メルセデス・ベンツ

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メルセデス・ベンツAG
現地げんち社名しゃめい
Mercedes-Benz AG
種類しゅるい
子会社こがいしゃAG[1]
業種ぎょうしゅ 自動車じどうしゃ
設立せつりつ 1926ねん6がつ28にち (97ねんまえ) (1926-06-28)
創業そうぎょうしゃ
本社ほんしゃ
事業じぎょう地域ちいき
世界の旗 世界せかい
主要しゅよう人物じんぶつ
オラ・ケレニウス経営けいえい委員いいんかい会長かいちょう[2]
製品せいひん
生産せいさん出力しゅつりょく
ぜん世界せかいで2,164,187だい (2020)[3]
ブランド
サービス
親会社おやがいしゃ メルセデス・ベンツ・グループAG[1]
部門ぶもん
  • メルセデス・ベンツ・カーズ[4]
  • Mercedes-Benz Vans
子会社こがいしゃ メルセデスAMG[5]
スマート
ウェブサイト www.mercedes-benz.com/en/ ウィキデータを編集

メルセデス・ベンツどく: Mercedes-Benz[注釈ちゅうしゃく 1][6][7]は、ドイツ拠点きょてんとする乗用車じょうようしゃ商用しょうようしゃブランドである。たんメルセデスMercedes)またはベンツBenz)としてもられる。メルセデス・ベンツAG(Mercedes-Benz AG)(2019ねん設立せつりつされたメルセデス・ベンツ・グループ子会社こがいしゃ)は、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルクしゅうシュトゥットガルト本社ほんしゃき、ダイムラー・トラックシュトゥットガルト近郊きんこうラインフェルデン=エヒターディンゲン本社ほんしゃく。

乗用車じょうようしゃ小型こがた商用しょうようしゃ部門ぶもんメルセデス・ベンツ・スプリンター部門ぶもんメルセデス・ベンツ・グループAGの子会社こがいしゃであるのにたいし、ダイムラー・トラック商用しょうようしゃメーカーである。

概要がいよう[編集へんしゅう]

スリーポインテッド・スター
W223がたSクラス

「メルセデス」は、1899ねん当時とうじにダイムラーしゃディーラー経営けいえいしていたオーストリア=ハンガリー帝国ていこく領事りょうじユダヤけいドイツじん富豪ふごうエミール・イェリネック英語えいごばんむすめメルセデス・イェリネックである。イェリネックはみずからが販売はんばいする自動車じどうしゃに、音節おんせつかたい「ダイムラー」をけて当時とうじ流行りゅうこうしていたスペインふうひびきをかんした[注釈ちゅうしゃく 2]。この「メルセデス」ブランドひろられ、ダイムラーは1902ねんに「メルセデス」を商標しょうひょう登録とうろくした。1926ねんに、ともにほとんどどう時期じき設立せつりつされた世界せかい最古さいこ自動車じどうしゃ会社かいしゃであるベンツ& Cie. ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリーク(1883ねん - 1926ねん)とダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト(1890ねん - 1926ねん両社りょうしゃ合併がっぺいして「メルセデス・ベンツ」となる。以降いこう社名しゃめいダイムラー・ベンツ(1926ねん - 1998ねん)、ダイムラー・クライスラー(1998ねん - 2007ねん)、ダイムラー(2007ねん - 2022ねん)、メルセデス・ベンツ・グループならびダイムラー・トラック変更へんこうしたがブランドめい変更へんこうしていない。現在げんざいシュトゥットガルト拠点きょてん乗用車じょうようしゃ小型こがた商用しょうようしゃ製造せいぞうし、商用しょうようしゃメーカーはラインフェルデン=エヒターディンゲン拠点きょてんとして「メルセデス・ベンツ」くるま販売はんばいしている。

乗用車じょうようしゃ[編集へんしゅう]

ベルリン・テーゲル空港くうこうタクシー

日本にっぽんでは、かつてそう輸入ゆにゅう販売はんばい手掛てがけたヤナセ営業えいぎょう宣伝せんでん手法しゅほうなどから高級こうきゅう乗用車じょうようしゃメーカーとしてられるが、欧州おうしゅうなどでは比較的ひかくてき安価あんか車種しゃしゅおお製造せいぞうしている。乗用車じょうようしゃのほかにバンタクシー大型おおがたバストラックダンプカー営業えいぎょうしゃ商用しょうようしゃ作業さぎょうしゃ救急きゅうきゅうしゃ特殊とくしゅ車両しゃりょう軍用ぐんよう車両しゃりょうなど広範こうはん種別しゅべつ自動車じどうしゃあつかい、かつては通勤つうきん電車でんしゃなどの鉄道てつどう車両しゃりょうもグループない製造せいぞうするなど、欧米おうべいではボルボルノーなどととも総合そうごう車両しゃりょうメーカーとして認知にんちされている。

Sクラスをはじめとした高級こうきゅうセダンSUVは、高額こうがく所得しょとくしゃ政治せいじセレブリティ嗜好しこうするなど肯定こうていてき印象いんしょうがあるとしてられる一方いっぽうで、暴力団ぼうりょくだん[8]などの威圧いあつてき人間にんげんくるま[9]成金なりきん趣味しゅみ象徴しょうちょうでビバリーヒルズの歯医者はいしゃくるま[10]古今ここん東西とうざい独裁どくさいしゃいたる愛車あいしゃ[11][12]、など否定ひていてき印象いんしょう存在そんざいする。冷戦れいせん時代じだい外交がいこうかん公用こうようしゃとしても普及ふきゅう[10]西側にしがわ陣営じんえい自動車じどうしゃ会社かいしゃにもかかわらず東側ひがしがわ諸国しょこく外交がいこうかん利用りようすることもおおく「ペルソナ・ノン・グラータけのくるま」と揶揄やゆされることもあった。

カー・アンド・ドライバー国道こくどう246ごう青山あおやまどお定期ていき定点ていてん観測かんそくしている車種しゃしゅべつ通行つうこうランキングで、トヨタなど日本にっぽん大衆たいしゅうしゃよりもおおく、社用しゃようしゃとしての登録とうろくおおEクラスが1常連じょうれんで、登録とうろく使用しよう本拠ほんきょ地域ちいきてき偏在へんざいおおきい。

商用しょうようしゃ営業えいぎょうしゃ多目的たもくてきしゃ[編集へんしゅう]

路線ろせんバス O407

バスやバン、特殊とくしゅ車両しゃりょうなどもふくめた商用しょうようしゃおも市場いちばは、ヨーロッパのほか、中東ちゅうとうアジアラテンアメリカ諸国しょこくなどである。商用しょうようバン・スプリンターや、ミニバンであるVクラス商用しょうようばんVitoは様々さまざま仕様しよう存在そんざいしヨーロッパ各地かくち使用しようされているほか、きたアメリカでは、スプリンターがバッジエンジニアリングけ、クライスラーから「ダッジ・スプリンター」として販売はんばいされているれいがある。

