ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー

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ドラゴンクエストモンスターズ
ジョーカー

ジャンル	ロールプレイングゲーム
対応たいおう機種きしゅ	ニンテンドーDS
開発元かいはつもと	トーセ
発売はつばい元もと	スクウェア・エニックス
プロデューサー	犬塚いぬづか太一たいち
ディレクター	堀井ほりい雄二ゆうじ（ゼネラルディレクター）
音楽おんがく	すぎやまこういち
人数にんずう	1人ひとり、2人ふたり（対戦たいせん・データ交換こうかん）
メディア	DSカード
発売はつばい日び	2006年ねん12月28日にち 2007年ねん11月6日にち
対象たいしょう年齢ねんれい	CERO：A（全ぜん年齢ねんれい対象たいしょう）
売上うりあげ本数ほんすう	約やく151万まん本ほん
その他た	ニンテンドーWi-Fiコネクション （2011年ねん4月がつ1日にち終了しゅうりょう）、 DSワイヤレスプレイ対応たいおう

『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー』（DRAGON QUEST MONSTERS Joker）は、2006年ねん12月28日にちにスクウェア・エニックスから発売はつばいされたニンテンドーDS用ようゲームソフト。

概要がいよう

ゲーム中ちゅうの登場とうじょうモンスターを育成いくせいするRPG『ドラゴンクエストモンスターズ』シリーズの第だい4作さく。タイトルロゴには暗色あんしょくが多用たようされ、従来じゅうらいの "DRAGON QUEST" ロゴではなく、略称りゃくしょうである "DQM" の文字もじを大おおきくロゴ化かし、スピンオフ企画きかくの要素ようそを強つよく打うち出だしている。

前作ぜんさくと異ことなり、シナリオ&ゲームデザイン/ゼネラルプロデューサーに堀井ほりい雄二ゆうじを起用きようし、キャラクター・デザイン鳥山とりやま明あきら、音楽おんがくすぎやまこういちと、ドラゴンクエストシリーズ"黄金おうごんトリオ"による久々ひさびさの製作せいさく。堀井ほりいによれば、本ほん作さくでの手応てごたえ（携帯けいたい機きでも十分じゅうぶんに楽たのしめる完成かんせい度ど、PlayStation 2より少すくない開発かいはつ費ひと開発かいはつ期間きかん）が、『ドラゴンクエストIX 星空ほしぞらの守まもり人じん』をニンテンドーDSで製作せいさくすることの決きめ手てになったという。出荷しゅっか本数ほんすうは前作ぜんさくの60万まん本ほんの3倍ばい以上いじょうとなる190万まん本ほんを記録きろくしている（2009年ねん9月がつ末まつ時点じてん）。

本ほん作さくより、呪文じゅもんの系統けいとうや種類しゅるいが大幅おおはばに整理せいりされた。属性ぞくせい変更へんこうや新あらたな魔法まほうの多数たすう実装じっそうと同時どうじに、ドラゴンクエスト第だい1作さくから存在そんざいしたギラ系けいや、ゲームボーイ時代じだいにバランスを指摘してきされたビッグバン、パルプンテなどが削除さくじょされている（呪文じゅもんについての詳細しょうさいはドラゴンクエストシリーズの呪文じゅもん体系たいけいを参照さんしょう）。

また、本ほん作さくはドラゴンクエストシリーズ初はつのインターネット対応たいおう作品さくひんである。

2007年ねん2月がつ1日にちから2月がつ14日にちにかけ、すれちがいバトル特別とくべつデータとしてDSステーションとのすれちがい通信つうしんで「レオパルド」「トロデ」などの隠かくしモンスターが入手にゅうしゅできるサービスを展開てんかいした。

TGS2007にて「日本にっぽんゲーム大賞たいしょう2007」の優秀ゆうしゅう賞しょうに選えらばれた。

2010年ねん4月がつ28日にちには、続編ぞくへんである『ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー2』が発売はつばいされた。

