pink blue

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ピンクブルーから転送てんそう
pink blue
緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいスタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん
  • Sony Music Studios Tokyo
  • VICTOR STUDIO
  • SOUNDCREW STUDIO
  • LAB recorders
ジャンル
時間じかん
レーベル Epic Records Japan
専門せんもん評論ひょうろんによるレビュー
後述こうじゅつ参照さんしょう
チャート最高さいこう順位じゅんい
後述こうじゅつ参照さんしょう
緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい アルバム 年表ねんぴょう
  • pink blue
  • (2023ねん
『pink blue』収録しゅうろくシングル
  1. はまたのぼるから
    リリース: 2022ねん4がつ20日はつか
  2. ミチヲユケ
    リリース: 2022ねん11月9にち
  3. White Rabbit
    リリース: 2023ねん3がつ22にち
ミュージックビデオ
「ピンクブルー」 - YouTube
テンプレートを表示ひょうじ

pink blue』(ピンク ブルー)は、日本にっぽんのポップ・ロック・バンドである緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい通算つうさん4まいフル・アルバム。2023ねん5がつ17にちEpic Records Japanから発売はつばいされた。前作ぜんさくActor以来いらいやく1ねん4かげつぶりのフル・アルバムで、前年ぜんねんにシングルとして発売はつばいされた「はまたのぼるから」と「ミチヲユケ」、TOHO animation ミュージックフィルムズ『秘密ひみつのはなのにわ』のタイアップソングとしてろされた「White Rabbit」をふくぜん12きょく収録しゅうろく[1][2]

なお、前作ぜんさく以降いこう発売はつばいされたシングルきょくのうち、「ブレス」は収録しゅうろくとなった。

背景はいけい・リリース[編集へんしゅう]

2022ねん7がつ4にち結成けっせい10周年しゅうねんむか[3]、9月16にち・17にちはつ日本武道館にほんぶどうかんでのワンマンライブを開催かいさい[4]。2023ねんのインタビューで、小林こばやし武道館ぶどうかん公演こうえんで110周年しゅうねん区切くぎりをつけたがしたとし、ここからの緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいはこのままじゃいけない、みたいな気持きもちがつよかったかたっている[5]

2023ねん1がつ21にち、YouTubeでおこなった配信はいしんライブ『かなでたおと行方ゆくえ vol.8』で、5月にアルバム『pink blue』を発売はつばいすることを発表はっぴょう[6]ほんさくについてメンバーはあきらかに前作ぜんさくアルバム(『Actor』)とはテイストがことなる、緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいあじあじがふんだんにてきているとコメントした[6]

3月21にち発売はつばいが「5がつ17にち」であることが発表はっぴょうされ[1]、4がつ19にち収録しゅうろく内容ないようとジャケットビジュアルが公開こうかいされた[7]通常つうじょうばん(CDのみ)、初回しょかい生産せいさん限定げんていばん(CD+Blu-ray、CD+DVD)、完全かんぜん生産せいさん限定げんていばん(CD+アルバム限定げんていデザインのTてぃーシャツ)のぜん3形態けいたいで、初回しょかい生産せいさん限定げんていばん付属ふぞくのDVD/Blu-rayにはライブ映像えいぞう作品さくひん緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい × 日本武道館にほんぶどうかん“20122022”』に収録しゅうろくされなかった3きょくのライブ映像えいぞうと『MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai』(4がつ1にち放送ほうそう)でのライブ映像えいぞう収録しゅうろく[1][2][7]

2023ねん5がつ12にちほんさくから「うそつき」の先行せんこう配信はいしん開始かいしされた[8]

制作せいさく[編集へんしゅう]

小林こばやしいままでつくげてきたものは素晴すばらしいものだけど、これをつづけるのは緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいらしくないという気持きもちがあったとし、ほんさくには「いままでこわがってさなかった」ようなきょくをたくさんれたいとおもっていたとかたっている[9]。2023ねんはいった時点じてんでは収録しゅうろくきょくまってなかったし、歌詞かしえないきょくもあったとのことで、長屋ながやは「いままででいちばんさぐさぐりなアルバムではあった」と説明せつめいしている[9]

アルバムタイトル『pink blue』は、「『ピンクブルー』を1きょくれたい」ということからうごしたことにくわえ、言葉ことばてきにもキャッチーだし、ジャケットとか、いろいろふくらんでいきそうな気配けはいがあったことから、全員ぜんいん一致いっちめられた[10]