フランスルノーからはカングーもとにした小型こがた商用しょうようしゃを「シタン」のOEM供給きょうきゅうされている。

韓国かんこく双竜そうりゅう自動車じどうしゃ技術ぎじゅつ供与きょうよけて商用しょうようバンMB100をもとイスタナ生産せいさんし、MB100ととも東南とうなんアジアけんなどでひろ利用りようされている。日本にっぽんではダイムラー・トラック子会社こがいしゃのバスなどを三菱みつびしふそうトラック・バス販売はんばい多目的たもくてき商用しょうよう自動車じどうしゃであるウニモグワイ・エンジニアリング販売はんばいしている。

その[編集へんしゅう]

エンジンやトランスミッション他社たしゃ供給きょうきゅうし、かつてはポルシェジャガー自社じしゃせいAT供給きょうきゅうした。日本にっぽん加藤かとう製作所せいさくしょなどの重機じゅうきメーカーでメルセデスせいディーゼルエンジン搭載とうさいした製品せいひんがあり、日産自動車にっさんじどうしゃインフィニティブランドの一部いちぶ車種しゃしゅにメルセデスせいエンジンを搭載とうさいした。近年きんねん子会社こがいしゃメルセデスAMGパガーニアストンマーティンロータス自社じしゃせいのエンジンを供給きょうきゅうしている。

来歴らいれき[編集へんしゅう]

しゃダイムラー・ベンツダイムラー詳述しょうじゅつがある。

[編集へんしゅう]

1886ねんにドイツの技術ぎじゅつしゃカール・ベンツによって創設そうせつされた世界せかい最古さいこ自動車じどうしゃメーカーの1つで、1886ねん世界せかいはつ自動車じどうしゃとしてはつ特許とっきょ取得しゅとくした。当時とうじ自動車じどうしゃ有用ゆうようせいものはなく「交通こうつう主役しゅやくであるうまこわがらせる邪魔じゃましゃ」であった。

つまベルタ・ベンツは、おっと発明はつめい世間せけんみとめてほしいとかんがえ、1888ねん8がつ5にちに、おっとているあいだ2人ふたり息子むすこくるまマンハイムまち出発しゅっぱつした。当時とうじみち舗装ほそうされておらず、空気くうきタイヤもまだ自転車じてんしゃよう発明はつめいされたばかりでその過酷かこくさはあまりあるものだった。ガソリンスタンドもなく、薬局やっきょくでシミようベンジン購入こうにゅうしてそれを給油きゅうゆしながらたびつづけた。やがてれるころ、106kmはなれたプフォルツハイムまち到着とうちゃくする。くるままわりに人々ひとびとあつまり、ベルタたちに賞賛しょうさんこえおくった。このとき速度そくど距離きょり時間じかん)は、当時とうじ馬車ばしゃなら10とう以上いじょううまえなければならないほどのもので、この成功せいこうによりおっと発明はつめいられるようになり、つま世界せかいはつ女性じょせいドライバーとして自動車じどうしゃ長距離ちょうきょり旅行りょこう歴史れきしのこすことになる。

1920年代ねんだいより当時とうじヨーロッパでさかんになっていたモータースポーツに積極せっきょくてき参戦さんせんし、数々かずかず好成績こうせいせきおさめその名声めいせい確固かっこたるものにした。

1926ねんにベンツとほとんどどう時期じきゴットリープ・ダイムラー創設そうせつしたダイムラーと合併がっぺいした。

1886年製ベンツ・パテント・モトールヴァーゲン。世界最初の自動車ではない。 1894年製ベンツ・ヴェロ
1886ねんせいベンツ・パテント・モトールヴァーゲン世界せかい最初さいしょ自動車じどうしゃではない。
1894ねんせいベンツ・ヴェロ

ナチスへの協力きょうりょく[編集へんしゅう]

770でパレードするアドルフ・ヒトラー

国家こっか社会しゃかい主義しゅぎドイツ労働ろうどうしゃとう党首とうしゅにしてドイツ指導しどうしゃであったアドルフ・ヒトラーは、政権せいけん獲得かくとく1933ねん2がつ11にち国際こくさいベルリンモーターショーにおける開会かいかい宣言せんげんしん時代じだい交通こうつう機関きかんである自動車じどうしゃ自動車じどうしゃ道路どうろ建設けんせつ注目ちゅうもくし、モータリゼーション加速かそくすることが国家こっか防衛ぼうえいりょくたかめることになるといた。これ以降いこう政府せいふ自動車じどうしゃぜい撤廃てっぱいアウトバーン建設けんせつ国有こくゆう鉄道てつどうにトラック輸送ゆそう部門ぶもん新設しんせつとう政策せいさくした。そのヒトラーの愛車あいしゃメルセデスベンツの770Kだった[13]

ナチスは党内とうない国家こっか社会しゃかい主義しゅぎ自動車じどうしゃ軍団ぐんだん (NSKK) をもうけ、運転うんてん技能ぎのうしゃ育成いくせいはじめる。ベンツは運転うんてん教官きょうかん派遣はけん教習きょうしゅうしゃ無償むしょう提供ていきょう国家こっか社会しゃかい主義しゅぎドイツ労働ろうどうしゃとう機関きかんへの役員やくいん派遣はけんとう積極せっきょくてき対応たいおうし、国家こっか社会しゃかい主義しゅぎドイツ労働ろうどうしゃとう強力きょうりょくなバックアップにより、グランプリ・レース、ル・マン24あいだミッレミリアなどのレースでおなじくバックアップをけるアウトウニオンなどとともに活躍かつやくした。

1935ねんドイツさい軍備ぐんび宣言せんげん以降いこうのドイツの軍備ぐんび拡張かくちょうささえる企業きぎょうとして、戦闘せんとうのエンジンや軍用ぐんよう車両しゃりょうなどの生産せいさんおこなった。1939ねん9がつ勃発ぼっぱつしただい世界せかい大戦たいせんちゅう軍需ぐんじゅ生産せいさん集中しゅうちゅうして、連合れんごうぐんばくげき標的ひょうてきになるなどして、ドイツの敗戦はいせんまでのやく6年間ねんかん壊滅かいめつてき損害そんがいける。大戦たいせんちゅうにユダヤじん連合れんごうぐん捕虜ほりょ大量たいりょう強制きょうせい労働ろうどうしゃとして使用しようしたことから、戦後せんご多額たがく賠償金ばいしょうきん支払しはらうことになった。

300SL

名車めいしゃ[編集へんしゅう]

Mクラスを改造かいぞうしたパパモビル謁見えっけんよう教皇きょうこうしゃ)にベネディクト16せい

1950年代ねんだい以降いこうのドイツ経済けいざい回復かいふくわせるように、有名ゆうめい300SLや、ミッレミリアル・マン24あいだレースだい活躍かつやくした300SLRなどの数々かずかず名車めいしゃおくす。

1960年代ねんだい後半こうはん発売はつばいされたグロッサーベンツの再来さいらいでもあるW100ミディアム・クラス、1971ねんにデビューした3代目だいめメルセデス・ベンツ・SLクラス[14]、「サッコプレート」でられるブルーノ・サッコデザインのW124[15]、ドイツヘルムート・コール首相しゅしょう専用せんようしゃW126[16]、アメリカのCAFE対策たいさくまれたW201[17]など世界せかい高級こうきゅうしゃ市場いちばひろられる。

