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ライトバン

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
ダットサン1200ライトバン
1961 - 1965ねん

ライトバン (Light Van) は、自動車じどうしゃ分類ぶんるいじょう呼称こしょうのひとつである。

概要がいよう

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おなじモデルないでの乗用じょうようワゴン(ひだり)と商用しょうようバン(みぎ)の比較ひかく
1950年代ねんだいフィアット500トポリーノ乗用じょうようワゴン(ジャルディニエーラ・ベルヴェデーレ)と商用しょうようバン(コンメルチャーレ)

自動車じどうしゃにおけるバンちは、トラック荷台にだい部分ぶぶん貨物かもつしつとした「有蓋ゆうがい貨物かもつ自動車じどうしゃ」であり、同様どうよう車体しゃたい形状けいじょうをもつが乗用車じょうようしゃもとにして誕生たんじょうしたステーションワゴンとは誕生たんじょう経緯けいいそのものがことなる。よって両者りょうしゃ外観がいかんてきには類似るいじ形状けいじょうをもっているが、自動車じどうしゃとしての本質ほんしつまったことなるものであり、本質ほんしつからすればむしろコンテナトラックにちかいとうんえる。

日本にっぽんでの「ライトバン」という呼称こしょうは、ライトトラックライトバスなどと同様どうよう、それぞれのくるまがたなかでは比較的ひかくてき小型こがたで、積載せきさいりょうすくないものを英語えいご由来ゆらいする。日本にっぽん自動車じどうしゃ小型車こがたしゃ中心ちゅうしんであることからこの呼称こしょう定着ていちゃくしていたが、近年きんねんではカタログ表記ひょうきたんに「バン」とされることがおおい。しつまどのないものをパネルバンやブラインドバンとび、区別くべつすることもある。

日本にっぽんでは貨物かもつ自動車じどうしゃ一種いっしゅで、2ボックス、1.5ボックス、ワンボックスのいずれかの車体しゃたい形状けいじょうち、こうせきたたんで荷物にもつしつ拡大かくだいすることができるか、もしくはこうせきそなえていないものす。こうせきそなえる車両しゃりょう場合ばあいぜんせきはしより後方こうほうのスペースのうち荷物にもつしつ過半かはんめることと規定きていされている。また、以前いぜんしつ側面そくめんまど(リアクウォーターウインドウ)を荷物にもつから保護ほごすることが法律ほうりつ義務付ぎむづけられており、しつまどには保護ほごぼうけられていた(現在げんざいこの規定きてい廃止はいし)。さらに、きゅう制動せいどうとき重量じゅうりょうぶつ移動いどうから乗員じょういんまも保護ほご機能きのう座席ざせき背面はいめん鉄板てっぱん保護ほごぼうなど)も必要ひつようである。この規定きていにより、日本にっぽん国内こくないからウォークスルーバン廃止はいしされた。

軽自動車けいじどうしゃ規格きかくえる登録とうろくしゃ場合ばあい車検しゃけん新車しんしゃ初回しょかいのみ2ねんでそのは1ねんごと、小型車こがたしゃ全長ぜんちょう4.7m×全幅ぜんはば1.7m×全高ぜんこう2.0m、ガソリンくるまにおいてそう排気はいきりょう2000cc、ディーゼル排気はいきりょう制限せいげんなし。)わくない(いわゆる5ナンバーサイズ)の車両しゃりょうは4ナンバー、どれか1要素ようそでもえるくるまは1ナンバー(普通ふつう貨物かもつ自動車じどうしゃ)と規定きていされている。以前いぜん小型車こがたしゃホイールベース上限じょうげんさだめられており、1958ねん昭和しょうわ33ねん)までは2,500mm、それ以降いこうは2,750mmであった。