ほんさくでは穴見あなみ一部いちぶ楽曲がっきょく編曲へんきょくたずさわっていて、穴見あなみ自分じぶんなかにあふれてくるアイデアがあるのならしたいなとおもってかたっている[11]。また、穴見あなみはこのほかに「Starry Drama」と「うそつき」の2きょくアコースティック・ギターいている[11]

また、ほんさく制作せいさくちゅうにはのちにシングルとして発売はつばいされた「はなになって」のレコーディングもおこなわれた[12]

評価ひょうか[編集へんしゅう]

ライターの渡部わたなべあきこは、ポップでありつつどこかアンニュイで、一筋縄ひとすじなわではいかない複雑ふくざつさをかんじさせる楽曲がっきょく目白押めじろおし。メンバーそれぞれの個性こせい音楽おんがくてきなテクニックがぴったりと演奏えんそうスタイルからも、バンドとして円熟えんじゅくにあることがうかがえるひょうした[13]

ライターの杉浦すぎうら美恵みえは、『ROCKIN'ON JAPAN』2023ねん6がつごうそれぞれがバラバラなテイストでありながら、長屋ながや歌声うたごえがそのすべての個性こせいべる。結果けっか素晴すばらしく完成かんせいたかいモンスターポップアルバムが誕生たんじょうした楽曲がっきょくごとにことなる制作せいさく方法ほうほうをとれる緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいだからこその魅力みりょくあふれた必聴ひっちょうばんひょうした[14]

『bounce』(2023ねん6がつごう)でほんさくのレビューをがけた長澤ながさわ香奈かなこれまでのながれとあらたな要素ようそみながら、J-Popの王道おうどうすすんでいく前向まえむきな姿勢しせいと、ひと勇気ゆうきづけるかれららしさがわさった、しん時代じだいひら意欲いよくさくひょうした[15]

収録しゅうろくきょく[編集へんしゅう]

CD
#タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく時間じかん
1.「ピンクブルー」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ
2.「Starry Drama」小林こばやしいちちかいpeppe
3.「ジブンセイフク」小林こばやしいちちかい小林こばやしいちちかい
4.「あうん」
  • 小林こばやしいちちかい
  • 長屋ながや晴子はるこ
緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
  • 川口かわぐちけいふとし
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
5.ミチヲユケ長屋ながや晴子はるこ
  • 小林こばやしいちちかい
  • 穴見あなみわれ
  • 川口かわぐちけいふとし
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
6.うそつき長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこNaoki Itai
7.はまたのぼるから小林こばやしいちちかい穴見あなみわれ
  • 川口かわぐちけいふとし
  • 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
8.湿気しけっている」小林こばやしいちちかい緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
  • Tomi Yo
  • 穴見あなみわれ
9.Don!!小林こばやしいちちかい
  • 小林こばやしいちちかい
  • 穴見あなみわれ
10.White Rabbit小林こばやしいちちかい穴見あなみわれ
  • LASTorder
  • 穴見あなみわれ
11.「さもなくばだれがやる」長屋ながや晴子はるこ長屋ながや晴子はるこ川口かわぐちけいふとし
12.「Slow dance」
  • 小林こばやしいちちかい
  • 長屋ながや晴子はるこ
  • peppe
  • 穴見あなみわれ
  • 横山よこやま裕章ひろあき
  • 穴見あなみわれ
合計ごうけい時間じかん:
DVD/Blu-ray(初回しょかい生産せいさん限定げんていばんのみ)
#タイトル作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく
1.キャラクター(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
2.「ミチヲユケ」(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
3.アラモードにワルツ(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
4.しあわ(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
5.サボテン(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
6.Shout Baby(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
7.LADYBUG(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
8.regret(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
9.またね(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
10.はじまりのうた(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
11.ありあまるとみ(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
12.おもじん(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
13.Mela!(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
14.sabotage(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
15.これからのこと、それからのこと(MTV Unplugged presents Ryokuoushoku Shakai)  
16.LITMUS(緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい × 日本武道館にほんぶどうかん“20122022” (day1_2022.09.16))  
17.真夜中まよなかドライブ(緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい × 日本武道館にほんぶどうかん“20122022” (day1_2022.09.16))  
18.「LADYBUG」(緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい × 日本武道館にほんぶどうかん“20122022” (day1_2022.09.16))  

