2009 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく代表だいひょう

2009 ワールド・ベースボール・クラシック・アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく代表だいひょう（2009 - がっしゅうこくだいひょう）は、2009年ねん3月がつに開催かいさいされたワールド・ベースボール・クラシック第だい2回かい大会たいかいに出場しゅつじょうしたアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく代表だいひょうである。

経緯けいい

2008年ねん8月がつの北京ぺきんオリンピックで米国べいこく代表だいひょうを銅どうメダルに導みちびいた監督かんとくのデーブ・ジョンソンが、今こん大会たいかいでも引ひき続つづき指揮しきを執とる。

辞退じたい者しゃが続出ぞくしゅつし、ベストメンバーとは程遠ほどとおいメンバーであった。

試合しあい結果けっか

一いち次じリーグ

第だい1試合しあい（3月7日にち）＠ロジャース・センター（カナダ・オンタリオ州しゅうトロント）

カナダ	5－6 Box Score	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
カナダ (1敗はい)	1	0	1	0	0	1	1	0	1	5	7	1
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく (1勝しょう)	0	1	0	3	0	2	0	0	X	6	9	0

1. 勝利しょうり：ラトロイ・ホーキンス (1勝しょう)  
2. セーブ：J.J.プッツ (1S)  
3. 敗戦はいせん：マイク・ジョンソン (1敗はい)  
4. 本塁打ほんるいだ：[アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく] ケビン・ユーキリス1号ごう、ブライアン・マッキャン1号ごう、アダム・ダン1号ごう [カナダ] ジョーイ・ボット1号ごう、ラッセル・マーティン1号ごう
   試合しあい時間じかん：2時じ間あいだ55分ふん 観客かんきゃく：42,314人にん

第だい2試合しあい（3月8日にち）＠ロジャース・センター

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	15－6 Box Score	ベネズエラ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく (2勝しょう＝二に次じリーグ進出しんしゅつ決定けってい)	0	0	0	2	0	8	1	3	1	15	16	0
ベネズエラ (1勝しょう1敗はい)	0	0	1	2	0	2	0	0	1	6	13	0

1. 勝利しょうり：マット・リンドストロム (1勝しょう)  
2. 敗戦はいせん：ビクター・ザンブラーノ (1敗はい)  
3. 本塁打ほんるいだ：[アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく] ユーキリス2号ごう、アダム・ダン2号ごう、ライアン・ブラウン1号ごう [ベネズエラ] カルロス・ギーエン2号ごう
   試合しあい時間じかん：3時じ間あいだ39分ふん 観客かんきゃく：13,094人にん

第だい3試合しあい（3月8日にち）＠ロジャース・センター

アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	5－3 Box Score	ベネズエラ

	1	2	3	4	5	6	7	8	9	R	H	E
ベネズエラ	0	0	1	0	1	2	1	0	0	5	12	1
アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく	0	0	0	1	0	0	0	2	0	3	7	0

1. 勝利しょうり：ジャン・グラナド (1勝しょう)  
2. 敗戦はいせん：ジェレミー・ガスリー (1敗はい)  
3. 本塁打ほんるいだ：[ベネズエラ] H.ブランコ1号ごう [アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく] クリス・アイアネッタ1号ごう
   試合しあい時間じかん：3時じ間あいだ8分ふん 観客かんきゃく：12,358人にん

選手せんしゅ

最終さいしゅうロースター

代表だいひょうチームの最終さいしゅうロースターは2009年ねん2月がつ24日にちに発表はっぴょうされたが、その後ごも選手せんしゅの故障こしょうなどのためメンバーの入いれ替かえが行おこなわれている。