これらのモデルのシートは世界せかいでも唯一ゆいいつこう品質ひんしつった構造こうぞうひょうされ、非常ひじょう快適かいてきなことでられる。したからコイルスプリング、網状もうじょうのスプリング(Sばね)、ウレタンせいダンパー、シュロうまつくられた通気つうきせいいクッション、ウールせい表皮ひょうひ(ベロア、ファブリック)で構成こうせいされ、十分じゅうぶんなサイズと調整ちょうせい機能きのう電動でんどう調整ちょうせいしきおおい)があり、すべらずつかれにくく、耐久たいきゅうせいいちじるしくたかかった[注釈ちゅうしゃく 3]

安全あんぜんせい[編集へんしゅう]

1980ねん以降いこう、オプション装備そうびとしてのエアバッグ設定せってい先行せんこうするなど、自動車じどうしゃ安全あんぜん向上こうじょうかかわる実績じっせきがある。ジグザグ形状けいじょうのゲートしきATシフトレバー(現在げんざい特許とっきょれて、おおくの自動車じどうしゃメーカーにより模倣もほうされている)、衝撃しょうげき吸収きゅうしゅう三叉みつまたしき構造こうぞうボディ、シートベルトテンショナー、レインランネル(雨水あまみずまどながさないボディ構造こうぞう)、凹凸おうとつのあるテールランプ、衝突しょうとつからだまもるステアリングコラムとブレーキペダル、横滑よこすべ防止ぼうし装置そうち、グリップしきドアハンドル、本体ほんたい強度きょうど強度きょうどともたか独自どくじのシート、伸縮しんしゅくしながらまどワイパー、2そく発進はっしんおよび2そく後退こうたい機能きのうつきAT、安全あんぜんせい徹底てってい追求ついきゅうしたシャシ、アウトバーンにおける高速度こうそくどでの事故じこ対応たいおうした車体しゃたい剛性ごうせいなど。

2010ねん以降いこう順次じゅんじ発売はつばいされているメルセデス・ベンツかく車種しゃしゅは、ライトスイッチから「OFF」が廃止はいしされており、「ON」と「AUTO」(自動じどう点灯てんとう)の選択せんたくのみになっている。これは、夜間やかんてんわすれおよびトンネルない夕暮ゆうぐ悪天候あくてんこうなどの灯火ともしび走行そうこうを、ドライバーではなく、くるまがわ確実かくじつ防止ぼうしするという、メルセデス・ベンツりゅう思想しそうもとづく安全あんぜん設計せっけいである。

他社たしゃへの影響えいきょう[編集へんしゅう]

4代目だいめSクラス(W220)

メルセデス・ベンツが他社たしゃさきんじて採用さいようしたデザインや装備そうびが、他社たしゃおおきな影響えいきょうあたえていることがある。いちれいとして、1998ねん4代目だいめSクラス世界せかいはつ採用さいようしたドアミラー内蔵ないぞうしき側面そくめん方向ほうこう指示しじは、るやいな世界中せかいじゅうのメーカーが追随ついずいおよび模倣もほうしており、2022ねん現在げんざい多数たすう車種しゃしゅ標準ひょうじゅん装備そうびするにいたっている。この装備そうびかんしては「安全あんぜんせい向上こうじょう寄与きよる」との調査ちょうさ結果けっかがある[18]

コストダウンと品質ひんしつ改善かいぜん[編集へんしゅう]

かつてメルセデス・ベンツは有名ゆうめいな「最善さいぜんか (Das Beste oder nichts.)」の企業きぎょうスローガンのもと、「すべてのかたち理由りゆうがある」とわれるほどの質実しつじつ剛健ごうけん[よう出典しゅってん]ち、妥協だきょうくるまづくりを目指めざしていた。しかしその結果けっかとしてのこうコスト体質たいしつ製品せいひんこう価格かかく事実じじつであり、1990年代ねんだい中盤ちゅうばん以降いこう自動車じどうしゃ産業さんぎょう環境かんきょう変化へんかとくグローバリゼーション進行しんこう)をまえに、同社どうしゃのこりのため利益りえきりつ向上こうじょう経費けいひ削減さくげん目指めざすことになった。

一方いっぽう品質ひんしつ性能せいのう疑問ぎもんされる製品せいひん販売はんばいした。

アラバマ・メルセデスとばれたMクラス

とくに1997ねん発売はつばいされたメルセデス・ベンツとしてはつのアメリカ工場こうじょうアラバマしゅう)で生産せいさんされたMクラスは、そのてい品質ひんしつで「アラバマ・メルセデス」と酷評こくひょうされ、ぜん世界せかいにおけるブランドイメージをおおきくとす結果けっかになった。4代目だいめSクラス(W220)および2代目だいめEクラス(W210)、3代目だいめCクラス(W203)が登場とうじょうしたさいふるくからのメルセデス・ユーザーが代替だいたいした直後ちょくごあじ質感しつかんつよいギャップをかんじ、早々そうそう手放てばなし、わりにそれぞれの先代せんだいモデル(Sクラス:W140、Eクラス:W124、Cクラス:W202)やそれらの時代じだいからつくつづけられていたR129がたSLクラスやW463がたGクラスやCクラスをベースにしていたCLKクラスSLKクラスもとめる事態じたいすら発生はっせいした。これらにより、1990年代ねんだい後半こうはんに「最善さいぜんか(Das Beste oder nichts.)」の理念りねんのもとに製造せいぞうされた過去かこ車種しゃしゅが、一時いちじてき中古ちゅうこしゃ市場いちば品薄しなうすとなり、装備そうび程度ていどくるま新車しんしゃよりも高値たかねとなる事例じれい発生はっせいした。

これらの問題もんだいたいしてメルセデス・ベンツは、かく車種しゃしゅのイヤーモデルごとに品質ひんしつ改善かいぜんすすめ、1999ねんデビューの後期こうきがたEクラス(W210)の品質ひんしつ改善かいぜん、2002ねん後期こうきがたSクラスの品質ひんしつ改善かいぜんや2000年代ねんだい以降いこうのモデルであるEクラスやSLクラス、SLKクラスなどでの初期しょき設計せっけいからの品質ひんしつ改善かいぜんなどをすすめた。

しかしEクラスやSLクラスで採用さいようされたセンソトロニックブレーキは誤動作ごどうさおお国内外こくないがいすうのリコールとなり、長年ながねんトップクラスであったEクラスの販売はんばいはその低迷ていめい現在げんざいいたっている。

2005ねん以降いこうのイヤーモデルでは、SクラスのW221の発売はつばいさい販車しゅであるEクラスの各種かくしゅリコールによる問題もんだい部分ぶぶん改善かいぜんすすみ、2010年代ねんだい中盤ちゅうばんはいると、かくモデルの品質ひんしつ信頼しんらいせいたかくなっている。