登場とうじょう人物じんぶつ

メインキャラクター

主人公しゅじんこう

本ほん作さくの主人公しゅじんこう。「スカウトリング」と呼よばれる指輪ゆびわを身みにつけた少年しょうねん。15歳さい。神かみに選えらばれたモンスターマスター。ギルツの息子むすこである。バトルGP参加さんかマスターのメンバーでは唯一ゆいいつ経歴けいれきが不明ふめいである。しかし、序盤じょばんで主人公しゅじんこうと邂逅かいこうしたアロマはその経歴けいれきに気きづいていた節ふしがあり、クリア後ごに父親ちちおやがギルツであることを知しっていたと彼女かのじょは告白こくはくした。

ノビス島とうにおける神かみ獣じゅうとの邂逅かいこう（このときはアロマにスカウトされかけていた）をきっかけに行動こうどうを共ともにする。「グランプール諸島しょとう」の7つの島々しまじまを冒険ぼうけんし、サンドロ島とうでのカルマッソとの対決たいけつを経へて、10個このマデュライトを手中しゅちゅうに収おさめた。バトルGP参加さんかマスターの中なかで5番目ばんめ（つまり最後さいご）にバトルGP本部ほんぶにある鐘かねを鳴ならし、第だい7回かいバトルGPに参加さんかする。アロマ以外いがいのマスター3人にんを撃破げきはし、決勝けっしょう戦せんにてアロマと激突げきとつするも、アロマが神かみ獣じゅうに対たいして暴行ぼうこう（未遂みすい）を働はたらいた（「ゲブズリン」と呼よばれたことが原因げんいん）ため不戦勝ふせんしょうにより優勝ゆうしょうした。その後ご、呼よび出だされた会長かいちょう室しつにて、マ素もとを浴あびせられた神かみ獣じゅうを奪うばわれてしまう。マ素もとに染そまった神かみ獣じゅう（デモンスペーディオ）を止とめようとしたが、攻撃こうげきされ気きを失うしなう。アロマの呼よびかけで目めを覚さまし、マ素もとに染そまった神かみ獣じゅう（デモンスペーディオ）とカルマッソを追おい、ヨッドムア島とうへと向むかった。マ素もとに染そまった神かみ獣じゅう（デモンスペーディオ）との戦たたかいに勝利しょうりし、神かみ獣じゅうを奪還だっかんする。ヨッドムア島とうの頂上ちょうじょうにて、カルマッソ（姿すがたはガルマッゾ）との最終さいしゅう決戦けっせんへ臨のぞみ死闘しとうの末すえに勝利しょうりした。カルマッソ（ガルマッゾ）から取とり戻もどした宝たから具ぐを使つかい、JOKERの姿すがたとなった神かみ獣じゅうを見送みおくったのち、ノビス島とうにて神かみ獣じゅう（この時ときはキングスペーディオの姿すがた）と再会さいかいする。アルカポリス島とうではスラムの端はしにある閉とざされた扉とびらの奥おくで眠ねむっていた魔物まものエスタークを仲間なかまする。アロマGPではアロマとの対決たいけつにも勝利しょうりし、多おおくの人々ひとびとから「歴代れきだい最強さいきょうのチャンピオンの誕生たんじょうか」「カルマッソ前ぜん会長かいちょうと対決たいけつしたら、どうなっていたか」と言いわれるまでになった。

神かみ獣じゅう

神かみの系統けいとうを継つぐといわれる特殊とくしゅなモンスターで、プロテクターを身みに纏まとっている。猿さるのような姿すがたをした「グラブゾン」、鷹たかのような姿すがたをした「ガルハート」、狼おおかみの姿すがたをした「スペディオ」、龍りゅうの姿すがたをした「ディアノーグ」、最終さいしゅう進化しんか系けいの「キングスペーディオ」が存在そんざいし、配合はいごうするとクインガルハート、グラブゾンジャック、ディアノーグエースが完成かんせいする。さらにイベントで手てに入はいるモンスターと神かみ獣じゅうを配合はいごうすることで、デモンスペーディオ、JOKERが誕生たんじょうする。口調くちょうは一人称いちにんしょうが「我が」、二人称ににんしょうは「汝なんじ」など威厳いげんあふれるものであるが、つりばしが苦手にがてで主人公しゅじんこうを先さきに渡わたらせようとする一いち面めんもある。神かみ獣じゅうの名前なまえにはトランプの名称めいしょうが入はいっている。

