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バリェ・デ・トラパガ＝トラパガラン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
Valle de Trápaga-Trapagaran

  

州しゅう  バスク州しゅう
県けん  ビスカヤ県けん
コマルカ グラン・ビルバオ
面積めんせき 13.1 km²
標高ひょうこう 35m
設立せつりつ 1841年ねん
人口じんこう 12,129 人にん （2014年ねん）
人口じんこう密度みつど 925.88 人にん/km²
Valle de Trápaga-Trapagaranの位置（スペイン内）
Valle de Trápaga-Trapagaran
Valle de Trápaga-Trapagaran
スペイン内ないバリェ・デ・トラパガ＝トラパガランの位置いち
Valle de Trápaga-Trapagaranの位置（ビスカヤ県内）
Valle de Trápaga-Trapagaran
Valle de Trápaga-Trapagaran
ビスカヤ県内けんないバリェ・デ・トラパガ＝トラパガランの位置いち

北緯ほくい43度ど18分ふん22秒びょう 西経せいけい3度ど2分ふん8秒びょう / 北緯ほくい43.30611度ど 西経せいけい3.03556度ど / 43.30611; -3.03556座標ざひょう: 北緯ほくい43度ど18分ふん22秒びょう 西経せいけい3度ど2分ふん8秒びょう / 北緯ほくい43.30611度ど 西経せいけい3.03556度ど / 43.30611; -3.03556

バリェ・デ・トラパガ（スペイン語ご: Valle de Trápaga）またはトラパガラン（バスク語ご: Trapagaran）は、スペイン・バスク州しゅうビスカヤ県けんのムニシピオ（基礎きそ自治体じちたい）。公式こうしき名めいは二に言語げんごの間あいだにハイフンを挟はさんだValle de Trápaga-Trapagaran（バリェ・デ・トラパガ＝トラパガラン）。

バラカルドやポルトゥガレテやオルトゥエリャ（英語えいご版ばん）と同おなじくビルバオ河口かこう左岸さがんに位置いちし、ビルバオを中心ちゅうしんとするビルバオ都市とし圏けんに含ふくまれる。標高ひょうこうが異ことなる2つのゾーンがレイネタ・ケーブルカーで結むすばれている。ローマ時代じだいから鉄鉱てっこう石せきが採掘さいくつされていた歴史れきしを持もつ。

地理ちり[編集へんしゅう]

バリェ・デ・トラパガ＝トラパガランはビスカヤ県けん都とビルバオの北西ほくせい12kmの距離きょりにあり、バスク山脈さんみゃくの一部いちぶであるトリアノ山地さんちに近ちかい[1]。ビスケー湾わん岸きしを走はしる欧州おうしゅう道路どうろのE-70号線ごうせんが自治体じちたい内ないを通過つうかしている[2]。

自治体じちたいは二ふたつのゾーンに分わかれている。人口じんこうの90%は低てい標高ひょうこうのゾーンに住すんでおり、行政ぎょうせい的中てきちゅう心地ごこちのトラパガ、ドゥラニョナ、エル・フンカル、エルゲロ、ガリンド＝サルセディーリョ、バリェ・デ・トラパガ、ウガルテの各かく地区ちくがある。トリアノ山地さんち内ないにある高こう標高ひょうこうのゾーンにはラ・アルボレダ、マタモロス＝ブルサコ、パルコチャ＝バリオヌエボ、ラ・レイネタの各かく地区ちくがある。高こう標高ひょうこうのゾーンと低てい標高ひょうこうのゾーンは、県道けんどうBI-3755号線ごうせんとレイネタ・ケーブルカーで結むすばれており、ケーブルカーの車内しゃないからはネルビオン川がわ最さい下流かりゅう部ぶのビルバオ河口かこうを見渡みわたすことができる[1]。

歴史れきし[編集へんしゅう]