シート構造こうぞう従前じゅうぜんヤシ(シュロ)のクッション+金属きんぞくばね(以前いぜんのコイルばね、そののSばね)を、現在げんざいでは一般いっぱんてき発泡はっぽうウレタンに変更へんこうしており、経費けいひ削減さくげんひょうされることもある。ただしホールディング能力のうりょくや、プリテンショナーきシートベルトとの親和しんわせいたかてんなど、衝突しょうとつふくめた安全あんぜんせいではしん世代せだいシートがまさるともいわれる。

現在げんざいはメルセデス・ベンツもふたたび「最善さいぜんか(Das Beste oder nichts.)」のスローガンを使つかい、かつての理念りねん復活ふっかつうったえている[19]。2015ねんごろより日本にっぽん国内こくない公式こうしきホームページおよびテレビCMでも、おな意味いみ英語えいご「The best or nothing」を使つかはじめている。

リコール[編集へんしゅう]

初代しょだいAクラス

1997ねん登場とうじょうしたメルセデス・ベンツ・Aクラス使つかい、スウェーデン自動車じどうしゃ雑誌ざっし「テクニケンス・ヴァルト」(Teknikens Värld)がエルクテスト(ヘラジカ突然とつぜん進路しんろじょうあらわれたときそれを素早すばや回避かいひするという設定せっていおこな運転うんてん操作そうさ)を実施じっししたところ、横転おうてんしてしまい「メルセデス・ベンツにあるまじき失態しったい」と世界中せかいじゅうメディアほうじられることになった。その、メルセデス・ベンツは発売はつばいしたすべてのAクラスをリコールし、サスペンションのさい調整ちょうせいESP装着そうちゃくするなどの改修かいしゅう実施じっししたものの、この事件じけん世界中せかいじゅうげられたことと、どう時期じき発売はつばいされたMクラス、W210がたEクラス、W220がたSクラスが設計せっけいわるさとてい品質ひんしつ酷評こくひょうされたことでいちじるしく評価ひょうかげることになった。

2004ねんから2005ねんにかけて発生はっせいした、ボッシュせいSBC(センソトロニック・ブレーキ・コントロール)の2わたるリコールは、主力しゅりょく車種しゃしゅであるEクラスと、看板かんばん車種しゃしゅのSLクラスで発生はっせいし、ベンツにとってはおおきな痛手いたでとなり、経営けいえい極度きょくど悪化あっかさせる原因げんいんになった。

このSBCは雨天うてんなどの走行そうこうでブレーキディスクがれ、通常つうじょうであれば制動せいどうりょくそんじてしまうようなケースでも意図いとてきにブレーキパッドをブレーキローターにわずかに接触せっしょくさせ、摩擦まさつねつでディスクをかわかしたり(鉄道てつどう車両しゃりょうでは、「たいゆきブレーキ」などで以前いぜんから使つかわれている制御せいぎょ)、アクセルペダルをはなした瞬間しゅんかん、ブレーキングにそなえてブレーキパッドをブレーキローターに接触せっしょく寸前すんぜんまでちかづけ、タイムラグを短縮たんしゅくするなど、ブレーキの応答おうとうせい能力のうりょくたかめるものであるが、そのセイフティープロセスのようであるセンサるいコネクタるい不具合ふぐあいによりSBCが作動さどうせず、前輪ぜんりん2りんのみに通常つうじょうやく5ばいの踏力を必要ひつようとする「バックアップモード」にはいるというものであった[20]

2005ねん8がつ以降いこう発売はつばいされたEクラス、SLクラスでは、各種かくしゅリコール対応たいおうにより充分じゅうぶん信頼しんらいせい確保かくほおこなわれたが、マイナーチェンジはこの装備そうびがなくなっている。このとしのアメリカでの信頼しんらいせい調査ちょうさでメルセデス・ベンツは37ブランドちゅう29、ジャーマン・オートモービル・グラブの顧客こきゃく満足まんぞく調査ちょうさでは、33ブランドのなかで最下位さいかいになった。

ハイブリッドカー[編集へんしゅう]

2007ねん11月、ダイムラー子会社こがいしゃだった三菱みつびしふそうトラック・バスつハイブリッド技術ぎじゅつ流用りゅうようしたディーゼル・トラックを、2008ねんちゅう目処めど同社どうしゃメルセデス・ベンツブランドから発売はつばいするとの計画けいかく発表はっぴょうした(産経新聞さんけいしんぶん』2007ねん11月12にち)。

2009ねんに、メルセデス・ベンツの乗用車じょうようしゃとしてははつハイブリッドカーである「S400 Hybrid」(W221)追加ついかされた。このモデルはマイルド・ハイブリッド(ガソリンエンジン+モーター)であり、リチウムイオン電池でんち搭載とうさいした世界せかいはつ量産りょうさんしゃである。Sクラスのハイブリッド仕様しようは、つぎのモデルであるW222にも継続けいぞくされ、ガソリンエンジン+モーターの「S400h」だけでなく、ディーゼルエンジン+モーターの「S300h」も追加ついかされた。これらのモデルは日本にっぽん市場いちばにも逐一ちくいち導入どうにゅうされており、とくにS300hについては、当時とうじはクラス唯一ゆいいつのディーゼルエンジン搭載とうさいモデルであった。

2012ねんからはEクラスにもハイブリッドカーが追加ついかされた。3.5Lガソリンエンジン+モーターの「E400 Hybrid」、ディーゼルエンジン+モーターの「E300 BlueTEC Hybrid」である。「E400 Hybrid」は市場いちば限定げんていし、にちべいなかの3カ国かこくのみに導入どうにゅうされた。それにたいし「E300 BlueTEC Hybrid」はヨーロッパのみならず世界せかい市場いちば展開てんかいされたものの、日本にっぽん市場いちばへは導入どうにゅうされなかった。

プラグインハイブリッドカーは、CクラスとGLCクラス、Sクラスにそれぞれ「C350e」「GLC350e 」「S550e」として設定せっていしており、日本にっぽんへも導入どうにゅうしている。その結果けっか、メルセデス・ベンツは2016ねん時点じてんにおいて、日本にっぽんで「ガソリン・ハイブリッド」「ディーゼル・ハイブリッド」「プラグイン・ハイブリッド」という3種類しゅるいものハイブリッドカーを同時どうじにラインアップする、唯一ゆいいつ自動車じどうしゃブランドとなっていた[21][22][23]。2018ねん現在げんざい、S300h・S400hともにモデル廃止はいしとなっており、あらたに直列ちょくれつ6気筒きとうガソリンエンジンに48Vマイルドハイブリッドわせた「S450」が新規しんき導入どうにゅうされている。450けいは2018ねんにモデルチェンジしたCLSクラスにも設定せっていされており「CLS450」としてSクラスと同一どういつのパワートレインが供給きょうきゅうされている。

2019ねん9がつ2にち、Cクラスにあらたにプラグインハイブリッドとして「C350e」をしん設定せっていしている。

エンブレムとシルバーアロー[編集へんしゅう]