ノビス島とうにおける主人公しゅじんこうとの邂逅かいこう（この時ときはアロマにスカウトされかけていた）をきっかけに行動こうどうを共ともする。「グランプール諸島しょとう」の7つの島々しまじまを冒険ぼうけんし、その姿すがたを変化へんかさせてゆく。

第だい7回かいバトルGP後ご、カルマッソによってマ素もとを浴あびせられ、主人公しゅじんこうに攻撃こうげきを加くわえ気絶きぜつさせたのち、カルマッソとヨッドムア島とうに向むかう。その後ご、ヨッドムア島とうまで追おい行ぎょうしてきた主人公しゅじんこうと交戦こうせん、正気しょうきを取とり戻もどし改あらためて主人公しゅじんこうと行動こうどうを共ともにする。カルマッソ（ガルマッゾ）撃破げきは後ご、宝たから具ぐを使つかってJOKERの姿すがたとなり「さよならは言いわない」と主人公しゅじんこうに告つげ、空そらへと帰かえっていった。のちにノビス島とうにて、主人公しゅじんこうと再会さいかいする。

アロマ・ゲブズリン

スカウトリングをつけたモンスターマスターの少女しょうじょで、デオドラン島とうのマダム・デオドラの娘むすめ。17歳さい。主人公しゅじんこうにライバル心しんを抱いだく。他人たにんから「ゲブズリン」と呼よばれると突然とつぜん逆上ぎゃくじょうする。第だい7回かいバトルGPは4人にん目めとして登場とうじょうするが、前述ぜんじゅつの逆上ぎゃくじょうが原因げんいんとなり反則はんそく負まけとなってしまう。カルマッソ会長かいちょう失踪しっそう後ごの新しん会長かいちょうに就任しゅうにんし、アロマGPなるものを開催かいさいする。

サブキャラクター

ギルツ

主人公しゅじんこうの父親ちちおや。モンスターの生態せいたいを研究けんきゅうする機関きかん「ジェイル」の創設そうせつ者しゃにして統すべ主ぬし。「ジェイル」の本来ほんらいの目的もくてきは、モンスターのマ素もとを消けし去さることである。

カルマッソ

バトルGPの協会きょうかい会長かいちょうであり、高名こうみょうな医師いしでもある男おとこ。見みた目めにそぐわない子こどものような口調くちょうが特徴とくちょう的てき。「スカウトリング」の開発かいはつ者しゃ。普段ふだんは人前ひとまえに姿すがたをほとんど現あらわさない。温厚おんこうかつ気きさくな性格せいかく。モンスターを愛あいしており、バトルGPの開催かいさいはモンスターの存在そんざいなくしては成なりたないと考かんがえている。だが彼かれの真しんの目的もくてきは、伝説でんせつの神かみ獣じゅうに魔界まかいの門もんを開ひらかせ、この世よをモンスターの楽園らくえん（つまり魔界まかい）にすること。GP参加さんかマスターたちにマデュライトを集あつめさせた理由りゆうは、マ素もとを集あつめ神かみ獣じゅうを我わが物ものとするためである。その後ご、ヨッドムアで災厄さいやくを起おこし主人公しゅじんこうらと対立たいりつする。神かみ獣じゅうに大量たいりょうのマ素もとを浴あびせて一時いちじは自身じしんの支配しはい下かに置おいたが、主人公しゅじんこうの活躍かつやくにより神かみ獣じゅうが奪還だっかんされる。再ふたたび支配しはいすべく神かみ獣じゅうに大量たいりょうのマ素もとを浴あびせようと試こころみたが、自分じぶんがマ素もとを浴あび怪物かいぶつ化かしてしまった（下記かきのガルマッゾ）。主人公しゅじんこうとの最終さいしゅう決戦けっせんでは死闘しとうの末すえに敗北はいぼく。今際いまわの際さいまで、この世よをモンスターの楽園らくえん（つまり魔界まかい）とすることに執着しゅうちゃくし、そのことを口くちにして消滅しょうめつした。

死後しご、宝たから具ぐは神かみ獣じゅうによって回収かいしゅうされた。カルマッソが災厄さいやくを起おこした事実じじつを人々ひとびとは認識にんしきしておらず、『カルマッソ会長かいちょうは災厄さいやくを止とめるために命いのちを落おとした』ということにされている。