ポジション	背番号せばんごう	氏名しめい	所属しょぞく球団きゅうだん	投とう	打だ	備考びこう
監督かんとく	5	デーブ・ジョンソン
コーチ	3	ビリー・リプケン
	8	レジー・スミス
	11	バリー・ラーキン
	20	マイク・シュミット
	27	マーセル・ラッチマン
	30	メル・ストットルマイヤー
投手とうしゅ	22	ジェイク・ピービー	サンディエゴ・パドレス	右みぎ	右みぎ
	23	J.J.プッツ	ニューヨーク・メッツ	右みぎ	右みぎ
	29	マット・リンドストロム	フロリダ・マーリンズ	右みぎ	右みぎ
	31	ブラッド・ジーグラー	オークランド・アスレチックス	右みぎ	右みぎ
	33	テッド・リリー	シカゴ・カブス	左ひだり	左ひだり
	34	ジョン・グラボウ	ピッツバーグ・パイレーツ	左ひだり	左ひだり
	37	マット・ソーントン	シカゴ・ホワイトソックス	左ひだり	左ひだり
	38	ジョエル・ハンラハン	ワシントン・ナショナルズ	右みぎ	右みぎ
	39	J.P.ハウエル	タンパベイ・レイズ	左ひだり	左ひだり
	42	ラトロイ・ホーキンス	ヒューストン・アストロズ	右みぎ	右みぎ
	44	ロイ・オズワルト	ヒューストン・アストロズ	右みぎ	右みぎ
	46	ジェレミー・ガスリー	ボルチモア・オリオールズ	右みぎ	右みぎ
	51	ジョナサン・ブロクストン	ロサンゼルス・ドジャース	右みぎ	右みぎ
	52	ヒース・ベル	サンティエゴ・パドレス	右みぎ	右みぎ
	62	スコット・シールズ	ロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム	右みぎ	右みぎ
捕手ほしゅ	16	ブライアン・マッキャン	アトランタ・ブレーブス	右みぎ	左ひだり
	26	クリス・アイアネッタ	コロラド・ロッキーズ	右みぎ	右みぎ
内野ないや手しゅ	1	ジミー・ロリンズ	フィラデルフィア・フィリーズ	右みぎ	両りょう
	2	デレク・ジーター	ニューヨーク・ヤンキース	右みぎ	右みぎ
	4	デビッド・ライト	ニューヨーク・メッツ	右みぎ	右みぎ
	6	ブライアン・ロバーツ	ボルチモア・オリオールズ	右みぎ	両りょう	ペドロイアに代かわり追加ついか招集しょうしゅう
	7	マーク・デローサ	クリーブランド・インディアンス	右みぎ	右みぎ
	10	チッパー・ジョーンズ	アトランタ・ブレーブス	右みぎ	両りょう	2次じラウンドで負傷ふしょう離脱りだつ
	13	エバン・ロンゴリア	タンパベイ・レイズ	右みぎ	右みぎ	ジョーンズに代かわり追加ついか招集しょうしゅう
	15	ダスティン・ペドロイア	ボストン・レッドソックス	右みぎ	右みぎ	2次じラウンドで負傷ふしょう離脱りだつ
	21	ケビン・ユーキリス	ボストン・レッドソックス	右みぎ	右みぎ
外野がいや手しゅ	17	アダム・ダン	ワシントン・ナショナルズ	右みぎ	左ひだり
	18	ライアン・ブラウン	ミルウォーキー・ブルワーズ	右みぎ	右みぎ
	28	カーティス・グランダーソン	デトロイト・タイガース	右みぎ	左ひだり
	50	シェーン・ビクトリーノ	フィラデルフィア・フィリーズ	右みぎ	両りょう

予備よびロースター

予備よびロースター（一いち次じ登録とうろくメンバー）は、2009年ねん1月がつ19日にちに発表はっぴょうされた。このリストに登録とうろくされた選手せんしゅのうち、大会たいかい出場しゅつじょうを辞退じたいした選手せんしゅは除外じょがいする。

ポジション	氏名しめい	所属しょぞく球団きゅうだん	投とう	打だ	備考びこう
投手とうしゅ	ジョーイ・デバイン	オークランド・アスレチックス	右みぎ	右みぎ
	チャド・クオルズ	アリゾナ・ダイヤモンドバックス	右みぎ	右みぎ
	ジョージ・シェリル	ボルチモア・オリオールズ	左ひだり	左ひだり
	ジャスティン・バーランダー	デトロイト・タイガース	右みぎ	右みぎ
捕手ほしゅ	A・J・ピアジンスキー	シカゴ・ホワイトソックス	右みぎ	左ひだり
	ブライアン・シュナイダー	ニューヨーク・メッツ	右みぎ	左ひだり	第だい1回かいWBC代表だいひょう
内野ないや手しゅ	エバン・ロンゴリア	タンパベイ・レイズ	右みぎ	右みぎ	途中とちゅう参加さんか
	ブライアン・ロバーツ	ボルチモア・オリオールズ	右みぎ	両りょう	途中とちゅう参加さんか