Sクラス(W222)の
「スリーポインテッド・スター」

メルセデス・ベンツの車体しゃたい装着そうちゃくされるエンブレムは、合併がっぺいまえのダイムラーしゃ使用しようしていたスリーポインテッド・スターとベンツしゃ円形えんけい月桂冠げっけいかんとをわせてデザインされたもので、3てんはそれぞれ「りくうみそら」のかく分野ぶんやにおいて、ダイムラーベンツしゃ繁栄はんえい祈願きがんする意味いみめられている。

メルセデス・ベンツのセダン、クーペ、オープンカーでは、銀色ぎんいろのボティカラーの人気にんきたかい。理由りゆうのひとつとしてあげられるのが「シルバー・アロー」の逸話いつわである。1934ねん - 1937ねんのグラン・エプルーブ(現在げんざいのF1世界せかい選手権せんしゅけん相当そうとう)、グランプリ・レースは、のちに「750kgフォーミュラ」とばれることとなる、くるまじゅうを750kg以下いかとするレギュレーションで実施じっしされていた。1934ねんのニュルブルクリンクにおけるアイフェル・レンネン(アイフェルレース)前夜ぜんやくるまじゅう規定きていをわずか1kgオーバーしてしまったメルセデス・チーム(監督かんとくアルフレート・ノイバウアー)は、苦肉くにくさくとしてボディの純白じゅんぱく塗装とそうをすべてがすことを決断けつだんする。いちばんかかって塗装とそうとしたアルミむきしの銀色ぎんいろのボディに、直接ちょくせつゼッケンをけてレースに参戦さんせん。そしてこのくるまるマンフレート・フォン・ブラウヒッチュが優勝ゆうしょうたした。以降いこう、メルセデス・ベンツのレーシングカーは銀色ぎんいろがトレードマークとなって「シルバー・アロー」の愛称あいしょうばれるようになり、モータースポーツにおけるドイツのナショナルカラーも、それまでの白色はくしょくから銀色ぎんいろ変更へんこうされた。どう時期じき活躍かつやくしたアウトウニオン同様どうようぎん塗装とそうで「シルバー・フィッシュ」とばれ、だい世界せかい大戦たいせん勃発ぼっぱつする1939ねんまで、シルバー・アローとシルバー・フィッシュのドイツぜいがグランプリかい席巻せっけんしていた。

しん規則きそくによるくるまめい変更へんこう(2015ねん - )[編集へんしゅう]

2014ねん近年きんねん車種しゃしゅ拡充かくじゅうにともないしゃめい複雑ふくざつになっていることから、メルセデスベンツは車種しゃしゅあたらしい命名めいめい方法ほうほう発表はっぴょうした[24]

これにより、2015ねんからこの命名めいめい方法ほうほうもとづき、一部いちぶ車種しゃしゅくるまめい順次じゅんじ変更へんこうされる。

既存きそんのクラスである「A」「B」「C」「E」「S」をコアにし、そのあたまにSUVを意味いみする「GL」やロードスターを意味いみする「SL」、またはクーペの「CL」をつけ、かくモデルバリエーションとする。そのため、SLKSLCとなり(3代目だいめSLクラス存在そんざいした4シータークーペとおな名称めいしょうになる)、「ML」はGLE、「GL」はGLS順次じゅんじ変更へんこうされる。これでSUVやロードスターでも明確めいかくにクラスがわかるようになる。CLAGLAクラスは、すでにあたらしい命名めいめい方法ほうほうじゅんじたくるまめいとなっており、変更へんこうはない。CLSはEクラス・ベースの車種しゃしゅだが、「EクラスとSクラスの中間ちゅうかん位置いちする4ドアクーペ」として名称めいしょう変更へんこうはない。

くわえて、パワートレインの種類しゅるいにより、数字すうじ最後さいごにそれをあらわすアルファベットがくことなり、圧縮あっしゅく天然てんねんガスしゃは「c」、ディーゼルしゃは「d」、電気でんき自動車じどうしゃは「e」、燃料ねんりょう電池でんちしゃは「f」、ハイブリッドカーは「h」となる、よんりん駆動くどうしゃモデルはいままでとおり「4MATIC」のサブネームがく。

基幹きかんモデル

セダン・ワゴン・コンパクト

2ドアクーペ・カブリオレ

4ドアクーペ

ロードスター

クロスカントリー・SUV

G
S SL GLS(GL)
E CLS GLE(ML)
C SLC(SLK) GLC(GLK)
B CLA GLB
A GLA
黄色おうしょく車種しゃしゅくるまめい変更へんこうされた車種しゃしゅ括弧かっこないきゅうくるまめい

日本にっぽんにおける販売はんばい[編集へんしゅう]

メルセデス・ベンツ日本めるせですべんつにほん入居にゅうきょする品川しながわシーサイドフォレスト

日本にっぽんにおいて、販売はんばい台数だいすう日本にっぽん自動車じどうしゃ販売はんばい協会きょうかい連合れんごうかい2017ねん集計しゅうけいで68,215だい輸入ゆにゅうしゃ新規しんき登録とうろく台数だいすう市場いちば占有せんゆうりつで1日本にっぽん自動車じどうしゃ輸入ゆにゅう組合くみあい2016ねん集計しゅうけい外国がいこくメーカーしゃモデルべつ順位じゅんいは、Cクラスが16,560だいで3Eクラスが13,262だいで4CLAが7,430だいで12GLCが5,579だいで15Aクラスが5,396だいで17GLAが3,997だいで20である。

ブランドの知名度ちめいどげるため、日本にっぽん国内こくない限定げんていアンテナショップメルセデス・ミーきゅう名称めいしょう:メルセデス・ベンツコネクション)」の運営うんえいおこなっている。

かつて正規せいきディーラーになったヤナセ[注釈ちゅうしゃく 4]と、1990年代ねんだい以降いこう整備せいびされたシュテルングループ(げんメルセデス・ベンツてん)が正規せいき販売はんばい代理だいりてんである。

シュテルングループの販売はんばいてんは、バブル景気けいき末期まっきの1980年代ねんだい後半こうはんから1990年代ねんだい前半ぜんはんにかけて一部いちぶ三菱みつびしギャランてん販売はんばいされたことから三菱みつびしけいディーラーのほかに、トヨタ日産にっさんなど日本にっぽんしゃディーラーが経営けいえいするところもある。

並行輸入へいこうゆにゅうはいくつかの輸入ゆにゅう業者ぎょうしゃあつかい、正規せいき輸入ゆにゅうディーラーにない車種しゃしゅやオプションのわせなども可能かのうである。ドイツ本国ほんごく仕様しよう英国えいこく仕様しよう北米ほくべい仕様しよう、UAE仕様しようなど、仕向しむけ出処しゅっしょ様々さまざまである。