この地域ちいきではローマ時代じだいから鉄鉱てっこう石せきが採掘さいくつされていた。19世紀せいき末まつの鉄道てつどう建設けんせつ後ごには鉱業こうぎょう活動かつどうや標高ひょうこうの高たかい場所ばしょへの居住きょじゅう地ちの建設けんせつが加速かそくした[1]。バリェ・デ・トラパガ＝トラパガランにある多おおくの建物たてものは、採掘さいくつ活動かつどうが拡大かくだいした19世紀せいき末まつから20世紀せいき初頭しょとうに建築けんちくされたものである。サン・ホセ・オブレロ教会きょうかいはロマネスク様式ようしきの教会きょうかいであり、サン・フアン・バウティスタ教会きょうかいは新しん古典こてん主義しゅぎ様式ようしきの教会きょうかいである。20世紀せいき初頭しょとうに建設けんせつされた市庁舎しちょうしゃが残のこっている[1]。20世紀せいき中頃なかごろには鉄鉱てっこう石せきの鉱床こうしょうが掘ほり尽つくされ、この産業さんぎょうの過去かこの痕跡こんせきは残のこっているものの、現在げんざいのこの地域ちいきは居住きょじゅう場所ばしょまたはレクリエーション場所ばしょとなっている。かつて鉱山こうざんだった場所ばしょの多おおくには水みずが溜たまって丁場ちょうば湖ことなっており、釣つり用ように魚さかなが放はなたれているほか、スポーツ施設しせつも築きずかれた[1]。

人口じんこう[編集へんしゅう]

バリェ・デ・トラパガ＝トラパガランの人口じんこう推移すいい 1842－2011
出典しゅってん:INE（スペイン国立こくりつ統計とうけい局きょく）1900年ねん - 1991年ねん[3]、1996年ねん - [4]

政治せいじ[編集へんしゅう]

自治体じちたい議会ぎかい[編集へんしゅう]

自治体じちたい選挙せんきょ結果けっか[5] 選挙せんきょ年ねん
政党せいとう 1979 83 87 91 95 99 2003 07 11 15
PSE-EE (PSOE) 6 7 5 6 7 8 9 7 7 4
PNV 5 5 5 7 5 5 6 6 6 8
HB / EH / ANV 2 4 3 2 2 2
Bildu / EH Bildu 3 4
PCE / EB-B / Irabazi 2 2 0 0 2 1 1 1 0 0
AJSP 1
PP 1 1 1 1 1 0
EA 1 0 0 0
EE 4 2 2 1

自治体じちたい首長しゅちょう[編集へんしゅう]

首長しゅちょう一覧いちらん（1979-）
任期にんき 首長しゅちょう名めい 政党せいとう
1979–1983 Pedro Luis Ríos Díez PSE-PSOE
1983–1987 Pedro Luis Ríos Díez PSE-PSOE
1987–1991 Jesús González Sagredo PSE-PSOE
1991–1995 Luis Norberto Gómez Larrea PNV
1995–1999 Jesús González Sagredo PSE-EE (PSOE)
1999–2003 Jesús González Sagredo PSE-EE (PSOE)
2003–2007 Jesús González Sagredo PSE-EE (PSOE)
2007–2011 Jesús González Sagredo PSE-EE (PSOE)
2011–2015 Xabier Cuéllar Cuadra PNV
2015–2019 Xabier Cuéllar Cuadra PNV
2019– n/d n/d

交通こうつう[編集へんしゅう]

レイネタ・ケーブルカー
基本きほん情報じょうほう
国くに スペインの旗 スペイン
所在地しょざいち ビスカヤ県けんバリェ・デ・トラパガ＝トラパガラン
種類しゅるい ケーブルカー
開業かいぎょう 1926年ねん9月がつ1日にち[6]
運営うんえい者しゃ バスク鉄道てつどう
公式こうしきサイト バスク鉄道てつどう
詳細しょうさい情報じょうほう
総そう延長えんちょう距離きょり 1,198 m
路線ろせん数すう 1路線ろせん
駅えき数すう 2駅えき
最高さいこう速度そくど 7.2m/秒びょう[7]
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セルカニアス・ビルバオ[編集へんしゅう]

