ダイスをころがせ

「ダイスをころがせ」
ローリング・ストーンズのシングル
初出しょしゅつアルバム『メイン・ストリートのならず者もの』
B面めん	黒くろいエンジェル
リリース	1972年ねん4月がつ14日にち
規格きかく	7インチ・シングル
録音ろくおん	1970年ねん10月がつ; 1971年ねん12月 - 1972年ねん3月がつ;
ジャンル	ロック
時間じかん	3分ふん50秒びょう
レーベル	ローリング・ストーンズ・レコード
作詞さくし・作曲さっきょく	ジャガー/リチャーズ
プロデュース	ジミー・ミラー
チャート最高さいこう順位じゅんい
	7位い（Billboard Hot 100）; 5位い（全ぜん英えいシングルチャート）;
ローリング・ストーンズシングル年表ねんぴょう
ミュージックビデオ
	「Tumbling Dice (Live)」 - YouTube
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ローリング・ストーンズ > ローリング・ストーンズの作品さくひん > ダイスをころがせ

「ダイスをころがせ」(原題げんだい：Tumbling Dice)は、ローリング・ストーンズの楽曲がっきょく。作詞さくし・作曲さっきょくはミック・ジャガーおよびキース・リチャーズ。1972年ねんのアルバム『メイン・ストリートのならず者もの』収録しゅうろく曲きょく。

解説かいせつ[編集へんしゅう]

大おおきくグラインドするような独特どくとくのルーズなグルーヴを持もつスワンプ・ロック・ナンバー。このグルーヴはリチャーズが作つくり、ジャガーが歌詞かしを書かいた。メロディに関かんしてはどちらが作つくったかはっきりしていないという^[1]。この曲きょくは、前作ぜんさく『スティッキー・フィンガーズ』（1971年ねん）の制作せいさく中ちゅうであった1970年ねんに初期しょきバージョンが録音ろくおんされており、その時ときのバージョンは「グッドタイム・ウィメン」というタイトルで、リズムも違ちがえば歌詞かしも全まったく異ことなるものだった^[2]。その後ご『メイン・ストリートのならず者もの』のセッションで再ふたたび採とり上あげられ、歌詞かしの内容ないようを書かき換かえ、テンポを若干じゃっかん落おとし、現行げんこうタイトルに改題かいだいの末すえ、改あらためてレコーディングし直なおされている。尚なお、先述せんじゅつの「グッドタイム・ウィメン」は、2010年ねんにリリースされた『メイン・ストリートのならず者もの』デラックス・エディションのボーナス・トラックに収録しゅうろくされた。

この曲きょくではミック・テイラーはギターではなくベースで参加さんかしており、リードギターはリチャーズが担当たんとうしている（ビル・ワイマンは不参加ふさんか）。また、チャーリー・ワッツと共ともにプロデューサーのジミー・ミラーもドラムを叩たたいている^[3]。後述こうじゅつの通とおりコンサートでは頻繁ひんぱんに採とり上あげられ、また多数たすうのコンピレーション・アルバムにも収録しゅうろくされているが、ジャガー本人ほんにんの自己じこ評価ひょうかは低ひくく、「みんなあの曲きょくのどこが気きに入いってるのかわからない。歌詞かしが今こん一ひとつなんだよな」とコメントしている^[1]。アルバムからの先行せんこうシングルとしてリリースされ、全ぜん英えい5位い^[4]、全米ぜんべい7位い^[5]につけるヒットとなった。

1977年ねん、リンダ・ロンシュタットがアルバム『夢ゆめはひとつだけ』の中なかでカバーし、翌年よくねんにはシングルとして発表はっぴょう、全米ぜんべい32位いにランクインしている^[6]。

「ローリング・ストーンの選えらぶオールタイム・グレイテスト・ソング500」（2021年版ねんばん）において86位いにランクされている^[7]。

コンサート・パフォーマンス[編集へんしゅう]

アルバム発表はっぴょう後ごの北米ほくべいツアーから、直近ちょっきんの2016年ねんのツアーまで、ストーンズの全すべてのツアーで披露ひろうされ続つづけている^[3]。公式こうしきのライブ・アルバムには、1977年ねんの『ラヴ・ユー・ライヴ』、2008年ねんの『シャイン・ア・ライト』に収録しゅうろく。また『レディース＆ジェントルマン』（1974年ねん）や『レッツ・スペンド・ザ・ナイト・トゥゲザー』（1983年ねん）など、複数ふくすうの映像えいぞう作品さくひんにもライヴ映像えいぞうが収録しゅうろくされている。

参加さんかミュージシャン[編集へんしゅう]

ミック・ジャガー - リード＆バッキング・ボーカル、エレキギター^[3]
キース・リチャーズ - エレキギター、バッキング・ボーカル^[3]
ミック・テイラー - ベース^[3]
チャーリー・ワッツ、ジミー・ミラー - ドラムス^[3]
ニッキー・ホプキンス - ピアノ^[3]
ボビー・キーズ - サックス^[3]
ジム・プライス - トランペット^[3]
クライディ・キング、ベネッタ・フィールズ、シャーリー・マシューズ - バッキング・ボーカル^[3]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

^ ^a ^b SIGHT VOL.14　特集とくしゅう「ロックの正義まさよし!!ストーンズ全ぜん100ページ」（株式会社かぶしきがいしゃロッキング・オン、2003年ねん）67頁ぺーじ
^ 『メイン・ストリートのならず者もの』デラックス・エディション（2010年ねん）日本にっぽん版ばんCD付属ふぞくの寺田てらだ正ただし典てんによる解説かいせつより。
^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j “Tumbling Dice:” (英語えいご). 2016年ねん12月23日にち閲覧えつらん。
^ ROLLING STONES | full Official Chart History | Official Charts Company:
^ The Rolling Stones - Chart history | Billboard:
^ http://www.billboard.com/artist/307401/linda-ronstadt/chart?page=1&sort=date&f=379 Linda Ronstadt - Chart history | Billboard:]
^ “The 500 Greatest Songs of All Time” (英語えいご). Rolling Stone (2021年ねん9月がつ15日にち). 2021年ねん12月21日にち閲覧えつらん。

[a-1] SIGHT VOL.14　特集とくしゅう「ロックの正義まさよし!!ストーンズ全ぜん100ページ」（株式会社かぶしきがいしゃロッキング・オン、2003年ねん）67頁ぺーじ

[2] 『メイン・ストリートのならず者もの』デラックス・エディション（2010年ねん）日本にっぽん版ばんCD付属ふぞくの寺田てらだ正ただし典てんによる解説かいせつより。

[b-3] ^ ^a ^b ^c ^d ^e ^f ^g ^h ⁱ ^j “Tumbling Dice:” (英語えいご). 2016年ねん12月23日にち閲覧えつらん。

[4] ROLLING STONES | full Official Chart History | Official Charts Company:

[5] The Rolling Stones - Chart history | Billboard:

[6] ttp://www.billboard.com/artist/307401/linda-ronstadt/chart?page=1&sort=date&f=379 Linda Ronstadt - Chart history | Billboard:]

[7] “The 500 Greatest Songs of All Time” (英語えいご). Rolling Stone (2021年ねん9月がつ15日にち). 2021年ねん12月21日にち閲覧えつらん。

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