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ファハド装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃ

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ファハド装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃ
ファハド240
基礎きそデータ
全長ぜんちょう 6 m
全幅ぜんぷく 2.45 m
ぜんこう 2.25 m(車体しゃたいだか
重量じゅうりょう 10.9 ~ 12.5 t
乗員じょういんすう 2めい + 兵員へいいん10めい(ファハド240装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃ
3めい + 兵員へいいん7めい(ファハド280-30歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ
装甲そうこう武装ぶそう
しゅ武装ぶそう 2A42 30mm機関きかんほうx1もん
9K111ファゴットもしくは9K113コンクールス対戦たいせんしゃミサイル(ファハド280-30歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ
ふく武装ぶそう 7.62mm機関きかんじゅうx1~3てい
機動きどうりょく
整地せいち速度そくど 100 km/h
整地せいち速度そくど 60 km/h
エンジン メルセデス・ベンツ OM 366 LA
ターボチャージャーえきひやディーゼル
275 hp
懸架けんか駆動くどう 4x4
行動こうどう距離きょり 700 km整地せいちじょう
450 km(不整ふせい地上ちじょう
出力しゅつりょく重量じゅうりょう hp/t
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ファハド装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃとは、エジプト製造せいぞうされている4りんしき装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

エジプトぐんでは、既存きそんBTR-40や、ウニモグのシャーシにBTR-40やBTR-152類似るいじした形状けいじょうのエジプトせい車体しゃたいせたワリード装甲そうこう兵員へいいん輸送ゆそうしゃ後継こうけい車両しゃりょう開発かいはつ要求ようきゅうしたがって開発かいはつされた。

ファハド装甲車そうこうしゃドイツのティッセン=ヘンシェルが、メルセデス・ベンツLAP 1117/32トラックの車体しゃたい装甲そうこうされた車体しゃたいせるかたち設計せっけいされた。

ファハド装甲車そうこうしゃはその現用げんよう装甲車そうこうしゃよりも小型こがた軽量けいりょう運用うんようコストがひくわりには、機動きどうりょくたかく、柔軟じゅうなんせいんだ設計せっけいであり、軍用ぐんようとしての各種かくしゅ用途ようとはもちろんのこと、国内こくない治安ちあん任務にんむけの装備そうびけることも可能かのうである。

車体しゃたい構造こうぞう[編集へんしゅう]

車体しゃたい均質きんしつ圧延あつえんこう装甲そうこうばん溶接ようせつして製造せいぞうされており、7.62mmのとおるきのえだん榴弾りゅうだん破片はへんふせ程度ていどである。前面ぜんめん形状けいじょうはバスにており、一般いっぱんてき軍用ぐんよう装甲車そうこうしゃとはことなる印象いんしょうあたえる。車体しゃたい正面しょうめんにはおおきな防弾ぼうだんガラスがはめまれているため視界しかい良好りょうこうであり、必要ひつようがあればガラス部分ぶぶん防御ぼうぎょりょく強化きょうかよう装甲そうこうばんせることも可能かのうである。

ファハド装甲車そうこうしゃ車体しゃたいには、屋根やねうえにある兵員へいいん区画くかくのハッチ部分ぶぶん車体しゃたい前部ぜんぶ右側みぎがわくるまちょうせきのキューポラに1ていずつ、最大さいだい3ていまでの機関きかんじゅう搭載とうさい可能かのうである。搭載とうさいする機関きかんじゅうおも口径こうけい7.62mmのPKM汎用はんよう機関きかんじゅうであるが、FN MAGなどほかの汎用はんよう機関きかんじゅう搭載とうさい可能かのうである。

みちがい機動きどうりょくたかく、最大さいだい80%までの勾配こうばいりつさかのぼることができ、左右さゆう勾配こうばい最大さいだい30%までなら横転おうてんすることはない。ただし水上すいじょう浮航能力のうりょくはない。

派生はせいがた[編集へんしゅう]