辞退じたい選手せんしゅ

ロースターに登録とうろくされていた選手せんしゅ

• ジョン・ダンクス（シカゴ・ホワイトソックス / 左ひだり投手とうしゅ）：予備よびロースターに登録とうろくされていたが、MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• ブラッド・ホープ（コロラド・ロッキーズ / 外野がいや手しゅ）：2月がつ24日にち発表はっぴょうの最終さいしゅうロースターに登録とうろくされていたが、その後ごオープン戦せんで左手ひだりてを4針はり縫ぬう怪我けがをしたため辞退じたいすることに。
• スコット・カズミアー（タンパベイ・レイズ / 左ひだり投手とうしゅ）：本人ほんにんは出場しゅつじょうを希望きぼうし、当初とうしょは予備よびロースターにも名なを連つらねていたが、左さひじの違和感いわかんから2008年ねんのMLBレギュラーシーズン通算つうさんで44日間にちかん故障こしょう者しゃリスト入いりしており、球団きゅうだんから出場しゅつじょう辞退じたいを要請ようせいされる。
• ジョン・ラッキー（ロサンゼルス・エンゼルス / 右みぎ投手とうしゅ）：本人ほんにんは出場しゅつじょうを希望きぼうし、当初とうしょは予備よびロースターにも名なを連つらねていたが、右みぎ上腕じょうわん三さん頭とう筋すじを痛いためて2008年ねんのMLBレギュラーシーズンを開幕かいまくから6週間しゅうかん欠場けつじょうしていたことを理由りゆうに球団きゅうだんがラッキーの出場しゅつじょうを許可きょかせず。
• デレク・リー（シカゴ・カブス / 一塁いちるい手しゅ）：予備よびロースターに登録とうろくされていたが、自分じぶんが控ひかえであることを代表だいひょうチームから知しらされたため、MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんすることに。
• ライアン・ラドウィック（セントルイス・カージナルス / 外野がいや手しゅ）：予備よびロースターに登録とうろくされていたが、MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• ジョー・ネイサン（ミネソタ・ツインズ / 右みぎ投手とうしゅ）：2月がつ24日にち発表はっぴょうの最終さいしゅうロースターに登録とうろくされていたが、その後ごスプリングトレーニングで肩かたを痛いためたため辞退じたいすることに。
• カルロス・クエンティン（シカゴ・ホワイトソックス / 外野がいや手しゅ）：2008年ねん9月がつ1日にちに手首てくびを故障こしょうし、その後ごのMLBレギュラーシーズンおよびポストシーズンを欠場けつじょうしたため、予備よびロースターに登録とうろくされていたが辞退じたい。
• B.J.ライアン（トロント・ブルージェイズ / 左ひだり投手とうしゅ）：2月がつ24日にち発表はっぴょうの最終さいしゅうロースターに登録とうろくされていたが、その後ご調整ちょうせい不足ふそくを理由りゆうに辞退じたい。
• ジョー・ソーンダース（ロサンゼルス・エンゼルス / 左ひだり投手とうしゅ）：ラッキーの出場しゅつじょう辞退じたいによって予備よびロースターに追加ついか登録とうろくされたが、準備じゅんび期間きかんの短みじかさを理由りゆうに辞退じたい。
• グレイディ・サイズモア（クリーブランド・インディアンス / 外野がいや手しゅ）：2月がつ24日にち発表はっぴょうの最終さいしゅうロースターに登録とうろくされていたが、その後ごオープン戦せんで左足ひだりあしのつけ根ねを痛いためたため辞退じたいすることに。
• バーノン・ウェルズ（トロント・ブルージェイズ / 外野がいや手しゅ）：予備よびロースターに登録とうろくされていたが、大会たいかい出場しゅつじょうに関かんして生しょうじた傷害しょうがい保険ほけんの問題もんだいが解決かいけつされなかったため、やむなく辞退じたいに追おい込こまれる。