レンフェ（スペイン国鉄こくてつ）がビルバオ都市とし圏けんの近郊きんこう路線ろせんとしてセルカニアス・ビルバオの3路線ろせんを運行うんこうしており、うちC-1号線ごうせんとC-2号線ごうせんがネルビオン川がわ左岸さがんを走はしっている。C-2号線ごうせんはバスク州しゅうビスカヤ県けんとカンタブリア州しゅうの州しゅう境さかいに近ちかいムスキスとビルバオを結むすんでおり、始発駅しはつえきのムスキスを出発しゅっぱつすると、オルトゥエリャ（英語えいご版ばん）、バリェ・デ・トラパガ＝トラパガラン、バラカルドを通とおってビルバオ市街地しがいちに入はいり、終着駅しゅうちゃくえきのビルバオ＝アバンド駅えきに至いたる。自治体じちたい内ないにはトラパガ駅えきとトラパガラン駅えきの2駅えきがある。

レイネタ・ケーブルカー[編集へんしゅう]

低てい標高ひょうこうのゾーンと高こう標高ひょうこうのゾーンを結むすぶ交通こうつう手段しゅだんとして、バスク鉄道てつどうがレイネタ・ケーブルカーを運行うんこうしている。1926年ねんに開業かいぎょうしたレイネタ・ケーブルカーは、麓ふもとのエスコントリーリャ駅えきと標高ひょうこう400mを超こえるレイネタ集落しゅうらくにあるラ・レイネタ駅えきを結むすんでいる。貨物かもつ用ようケーブルカーとして建設けんせつされたが、やがて旅客りょかく輸送ゆそうも行おこなうようになった。1985年ねんに改修かいしゅうされている。2014年ねん7月がつには重要じゅうよう文化財ぶんかざいに指定していされた。

レイネタ・ケーブルカーの最大さいだい斜はす度どは36%であり、全長ぜんちょう1,179メートルの路線ろせんが標高ひょうこう差さ342メートルの2駅えきを結むすんでいる。平行四辺形へいこうしへんけいのキャビンを持もつ日本にっぽんの多おおくのケーブルカーとは異ことなり、レイネタ・ケーブルカーは長方形ちょうほうけいのキャビンを持もつ。ポルトガルのポルトにあるポルト・ケーブルカー（英語えいご版ばん）同様どうように、坂上さかがみでもキャビンを水平すいへいに保たもつ機構きこうが備そなわっている。麓ふもと駅えきまではビスカイバスの路線ろせんが通つうじている。レイネタ・ケーブルカー以外いがいにバスク州しゅうにあるケーブルカーとしては、ビルバオのアルチャンダ・ケーブルカーやサン・セバスティアンのイゲルド・ケーブルカーなどがある。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c d e “Valle de Trápaga-Trapagaran” (Spanish). バスク州しゅう政府せいふ観光かんこう局きょく. 2015年ねん10月がつ15日にち閲覧えつらん。
  2. ^ Philips' Modern School Atlas. George Philip and Son, Ltd.. (1973). p. 37. ISBN 0-540-05278-7 
  3. ^ Poblaciones de hecho desde 1900 hasta 1991. Cifras oficiales de los Censos respectivos.
  4. ^ Cifras oficiales de población resultantes de la revisión del Padrón municipal a 1 de enero.
  5. ^ “Archivo de resultados electorales del Gobierno Vasco”. バスク州しゅう政府せいふ. 2015年ねん6月がつ15日にち閲覧えつらん。
  6. ^ “Placa conmemoriativa del 75 aniversario”. バスク鉄道てつどう. 2013年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。
  7. ^ “Funicular de La Reineta (Bilbao)”. Listadotren. 2013年ねん2月がつ15日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

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