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ブライアン・ロバーツ

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ブライアン・ロバーツ
Brian Roberts
オリオールズ時代じだい(2006 ねん9がつ8にち)
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん ノースカロライナしゅうダーラム
生年月日せいねんがっぴ (1977-10-09) 1977ねん10月9にち(47さい
身長しんちょう
体重たいじゅう
5' 9" =やく175.3 cm
175 lb =やく79.4 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう打席だせき みぎなげりょう
ポジション 二塁手にるいしゅ
プロ 1999ねん ドラフト1じゅんボルチモア・オリオールズから指名しめい
はつ出場しゅつじょう 2001ねん6がつ14にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう 2014ねん7がつ28にち
経歴けいれき括弧かっこないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど
国際こくさい大会たいかい
代表だいひょうチーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
WBC 2009ねん

ブライアン・マイケル・ロバーツBrian Michael Roberts, 1977ねん10月9にち - )は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくノースカロライナしゅうダーラム出身しゅっしんもとプロ野球やきゅう選手せんしゅ内野ないやしゅ)。みぎなげりょう

経歴けいれき

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オリオールズ時代じだい

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サウスカロライナ大学だいがく在籍ざいせき1999ねんボルチモア・オリオールズからドラフト1じゅん指名しめい全体ぜんたい50)をいれだん

2000ねんみぎヒジの手術しゅじゅつけ、遊撃手ゆうげきしゅから二塁手にるいしゅ転向てんこう[1]

2001ねん6月14にちにメジャーデビューをたし、2001ねんは75試合しあいのうち51試合しあい遊撃手ゆうげきしゅとして出場しゅつじょうしたが、14失策しっさくした。

2002ねんは、開幕かいまくをマイナーでむかえた。ここで、本格ほんかくてき二塁手にるいしゅとしてプレイすることになった[1]

2003ねん開幕かいまくを3Aのオタワ・リンクスむかえたが、ジェリー・ヘアストン・ジュニア右足みぎあし怪我けがによりメジャーに昇格しょうかくたし[1]、そのの119試合しあいちゅう112試合しあい出場しゅつじょうして打率だりつ.270、リーグ8の23盗塁とうるい記録きろくした。

2004ねんにはジェリー・ヘアストン・ジュニアの怪我けがにより開幕かいまくスタメンをたし、そのままレギュラーに定着ていちゃく[2]。159試合しあい出場しゅつじょうし、リーグ最多さいた球団きゅうだんしん記録きろくとなる50二塁打にるいだ記録きろく[2]8がつ9にちから8がつ15にちにかけて球団きゅうだんしん記録きろくとなる7試合しあい連続れんぞく二塁打にるいだ記録きろくし、9月18にちツインズせんでシーズン47二塁打にるいだ記録きろくし、103ねんぶりにスイッチヒッターのシーズン二塁打にるいだ記録きろく更新こうしんした[3]

2005ねんは4がつに8本塁打ほんるいだはなち、自己じこ記録きろく更新こうしんし、4がつから3かげつ連続れんぞく月間げっかん打率だりつが.350を上回うわまわった[4]はつ選出せんしゅつとなったオールスターでは二塁手にるいしゅとして先発せんぱつ出場しゅつじょうした。シーズン終盤しゅうばんの9がつひだりヒジの脱臼だっきゅうのため故障こしょうしゃリストりもままシーズンをえた。最終さいしゅうてき成績せいせき打率だりつ.314・18本塁打ほんるいだ・73打点だてん打撃だげき3部門ぶもん自己じこ最高さいこうをマークし、45二塁打にるいだはチームメイトのミゲル・テハダぐリーグ2タイとなった。

2006ねんは、36盗塁とうるい記録きろくした。

2007ねんは、カール・クロフォードとともにリーグ最多さいたタイとなる50盗塁とうるい記録きろくした。自己じこ最高さいこうの89四球しきゅう記録きろくし、得点とくてんも3ねんぶりに100の大台おおだい上回うわまわり、チャンスメーカーとして活躍かつやく[5]。2度目どめのオールスター選出せんしゅつたした。ラリー・ビグビー証言しょうげんによりシーズン終了しゅうりょう12月13にち公表こうひょうされたミッチェル報告ほうこくしょ薬物やくぶつ使用しよう経験けいけんのある選手せんしゅとして名前なまえがった[6]。ロバーツはすぐに一回いっかい使用しようしたことをみとめ、ファンに謝罪しゃざいした[5]