車両しゃりょう価格かかく初期しょき費用ひよう)と維持いじおさえるため、トランスミッション変速へんそく)はマニュアルおおかった。しかしオートマチック限定げんてい免許めんきょ普及ふきゅうなど、乗用車じょうようしゃのマニュアル比率ひりつ極端きょくたんった現在げんざいでは、パワートレーンをそれらと共用きょうようする都合つごうオートマチック比率ひりつたかまり、エステートバンにおいては2014ねんのプロボックス/サクシードのマイナーチェンジ[ちゅう 1]新車しんしゃからMTしゃ消滅しょうめつした。

種類しゅるい

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2ボックスタイプ

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日産にっさん・AD(4代目だいめ

アメリカ英語えいごでは Sedan deliveryばれる。以前いぜんのライトバンとは、このくるまがたした。専用せんようの2ドアボディーが標準ひょうじゅんであったが、2代目だいめトヨタ・スタウトのように、左側ひだりがわのみにリアドアをつ1+2ドアもあった。のち乗用車じょうようしゃ派生はせい、もしくは乗用車じょうようしゃのコンポーネントを流用りゅうようしたモデルの増加ぞうかともない4ドアが標準ひょうじゅんとなる。 くるまだかひくく、前部ぜんぶボンネット後部こうぶにラゲッジスペースを形状けいじょうで、「ボンネットバン(ボンバン)」や「エステートバン」ともばれる。

このタイプの最大さいだい積載せきさいりょうは、軽自動車けいじどうしゃで200kg、登録とうろくしゃで350 - 400kg程度ていどであり、貨物かもつしゃでは最大さいだい積載せきさいりょうもっとすくないものの、ワンボックスタイプと比較ひかくして乗員じょういん疲労ひろう比較的ひかくてきすくないこと、くるまだかひくいのでタワーパーキングに入庫にゅうこできることなどメリットも存在そんざいするため、タワーパーキングのおお大都市だいとし社用しゃようしゃとして使用しようされることがおおい。近年きんねんでは軽自動車けいじどうしゃ比較ひかくして自動車じどうしゃぜい車検しゃけん新車しんしゃ初回しょかい2ねん以降いこう毎年まいとし)のめん不利ふりになる問題もんだいから、エステートバンもけいワンボックスバンへのえがすすんでいる傾向けいこうがある。そうなどにともな改造かいぞうによって8ナンバーなどを取得しゅとくした車両しゃりょうと、ガソリンエンジンで排気はいきりょうが2.0Lをえるものをのぞき、すべての車種しゃしゅが4ナンバー(小型こがた貨物かもつ自動車じどうしゃ)である。

かつては軽自動車けいじどうしゃにおいてもけいボンネットバン多数たすう生産せいさんされており、ハッチバックタイプやトールワゴンタイプ[ちゅう 2]なども存在そんざいした[ちゅう 3]

フルゴネットタイプ

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シトロエン・AUえーゆー
ルノー・4F
ルノー・カングーエクスプレス(初代しょだい
商用しょうようしゃでは2ドアも健在けんざい
プジョー・パルトネ(初代しょだい
スズキ・アルトハッスル

小型こがた欧州おうしゅうしゃふるくからられる、大衆たいしゅうしゃ前半ぜんはんおおきなばことをつなぎわせた形状けいじょうのバン。

フルゴネット(Fourgonnette)とは、フランス語ふらんすご小型こがた貨物かもつしゃ小型こがたトラック)を総称そうしょうするカミオネット(Camionnette)のうち有蓋ゆうがいしゃすものであり、実質じっしつ大衆たいしゅうしゃ派生はせい小型こがたボンネットバンにたいする呼称こしょうである(大型おおがた貨物かもつ自動車じどうしゃカミオンとフルゴン、鉄道てつどう車両しゃりょう有蓋ゆうがいしゃもフルゴンとぶ)。

フランス以外いがい欧州おうしゅう各国かっこくにも同類どうるいられるが、日本にっぽんでは、自動車じどうしゃ雑誌ざっし紹介しょうかいされる機会きかい輸入ゆにゅうされる同種どうしゅなかでもフランスしゃおおく(シトロエンAUえーゆー/AZU/AKC15ルノー4Fエクスプレスなど)、とく認知にんちたかいことと、英語えいごVanPanel vanくら簡潔かんけつくるまがた特徴とくちょうあらわすこともできるため、この呼称こしょうひろまった。