きょく解説かいせつ[編集へんしゅう]

ピンクブルー[編集へんしゅう]

「ピンクブルー」は、アルバムの表題ひょうだいきょく楽曲がっきょくタイトルとしてはブルーだとおおげさにかなしくこえちゃうから、ちょっとピンクをぜて緩和かんわさせようという意味合いみあいがめられ、それぞれを英語えいごにしてあいだにスペースをれるとピンクとブルーが両立りょうりつしてるイメージになっちゃうということからカタカナ表記ひょうきとなった[10]

2020ねん3がつ上京じょうきょう時点じてんでデモ音源おんげん存在そんざいしていて、楽曲がっきょくについて長屋ながやなにかをイメージしてというよりは、自分じぶんらしくいたきょくです日常にちじょうにありふれたテーマでけたなあとはおもいますかたっている[9]。アルバムへの収録しゅうろく穴見あなみ提案ていあんだが、穴見あなみによれば小林こばやし提案ていあん時点じてんアルバムのかおにするにはりないっていたという[9][注釈ちゅうしゃく 1]。そのサビをえるというより、このかたちのままとどけたい気持きもになったことから、穴見あなみいわダンスのアレンジで、もっとわかりやすいきょくっていきつつ、哀愁あいしゅうのこすことを目指めざこととなった[16]穴見あなみいまインディーポップとかにもあるような、れるかんじが表現ひょうげんできたとおもいますかたっている[10]ドラムのリバーブはリアルタイムでかけられたもので、ベースは意図いとてきシンセベースおもわせる音色ねいろ仕上しあげられた[17]

小林こばやし長屋ながやいた歌詞かしのいたずらしんみたいなものがきだとし、そういうつもりでいてないとおもうけど、緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいってバンドが《ニュースキャスターがんじゃってどんまい》ってうって、めちゃくちゃ皮肉ひにくじゃないですか(笑)かたっている[9]

5がつ20日はつか田向たむかいじゅんがけたミュージック・ビデオ公開こうかいされた。ミュージック・ビデオはピンクとブルーで構成こうせいされた空間くうかん舞台ぶたいに、楽曲がっきょくちゅうえがかれた複雑ふくざつ心境しんきょう表現ひょうげんしたもの[18]

6月16にち放送ほうそうテレビ朝日てれびあさひけいミュージックステーション』でテレビはつ披露ひろうとなり[19][20]、6月28にち放送ほうそうテレビ東京てれびとうきょうけいテレひがし音楽おんがくさい2023なつ』でも披露ひろうされた[21]

Starry Drama[編集へんしゅう]

「Starry Drama」は、東京とうきょうシティ競馬けいば「TCK2023ひかりよ、けろ。東京とうきょうスプリント」へん 2023年度ねんどCMイメージソングとしてろされた楽曲がっきょく[22]原曲げんきょくは「真夜中まよなかドライブ」や「スクリーンと横顔よこがお」とどう時期じきつくられ、穴見あなみがアレンジしたデモ音源おんげん存在そんざいしていた[23]。タイアップよう楽曲がっきょく制作せいさくおこなうなかで「Starry Drama」を提出ていしゅつすることになり、「競馬けいば」というテーマに沿ってアレンジがくわえられた[23]。また、いままでのリョクシャカの疾走しっそうかんとはちょっとちがう、やわらかいかんじというか、ちょっと大人おとなになったはやいロックにしたいということからストリングスくわえられたほか、サビのメロディにわせててつきんおとくわえられた[23]

2サビ間奏かんそうは、peppeが自身じしんなかにあるうまのイメージを表現ひょうげんしたもので、ほぼ一発いっぱついたフレーズとなっている[23]

ジブンセイフク[編集へんしゅう]

「ジブンセイフク」は、YKK「それは、はじまりのおと 放課後ほうかごへんCMソングとしてろされたミディアムナンバー[24]楽曲がっきょくについてメンバーはおなじことでなや日々ひびかえすと、何者なにものかにあやつられているような気持きもちになる。でももしかすると、たん自分じぶんあやつれていないだけかもしれないな、といういかけのうたです説明せつめいしている[24]