メルセデスオーナーの満足まんぞく向上こうじょうとメルセデスしゃ耐久たいきゅうせい例示れいじ目的もくてきに、走行そうこう距離きょりが10まんkmきろめーとる、20まんkmきろめーとる、30まんkmきろめーとる、50まんkmきろめーとる、100まんkmきろめーとるえたとき、または、10ねん、15ねん、20ねん、25ねん、30ねんえたときはオーナーの申告しんこくにより、それぞれあかあおくろ、ゴールドの記念きねんエンブレムと証明しょうめいしょがメルセデス本社ほんしゃより交付こうふされる。2000ねんころをいち消滅しょうめつしたが近年きんねん復活ふっかつしている。

メルセデス・ケア

正規せいき販売はんばいてん新車しんしゃ購入こうにゅうした場合ばあい、3年間ねんかん無料むりょう保証ほしょう故障こしょう事故じこに「24あいだツーリングサポート」を提供ていきょうする。1998ねん4がつから、AMGとGクラスは6がつ以降いこう日本にっぽんでも開始かいしされた。

一般いっぱんてき故障こしょうのほかにワイパーブレード、オイル、ブレーキパッド、ブレーキディスクなど一部いちぶ消耗しょうもうひん無料むりょう交換こうかん対象たいしょうで、車検しゃけん整備せいびにかかる費用ひようおよ車検しゃけん取得しゅとく必要ひつようしょ費用ひようふくまれない。

欧米おうべい出荷しゅっかモデルと日本にっぽんモデルとのちが

欧米おうべい正規せいき代理だいりてん購入こうにゅうできる車種しゃしゅ日本にっぽん国内こくない正規せいき代理だいりてんから購入こうにゅうできる車種しゃしゅは、販売はんばい戦略せんりゃく電波でんぱほうなどの関連かんれん法規ほうきにより装備そうび内装ないそうなどに相違そういがみられる。安全あんぜん装備そうびとは関連かんれんがない部分ぶぶんだが、過去かこ、ナンバープレートけの部分ぶぶん欧米おうべい仕様しようのままの横長よこながで、日本にっぽんのナンバープレートの比率ひりつっていない状態じょうたいが、90年代ねんだい中盤ちゅうばんまでつづいた。

中古ちゅうこしゃ市場いちば

ひろ販売はんばいされており新車しんしゃ売価ばいかして廉価れんかであるが、現行げんこうモデルは売価ばいか下落げらくおおきくない。

商用しょうようしゃ

正規せいき輸入ゆにゅうディーラーとしてコマツシュテルンおよびそのディーラーでのあつかいがおこなわれていたが、ダイムラー・クライスラー(げん:ダイムラー・トラック)と三菱みつびしふそうトラック・バスとの関係かんけい強化きょうかともない、2006ねんまでに日本にっぽんにおける輸入ゆにゅう販売はんばい事業じぎょうから撤退てったいした。

バス
STSきたとう青森あおもりけん上北かみきたぐん野辺地のへじまち)が導入どうにゅうしたO303RHD
 
神奈川中央交通かながわちゅうおうこうつう導入どうにゅうしたO530(シターロG)

ウェスタン自動車じどうしゃ(メルセデス・ベンツ日本めるせですべんつにほんそう代理だいりてん)によって1985ねん輸入ゆにゅうされ、1986ねん宮城野みやぎの観光かんこうバス導入どうにゅうされたものが最初さいしょである。そのまる自動車じどうしゃ興業こうぎょう岐阜ぎふバスなどで導入どうにゅうされた。

当初とうしょはほとんどが貸切かしきりバスとしての導入どうにゅうであるが、当時とうじ日本にっぽん急行きゅうこうバス名神めいしんハイウェイバス名古屋なごや - 神戸こうべせん中心ちゅうしんに「ベンツ特急とっきゅう」と銘打めいうってひるぎょう高速こうそくバス投入とうにゅうした。

1993ねん西日本鉄道にしにっぽんてつどうなどへ導入どうにゅうされた2だい最後さいご新車しんしゃ輸入ゆにゅう途絶とだえていたが、2006ねん東京とうきょう都内とない新規しんき貸切かしきりバス事業じぎょうしゃ亜希あきプロが、イギリスで使用しようされていたスーパーハイデッカー「トゥーロ」の中古ちゅうこしゃを2だい輸入ゆにゅうし、のちに1だいまる自動車じどうしゃグループ売却ばいきゃくされている。

路線ろせんバス車両しゃりょうは、大阪おおさか交通こうつうきょくが「あかバス」と通称つうしょうされる小型こがたコミュニティバスにメルセデス・ベンツ・スプリンター(T1N)を13だい導入どうにゅうした事例じれい最初さいしょである。2007ねんまつ神奈川中央交通かながわちゅうおうこうつうれんぶしバスのメルセデス・ベンツ・シターロ導入どうにゅうしている。

多目的たもくてき商用しょうよう自動車じどうしゃ

様々さまざま特殊とくしゅパーツを装備そうびできるウニモグとちょうていゆかトラックであるメルセデス・ベンツ・エコニックを、ワイ・エンジニアリングが販売はんばいしている。

現行げんこうモデル[編集へんしゅう]

乗用車じょうようしゃ現行げんこうモデル)[編集へんしゅう]

外観がいかん くるまめい 形態けいたい はつ登場とうじょうねん 現行げんこうモデル
Aクラス ハッチバック
セダン
1997ねん W177(4代目だいめ
V177(初代しょだい
Bクラス トールワゴン 2006ねん W247(3代目だいめ
CLA 4ドアクーペ
シューティングブレーク
2013ねん C118(2代目だいめ
X118(2代目だいめ
Cクラス セダン
ステーションワゴン
1993ねん W206(5代目だいめ
S206(5代目だいめ
CLE 2ドアクーペ
カブリオレ
2023ねん C236(初代しょだい
A236(初代しょだい
CLS 4ドアクーペ 2005ねん C257(3代目だいめ) 
Eクラス セダン
ステーションワゴン
クーペ
カブリオレ
1985ねん W213
S213
C238
A238(5代目だいめ
EQA SUV 2021ねん H243(初代しょだい
EQB SUV 2021ねん X243(初代しょだい
EQC SUV 2018ねん N293(初代しょだい
EQE セダン 2022ねん V295(初代しょだい
EQE SUV SUV 2023ねん X294(初代しょだい
EQS セダン 2021ねん V297(初代しょだい
EQS SUV SUV 2023ねん X296(初代しょだい
Gクラス SUV 1979ねん W463(2代目だいめ
GLS SUV 2006ねん(GLクラスとして)
2016ねん(GLSクラスとして)
X167(2代目だいめ
GLE SUV

SUVクーペ

1997ねん(Mクラスとして)
2015ねん(GLEクラスとして)
W167(2代目だいめ
C167(2代目だいめ
GLC SUV

SUVクーペ

2015ねん X254(2代目だいめ

C253(初代しょだい

GLB SUV 2019ねん X247(初代しょだい
GLA SUV 2014ねん H247(2代目だいめ
Sクラス セダン 1972ねん W223(7代目だいめ
メルセデスAMG・SL オープンカー 1954ねん R232(6代目だいめ
メルセデスAMG・GT スポーツカー 2015ねん C192(2代目だいめ
メルセデスAMG・GT・4ドアクーペ 4ドアクーペ 2018ねん X290(初代しょだい
メルセデスAMG・Project One ハイパーカー 2017ねん
Vクラス ミニバン 1998ねん W447(3代目だいめ
シタン ライトバン 2012ねん W420(2代目だいめ