乗用車じょうようしゃ前半ぜんはんぶん流用りゅうようしていることでは2ボックスタイプの延長線えんちょうせんじょうにあるともいえるが、車体しゃたい後半こうはんのみがおおきなはこじょうとなっていることが特徴とくちょうであり、また、ピックアップトラックにパネルバンタイプのばこそうしたものともことなり、キャビンとばこそとばんはつながっており、室内しつないもほとんどの車種しゃしゅ運転うんてんせきしつがつながっている。そのちから、キャブオーバーかたくら運転うんてん姿勢しせい操縦そうじゅう安定あんていせい乗用車じょうようしゃちか利点りてんがあるが、スペース効率こうりつではキャブオーバーがたゆずる。

運転うんてん席上せきじょうひかえめなハイルーフとした車種しゃしゅもあったが、ひくいボンネットとおおきなばこわせたスタイルながらくわりはく、 アントニス・ヴォラニス(英語えいごばん)のスタイリングで1977ねんマトラ起死回生きしかいせいしてはなったランチョも、SUVふう外観がいかんをまとい、乗用じょうようバージョンのみとしてフルゴネット派生はせい乗用じょうようモデルとの差別さべつはかってはいたが、基本きほんてきちは従来じゅうらい発想はっそうおおきくえるものではかった。

しかし、1997ねん相次あいついで発表はっぴょうされたルノー・カングープジョー・パルトネ / シトロエン・ベルランゴは、従来じゅうらいからそなわっていた乗用じょうようユーティリティービークル現在げんざいLAVばれるジャンルで、一時いちじ日本にっぽんでのRV解釈かいしゃくにもちかい)としての資質ししつをさらにたかめるため、専用せんようのフロントボディーをあたえ、屋根やね全体ぜんたいをスムーズなラインでハイルーフし、スライドしきのリアドアをつ4ドアしゃ追加ついかした。これらの改良かいりょうはいずれもはじめてのこころみであったが、おおきな成功せいこうおさめたことから他社たしゃ一斉いっせい追従ついしょうする結果けっかとなり、現在げんざいこのカテゴリでは日本にっぽんうところのトールワゴンスタイルが標準ひょうじゅんとなっており、内装ないそう装備そうび充実じゅうじつさせた乗用じょうようバージョンをラインナップにそろえることも至極しごく当然とうぜんとなっている(シトロエン・ネモ/フィアット・フィオリーノ/プジョー・ビッパーフィアット・ドブロフォルクスワーゲン・キャディ IIIフォード・トランジットコネクト/トルネオコネクトなど)。これら最近さいきん車種しゃしゅのバックドアは、商用しょうようモデルがフォークリフトでの荷役にやくてきした観音開かんのんびらであるのにたいし、乗用じょうようモデルのほとんどがしきとなっている(レジャー・アクティビティ・ビークル参照さんしょう)。

日本にっぽんしゃでは、かつて岡村おかむら製作所せいさくしょ(オカムラ)が生産せいさんしたミカサ・サービスカー マーク IIがその嚆矢こうしえる。自動車じどうしゃディーラーあみたなかったオカムラは、ミカサのかくバンモデルを自社じしゃようサービスカーとし、ひろ一般いっぱんには販売はんばいしなかった。オカムラはシトロエン・2CVのメカニズムを模倣もほうしてはいたが、ことスタイリングにかんしては、おなじく2CVに感化かんかされたトヨタ・パブリカ同様どうよう本家ほんけとはことなるごく常識じょうしきてきなものであった。そのなか唯一ゆいいつ、マーク II のばこにはシトロエン・AUえーゆーやAZUのような多数たすうのリブがならんでおり、3あなホイールともにそのつよ影響えいきょうられる[1]

