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バーグルエンしょう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

バーグルエンしょう正式せいしき名称めいしょうバーグルエン哲学てつがく文化ぶんかしょう英語えいご: Berggruen Prize for Philosophy and Culture)は、「哲学てつがくノーベルしょう」を目指めざして創設そうせつされたしょう[1]賞金しょうきんは100まんドル[2]

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく投資とうし慈善じぜんニコラス・バーグルエン英語えいごばん2010ねん設立せつりつしたシンクタンクバーグルエン研究所けんきゅうじょ英語えいごばんにおいて、2016ねん創設そうせつされた[3]創設そうせつ理由りゆうひとつとして、「文学ぶんがく経済けいざいがく化学かがくひとしにはノーベルしょうがあるにもかかわらず哲学てつがくにはかった」ことがげられる[3]2019ねん受賞じゅしょうしゃルース・ベイダー・ギンズバーグのように、哲学てつがく専門せんもんでない人物じんぶつ受賞じゅしょうすることもある[4]

毎年まいとし12がつ発表はっぴょうされ、ニューヨーク公共こうきょう図書館としょかん本館ほんかん贈呈ぞうていしきおこなわれてきた。初回しょかいの2016ねんにはチャールズ・テイラー受賞じゅしょうし、エイミー・ガットマンファリード・ザカリア贈呈ぞうていしき出席しゅっせきした[5]

2022ねんには、谷行たにいきじんアジアじんはつ受賞じゅしょうしゃとなった[4]同年どうねん審査しんさ委員いいんちょうアントニオ・ダマシオで、たに推薦すいせんした委員いいんひろしあきらユク・ホイだった[4]贈呈ぞうていしき2023ねん4がつ東京とうきょう国際こくさい文化ぶんか会館かいかんおこなわれ、浅田あさだあきら大澤おおさわ真幸まさき國分こくぶいさお一郎いちろう斎藤さいとう幸平こうへいらも出席しゅっせきした[6]

受賞じゅしょうしゃ

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とし 写真しゃしん 受賞じゅしょうしゃめい くに 分野ぶんや
2016 チャールズ・テイラー [7] カナダの旗 カナダ 政治せいじ哲学てつがく宗教しゅうきょう哲学てつがく
2017 オノラ・オニール [8] イギリスの旗 イギリス 政治せいじ哲学てつがく倫理りんりがく
2018 マーサ・ヌスバウム [9] アメリカ合衆国の旗 アメリカ 政治せいじ哲学てつがく倫理りんりがくフェミニズム哲学てつがく
2019 ルース・ベイダー・ギンズバーグ [10] アメリカ合衆国の旗 アメリカ 法律ほうりつ、フェミニズム
2020 ポール・ファーマー [11] アメリカ合衆国の旗 アメリカ 医療いりょう人類じんるいがく
2021 ピーター・シンガー [12] オーストラリアの旗 オーストラリア 倫理りんりがく
2022 谷行たにいきじん [1] 日本の旗 日本にっぽん 政治せいじ哲学てつがく哲学てつがく文芸ぶんげい批評ひひょう
2023 パトリシア・ヒル・コリンズ [13] アメリカ合衆国の旗 アメリカ 社会しゃかい理論りろん、フェミニズム

審査しんさ委員いいん

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現在げんざい審査しんさ委員いいん

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写真しゃしん 委員いいんめい[14] くに 加入かにゅうねん
クワメ・アンソニー・アッピア イギリスの旗 イギリスガーナの旗 ガーナアメリカ合衆国の旗 アメリカ 2016
デイヴィッド・チャーマーズ オーストラリアの旗 オーストラリア 2016
アントニオ・ダマシオ ポルトガルの旗 ポルトガルアメリカ合衆国の旗 アメリカ 2016
ユク・ホイ 香港の旗 香港ほんこん 2020
シリ・ハストヴェット アメリカ合衆国の旗 アメリカ 2021
プラタープ・バーヌ・メフタ英語えいごばん インドの旗 インド 2021
エリフ・シャファク トルコの旗 トルコイギリスの旗 イギリス 2016
ひろしあきら 中華人民共和国の旗 中国ちゅうごく 2016

