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キプロス航空こうくう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
キプロス航空こうくう（初代しょだい）
IATA
CY 		ICAO
CYP 		コールサイン
CYPRUS
設立せつりつ 1947年ねん9月24日にち
運航うんこう停止ていし 2015年ねん1月がつ9日にち
ハブ空港くうこう ラルナカ国際こくさい空港くうこう（ラルナカ）
マイレージサービス サンマイルズ
会員かいいんラウンジ エグゼクティブ・ラウンジ
親会社おやがいしゃ キプロス航空こうくう
保有ほゆう機材きざい数すう 6機き
就航しゅうこう地ち 13都市とし
本拠地ほんきょち キプロス・ニコシア
外部がいぶリンク http://www.cyprusairways.com/
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キプロス航空こうくう（ギリシア語ご:Κυπριακές Αερογραμμές；英語えいご:Cyprus Airways）は、キプロスに存在そんざいした国営こくえい航空こうくう会社かいしゃである。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

ボーイング707-100B

キプロス航空こうくうは1947年ねん9月24日にち、英国えいこく欧州おうしゅう航空こうくう（BEA）、キプロス政府せいふほかの出資しゅっしによって設立せつりつされた。設立せつりつ当初とうしょの機材きざいはダグラスダコタ3機きで、当時とうじのハブ空港くうこうであったニコシア国際こくさい空港くうこうより、アテネやロンドン、ベイルートなどに就航しゅうこうしていた。その後ご、保有ほゆう機きはダコタ機き6機きとなり、クウェートやバーレーン、アンマンなど中東ちゅうとう方面ほうめんの就航しゅうこうが増ふえた。

ビッカース バイカウント
ホーカーシドレー トライデント2E

1960年ねんにキプロス共和きょうわ国こくが独立どくりつを宣言せんげん後ご、新しん政府せいふを主要しゅような出資しゅっし者しゃとしたキプロス航空こうくうではキプロス人じんの乗務じょうむ員いんも徐々じょじょに増加ぞうかした。経営けいえいが軌道きどうに乗のった1960年代ねんだい中頃なかごろにはBEAよりバイカウント2機きのリースを受うけ、テルアビブやエルサレム、カイロなどに就航しゅうこうした。これらの機体きたいにおいて初はじめて翼つばさのあるムフロンのロゴマークがつけられた。1970年代ねんだい前半ぜんはんにはバイカウントに代かわってトライデントを導入どうにゅう、フランクフルトやマンチェスター、ブリュッセル、パリなど欧州おうしゅう路線ろせんが拡充かくじゅうされた。

1974年ねん7月がつ20日はつか、トルコがキプロス島とう北部ほくぶに軍事ぐんじ介入かいにゅう、ニコシア空港くうこうは国連こくれんの管理かんり下かに置おかれることとなった。この混乱こんらんでトライデント1機きが破壊はかい、もう1機きに不具合ふぐあいが生しょうじ、残のこりの保有ほゆう機きも収容しゅうようされてキプロス航空こうくうは機材きざいと空港くうこうの両方りょうほうを失うしなうことになる。1975年ねん2月がつ、キプロス政府せいふはラルナカ国際こくさい空港くうこうを建設けんせつ、ブリティッシュミッドランド航空こうくうよりリースを受うけたバイカウント2機きから運航うんこうを再開さいかいした。

エアバス A300-200

1991年ねんより、保有ほゆう機きには古代こだいの都市としや王おうたちの名ながつけられることとなった。1992年ねん3月がつにはチャちゃータたー便びんを専門せんもんとする子会社こがいしゃ、ユーロキプリア航空こうくう、2003年ねんからはアテネを拠点きょてんとして欧州おうしゅう路線ろせんを扱あつかうヘラス・ジェット（英語えいご版ばん）を設立せつりつ、運航うんこうを行おこなっていた。

リーマン・ショック以降いこうは経営けいえい危機ききが続つづき、ライアンエアーによる買収ばいしゅうも取とりざたされていたが[1]、2012年ねんから翌年よくねんにかけて行おこなわれた政府せいふによる財政ざいせい支援しえんが欧州おうしゅう理事りじ会かいで違法いほうと認定にんてい。資金しきんが回収かいしゅうできない場合ばあい、認可にんか取とり消けし処分しょぶんとなるのを受うけ[2]、2015年ねん1月がつ9日にちに運航うんこうを停止ていし、その歴史れきしに幕まくを閉とじた[3]。

就航しゅうこう路線ろせん[編集へんしゅう]

最さい末期まっきは欧州おうしゅうと中近東ちゅうきんとうに就航しゅうこうしていた。

コードシェア提携ていけいしていた航空こうくう会社かいしゃ[編集へんしゅう]

機材きざい[編集へんしゅう]

キプロス航空こうくうのA330-200

最さい末期まっきは6機きのエアバスA320を運航うんこうしていた。

過去かこの機材きざい[編集へんしゅう]

BAC 1-11-500GF
ニコシア国際こくさい空港くうこうに放棄ほうきされたホーカー・シドレー トライデント。主要しゅよう部品ぶひんは取とり外はずされ、抜ぬけ殻がらのような状態じょうたいとなっている。

など

新しん法人ほうじんによる運航うんこう[編集へんしゅう]

2016年ねん7月がつ、チャーリー・エアラインズ（英語えいご版ばん）がキプロス政府せいふとの間あいだでキプロス航空こうくうのブランド供与きょうよ契約けいやくを結むすび[4]、翌よく2017年ねん6月1日にち、ラルナカとサンクトペテルブルクを結むすぶ路線ろせんで運航うんこうを開始かいしした[5]。IATAコードは旧きゅう法人ほうじんと同一どういつである。

脚注きゃくちゅう・出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ “ライアンエアー、キプロス航空こうくうに買収ばいしゅう提案ていあんへ”. ウォール・ストリート・ジャーナル日本にっぽん版ばん (2014年ねん8月がつ27日にち). 2015年ねん1月がつ11日にち閲覧えつらん。
  2. ^ “キプロス航空こうくうが営業えいぎょう停止ていし、EUが政府せいふによる財政ざいせい支援しえんを違法いほう援助えんじょと認定にんてい”. business newsline. 2015年ねん1月がつ11日にち閲覧えつらん。
  3. ^ “キプロス・エアウェイズが運航うんこう停止ていし 「発展はってんに貢献こうけんでき光栄こうえい」68年ねんの歴史れきしに幕まく”. フライチーム (2015年ねん1月がつ11日にち). 2015年ねん1月がつ11日にち閲覧えつらん。
  4. ^ “ロシアのS7航空こうくう、新しんキプロス・エアウェイズとのコードシェア提携ていけいを開始かいし”. フライチーム (2017年ねん6月がつ6日にち). 2017年ねん7月がつ22日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “新あらたなキプロス・エアウェイズが運航うんこう開始かいし、旧きゅう会社かいしゃと同おなじIATAコードで運航うんこう” (2017年ねん6月がつ5日にち). 2017年ねん7月がつ22日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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