楽曲がっきょくのタイトルは最後さいごけられたもので、小林こばやしコロナでいちばんいたいことはそういうことだなとおもって、でも漢字かんじ表記ひょうきだとかたいし。単純たんじゅん理由りゆうではあるんですけど説明せつめいしている[25]。OTOTOYのインタビューで、歌詞かしのインスピレーションについてかれた小林こばやしこれはもう本当ほんとう言葉ことば同時どうじにメロディーがてきたパターンで。なんかつねにこういうことばっかかんがえてますかたっている[26]長屋ながや楽曲がっきょくから少年しょうねんしんのようなものをかんじたとし、そういった空気くうきかんをなるべく表現ひょうげんできたらなあと。自分じぶんらしさとあたらしさみたいなものをぜながらうたったというか、温度おんど結構けっこうをつけながら。そうしたことできょく神聖しんせいさや繊細せんさい部分ぶぶんうたにはせたとおもいますかたっている[26]

あうん[編集へんしゅう]

「あうん」は、メンバー全員ぜんいんつくった楽曲がっきょくで、アルバムに収録しゅうろくされた新曲しんきょくなか最初さいしょげられた[23]小林こばやし男女だんじょうたえるうたにしたいというあんから全員ぜんいんつくろうというはなしになり、穴見あなみとpeppeの2人ふたりによってオケがつくられた[27]。ある程度ていどオケがつくられた段階だんかいで、スタジオにはいって長屋ながや小林こばやしがマイクをまえ適当てきとううたうという手法しゅほうられ、サビのメロディがかためられた[27]

歌詞かし当初とうしょせっかく男女だんじょがいるし恋愛れんあいソングにしようということになり、2人ふたりでメロディをけながらいたもののしっくりこないことから1ぞうりになり、2がつ中旬ちゅうじゅん一部いちぶ長屋ながや手助てだすけをするかたちで小林こばやしによってメロディと歌詞かしえられた[27][注釈ちゅうしゃく 2]

きょくちゅうでpeppeはグランドピアノ演奏えんそうしていて、peppeが演奏えんそうしている最中さいちゅうにアレンジャーの川口かわぐちがピアノのつるしてミュートしていた[11]

ミチヲユケ[編集へんしゅう]

「ミチヲユケ」は、2022ねん11月9にちに6thシングルとして発売はつばいされた楽曲がっきょく[28]

うそつき[編集へんしゅう]

「うそつき」は、2023ねん5がつ12にち先行せんこう配信はいしんされた楽曲がっきょく[8]

はまたのぼるから[編集へんしゅう]

はまたのぼるから」は、2022ねん4がつ20日はつかに5thシングルとして発売はつばいされた楽曲がっきょく[29]

湿気しけっている[編集へんしゅう]

湿気しけっている」は、メンバー全員ぜんいんつくった楽曲がっきょく[23]穴見あなみによればよく議論ぎろんされた楽曲がっきょくで、2022ねんくるまなかでメンバー全員ぜんいん過去かこつくったデモをいたさいに、全員ぜんいん一番いちばんいとおもったのがこのきょくだったという[30]楽曲がっきょくは8ねんまえから存在そんざいしていて、当時とうじのタイトルは「湿しめっていく」[30]小林こばやしがAメロの言葉ことばだけをき、それに穴見あなみがメロディをけたのがはじまりとなっている[17]

Don!![編集へんしゅう]

「Don!!」は、2022ねん11月9にちに6thシングル『ミチヲユケ』のカップリングきょくとして発売はつばいされた楽曲がっきょく[28]

White Rabbit[編集へんしゅう]

「White Rabbit」は、2022ねん3がつ21にち配信はいしん限定げんていシングルとして発売はつばいされた楽曲がっきょく[31][32]

さもなくばだれがやる[編集へんしゅう]

「さもなくばだれがやる」は、東宝とうほう配給はいきゅう映画えいが緊急きんきゅう取調とりしらべしつ THE FINAL主題歌しゅだいかとしてろされた楽曲がっきょく[33]長屋ながやによれば最初さいしょの「常識じょうしきはずれがえてくんだ」というフレーズからすべてがまれたとのことで、当初とうしょのタイトルは「eccentric」[25]。タイトルを「さもなくばだれがやる」にしたことについて、長屋ながやすこれがあったとする一方いっぽうで、意思いし提示ていじすることで、このきょくつよさがもしてきて。いろんな挑戦ちょうせんをしてきて、それが正解せいかいかどうかわかんなかったけど。うそでもつきつづければしんまことになるみたいなかたっている[25]

Slow dance[編集へんしゅう]

