トマス・メンデンホール

トマス・メンデンホール Thomas Corwin Mendenhall
生誕せいたん	1841年ねん10月4日にち アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく・オハイオ州しゅう ハノーヴァートン
死没しぼつ	(1924-03-23) 1924年ねん3月23日にち（82歳さい没ぼつ） アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく  オハイオ州しゅう ラヴェンナ

トマス・メンデンホール（Thomas Corwin Mendenhall、1841年ねん10月4日にち-1924年ねん3月23日にち）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくの物理ぶつり学者がくしゃ、気象きしょう学者がくしゃ。オハイオ州しゅう生うまれ。

経歴けいれき

独学どくがくで数学すうがくと物理ぶつり学がくを習得しゅうとくし、高校こうこう教師きょうしからオハイオ州立しゅうりつ大学だいがくの物理ぶつり学がく教授きょうじゅとなる。

エドワード・S・モースの推薦すいせんで1878年ねん、東京とうきょう帝国ていこく大学だいがくの物理ぶつり教師きょうしに迎むかえられる（お雇やとい外国がいこく人じん）。富士ふじ山頂さんちょうで重力じゅうりょく測定そくていや天文てんもん気象きしょうの観測かんそくを行おこない、日本にっぽんに地球ちきゅう物理ぶつり学がくが芽生めばえる契機けいきをつくった。また、本郷ほんごう区く本ほん富士ふじ町まち（現げん・文京ぶんきょう区く本郷ほんごう7丁目ちょうめ）に竣工しゅんこうした東京大学とうきょうだいがく理学部りがくぶ観かん象ぞう台だいの観測かんそく主任しゅにんとなって、1879年ねん1月がつから2年間ねんかん気象きしょう観測かんそくに従事じゅうじ。地震じしん頻発ひんぱつを考慮こうりょして、観かん象ぞう台だいへの地震じしん計けい設置せっちを主張しゅちょうしたり、日本にっぽん地震じしん学会がっかいの創立そうりつのために貢献こうけんした。

1881年ねんに帰国きこくして、オハイオ州立しゅうりつ大学だいがく教授きょうじゅ、アメリカ陸軍りくぐん通信つうしん隊たい教授きょうじゅ（1886-89）、ローズ工科こうか大学だいがく学長がくちょう（1886 -89）、海岸かいがん陸地りくち測量そくりょう局きょく長ちょう（1889-94）、ウースター工科こうか大学だいがく学長がくちょう（1894-1901）などを歴任れきにんする。主要しゅような貢献こうけんとしては、理工りこう学がく教育きょういくにおける各種かくしゅの寄与きよと、重力じゅうりょく測定そくてい、気象きしょう学がく、地震じしん学がくなど地球ちきゅう物理ぶつり学がくに関かんするもの、また、度量衡どりょうこう、メめートル法とるほう（メンデンホール指令しれい）、電気でんき単位たんいなどの単位たんいの問題もんだい、海岸かいがん陸地りくち測量そくりょう局長きょくちょう時代じだいの米国べいこくの州しゅう境さかいおよび国境こっきょうの確定かくていなどをあげることができる。アラスカの氷河ひょうがのひとつにメンデンホール氷河ひょうががあるのも、この局長きょくちょう時代じだいの仕事しごとに関連かんれんして命名めいめいされたものである。

彼かれの遺産いさんの一部いちぶは日本学士院にほんがくしいんに送おくられて「メンデンホール記念きねん賞しょう」の基金ききんとなっている。

1918年ねんにフランクリン・メダル受賞じゅしょう。

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