ガルマッゾ

カルマッソが大量たいりょうのマ素もとを浴あびて怪物かいぶつ化かした姿すがた。ピンク色ぴんくいろの芋虫いもむしのような体からだから手てのひら状じょうの頭あたまが生はえ、その中央ちゅうおうに顔かおがあるというグロテスクなデザイン。体からだ表ひょうやその周囲しゅういにはマ素もとの結晶けっしょうと思おぼしき黒くろい物体ぶったいが出現しゅつげんしている。自身じしんはこの状況じょうきょうを悲観ひかんするどころかライブラリで「大好だいすきなモンスターになれた」と喜よろこんでおり、事件じけんに対たいする反省はんせいは微塵みじんもない。配合はいごうで生うみ出だすことも可能かのうだが、その手順てじゅんは困難こんなんを極きわめる。

『テリワン3D』では「たくらみの扉とびら」のぬしとして登場とうじょう。タイジュ王おうは『DQMJ1』での事件じけんの真相しんそうについて噂うわさを聞きいている模様もようである。

マダム・デオドラ

アロマの母親ははおや。デオドラン島とうの屋敷やしきの主おもであり、著名ちょめいなファッションデザイナーでもある。潤沢じゅんたくな資金しきんで本ほん作さくのバトルGPおよびアロマGPのスポンサーを務つとめる。「汗あせを流ながして走はしり回まわる人ひとを見みるのが好すき」という趣味しゅみを持もち、島しまを訪おとずれたマスターに屋敷やしきの庭園ていえん「マダムン・ガーデン」を開放かいほうし、走はしり回まわる姿すがたを眺ながめて楽たのしんでいる。

エスターク

スラムの閉とざされた扉とびらの奥おくで眠ねむっている魔物まもの。かつてカルマッソによって生うみ出だされたが、その強力きょうりょくさゆえにカルマッソ自身じしんの手てにも負おえず、封印ふういんされていた。本編ほんぺんクリア後ごに条件じょうけんを満みたすと戦たたかうことが可能かのうで、倒たおすと1度どだけ仲間なかまになる。初出しょしゅつは『Ⅳ』に登場とうじょうしたボスキャラクターであり、また『Ⅴ』の裏うらボスでもある。

世界せかい設定せってい

7つの島しまから構成こうせいされる「グランプール諸島しょとう」が舞台ぶたいとなる。大半たいはんの設定せっていはこれまでのドラゴンクエストシリーズ作品さくひんを踏襲とうしゅうしている。島しまから島しまへの移動いどう手段しゅだんとして水上みずかみバイクが登場とうじょうしたり、デパートやATMが存在そんざいするなど、部分ぶぶん的てきには中世ちゅうせいヨーロッパをメインとした従来じゅうらいのイメージとは異ことなる近きん未来みらい的てきな要素ようそも取とり入いれている。

アルカポリス島とう

バトルGPの拠点きょてん。様々さまざまな施設しせつがあり、多おおくのマスターの拠点きょてんとなる。

ノビス島とう

弱よわいモンスターが多おおく生息せいそくしており、駆かけ出だしのマスターが頻繁ひんぱんに訪おとずれる島しま。

サンドロ島とう

辺あたり一いち面めん砂漠さばくのすり鉢ばち状じょうになった島しま。

デオドラン島とう

マダム・デオドラが所有しょゆうする島しま。島一しまいち面めんが彼女かのじょの庭にわとなっており、自由じゆうに島しまを行いき来きするには彼女かのじょの試練しれんをクリアする必要ひつようがある。

ヨッドムア島とう

かつて災厄さいやくに見舞みまわれたとされる島しま。現在げんざいは寂さびれており、訪おとずれるマスターも少すくない。

レガリス島とう

遺跡いせきの島しま。様々さまざまなマスターが訪おとずれ、戦たたかいが盛さかんに行おこなわれる。

モルボンバ島とう

密林みつりんに覆おおわれた島しま。複雑ふくざつな地形ちけいで構成こうせいされ、強力きょうりょくなモンスターが数多かずおおく生息せいそくする。

システム

ゲーム画面がめんは移動いどう・戦闘せんとうともに、『ドラゴンクエストVIII』同様どうよう、トゥーンレンダリングを用もちいた完全かんぜん3D表現ひょうげんとなっている。従来じゅうらい作品さくひん（マップ上じょうで敵てきの姿すがたが見みえないランダムエンカウント方式ほうしき）と異ことなり、フィールド上じょうに見みえているモンスターの姿すがたに接触せっしょくすると戦闘せんとうが始はじまるシンボルエンカウント方式ほうしきが採用さいようされている。また、昼ひる/夜よるの時間じかんの流ながれも取とり入いれられている。本編ほんぺんストーリーは他たシリーズに比くらべ短みじかく、登場とうじょうモンスターも全ぜん210種しゅとなっている。