2008ねん6月24にちシカゴ・カブスせんで、通算つうさん1000ほん安打あんだ達成たっせいした。

2009ねん1がつ20日はつかにオリオールズと4ねん契約けいやくむすんだ[7]同年どうねんおこなわれたワールド・ベースボール・クラシックで、二塁手にるいしゅダスティン・ペドロイアひだり脇腹わきばらいためたため、代役だいやくとしてアメリカ代表だいひょう選出せんしゅつされた。4試合しあい出場しゅつじょうし、1本塁打ほんるいだ2打点だてん1盗塁とうるい打率だりつ.438だった。8がつ4にちデトロイト・タイガースせん通算つうさん300ほん二塁打にるいだ記録きろく9月15にちタンパベイ・レイズせんでオリオールズ歴代れきだい記録きろくやぶるシーズン52ほん二塁打にるいだ記録きろく最終さいしゅうてきにこのとしのリーグ最多さいたとなる56ほん二塁打にるいだ記録きろくした。

2010ねんはスプリング・トレーニングまえ椎間板ついかんばんヘルニアと診断しんだんされたが、開幕かいまくまでに回復かいふくした。4がつ9にちトロント・ブルージェイズせん盗塁とうるいさいほぞいため、翌日よくじつ故障こしょうしゃリストりした。7がつ23にちミネソタ・ツインズせん復帰ふっき

2011ねん5月16にちボストン・レッドソックスせん一塁いちるいにヘッドスライディングしたさい後頭部こうとうぶ負傷ふしょうのこりの試合しあいすべ欠場けつじょうした。

2012ねん開幕かいまくから故障こしょうしゃリストりし、5月22にちにAAきゅうブーイ・ベイソックスでプレーを再開さいかいした。6月5にちにAAAきゅうノーフォーク・タイズ昇格しょうかく6月12にちにメジャーに復帰ふっきした。7がつ3にち鼠径そけいいたみをうったえ、故障こしょうしゃリストりした。7がつ29にち手術しゅじゅつおこない、シーズンを終了しゅうりょうした。このとし自己じこ最低さいていの17試合しあい出場しゅつじょうにとどまった。

2013ねん4がつ4にちタンパベイ・レイズせんみぎひざ靭帯じんたいだんきれし、故障こしょうしゃリストりした。6月30にちニューヨーク・ヤンキースせん復帰ふっき10月31にちにFAとなった。

ヤンキース時代じだい

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2013ねん12月18にちニューヨーク・ヤンキースと1ねん200まんドルで契約けいやく合意ごういしたことを報道ほうどうされた[8]

2014ねん1がつ14にち球団きゅうだん入団にゅうだん発表はっぴょうした[9]開幕かいまくせい二塁手にるいしゅとして91試合しあい出場しゅつじょうし、5本塁打ほんるいだ21打点だてん7盗塁とうるい打率だりつ.237だったが、7がつ31にちスティーブン・ドリュー加入かにゅうしたため、8がつ1にちにDFAとなり[10]、8がつ9にち放出ほうしゅつされた。

引退いんたい

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2014ねん10がつ引退いんたい表明ひょうめいした[11]

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

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体格たいかくわりにスウィングがおおきいが、スウィングスピードが向上こうじょうしたため、ストライクコースのカバーできる範囲はんいひろ[12]。そのため、速球そっきゅうながち、変化球へんかきゅうつことができる[12]。また、三振さんしんすくなくながにより、広角こうかく能力のうりょく向上こうじょうし、2005ねん当時とうじブレーブス投手とうしゅコーチをつとめていたレオ・マゾーニーから、「たかめにもひくめにもおなじくらい適応てきおうでき、内角ないかくだまにも素早すばや対応たいおうできるので、どうやってっていいのかわからない」と賞賛しょうさん言葉ことばている[12]脚力きゃくりょくすぐれ、二塁打にるいだおお盗塁とうるい成功せいこうりつたかい。

2004ねんまでは、送球そうきゅうさい失策しっさくおおく、とく併殺へいさつときにその傾向けいこうつよかった[12]。そのためすうねんをかけて、手首てくびをうまくててげるように送球そうきゅうさいうで角度かくどえたことで、送球そうきゅうがより正確せいかくになり、かたもよりつよくなった[12]送球そうきゅうおなじく、併殺へいさつ身体しんたい反転はんてん技術ぎじゅつもベースを横切よこぎ技術ぎじゅつ習得しゅうとくしたことで向上こうじょうし、併殺へいさつをとる名手めいしゅ一人ひとりとなっている[12]併殺へいさつ起点きてんとなり、二塁にるいから一塁いちるい送球そうきゅうする技術ぎじゅつはメジャー有数ゆうすうであり、遊撃手ゆうげきしゅからのたまをバックハンドでけ、素早すばやしてげることができる[12]

