ハーシェルしき望遠鏡ぼうえんきょう

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ひかり

ハーシェルしき望遠鏡ぼうえんきょう(ハーシェルしきぼうえんきょう、Herschelian telescope )は、ウィリアム・ハーシェルにより考案こうあんされた反射はんしゃ望遠鏡ぼうえんきょういち形式けいしきである。

ハーシェルがながさ12.2m、口径こうけい122cmの「40ftだい望遠鏡ぼうえんきょう」を使用しようしていた当時とうじは、反射はんしゃりつひく金属きんぞくきょう使用しようしていたためふくかがみ使つかうとぞうくらくなるので[1]鏡面きょうめんすこかたむけてつつ[2]ふくかがみ使つかわずにひかりじくつつそとして観測かんそくした[1]

中小ちゅうしょう口径こうけい望遠鏡ぼうえんきょうでは観測かんそくしゃあたまひかりさえぎるためだい望遠鏡ぼうえんきょうでないと使つかえない[1]。またひかりじくがずれているためかたわるくなる[2]という欠点けってんがある。

ハーシェル自身じしん天王星てんのうせい発見はっけん使つかった口径こうけい15.8cmなど多数たすうニュートンしき望遠鏡ぼうえんきょう使用しようしている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c 天文てんもんアマチュアのための望遠鏡ぼうえんきょう光学こうがく反射はんしゃへん』pp.53-70「反射はんしゃ望遠鏡ぼうえんきょう種類しゅるい」。
  2. ^ a b 天体てんたい望遠鏡ぼうえんきょうのすべて'75年版ねんばん』pp.36-53「天体てんたい望遠鏡ぼうえんきょう使つかいこなすための実際じっさいてき基礎きそ知識ちしき」。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]