そのながらくこのタイプでミカサに追従ついしょうするメーカーはかったが、バブル開発かいはつされた日産にっさん・AD MAXスズキ・アルトハッスル、さらに乗用車じょうようしゃあつかいをふくむとミラージュサイビクスがカタログモデルとして市販しはんされている[ちゅう 4]。しかし、機械きかいしき駐車ちゅうしゃじょうたか制限せいげんや、2ドアの不便ふべんさ、後述こうじゅつのワンボックスタイプがすでにひろ普及ふきゅうしていたことなどからどちらも定着ていちゃくせず、後継こうけいモデルはつくられなかった。唯一ゆいいつ成功せいこうれいとしては、内外ないがいかんから商用しょうようしゃらしさを極力きょくりょく排除はいじょしたパイクカー日産にっさん・エスカルゴがある。

モノスペースタイプ

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VW・T5 バン

欧州おうしゅうしゃおおられる、MPVミニバンとの共通きょうつう設計せっけい、あるいは派生はせい車種しゃしゅで、いわゆるモノスペース商用しょうようしゃたかキャビンしつち、全長ぜんちょうたいしてボンネットみじかいため、日本にっぽんでは1.5ボックスとばれることもある。ほとんどが乗用じょうようきゃく兼用けんようバージョンをラインナップする。 軽自動車けいじどうしゃにおけるハイトワゴンタイプ[ちゅう 5]はこちらに分類ぶんるいされる。 良好りょうこう操縦そうじゅう安定あんていせい無理むりのない運転うんてん姿勢しせい十分じゅうぶん確保かくほされたクラッシャブルゾーンなどの利点りてんつが、そのぶんしつ容積ようせき圧迫あっぱくされる。

ワンボックスタイプ

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トヨタ・ハイエース(5代目だいめ

ワンボックスタイプくるまだかたかく、独立どくりつしたエンジンコンパートメント(ボンネット)もいため、ゆか面積めんせきおおくをしつてることができ、スペース効率こうりつまわしにすぐれ、日本にっぽんふくアジア一部いちぶおおくの開発途上国かいはつとじょうこくでは主流しゅりゅうとなっている。一方いっぽう、ボンネットきのスタイルにくらべ、全長ぜんちょうたいしてホイールベースみじかいことから、操縦そうじゅう安定あんていせい心地ごこちわるく、運転うんてん姿勢しせい静粛せいしゅくせい前方ぜんぽう衝突しょうとつ安全あんぜんせいなどでも、今日きょうてき自動車じどうしゃとして不利ふりめんおおいが、2000年代ねんだい以降いこう日本にっぽんしゃでは最低限さいていげんのクラッシャブルゾーンとキャビンの変形へんけい防止ぼうし構造こうぞうゆうしている。

エンジンの搭載とうさい位置いちは、ぜんせきキャブオーバーかたぜんせきぜんせきまえセミキャブオーバーかた車体しゃたい中央ちゅうおう床下ゆかしたミッドシップかたこう車軸しゃじくより後方こうほうリヤエンジンかたがある。こう2しゃおもにスペースに制約せいやくおお軽自動車けいじどうしゃ採用さいようれいおおく、ホンダ・TNシリーズホンダ・アクティバン(2018ねん生産せいさん終了しゅうりょう)がすべてよこミッドシップ、2012ねんまで生産せいさんされていたスバル・サンバーバンの自社じしゃ生産せいさんしゃがすべてがよこきリヤエンジンであった。軽自動車けいじどうしゃ以外いがいでのリヤエンジンの代表だいひょうかくフォルクスワーゲン・タイプ2(T1 - T2)とT3で、1950ねんから1992ねんまで3世代せだいわたって採用さいようされたが、日本にっぽんしゃでは初代しょだいマツダ・ボンゴのみである。これらはすべてたてきエンジンである。

ワンボックスタイプでは、ぜんせきだけのもののほか、2れつりたたみしき、またははずしき座席ざせきそなえるものがおおく、全長ぜんちょうおおきい車種しゃしゅでは3れつつものもある。最大さいだい積載せきさいりょうは、軽自動車けいじどうしゃで200 - 350 kg、登録とうろくしゃで600 - 1,250 kg程度ていどである。登録とうろくしゃ積載せきさい重量じゅうりょうが1トンをおおきくえるようになった背景はいけいには、自動車じどうしゃNox・PMほうで、車両しゃりょうそう重量じゅうりょう区分くぶんもうけられたことも関係かんけいしている[2]