ロースター発表はっぴょう前まえに辞退じたいを表明ひょうめいした選手せんしゅ

• ジョシュ・ベケット（ボストン・レッドソックス / 右みぎ投手とうしゅ）：2008年ねんのMLBレギュラーシーズン中ちゅうに故障こしょうした箇所かしょの治療ちりょうを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• ランス・バークマン（ヒューストン・アストロズ / 一塁いちるい手しゅ）：辞退じたい理由りゆうは明あきらかにしていない。
• A.J.バーネット（ニューヨーク・ヤンキース / 右みぎ投手とうしゅ）：2008年ねんのMLBレギュラーシーズン終了しゅうりょう後ごにトロント・ブルージェイズからヤンキースへ移籍いせき。入団にゅうだん会見かいけんで出場しゅつじょう拒否きょひを表明ひょうめい。
• ロイ・ハラデイ（トロント・ブルージェイズ / 右みぎ投手とうしゅ）：MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• コール・ハメルズ（フィラデルフィア・フィリーズ / 左ひだり投手とうしゅ）：MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• ジョシュ・ハミルトン（テキサス・レンジャーズ / 外野がいや手しゅ）：MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• ライアン・ハワード（フィラデルフィア・フィリーズ / 一塁いちるい手しゅ）：MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい
• クリフ・リー（クリーブランド・インディアンス / 左ひだり投手とうしゅ）：MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• ブラッド・リッジ（フィラデルフィア・フィリーズ / 右みぎ投手とうしゅ）：2006年ねんの前回ぜんかい大会たいかい出場しゅつじょう後ごにMLBレギュラーシーズンで不振ふしんに陥おちいったことや、第だい2子しが生うまれた直後ちょくごであることを理由りゆうに辞退じたい。
• ティム・リンスカム（サンフランシスコ・ジャイアンツ / 右みぎ投手とうしゅ）：今こん大会たいかいだけでなく2013年ねん開催かいさい予定よていの第だい3回かい大会たいかい以降いこうにも、2009年ねん3月がつの段階だんかいでは出場しゅつじょうする意思いしはないという。
• ニック・マーケイキス（ボルチモア・オリオールズ / 外野がいや手しゅ）：夫人ふじんの第だい1子し出産しゅっさん予定よてい日びが大会たいかい期間きかんと重かさなるため辞退じたい。
• ジョー・マウアー（ミネソタ・ツインズ / 捕手ほしゅ）：2008年ねんのシーズン終了しゅうりょう後ごに腎臓じんぞう手術しゅじゅつを受うけたため、リハビリを優先ゆうせんし辞退じたい。
• ジョナサン・パペルボン（ボストン・レッドソックス / 右みぎ投手とうしゅ）：MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• アレックス・ロドリゲス（ニューヨーク・ヤンキース / 三塁手さんるいしゅ）：両親りょうしんがドミニカ共和国どみにかきょうわこく人ひとで、自身じしんはアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくで生うまれたため、両国りょうこくそれぞれの出場しゅつじょう資格しかくを満みたしている。前回ぜんかい大会たいかいには米国べいこく代表だいひょうとして出場しゅつじょうしたが、今こん大会たいかいはドミニカ共和国どみにかきょうわこく代表だいひょうを選択せんたく。
• CC・サバシア（ニューヨーク・ヤンキース / 左ひだり投手とうしゅ）：2008年ねんのMLBレギュラーシーズン終了しゅうりょう後ごにブルワーズからヤンキースへ移籍いせき。新しんチームに慣なれることを優先ゆうせんし辞退じたい。
• マーク・テシェイラ（ニューヨーク・ヤンキース / 一塁いちるい手しゅ）：2008年ねんのMLBレギュラーシーズン終了しゅうりょう後ごにエンゼルスからヤンキースへ移籍いせき。新しんチームに慣なれることを優先ゆうせんし辞退じたい。
• ブランドン・ウェブ（アリゾナ・ダイヤモンドバックス / 右みぎ投手とうしゅ）：MLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんするため辞退じたい。
• ダン・ウィーラー（タンパベイ・レイズ / 右みぎ投手とうしゅ）：前回ぜんかい大会たいかい出場しゅつじょうも登板とうばん機会きかいがほとんどなかったため、今回こんかいはMLBレギュラーシーズンへ向むけての調整ちょうせいを優先ゆうせんする意向いこう。

関連かんれん項目こうもく

• 野球やきゅうアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく代表だいひょう
• 2009 ワールド・ベースボール・クラシック C組ぐみ

外部がいぶリンク

• 大会たいかい公式こうしきサイト内ないの代表だいひょうチーム専門せんもんページ