メルセデスAMG[編集へんしゅう]

メルセデスAMG GT R (2017ねん

メルセデス・ベンツのチューニング部門ぶもんであり、メルセデス・ベンツの上級じょうきゅう高性能こうせいのうモデルやスポーティーなパーツにかんされるブランドでもある。工場こうじょうはドイツのアファルターパッハ (Affalterbach) に位置いちする。もと独立どくりつしたチューナーであるAMGだったが、1999ねんにダイムラー・クライスラーに吸収きゅうしゅうされ、2014ねんから「メルセデスAMG」(Mercedes-AMG ) としてメルセデス・ベンツのサブブランドとされている。「究極きゅうきょくのハイパフォーマンスを追求ついきゅうするモデル」と位置付いちづけられている[25]

メルセデス・マイバッハ[編集へんしゅう]

メルセデス・マイバッハ Sクラス

かつてドイツの高級こうきゅうしゃメーカーとして存在そんざいし、2002ねんから2012ねんにかけてメルセデス・ベンツ・ブランドから独立どくりつしたさい高級こうきゅうしゃとして製造せいぞう販売はんばいされていたマイバッハは、2015ねんに「メルセデス・マイバッハ」(Mercedes-Maybach) としてサブブランドされている。こちらは上記じょうきメルセデスAMGとは対照たいしょうてきに「究極きゅうきょくのエクスクルーシブ」と銘打めいうたれている[25]

小型こがた商用しょうようしゃ[編集へんしゅう]

商用しょうようしゃ(ダイムラー・トラック)[編集へんしゅう]

かつての車種しゃしゅ[編集へんしゅう]

だい世界せかい大戦たいせんまえ大戦たいせんちゅう車種しゃしゅ[編集へんしゅう]

770 昭和しょうわ天皇てんのう御料ごりょうしゃ
  • S/SS/SSK/SSKL 通称つうしょうSシリーズ。1927ねん前身ぜんしんのKシリーズをいっそうスポーティにしたモデル「S」(SはSport(シュポルト)のりゃく)が登場とうじょう設計せっけいフェルディナント・ポルシェである。前身ぜんしんのKシリーズのフレームにキックダウンをしててい重心じゅうしんしてエンジン位置いち調整ちょうせいしたもので、市販しはんしゃだがレースに出場しゅつじょう可能かのうなスーパースポーツカーである。Sシリーズはエンジン排気はいきりょう・ホイールベースを改良かいりょうしてSS/SSKへ進化しんかした。SSKは1920年代ねんだい市販しはんしゃながら最高さいこう速度そくど192km/hが可能かのうであった。最終さいしゅうてきにエンジンは300馬力ばりきまで強化きょうかして大幅おおはばにストリップダウンされて軽量けいりょうしたSSKLとなりさい高速こうそくは235km/hにたっしたが、レース専用せんようでわずかすうだいだけが製造せいぞうされた。SSKLは1931ねん伝統でんとうミッレミリアせいしたことでも名高なだかい。Sシリーズは、名手めいしゅルドルフ・カラツィオラ活躍かつやく生産せいさん台数だいすうすくなさなどから現在げんざいまで伝説でんせつのマシーンとして記憶きおくされている。
  • 170H
  • 540K - ホルヒ・853互角ごかくきそった、最高さいこうのパーソナルカーである。当時とうじ、どの自動車じどうしゃ会社かいしゃもスペシャルモデルはすべてコーチワークをコーチビルダーにまかせていたが先代せんだいの500K同様どうよう自社じしゃでコーチワークをおこなっている。その完成かんせいはコーチビルダーにまさるともおとらないほどであった。映画えいがサウンド・オブ・ミュージックでもこれのカブリオレBが使用しようされている。
  • 260D - 世界せかいはじめてディーゼルエンジン搭載とうさい市販しはんされた乗用車じょうようしゃである。
  • 770/770K - 通称つうしょう「グローサー・メルセデス」。初代しょだいと2代目だいめがある。排気はいきりょう7.7Lの直列ちょくれつ8気筒きとうエンジンをむこのモデルは、当時とうじのダイムラー・ベンツのフラグシップモデルである。おも顧客こきゃく世界せかい王侯おうこう貴族きぞく富豪ふごう、ナチ高官こうかんであった。ナチス・ドイツでは戦勝せんしょうでのパレードで国力こくりょくせつけるために使用しようされた。ヒトラーらナチ高官こうかんのものはスーパーチャージャー(Kompressor )を追加ついかした「770K」であり、なかでもヒトラー専用せんようしゃはルドルフ・カラツィオラにより納車のうしゃされた。当時とうじ大日本帝国だいにっぽんていこくでも、昭和しょうわ天皇てんのう御料ごりょうしゃとして採用さいようされている。こちらはスーパーチャージャー装備そうび出力しゅつりょくは150馬力ばりき[26])の770が選択せんたくされた。1931ねんから1935ねんにかけ合計ごうけい7だい輸入ゆにゅうされ、1969ねんまで連綿れんめん使つかわれた[27]くろためしょくられたこの御料ごりょうしゃは、戦後せんごもなくの昭和しょうわ天皇てんのう戦後せんご巡幸じゅんこうでも使用しようされ、昭和しょうわ天皇てんのうとも全国ぜんこくまわり、当時とうじ日本にっぽん国民こくみんれている[28]

大戦たいせん[編集へんしゅう]

  • 300SL - スポーツクーペ・ロードスター。世界せかいはつガソリンちょく噴エンジン搭載とうさいしゃ。クーペはガルウィングドア特徴とくちょう
  • 190E(W201) - ながらく小型車こがたしゃたなかったメルセデスが1982ねん発表はっぴょう業界ぎょうかいおどろかせた。アメリカのCAFE対策たいさくまれたくるま名称めいしょう本来ほんらい排気はいきりょうしめす「190」がそのままくるまめいになってしまい、2.3リットルモデルは、190E2.3などとCクラス出現しゅつげんまでは変則へんそくてき名称めいしょうとなってしまった。デザインは、社内しゃないデザイナーのブルーノ・サッコによるものでSクラス酷似こくじしている。ブレーメン工場こうじょうはじめて生産せいさんされた。小型こがたするために世界せかいはつのマルチリンクが開発かいはつされ、そらりょくてきなボディデザインやサッコプレートとともにその世界せかいかくメーカーで模倣もほうされた。
  • 本来ほんらい目的もくてきはラリー参戦さんせんとも、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく販売はんばいするさいのメーカーのそう排気はいきりょう規制きせい結果けっかともわれる(ラリー参戦さんせんについては実現じつげんしなかったがツーリングカーレースに参戦さんせん)。コスワース開発かいはつ協力きょうりょくした高性能こうせいのうばん『2.3-16』の『2.5-16』はとく有名ゆうめいで4ドアセダンの高性能こうせいのうモデルのさきがけとなった。オリジナルの2リットルばんほかに2.3/2.6リットルのちょく6や2.5リットルのディーゼルを搭載とうさいした車両しゃりょうもあったが、ボディタイプは上級車じょうきゅうしゃであるミディアムクラス(のEクラス)とことなり4ドアセダンのみだった。バブル経済けいざい時代じだい日本にっぽんでは、5ナンバーサイズにおさまる小型こがたサイズであり、まちちゅうでよくかけることから「しょうベンツ」と揶揄やゆされた。しかしサスペンションをはじおおくの部品ぶひん上級車じょうきゅうしゃであるミディアムクラス(のEクラス)との共通きょうつうであり、いわゆる「最善さいぜんか(Das Beste oder nichts.)」の理念りねんのもとつくられた最後さいごのモデルのひとつである。