過去かこ審査しんさ委員いいん

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写真しゃしん 委員いいんめい[15] くに 加入かにゅうねん 退任たいにんねん
レスゼク・ボリシェヴィコ英語えいごばん イギリスの旗 イギリス 2016 2020
エイミー・ガットマン アメリカ合衆国の旗 アメリカ 2016 2021
アマルティア・セン インドの旗 インドアメリカ合衆国の旗 アメリカ 2016 2020
アリソン・シモンズ英語えいごばん アメリカ合衆国の旗 アメリカ 2016 2021
マイケル・スペンス アメリカ合衆国の旗 アメリカカナダの旗 カナダ 2016 2020
ジョージ・ヨー英語えいごばん シンガポールの旗 シンガポール 2016 2020

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b 哲学てつがくのノーベルしょう」バーグルエンしょう谷行たにいきじんさん アジアはつ朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル (2022ねん12月8にち). 2022ねん12月8にち閲覧えつらん
  2. ^ 文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう編集へんしゅう (2023ねん3がつ9にち). “谷行たにいきじんかす賞金しょうきん1おくえん使つかみち”. 文春ぶんしゅんオンライン. 2023ねん3がつ29にち閲覧えつらん
  3. ^ a b バーグルエン研究所けんきゅうじょ、「哲学てつがくノーベルしょう」を創設そうせつ | The HEADLINE”. www.theheadline.jp. 2022ねん12月8にち閲覧えつらん
  4. ^ a b c なぜ谷行たにいきじん賞金しょうきん1おくえんちょう哲学てつがくしょう受賞じゅしょうしたのか─哲学てつがく「ノエマ・マガジン」編集へんしゅうちょういた | 「だには、さまざまな境界きょうかいえる独創どくそうてき思想家しそうか”. クーリエ・ジャポン (2023ねん5がつ31にち). 2023ねん6がつ2にち閲覧えつらん
  5. ^ Gordon, Amanda L. "Billionaire’s Supper Club Directs Philosopher’s Arrow at Trump", Bloomberg, December 2, 2016.
  6. ^ 哲学てつがくしゃ谷行たにいきじんさん「横断おうだんせい評価ひょうかされた」 バーグルエンしょう贈呈ぞうていしき朝日新聞あさひしんぶんデジタル”. 朝日新聞あさひしんぶんデジタル (2023ねん4がつ27にち). 2023ねん4がつ28にち閲覧えつらん
  7. ^ “McGill philosopher Charles Taylor wins $1M Berggruen Prize | CBC News” (英語えいご). CBC. https://www.cbc.ca/news/canada/montreal/charles-taylor-mcgill-bergguren-prize-1.3792438 October 31, 2018閲覧えつらん 
  8. ^ Jennifer Schuessler (October 3, 2017). “Onora O'Neill Wins $1 Million Berggruen Prize for Philosophy”. The New York Times. https://www.nytimes.com/2017/10/03/arts/onora-oneill-berggruen-prize.html 
  9. ^ “Martha Nussbaum Wins $1 Million Berggruen Prize” (英語えいご). https://www.nytimes.com/2018/10/30/arts/martha-nussbaum-berggruen-prize.html October 30, 2018閲覧えつらん 
  10. ^ “Ruth Bader Ginsburg Wins $1 Million Berggruen Prize” (英語えいご). https://www.nytimes.com/2019/10/23/arts/ruth-bader-ginsburg-berggruen-prize.html October 23, 2019閲覧えつらん 
  11. ^ “Paul Farmer is Awarded the $1 Million Berggruen Prize” (英語えいご). https://www.nytimes.com/2020/12/16/arts/paul-farmer-berggruen-prize.html?searchResultPosition=1 October 23, 2019閲覧えつらん 
  12. ^ Schuessler, Jennifer (2021ねん9がつ7にち). “Peter Singer Wins $1 Million Berggruen Prize” (英語えいご). The New York Times. ISSN 0362-4331. https://www.nytimes.com/2021/09/07/arts/peter-singer-berggruen-prize.html 2021ねん9がつ8にち閲覧えつらん 
  13. ^ 知識ちしきじんが『この世界せかいひどい』とぎるから、若者わかもの虚無きょむかんいだく」 | 今年ことしのバーグルエンしょう社会しゃかい学者がくしゃかた”. クーリエ・ジャポン (2023ねん12月10にち). 2023ねん12月29にち閲覧えつらん
  14. ^ Berggruen Prize Jury berggruen.org
  15. ^ Emeriti Jurors, Berggruen Prize berggruen.org

外部がいぶリンク

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