ルートバン

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トヨタ ダイナ ルートバン(7代目だいめ

ワンボックスタイプのバンに、トラックをベースとしたものが存在そんざいするが、これらは一般いっぱんにルートバンという。トラックのシャシーにワゴンのボディ後部こうぶ設計せっけいされたもので、通常つうじょうのトラックとおな積載せきさいりょうち、おもれてはこまおも物品ぶっぴん運搬うんぱんや、現金げんきん輸送ゆそうしゃとしてひろ使つかわれている。おも車種しゃしゅとして、トヨタ・ダイナひとしげられる。

用途ようと

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おも企業きぎょう商店しょうてん御用聞ごようききなどの営業えいぎょうまわり、物品ぶっぴん運搬うんぱん小口おぐち配送はいそうもちいられることがおおい。ほとんどの場合ばあい車体しゃたいに「かんばん」(企業きぎょう商店しょうてん名称めいしょう)がしるされている。輸送ゆそう効率こうりつおとることから少数しょうすうではあるが、郵便ゆうびん集配しゅうはい電報でんぽう配達はいたつ運送うんそうぎょうもの台数だいすう頭数とうすうわせなどの目的もくてき事業じぎょうよう登録とうろくおこなった車両しゃりょうもある。 専用せんよう集配しゅうはいしゃ登場とうじょうする以前いぜんはもちろん、現在げんざいでも宅配たくはい便びんではおおくのワンボックスタイプが使つかわれている。

個人こじん保有ほゆうするケースとしては、大工だいく配管はいかん設備せつび電気でんき工事こうじなど、なんらかの商売しょうばいいとなんでいる(個人こじん事業じぎょうぬし)、キャンピングカートランポにする場合ばあい余分よぶんなシートや内装ないそうざいいていないぶんワゴン仕様しようよりスペースをやす安価あんか、(3・5ナンバーの)乗用車じょうようしゃでは高額こうがく自動車じどうしゃぜい重量じゅうりょうぜいなどの税金ぜいきんやすい、車両しゃりょう価格かかくやすい、商用しょうようしゃ独特どくとく外観がいかんのスッキリ・チープかん質実しつじつ剛健ごうけんさをかんじる、リアスムージングなど改造かいぞうベースとしての保有ほゆうなどがげられるが、基本きほんてき軽自動車けいじどうしゃのぞすくない。
一方いっぽう軽自動車けいじどうしゃ場合ばあい車検しゃけん商用しょうようでも2ねんおきであるうえ税金ぜいきん乗用車じょうようしゃ半額はんがくであるおおきなメリットがあるためワンボックス・ハッチバックども一定いっていのマイカー需要じゅようがある。

  • 絶版ぜっぱんになったけいボンネットバンは2by2のシティコミューターとしてみると70まんえん前後ぜんこう(車両しゃりょう本体ほんたい)からエアコンきの新車しんしゃえ、コストパフォーマンスにすぐれていた。
  • ワンボックスの場合ばあいぜいやすさを享受きょうじゅしながら乗用車じょうようしゃ匹敵ひってきする装備そうびこうせきそなえた仕様しよう[ちゅう 6]存在そんざいしている(ただし、後部こうぶ座席ざせきはリクライニングしない)。

2017ねん9月より、貨客混載こんさい時間じかんたいによって貨物かもつ旅客りょかくちで輸送ゆそうする形態けいたい)の規制きせい緩和かんわおこなわれることから、過疎かそなどを中心ちゅうしんにライトバン(ワゴン)で旅客りょかく輸送ゆそうおこなうことができるようになる[3]

日本にっぽん車種しゃしゅ一覧いちらん

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現行げんこう車種しゃしゅ

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けいワンボックスタイプのれい
スズキ・エブリイ(6代目だいめ