なお、本ほん作さくはシリーズ史上しじょう初はじめて、冒険ぼうけん途中とちゅうにデータを格納かくのうするファイルの名称めいしょうを「冒険ぼうけんの書しょ」と呼よばず、「セーブ」としたタイトルである。

成長せいちょう限界げんかい

本ほん作さくではモンスターごとに成長せいちょう限界げんかいが設定せっていされており、決きめられた数値すうち以上いじょうは能力のうりょく値ちが上昇じょうしょうしない（種たねや木この実みも含ふくむ）。スキルによる能力のうりょくアップは例外れいがい的てきに上限じょうげんを超こえられるが、それでも999以上いじょうにはならない。

特性とくせい

種族しゅぞく固有こゆうの特殊とくしゅ能力のうりょく。特定とくていの種類しゅるいにおける技わざの威力いりょくを上昇じょうしょうさせたり、会心かいしんの一いち撃げきが出でやすくなるなど効果こうかは様々さまざま。配合はいごうで別べつの種族しゅぞくに継承けいしょうすることはできない。

耐たい性せい

種族しゅぞく固有こゆうの特性とくせいを伴ともなった攻撃こうげきに対たいする抵抗ていこう力りょく。従来じゅうらいまでは隠かくしパラメータ的てきな扱あつかいだったが、本ほん作さくよりステータス画面がめんにてモンスターの耐たい性せいを確認かくにんできるようになった。「○○に よわい」の場合ばあい、属性ぞくせい攻撃こうげきで大だいダメージを受うけ、状態じょうたい異常いじょうにかかりやすくなるが、軽減けいげん、半減はんげん、激減げきげん、無効むこう、吸収きゅうしゅうと段階だんかいを経へていくにつれ、対応たいおうする属性ぞくせい技わざのダメージが軽減けいげんされていく。

スカウト

本ほん作さくでは主人公しゅじんこうの持もつ「スカウトリング」を使つかってモンスターを仲間なかまにするシステムである。スカウトリングの力ちからを仲間なかまモンスターに宿やどし、「スカウトアタック」で相手あいてモンスターをスカウトして仲間なかまにすることができる。自分じぶんのモンスターが強つよいほど相手あいてのモンスターが仲間なかまになりやすい。

スキル

『ドラゴンクエストVIII』と同様どうよう、仲間なかまのレベルアップ時じに得えられる「スキルポイント」を、モンスターの持もついくつかのスキルに振ふり分わけることで、成長せいちょうの方向ほうこう性せいをカスタマイズできる。（→『ドラゴンクエストVIII』のスキル）また、配合はいごうで両親りょうしんのスキルを子供こどもに継承けいしょうさせることができ、特定とくていのスキルを極きわめている場合ばあい、新あらたなスキルが生成せいせいされることもある。スキルを習得しゅうとくできるアイテムも存在そんざいする。

パーティ

モンスターのパーティは、同どうシリーズ作品さくひんと同様どうように最大さいだい3匹ひきだが、戦闘せんとうへ参加さんかさせる3匹ひきのほか、控ひかえモンスターとしてもう3匹ひきをスタンバイさせておくことができる。スタンバイしたモンスターとは移動いどう中ちゅうに入いれ替かえが可能かのう。

配合はいごう

『テリーのワンダーランド』『マルタのふしぎな鍵かぎ』同様どうよう、2匹ひきのモンスター（レベル10以上いじょうのみ）による配合はいごうシステムを踏襲とうしゅう。本ほん作さくでは配合はいごう結果けっかが1組くみあたり最大さいだい3パターン存在そんざいし、その中なかからプレイヤーが任意にんいに選択せんたくできる。 さらに第だい3の性別せいべつである「万能ばんのう」が登場とうじょうし、オス、メスどちらの性別せいべつとも配合はいごうできる（ただし、万能ばんのう同士どうしの配合はいごうは不可ふか）。