ファハド240
基本きほんがた後期こうきがた土台どだいのシャーシにメルセデス・ベンツ LAP 1424/32トラックのものを使用しようしており、より強力きょうりょくなエンジンを搭載とうさいするとともにわずかながら装甲そうこう強化きょうかしているため、重量じゅうりょうは11.6tに増加ぞうかした。オリジナルのファハド装甲車そうこうしゃにも同様どうよう改修かいしゅうおこなわれている。
乗員じょういん2めいのほかに兵員へいいん10めい搭乗とうじょうさせることが可能かのうであり、兵員へいいん背中せなかかいわせてむ。兵員へいいん区画くかく天井てんじょうには2つの大型おおがたハッチが存在そんざいするとともに、車体しゃたい左右さゆう4つずつのガンポートが配置はいちされている。
へいそうはオリジナルとおなじ3ていの7.62mm機関きかんじゅうわりに、20mm機関きかんほうミラン対戦たいせんしゃミサイル装備そうびすることも可能かのうである。
ファハド240回収かいしゅう修理しゅうりしゃ
ファハド240後期こうきがたをベースとし、前部ぜんぶ区画くかく運転うんてんせき部分ぶぶんのみを流用りゅうようしている。
車体しゃたい後部こうぶには油圧ゆあつしきクレーンをそなえており、クレーンアームは左右さゆう合計ごうけい315°まで回転かいてん仰角ぎょうかく70°までがり最大さいだい13tの重量じゅうりょうぶつたかさ2.8mまでげることができる。
ファハド240救急きゅうきゅうしゃ
外見がいけんはファハド240標準ひょうじゅんがたわらないが、負傷ふしょうへい最大さいだい8めい担架たんかせられたものと、すわれる状態じょうたいものとが4めいずつ)まで搬送はんそうすることが可能かのうである。
乗員じょういん運転うんてんしゅ医師いし看護かんごの3めいむほか、各種かくしゅ医療いりょう器具きぐ搭載とうさいしている。
ファハド240地雷じらい埋設まいせつしゃ
ファハド240に、対戦たいせんしゃ地雷じらい短時間たんじかん埋設まいせつするための自動じどう埋設まいせつ装着そうちゃくしている。
ファハド240指揮しき通信つうしんしゃ
外見がいけん一般いっぱんてきなファハド240とわらないが、車内しゃない無線むせん通信つうしんそなえている。
ファハド280
ファハド240の歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ仕様しよう車体しゃたい構造こうぞうはファハド240とわらないが、車体しゃたい上部じょうぶフランス・SAMMしゃせいのBTM-208電動でんどうしき旋回せんかい砲塔ほうとう設置せっちしている。
砲塔ほうとうは-8°~45°のあいだ仰角ぎょうかくれ、360°ぜん周囲しゅうい旋回せんかい可能かのうである。武装ぶそうは12.7mmじゅう機関きかんじゅう同軸どうじくの7.62mm機関きかんじゅう搭載とうさいされており、潜望鏡せんぼうきょう防弾ぼうだんガラスによって視界しかい確保かくほしている。
乗員じょういんじゅうしゅ追加ついかされて3めいになるが、搭乗とうじょう可能かのう兵員へいいんすう変化へんかがない。砲塔ほうとうふくめたぜんこうは2.85mである。
ファハド280暴動ぼうどう鎮圧ちんあつ車両しゃりょう
治安ちあん部隊ぶたいよう改造かいぞうされたファハド280で、砲塔ほうとうへいそう放水ほうすいじゅう煙幕えんまくたま催涙さいるいガスだん発射はっしゃようグレネードランチャーかわそうしている。
このほかにも、バリケード排除はいじょようのドーザーブレードやサーチライト、サイレン、ラウドスピーカーを装備そうびしている。
ファハド280-30歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ
1990ねん発表はっぴょうされた歩兵ほへい戦闘せんとうしゃ仕様しよう
ファハド280の兵員へいいん区画くかく屋根やねBMP-2砲塔ほうとう搭載とうさいしており、へいそうもBMP-2のものとまったおなじであるため火力かりょく大幅おおはば強化きょうかされたが、砲塔ほうとうおおきなため搭乗とうじょう可能かのう兵員へいいんは7めい減少げんしょうした。これにともない、車体しゃたい左右さゆうのガンポートも左右さゆう3つずつにらされている。

採用さいようこく[編集へんしゅう]

ファハド装甲車そうこうしゃ運用うんようこく
陸軍りくぐん内務省ないむしょう傘下さんか中央ちゅうおう保安ほあんたいCentral Security Forces)に配備はいびされており、ボスニア・ヘルツェゴビナIFORはじめとする国連こくれん平和へいわ維持いじ任務にんむ投入とうにゅうされることもおおい。
1990ねんクウェートに侵攻しんこうしたさい鹵獲ろかく。そのおおくは1995ねんにクウェートに返還へんかんされたが、少数しょうすう隠匿いんとくされており2003ねんアメリカぐん侵攻しんこうさい破壊はかいされるまで運用うんようされていた。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]