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パラゼニサウルス

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
パラゼニサウルス
生息せいそく年代ねんだい: 中生代ちゅうせいだいはく亜紀あき後期こうき
地質ちしつ時代じだい
中生代ちゅうせいだいはく亜紀あき後期こうき
分類ぶんるい
ドメイン : かく生物せいぶつ Eukaryota
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 脊索せきさく動物どうぶつもん Chordata
もん : 脊椎動物せきついどうぶつもん Vertebrata
つな : 爬虫つな Reptilia
つな : そうゆみつな Diapsida
下綱しもつな : しゅりゅうがた下綱しもつな Archosauromorpha
上目うわめ : 恐竜きょうりゅう上目うわめ Dinosauria
: りゅうばん Saurischia
: ししあし Theropoda
階級かいきゅうなし : テタヌラるい Tetanurae
階級かいきゅうなし : オルニトミモサウルスるい Ornithomimosauria
: デイノケイルス Deinocheiridae
Osmólska & Roniewics, 1970
ぞく : パラゼニサウルスぞく Paraxenisaurus
学名がくめい
Paraxenisaurus
Serrano-Brañas et al., 2020
たね

パラゼニサウルス(Paraxenisaurus)はメキシココアウイラしゅう後期こうきはく亜紀あきカンパニアン地層ちそうから発見はっけんされたししあしるい恐竜きょうりゅうぞくひとつである。そく歩行ほこう植物しょくぶつしょく動物どうぶつかんがえられる。

すうとうぶんオルニトミモサウリアからだ骨格こっかく上部じょうぶ白亜はくあけいセロ・デル・プエブロそうから発見はっけんされ、それらにもとづき2020ねん4がつ24にちにクラウディア・セラーノ=ベラニャスらによってしんぞく新種しんしゅパラゼニサウルスが記載きさいされた。このしんぞく以下いか固有こゆう派生はせい形質けいしつをもつ。だい1末節まっせつこつとおくらいふかみぞおよびきんふかへこんだ楕円だえんがた関節かんせつめんつよ湾曲わんきょくよこ方向ほうこう圧縮あっしゅくされただい1こつ関節かんせつきん関節かんせつはし拡大かくだいしただい3中手なかてこつ関節かんせつ前方ぜんぽうしいにほぼ垂直すいちょく関節かんせつめんをもつ。がわはらがわひく前方ぜんぽう関節かんせつ突起とっきをもつ。後方こうほうしいはらがわ垂直すいちょくびる神経しんけい突起とっきだい3ちゅうあしこつきんはし拡張かくちょうされておりたまごがた輪郭りんかくをもつ。アークトメタターサルのなかあしこつだい2ちゅうあしこつとおくらいよんぶんいちのちめんにあるだい1趾の関節かんせつめん存在そんざいだい2ちゅうあしこつ拡張かくちょうした内側うちがわこぶ半球はんきゅうじょう関節かんせつ表面ひょうめんゆうするだい3ちゅうあしこつよこ方向ほうこうひろとおくらいはしひろはらがわ湾曲わんきょくする特徴とくちょうてきなかあしこつゆびにそうようにきん突起とっき位置いちくちびるじょう変化へんかする。ちゅうあしこつ内側うちがわまるみをびたおおきなあながあり、つよ発達はったつした尾根おねじょうこごめすじ結節けっせつかこはらがわふかい窩がある。以上いじょうのような特徴とくちょうわせにより、パラゼニサウルスは、これまでに北米ほくべい地域ちいき報告ほうこくされているほかのオルニトミモサウリアとは区別くべつされている。系統けいとう解析かいせき結果けっか、オルニトミモサウリアないにおいてパラゼニサウルスは、ガルディミムスデイノケイルスともデイノケイルス動物どうぶつ同定どうていされた。 つまりパラゼニサウルスの発見はっけんは、きたアメリカにおけるデイノケイルス最初さいしょ記録きろくということになる[1]

出典しゅってん

[編集へんしゅう]
  1. ^ Claudia Inés Serrano-Brañas; Belinda Espinosa-Chávez; S. Augusta Maccracken; Cirene Gutiérrez-Blando; Claudio de León-Dávila; José Flores Ventura (2020). “Paraxenisaurus normalensis, a large deinocheirid ornithomimosaur from the Cerro del Pueblo Formation (Upper Cretaceous), Coahuila, Mexico”. Journal of South American Earth Sciences 101: Article 102610. doi:10.1016/j.jsames.2020.102610.