「Slow dance」は、メンバー全員ぜんいんつくった楽曲がっきょく[27]長屋ながやはアルバムに全員ぜんいんつくったきょくしいということから、「Mela!」や「キャラクター」の位置いちきょくとしてつくったと説明せつめいしている[27]。「(The Weekendの"Blinding Lights"からはじまった)2020ねん以降いこうニュー・ウェイヴかんじ」にするというテーマのもと、peppeと穴見あなみ2人ふたりでメロディがつくられた[34]。Aメロのメロディは、デモの段階だんかいではイントロとして存在そんざいしていた[34]。メロディが出来でき段階だんかい長屋ながやきょくだとおもったと同時どうじに、洋楽ようがくテイストをかんじたうえに男性だんせいボーカルがうたっているかび「できないかも」とおもったとのことで、かりうたれるさい長屋ながやうたいやすいようにメロディが一部いちぶ変更へんこうされた[34]

長屋ながや小林こばやしは、きょく最初さいしょいたさい悲壮ひそうかん後悔こうかいとか、そういうものただよってきたとのことで、「(これまで全員ぜんいんつくった楽曲がっきょくではあかるいメッセージをうたってきたことから)そういう題材だいざいにしていいんじゃないか」というはなしをしたという[34]長屋ながや小林こばやしはそれぞれ一昨年いっさくねん祖父母そふぼくし、えなかったり、後悔こうかいのようなものがあったとのことで、長屋ながやでも、ずっとそれにくるしみつづけたいわけじゃなかったので、祖父そふ祖母そぼとどけられたらいいんじゃないかっていうはなしをしました。そこからははやかったですね回想かいそうしている[34]小林こばやしは「悲壮ひそうかんみたいなほうりたい」といつつ、かなしい内容ないようにはしたくなかったとのことで、いまはもう祖父そふ祖母そぼくなってから時間じかんってるし、この冷静れいせい気持きもちを言葉ことば出来できたらいいよねってかたっている[34]

きょくちゅうのシンセサイザーの音色ねいろはカットオフで変化へんかさせている[11]

クレジット[編集へんしゅう]

出典しゅってん[35]特記とっきのぞく)

緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい
追加ついかミュージシャン
レコーディング・スタッフ
  • 村上むらかみ宣之のぶゆきRecording, Mixing
  • 福井ふくいたくみ – Assistant Engineer
  • 川島かわしま尚己なおみ – Assistant Engineer
  • 瀧野たきのゆうじん – Assistant Engineer
  • 後藤ごとうあきら – Assistant Engineer
  • 藤田ふじたしげる哉 – Assistant Engineer
  • 日浦ひうらたすくわたる – Assistant Engineer
  • 渡邊わたなべあきらふとし – Assistant Engineer
  • 佐藤さとうりんけい – Assistant Engineer
  • 斉藤さいとう公平こうへい – Assistant Engineer
  • 阿部あべたかしたいMastering
アートワーク
  • 川本かわもと拓三たくぞう – Art Direction
  • 石田いしだ有里ありめぐみ – Design
  • pool – 3D Art Work
  • 大口おおぐち祐一郎ゆういちろう – Products Coordination

チャート成績せいせき[編集へんしゅう]

週間しゅうかんチャート[編集へんしゅう]

チャート (2023ねん) 最高さいこう
日本にっぽん (オリコン)[37] 8
日本にっぽん (オリコン合算がっさんアルバム)[38] 9
Japan Hot Albums (Billboard JAPAN)[39] 7

月間げっかんチャート[編集へんしゅう]

チャート (2023ねん) 最高さいこう
日本にっぽん (オリコン)[40] 20

年間ねんかんチャート[編集へんしゅう]

チャート (2023ねん) 順位じゅんい
Japan Download Albums (Billboard JAPAN)[41] 66

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ 2020ねん段階だんかい小林こばやし長屋ながやたいしてサビをなおすようにつづけていたとのことで、長屋ながやいちちかいなかには、もっとキャッチーなきょくにしてほしいっていうおもいがあって。でも自分じぶんなかではこれをえられるかんじがなくて……かたっている[9]
  2. ^ 2がつ中旬ちゅうじゅん時点じてんでアルバムの曲目きょくもくそろっていなかったことから、オケが録音ろくおんされていてタイトルもまっていた「あうん」にふたた着手ちゃくしゅすることとなった[27]

出典しゅってん[編集へんしゅう]