登録とうろくしゃ

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普通ふつう自動車じどうしゃおよび小型こがた自動車じどうしゃ

エステートタイプ
かつては大半たいはんのメーカーが自社じしゃ生産せいさんしていたが、上記じょうき理由りゆうにより現在げんざいでは2しゃのみの生産せいさんになった。
トールワゴンタイプ
モノスペースタイプ
欧州おうしゅうけがおもとなるため、ミニバン標準ひょうじゅんてきよこFFレイアウトとなり、モノスペーススタイルとなった。バックドアには、フォークリフトでの荷役にやく便利べんりな270までひら商用しょうようグレードの観音開かんのんびらと、乗用じょうようグレードのしきとがあるが、日本にっぽん国内こくないけは商用しょうよう乗用じょうようどもしきのみとなっている。
ワンボックスタイプ

軽自動車けいじどうしゃ

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ワンボックスタイプ
モノスペースハイトワゴンタイプ
広義こうぎけいボンネットバン

過去かこ車種しゃしゅ

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けいハッチバックタイプ(狭義きょうぎけいボンネットバン)のれい
スズキ・アルト(6代目だいめ

登録とうろくしゃ

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普通ふつう自動車じどうしゃおよび小型こがた自動車じどうしゃ

ワンボックスタイプ
エステートバン

軽自動車けいじどうしゃ

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ハッチバックタイプ
ワンボックスタイプ
フルゴネット/トールワゴンタイプ
広義こうぎけいボンネットバン。
モノスペースハイトワゴンタイプ
けいモノスペースハイトワゴンタイプ(広義こうぎけいボンネットバン)のれい
ダイハツ・ハイゼットキャディー
広義こうぎけいボンネットバン。

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ 実際じっさいにはプラットフォーム変更へんこうともなうフルモデルチェンジである。
  2. ^ トールワゴンタイプでのれいホンダ・ライフステップバン初代しょだい・2代目だいめ三菱みつびし・ミニカトッポスズキ・アルトハッスル厳密げんみつにはフルゴネットタイプあつかい)、初代しょだいスバル・プレオなど。
  3. ^ 以前いぜん登録とうろくしゃ一部いちぶにもハッチバックタイプが存在そんざいしたが、現在げんざい生産せいさんされていない(スズキ・カルタスバン/いすゞ・ジェミネットホンダ・シティプロ、ダイハツ・シャレードバン、トヨタ・スターレットバンなど)。
  4. ^ このほか、M2オートザム・レビューをベースとしたコンセプトカー、「M2 1004」を1991ねん平成へいせい3ねん)のだい29かい東京とうきょうモーターショー出品しゅっぴんしているが、市販しはんにはいたらなかったM2 1004 (Japan) - Allcarindex.com(2015ねん1がつ15にち閲覧えつらん)。
  5. ^ ハイトワゴンタイプでのれい三菱みつびし・トッポBJダイハツ・ハイゼットキャディーホンダ・N-VAN
  6. ^ 三菱みつびし・ミニキャブブラボー」、スズキ・エブリイ「JOIN」、ダイハツ・ハイゼット「クルーズ」、ホンダ・バモスホビオなど。

出典しゅってん

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  1. ^ 小関おぜき和夫かずおちょ 日本にっぽん商用しょうようしゃ列伝れつでんだい7かい バン&ピックアップ黎明れいめい - 三樹みき書房しょぼう M-BASE 2013ねん9がつばん(WBMによる2014ねん7がつ14にちのアーカイブ / 2017ねん5がつ30にち閲覧えつらん
  2. ^ 自動車じどうしゃNox・PMほう車種しゃしゅ規制きせいについて”. 国土こくど交通省こうつうしょう. 2022ねん7がつ11にち閲覧えつらん
  3. ^ トラックの旅客りょかく運送うんそう解禁かいきん 9月1にちから 過疎かそなど対象たいしょう 東京とうきょう新聞しんぶん、2017ねん7がつ1にちづけ、2017ねん7がつ23にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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