年度ねんどべつ打撃だげき成績せいせき

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とし

たま

だん
ためし

ごう


せき


かず
とく

てん
やす


るい
さん
るい
ほん
るい
るい



てん
ぬすめ

るい
ぬすめ
るい




よん

たま
けい

とお


たま
さん


ころせ


りつ

るい
りつ
なが

りつ
O
P
S
2001 BAL 75 292 273 42 69 12 3 2 93 17 12 3 3 3 13 0 0 36 3 .253 .284 .341 .624
2002 38 149 128 18 29 6 0 1 38 11 9 2 3 2 15 0 1 21 3 .227 .308 .297 .605
2003 112 512 460 65 124 22 4 5 169 41 23 6 4 1 46 1 1 58 9 .270 .337 .367 .704
2004 159 734 641 107 175 50 2 4 241 53 29 12 15 6 71 1 1 95 3 .273 .344 .376 .720
2005 143 640 561 92 176 45 7 18 289 73 27 10 5 4 67 5 3 83 6 .314 .387 .515 .903
2006 138 629 563 85 161 34 3 10 231 55 36 7 6 5 55 4 0 66 8 .286 .347 .410 .757
2007 156 716 621 103 180 42 5 12 268 57 50 7 2 4 89 6 0 99 8 .290 .377 .432 .808
2008 155 704 611 107 181 51 8 9 275 57 40 10 3 6 82 3 2 104 8 .296 .378 .450 .828
2009 159 717 632 110 179 56 1 16 285 79 30 7 1 8 74 3 2 112 7 .283 .356 .451 .807
2010 59 261 230 28 64 14 0 4 90 15 12 2 1 2 26 1 2 40 2 .278 .354 .391 .745
2011 39 178 163 18 36 7 1 3 54 19 6 1 2 1 12 0 0 21 4 .221 .273 .331 .604
2012 17 74 66 2 12 0 0 0 12 5 1 1 1 2 5 0 0 12 0 .182 .233 .182 .415
2013 77 296 265 33 66 12 1 8 104 39 3 1 1 4 26 1 0 44 4 .249 .312 .392 .704
2014 NYY 91 348 317 40 75 16 4 5 114 21 7 4 1 1 28 1 1 53 9 .237 .300 .360 .659
通算つうさん:14ねん 1418 6253 5531 850 1527 367 39 97 2263 542 285 73 48 49 609 26 13 844 82 .276 .347 .409 .756
  • かく年度ねんど太字ふとじはリーグ最高さいこう

タイトル

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b c 「2003チーム・レポート vol.8 ボルチモア・オリオールズ ロバーツに必要ひつようなのは守備しゅび感覚かんかくもどすこと」『スラッガー』2003ねん12がつごう日本スポにっぽんすぽツ企画出版社つきかくしゅっぱんしゃ、2003ねん雑誌ざっし15509-12、74ぺーじ
  2. ^ a b 友成ともなり那智なち村上むらかみ雅則まさのり『メジャーリーグ・完全かんぜんデータ選手せんしゅ名鑑めいかん2005』廣済堂こうさいどう出版しゅっぱん、2005ねん、65ぺーじぺーじISBN 978-4-331-51093-3 
  3. ^ Player Profile: Brian Roberts (2004 Career Highlights).” (英語えいご). MLB.com. 2008ねん2がつ12にち閲覧えつらん
  4. ^ Brian Roberts 2005 Batting Splits” (英語えいご). Baseball-Reference.com. 2008ねん11月7にち閲覧えつらん
  5. ^ a b 友成ともなり那智なち村上むらかみ雅則まさのり『メジャーリーグ・完全かんぜんデータ選手せんしゅ名鑑めいかん2008』廣済堂こうさいどう出版しゅっぱん、2008ねん、92ぺーじぺーじISBN 978-4-331-51300-2 
  6. ^ Mitchell, p.158” (英語えいご). Mitchell Report. 2008ねん11月7にち閲覧えつらん
  7. ^ O's extend 2B Roberts through 2014 Archived 2011ねん5がつ25にち, at the Wayback Machine. Sports Network
  8. ^ Yanks reportedly near deal with 2B Roberts MLB.com
  9. ^ Yankees sign second baseman Brian Roberts”. MLB.com Yankees Press Release (January 14, 2014). January 15, 2014閲覧えつらん
  10. ^ Bryan Hoch (July 31, 2014). “Yanks to DFA Roberts to make room for Drew”. MLB.com. August 2, 2014閲覧えつらん
  11. ^ Brian Roberts retires after 14 years”. ESPN (October 18, 2014). October 19, 2014閲覧えつらん
  12. ^ a b c d e f g 「O'sをるリードオフ」『スラッガー』2005ねん9がつごう 日本スポにっぽんすぽツ企画出版社つきかくしゅっぱんしゃ 14 - 17ぺーじ

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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