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タンポ

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
銅版どうはんのタンポ(ダバー)

タンポは、拓本たくほんるときにすみをつけてたた道具どうぐである。しょをかくときのふでたる。漢字かんじでは「たん」あるいは「つつみ」とく。 後述こうじゅつするように綿めんまるめて球状きゅうじょうにするところから、語感ごかんタンポン綿めんだま)に由来ゆらいするかたり誤解ごかいされることがあるが、両者りょうしゃあいだにはとく関係かんけいない。 綿めんなどをぬのつつみ、ボールじょうにしてしばってある部分ぶぶんちやすいように棒状ぼうじょうにする。むかしは、かもじ(ひと)を真綿まわたでくるんで紅絹もみ(もみ)のぬのつつんでつくったが、現在げんざいナイロン綿めんこまかい化繊かせんぬのでくるんでつくる。おおきさは直径ちょっけい20センチメートルくらいのものから1センチメートルくらいまで用途ようとおうじてつくられる。一般いっぱん中国ちゅうごくではかたくくったものがもちいられるが、日本にっぽんでは比較的ひかくてきやわらかめのものがこのまれる。

日本にっぽんでは、このかたち流用りゅうようして刀剣とうけんようのタンポがまれた。これはタンポに砥石といし粉末ふんまつ内部ないぶふくませて、日本にっぽんがたな刀身とうしん払拭ふっしょくするものである。また、槍術そうじゅつ練習れんしゅうようとして、ぼう先端せんたんにタンポをつけた「たんぽやり」というものがもちいられることもある。

おも拓本たくほん道具どうぐとしてもちいられるが、様々さまざま版画はんが制作せいさくにも素材そざいやつくりをえることで、利用りようされている。孔版こうはんステンシルという技法ぎほうや、どう版画はんがではきぬ鹿しかがわつくられたもの(ダバー)を使用しようする。きぬのものは、固形こけいグランド(防食ぼうしょくざい)をきのばすとき使用しようし、かわせいのものははんにインクをめるとき使用しようされる[1]

脚注きゃくちゅう

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関連かんれん項目こうもく

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