四よん体たい配合はいごう

通常つうじょうの配合はいごうと異ことなり、2つ前まえの世代せだいが孫まごの種族しゅぞくを決定けっていする配合はいごう。例たとえばスライム同士どうしの配合はいごうの場合ばあい、通常つうじょうはスライムが生うまれるが、祖父母そふぼの代だいがスライム4匹ひきならキングスライムになる。

神かみ獣じゅう配合はいごう

神かみ獣じゅうを親おやにする配合はいごう。相手あいての系統けいとうとランク、ゲームの進行しんこう状じょう況きょうに応おうじた神かみ獣じゅうが生うまれる。子こどもの性別せいべつは必かならず万能ばんのうになり、配合はいごうに役立やくだつ杖つえの効果こうかは無視むしされる。配信はいしん限定げんていのあるモンスターを配合はいごうすると、特殊とくしゅな神かみ獣じゅうが生うまれる。

通信つうしん対戦たいせん

本ほん作さくでも他たプレイヤーとの対戦たいせんが可能かのう。本ほん作さくでは以下いかに記しるした3つの対戦たいせん形式けいしきが用意よういされている。

シングルマッチ

DSワイヤレス通信つうしんを使用しようし、他たのプレイヤーと1対たい1の対戦たいせんプレイを行おこなう。

勝かち抜ぬき対戦たいせん

DSワイヤレス通信つうしんを使用しようし、通信つうしん範囲はんい内ないにいる複数ふくすうのプレイヤーと連続れんぞくして対戦たいせんを行おこなう。

すれちがい通信つうしん

チームを「すれちがい状態じょうたい」に設定せっていすることで、同様どうようの設定せっていにしたプレイヤーとすれ違ちがった際さい、互たがいのモンスターのデータをダウンロードし対戦たいせんすることができる。ただし、すれ違ちがい通信つうしんでスカウトしたモンスターはゲスト扱あつかいとなり、当該とうがいモンスターを配合はいごうして作つくったモンスターもゲスト扱あつかいとなる。後述こうじゅつするジョーカーズGPへの参加さんかは不可能ふかのう。

ジョーカーズGP（※現在げんざいはサービス終了しゅうりょう）

ニンテンドーWi-Fiコネクションを用もちいて行おこなう。ジョーカーズGPのランキングにパーティを登録とうろくし、ランキングがキリバンのチームから5チーム選出せんしゅつされ、下位かいから順じゅんに5回戦かいせん勝かち抜ぬきの対戦たいせんを行おこなうことができた。勝かち抜ぬくごとにモンスターやアイテムが賞品しょうひんとして得えられる。しかし、実際じっさいの強つよさとランキングが比例ひれいしていないとの指摘してき、プロアクションリプレイ、ワザポンなどの改造かいぞうコード（不正ふせいフラグ解除かいじょ）を用もちいて作成さくせいしたモンスターを使つかって不正ふせいにランキングを駆かけ上あがる者ものがいるなどの問題もんだいが挙あげられた。午前ごぜん2時じから10時じ30分ふんまでの間あいだは参加さんかできない。また、同おなじモンスターを2体たい以上いじょうパーティーに入いれるとランキングに反映はんえいされない。

2011年ねん1月がつ28日にちに行おこなわれた告知こくちのとおり、2011年ねん3月がつ31日にち24:00をもって本ほんサービスは終了しゅうりょうした。

攻略こうりゃく本ほん

• Vジャンプブックスゲームシリーズ ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 最速さいそく!モンスター育成いくせいスーパーブック（ISBN 978-4-0877-9404-5)
• SE-MOOK ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 公式こうしきガイドブック（ISBN 978-4-7575-1915-2）
• SE-MOOK ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 最強さいきょうデータブック（ISBN 978-4-7575-1980-0）
• SE-MOOK ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー 超ちょう通信つうしん対戦たいせんガイドSP（ISBN 978-4-7575-2023-3）

外部がいぶリンク

• ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー - スクウェア・エニックス