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サトプラ山脈さんみゃく

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
サトプラ山脈さんみゃく
パンチマルヒ・バレー
所在地しょざいち インドの旗 インド中部ちゅうぶ
グジャラートしゅうマハーラーシュトラしゅうマディヤ・プラデーシュしゅうチャッティースガルしゅう
位置いち 北緯ほくい2227ふん02びょう 東経とうけい7822ふん14びょう / 北緯ほくい22.45056 東経とうけい78.37056 / 22.45056; 78.37056座標ざひょう: 北緯ほくい2227ふん02びょう 東経とうけい7822ふん14びょう / 北緯ほくい22.45056 東経とうけい78.37056 / 22.45056; 78.37056
プロジェクト やま
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サトプラ山脈さんみゃく(サトプラさんみゃく、マラーティー: सातपुडा)、あるいはサートプラー山脈さんみゃくは、インド大陸たいりくのほぼ中央ちゅうおうを、東西とうざいはし山脈さんみゃく。インドの南側みなみがわぎゃく三角形さんかっけい見立みたてたとき、西側にしがわあたり西にしガーツ山脈さんみゃく東側ひがしがわあたりひがしガーツ山脈さんみゃく北側きたがわあたりにサトプラ山脈さんみゃくがあるとかんがえてよい。また、そのみっつの山脈さんみゃくかこまれた高原こうげん地帯ちたいデカン高原こうげんであり、みなみインドばれる地域ちいきでもある。最高さいこう地点ちてんは1,350mのドゥプガルさん英語えいごばん

概要がいよう

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アラビアかい沿岸えんがんグジャラートしゅう東部とうぶから、マハーラーシュトラしゅうマディヤ・プラデーシュしゅう、そしてチャッティースガルしゅうにかけての地域ちいきひろがる。

自然しぜん

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サトプラ山脈さんみゃくは、元々もともと全体ぜんたい鬱蒼うっそうとしたもりおおわれていたが、イギリス植民しょくみん時代じだい以降いこうひらかれ、現在げんざいでは原生げんせいりんすこししかのこっていない。しかし、その貴重きちょう森林しんりんには、トラガウル(インドヤギュウ)、ドール(アカオオカミ)、ナマケグマヨツヅノレイヨウブラックバックヒョウインドオオリスカンムリワシなどが生息せいそくしている[1]

モンスーンつよ影響えいきょうけているため、東側ひがしがわ西側にしがわよりも降水こうすいりょうおおく、ひがしガーツ山脈さんみゃくまじわる高原こうげんには落葉樹らくようじゅ森林しんりんひろがっている。西側にしがわナルマダー渓谷けいこくとともに、乾燥かんそうした落葉樹らくようじゅりんとなっている。しゅチークサラソウジュなどがおおく、とくにサラソウジュはインドでここでしかえていない。また、マツバランぞくハナヤスリぞく英語えいごばんなどのシダ植物しょくぶつおおられる[1]

一帯いったいボリ野生やせい生物せいぶつ保護ほご英語えいごばんパチマルヒ英語えいごばん保護ほごサトプラトラ保護ほご英語えいごばんは2009ねんユネスコ生物せいぶつけん保護ほご指定していされた[1]

歴史れきし

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サトプラ山脈さんみゃくは、歴史れきしてきて、ヴィンディヤ山脈さんみゃくとともにインドというくに南北なんぼく分断ぶんだんする文化ぶんかてきかべとなっていた。日本にっぽん流布るふしているインドのイメージとして、カレーくにというものや、ターバンサリーけた人々ひとびとがいるくにというものがあるが、これらはおおまかにきたインドのイメージである。一方いっぽうみなみインド経済けいざいてき発展はってんしており、教育きょういく水準すいじゅんたかい。インドにおける南北なんぼく格差かくさおおきく、これは、地理ちりてきにサトプラ山脈さんみゃくがあったことで、ながらくつづいてきた問題もんだいであった。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c Pachmarhi Biosphere Reserve, India” (英語えいご). UNESCO (2019ねん1がつ22にち). 2023ねん4がつ23にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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