モータースポーツ[編集へんしゅう]

W25(1934ねん
W10 EQ Power+(2019ねん

1926ねんに「メルセデス・ベンツ」ブランドがまれる以前いぜん、ダイムラーしゃ(Daimler AG)の前身ぜんしんであるダイムラー・モトーレンしゃ(DMG)と、ベンツしゃは、1894ねん開催かいさいされた史上しじょう最初さいしょのモータースポーツイベント英語えいごばんから、モータースポーツにかかわっている。

その歴史れきしながいだけではなく、グランプリレース(今日きょうフォーミュラ1)、スポーツカーレースのほか、ラリーツーリングカーレースなど、様々さまざまなモータースポーツ活動かつどうにおいて、メルセデス・ベンツブランドの数々かずかず勝利しょうりげている。アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくインディアナポリス500やフランスのル・マン24あいだレースにおける優勝ゆうしょうもそうした勝利しょうりいちれいである。

なが歴史れきしなかでも、ヨーロッパちゅうのレースを席巻せっけんした1930年代ねんだい活躍かつやくとくられ、当時とうじ、メルセデス・ベンツのレーシングカーは、まとったカラーリングから「シルバーアロー」のばれ、これはメルセデス・ベンツのレーシングカーの伝統でんとうてき呼称こしょうとなった。

世界せかい選手権せんしゅけんにおける活動かつどう[編集へんしゅう]

だい世界せかい大戦たいせん活動かつどうでは、現在げんざい参戦さんせんしているF1(後述こうじゅつ)のほか、過去かこ複数ふくすう世界せかい選手権せんしゅけん参戦さんせんしている。

そのなかで、スポーツカー世界せかい選手権せんしゅけんにおいてマニュファクチャラーズタイトル・チームタイトルをけい3かい1955ねん英語えいごばん1989ねん1990ねん)、フォーミュラE世界せかい選手権せんしゅけんにおいては、チームズタイトルをけい2かい2020ねん-21ねん2021ねん-22ねん)、それぞれ獲得かくとくしている。(詳細しょうさいは「ザウバー」、「メルセデスEQ・フォーミュラEチーム」を参照さんしょう

世界せかいラリー選手権せんしゅけん(WRC)においても、通算つうさん2しょうおさめている。

現在げんざい活動かつどう[編集へんしゅう]

2023ねん現在げんざいは、フォーミュラ1(F1)に自社じしゃチーム(ワークスチーム)を参戦さんせんさせている。

F1においては、ドライバー部門ぶもんでは所属しょぞくドライバーがチャンピオンタイトルを2014ねんから2020ねんにかけて7連覇れんぱ、コンストラクター(製造せいぞうしゃ部門ぶもんではメルセデスがチャンピオンタイトルを2014ねんから2021ねんにかけて8連覇れんぱ達成たっせいした。これらはどちらもF1史上しじょう最多さいた連続れんぞく獲得かくとく記録きろくにあたる。(詳細しょうさいは「メルセデスAMG F1」を参照さんしょう

そのメルセデスAMGとおして、GT3GT4車両しゃりょうによるカスタマーレーシング事業じぎょうおこなっている。

かく年代ねんだい市販しはん乗用車じょうようしゃ[編集へんしゅう]

1920年代ねんだい以前いぜん

1930年代ねんだい

1940年代ねんだい

1950年代ねんだい

1960年代ねんだい

1970年代ねんだい

1980年代ねんだい

1990年代ねんだい

2000年代ねんだい

2010年代ねんだい

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ ドイツ発音はつおん[mɛɐ'tseːdɛs bɛnts] メアツェーデス・ベンツ
  2. ^ メルセデス(Mercedes)は、スペイン女性じょせいめい。「かみめぐ慈悲じひ」を意味いみする。
  3. ^ めんからだしずまぬようにかたく、振動しんどう衝撃しょうげきはばねのストロークで吸収きゅうしゅうする。一方いっぽう路面ろめんがスムーズでない場合ばあいは、コイルスプリングの特性とくせいえずめん上下じょうげすられて、路面ろめんからのだい入力にゅうりょくたいして移動いどうりょうおおきく、車両しゃりょうれと位相いそうがずれるため、ヒップポイントと、ペダルステアリング・ホイールとの距離きょり視点してん一定いってい保持ほじがたい。ルーズクッションのようつつまれかん身体しんたいをサポートする旧来きゅうらいフランスしゃのシートと、対極たいきょく思想しそうとして比較ひかくされることもある。
  4. ^ メルセデス・ベンツやフォルクスワーゲンなどが1990年代ねんだい以降いこう自社じしゃ日本にっぽん法人ほうじん設立せつりつ自動車じどうしゃ輸入ゆにゅうごと業務ぎょうむをそちらに移管いかんしたことから、現在げんざい自動車じどうしゃ輸入ゆにゅう事業じぎょうからヤナセは完全かんぜん撤退てったいし、自動車じどうしゃ輸入ゆにゅう事業じぎょうしゃとしてではなく、マルチブランドメガディーラーとして事業じぎょうをしている。ピステンプーリー(特殊とくしゅキャタピラ車両しゃりょう)などの輸入ゆにゅう事業じぎょうやファッション商品しょうひん事業じぎょう継続けいぞくしている。
    • ヤナセの経営けいえい多角たかくについては、1990年代ねんだい初頭しょとうバブル景気けいき崩壊ほうかいとともにほとんどの部門ぶもんから撤退てったいした。創業そうぎょう以来いらい梁瀬やなせ一族いちぞくによる経営けいえいつづいたが現在げんざい伊藤忠商事いとうちゅうしょうじ傘下さんかとなっている。

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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  20. ^ 関連かんれんする外部がいぶリンク
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  22. ^ プラグインハイブリッドモデル「C 350 e AVANTGARDE」を発表はっぴょう (PDF) - メルセデス・ベンツ日本めるせですべんつにほん株式会社かぶしきがいしゃ プレスリリース 2015ねん12月4にち
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  26. ^ 小林こばやしあきら太郞たろう天皇てんのう御料ごりょうしゃ』 24ぺーじより。
  27. ^ 小林こばやしあきら太郞たろう天皇てんのう御料ごりょうしゃ』 36ぺーじより。
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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]