  1. ^ a b c 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいが1ねん4カ月かげつぶりアルバム発売はつばい、5月に全国ぜんこくツアースタート(動画どうがあり)”. 音楽おんがくナタリー. ナターシャ (2023ねん3がつ21にち). 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
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  4. ^ "緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい「みんなここが武道ぶどうかんだよ!」10周年しゅうねんはつ武道館ぶどうかんライブ 2日間にちかんまん6000にん魅了みりょう". 日刊にっかんスポーツ. 日刊スポにっかんすぽツ新聞社つしんぶんしゃ. 2022ねん9がつ17にち. 2023ねん5がつ7にち閲覧えつらん
  5. ^ はる名曲めいきょくセンバツBOOK 2023, p. 29.
  6. ^ a b 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいニューアルバム「pink blue」5がつにリリース、全国ぜんこくツアーも決定けってい動画どうがあり)”. 音楽おんがくナタリー. ナターシャ (2023ねん1がつ21にち). 2023ねん3がつ26にち閲覧えつらん
  7. ^ a b 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいしんアルバム『pink blue』ぜん収録しゅうろく内容ないようとジャケットビジュアル解禁かいきん”. SPICE. イープラス (2023ねん4がつ19にち). 2023ねん4がつ19にち閲覧えつらん
  8. ^ a b "緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい、ニュー・アルバム『pink blue』から「うそつき」先行せんこう配信はいしんスタート。本日ほんじつ5/12 21MV公開こうかい". Skream!. げきロックエンタテインメント. 2023ねん5がつ12にち. 2023ねん5がつ12にち閲覧えつらん
  9. ^ a b c d e f はる名曲めいきょくセンバツBOOK 2023, p. 30.
  10. ^ a b c はる名曲めいきょくセンバツBOOK 2023, p. 31.
  11. ^ a b c d 天野あまのふみあきら(インタビュアー:天野あまのふみあきら)「緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいインタビュー|「めてない」なんてわせない、ニューアルバム「pink blue」でこす革命かくめい」『音楽おんがくナタリー』、ナターシャ、3ぺーじ、2023ねん5がつ17にちhttps://natalie.mu/music/pp/ryokushaka08/page/32023ねん5がつ17にち閲覧えつらん 
  12. ^ 天野あまのふみあきら(インタビュアー:天野あまのふみあきら)「緑黄色りょくおうしょく社会しゃかいはなになって」インタビュー|アニメ「薬屋くすりやのひとりごと」OPきょくえがく“どく”と“自己じこあい」『音楽おんがくナタリー』、ナターシャ、1ぺーじ、2023ねん11月15にちhttps://natalie.mu/music/pp/ryokushaka102024ねん1がつ12にち閲覧えつらん 
  13. ^ もり朋之ともゆき; 渡部わたなべあきこ (2023ねん5がつ16にち). "Snow Man、millennium parade × 椎名しいな林檎りんご、スピッツ、女王蜂じょおうばち緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい……5月17にちリリースの新譜しんぷ5さくをレビュー". Real Sound. blueprint. 2023ねん5がつ16にち閲覧えつらん
  14. ^ 杉浦すぎうら美恵みえ (2023ねん5がつ17にち). "「全員ぜんいんソングライター」のつよきわまる-『pink blue』緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい邦楽ほうがく CD/EP新譜しんぷレビュー". rockin'on.com. ロッキング・オン. 2023ねん5がつ17にち閲覧えつらん
  15. ^ 長澤ながさわ香奈かな (2023ねん6がつ16にち). "緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい『pink blue』煌びやかなサウンドとびやかな歌声うたごえでJ-Popの王道おうどうすす意欲いよくさく". Mikiki. タワーレコード. 2023ねん6がつ28にち閲覧えつらん
  16. ^ はる名曲めいきょくセンバツBOOK 2023, pp. 30–31.
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  18. ^ "緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい新曲しんきょく「ピンクブルー」の複雑ふくざつ心境しんきょうをMVで表現ひょうげん". Billboard JAPAN. 阪神はんしんコンテンツリンク. 2023ねん5がつ20日はつか. 2023ねん5がつ20日はつか閲覧えつらん
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 別冊べっさつ 緑黄色りょくおうしょく社会しゃかい はる名曲めいきょくセンバツBOOK」『ROCKIN'ON JAPANだい37かんだい6ごう通巻つうかん558ごう)、ロッキング・オン、2023ねん4がつ28にち 

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]