウェイで主演しゅえんさせ、少女しょうじょ境遇きょうぐうえてスポンサーらを破産はさんむ。サンフランシスコのベイ・エリアを拠点きょてんとする作家さっか作詞さくし作曲さっきょくのテッド・コプロスが脚本きゃくほん作詞さくし作曲さっきょく担当たんとうすることとなった。

2009ねんジム・キャリーがアップルゲイトやくジェイク・ジレンホールがジョー・ハーディやくあらたな映画えいが発表はっぴょうされた[25]。2020ねん12がつ現在げんざい制作せいさく発表はっぴょうされていない。

受賞じゅしょうれき[編集へんしゅう]

オリジナル・ブロードウェイ・プロダクション[編集へんしゅう]

とし しょう 部門ぶもん ノミネートしゃ 結果けっか
1956[26] トニーしょう ミュージカル作品さくひんしょう 受賞じゅしょう
ミュージカル主演しゅえん男優だんゆうしょう レイ・ウォルストン 受賞じゅしょう
スティーブン・ダグラス英語えいごばん ノミネート
ミュージカル主演しゅえん女優じょゆうしょう グウェン・ヴァードン 受賞じゅしょう
ミュージカル助演じょえん男優だんゆうしょう ラス・ブラウン英語えいごばん 受賞じゅしょう
ミュージカル助演じょえん女優じょゆうしょう レイ・アレン英語えいごばん ノミネート
ミュージカル演出えんしゅつしょう ハル・ヘイスティングス 受賞じゅしょう
振付ふりつけしょう ボブ・フォッシー 受賞じゅしょう
舞台ぶたい技術ぎじゅつしょう ハリー・グリーン 受賞じゅしょう

1994ねん、ブロードウェイ再演さいえん[編集へんしゅう]

とし しょう 部門ぶもん ノミネートしゃ 結果けっか
1994[27] トニーしょう 再演さいえんミュージカル作品さくひんしょう ノミネート
ミュージカル主演しゅえん男優だんゆうしょう ヴィクター・ガーバー ノミネート
ミュージカル助演じょえん男優だんゆうしょう ジャロッド・エミック英語えいごばん 受賞じゅしょう
振付ふりつけしょう ロブ・マーシャル ノミネート
ドラマ・デスク・アワード 再演さいえんミュージカル作品さくひんしょう ノミネート
ミュージカル助演じょえん男優だんゆうしょう ジャロッド・エミック 受賞じゅしょう
編曲へんきょくしょう ダグ・ベスターマン ノミネート
シアター・ワールドしょう英語えいごばん ジャロッド・エミック 受賞じゅしょう

1997ねん、ロンドン再演さいえん[編集へんしゅう]

とし しょう 部門ぶもん ノミネートしゃ 結果けっか
1998[28] ローレンス・オリヴィエしょう ミュージカル作品さくひんしょう ノミネート
ミュージカル助演じょえんしょう エイプリル・ニクソン ノミネート
振付ふりつけしょう ロブ・マーシャル ノミネート

特記とっき[編集へんしゅう]

  1. ^ ベリタにとってフォッシーの振付ふりつけ斬新ざんしんすぎたためエリザベス・シール英語えいごばん交代こうたいした

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ Peter Werres (2008). “Introduction: The Changing Faces of Dr. Faustus”. In Lorna Fitzsimmons. Lives of Faust: The Faust Theme in Literature and Music. A Reader. New York: Walter De Gruyter. p. 12. ISBN 978-3110198232. https://books.google.com/books?id=SH2FQy3_DP4C&pg=PA12&dq=damn+Yankees 2018ねん10がつ30にち閲覧えつらん 
  2. ^ Fitzsimmons, Lorna, ed (2008). Lives of Faust: The Faust Theme in Literature and Music. A Reader. New York: Walter De Gruyter. p. 12. ISBN 9783110973976. https://books.google.com/books?id=SH2FQy3_DP4C&q=damn+Yankees&pg=PA12 2018ねん10がつ30にち閲覧えつらん 
  3. ^ Original 1955 Playbill, p.11
  4. ^ All His Jazz: The Life & Death of Bob Fosse, Martin Gottfried, 1998, pp. 94-95, Da Capo Press, ISBN 0-306-80837-4
  5. ^ Kenrick, John. Damn Yankees musicals101.com
  6. ^ Obituary of Belita Archived 2008-12-24 at the Wayback Machine.
  7. ^ csmonitor.com
  8. ^ a b Canby, Vincent. "Theater Review: 'Damn Yankees'; Finally, Jerry Lewis Is on Broadway". The New York Times, March 13, 1995.
  9. ^ "Damn Yankees 1994". ibdb.com
  10. ^ " 'Damn Yankees' West End Revival 1997" thisistheatre.com, retrieved August 16, 2018
  11. ^ Reprise! Damn Yankees, with Derricks, Gillentine, Page, Taylor and White, Begins Nov. 6”. Playbill (2007ねん11月6にち). 2021ねん1がつ2にち閲覧えつらん
  12. ^ Jason Alexander's playing with the 'Yankees'”. The Orange County Register (2007ねん11月7にち). 2023ねん3がつ14にち閲覧えつらん
  13. ^ Rooney, David."Review: 'Damn Yankees'", Variety, July 10, 2008.
  14. ^ Damn Yankees - 2017 Off-Broadway Tickets, News, Info, Photos, Videos”. www.broadwayworld.com. 2020ねん12月23にち閲覧えつらん
  15. ^ " Damn Yankees, 1994" Internet Broadway Database
  16. ^ Damn Yankees – Broadway Musical – 1994 Revival | IBDB”. www.ibdb.com. 2020ねん12月23にち閲覧えつらん
  17. ^ Damn Yankees Original West End Cast - 1997 West End”. www.broadwayworld.com. 2020ねん12月23にち閲覧えつらん
  18. ^ Damn Yankees Original Off-Broadway Cast - 2008 Off-Broadway”. www.broadwayworld.com. 2020ねん12月23にち閲覧えつらん
  19. ^ Damn Yankees Original Off-Broadway Cast - 2017 Off-Broadway”. www.broadwayworld.com. 2020ねん12月23にち閲覧えつらん
  20. ^ Damn Yankees – Broadway Musical – Original | IBDB”. www.ibdb.com. 2020ねん12月23にち閲覧えつらん
  21. ^ The New York Times, John S. Wilson, June 26, 1955, pg. X10
  22. ^ Damn Yankees tcm.com, retrieved August 16, 2018
  23. ^ a b " Damn Yankeess Notes" tcm.com, retrieved August 16, 2018
  24. ^ Terrace, Vincent. Damn Yankees, Television Specials: 5,336 Entertainment Programs, 1936-2012, 2nd ed., McFarland, 2013, ISBN 0786474440, p. 117
  25. ^ Fleming, Michael (2009ねん2がつ26にち). “Carrey, Gyllenhaal do Yankees”. Variety. 2009ねん2がつ28にち閲覧えつらん
  26. ^ " Damn Yankees Awards" ibdb.com, retrieved August 16, 2018
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外部がいぶリンク[編集へんしゅう]