プログラム電卓
プログラム
1990
なお、「プログラマブル
プログラミング[編集 ]
プログラム
それを
プログラム
グラフ
プログラミング言語 [編集 ]
- キーストローク
方式 初期 のプログラミング電卓 は、非常 に単純 なプログラミング言語 を採用 しており、実際 にキーを押下 する順序 を記録 する方式 や複数 のキーストロークをバイトコードのようなものに変換 して記録 する方式 がある。条件 分岐 と間接 アドレッシングが可能 であれば、このような方式 でもチューリング完全 なプログラミングが可能 である。キーストローク方式 でチューリング完全 なプログラム電卓 としては、カシオのFX-602Pシリーズ、HP-41、TI-59 などがある。キーストローク方式 のプログラム電卓 は2012年 現在 も販売 されており、HP 35s、カシオのfx-5800Pなどがある。- BASIC
- BASICは、デスクトップコンピュータやポケットコンピュータで
広 く採用 されたプログラミング言語 である。シャープ、カシオ、TIなどがプログラム電卓 やポケットコンピュータのプログラミング言語 として採用 した。これらのBASICの方言 はキーストローク方式 の長所 も取 り入 れた電卓 向 けに最適 化 されたものである。したがって、一般 的 なBASICとの共通 点 は少 ない[1][2][3]。 - RPL
- RPLはヒューレット・パッカードがプログラム
電卓 向 けに採用 した、逆 ポーランド記法 順 などを特徴 とする言語 である。1987年 リリースのHP-28Cから導入 した[4]。 - アセンブリ
言語 初期 のプログラム電卓 では機械 語 を直接 使 うことはできなかったが、ハッカーがインタプリタのインタフェースを迂回 する方法 を発見 し、アセンブリ言語 で直接 プログラミングできるようになった。最初 にこの技法 が使 われるようになったのは TI-85 で、モード切替 にプログラミング上 の欠陥 があったためである。TI-83でも同様 の技法 が使 われるようになると、TIとHPは愛好 家 がそのようなニーズを持 っていることを把握 するようになり、アセンブリ言語 用 ライブラリを開発 したり、開発 者 向 けの詳細 文書 を公開 したりするようになった。携帯 型 ゲーム機 のゲームと似 たようなゲームがプログラム電卓 (特 にグラフ電卓 )ですぐさま開発 されるようになった。TIはTI-83やTI-89で正式 にアセンブリ言語 をパッケージとしてサポートするようになった。HPは2012年 現在 の最 上位 機種 HP 50g でアセンブリ言語 を内蔵 している。カシオはPB-1000でアセンブリ言語 を搭載 し、PB-1000Cでは搭載 CPUのアセンブリ言語 ではなく情報処理 技術 者 試験 のCASLを搭載 していた。
- その
他 - gcc
開発 スイートはHPおよびTIの一部 機種 にも対応 しており、PC上 でC、C++、Fortran 77、アセンブリ言語 などを使 ってプログラム電卓 向 けのソフトウェアを開発 し、電卓 にアップロードして使 うことができる。 電卓 上 またはPC上 でコンバータ、インタプリタ、コードジェネレータ、マクロアセンブラ、コンパイラなどを開発 するプロジェクトがいくつかある。言語 としては、FORTRAN、BASIC、AWK、C言語 、COBOL、REXX、Perl、Python、Tcl、Pascal、Delphi、各種 シェル(DOS、OS/2のバッチやWindowsのシェル、Unix系 のシェルなどがある。
プログラムのセーブ手段 [編集 ]
プログラム
磁気 カードリーダ/ライタ初期 のプログラム電卓 はオプションの永続 的 セーブ手段 として磁気 カードリーダを採用 していた[5]。入力 したプログラムを細長 い磁気 カードにセーブする。磁気 カードとそのリーダは小型 で持 ち運 びが容易 である。しかし、一般 に非常 に高価 だった。磁気 カードを採用 していた最後 の機種 としてHP-41CとTI-59がある。- バッテリーバックアップ
式 メモリ 主 電源 を切 ってもメモリの内容 が消 えないようバッテリーバックアップを行 う方式 で、HPが最初 に採用 し continuous memory と名付 けた。これは電池 交換 の際 でもプログラムが失 われないようになっている[6]。なお、メモリ容量 が増 えてくると、完全 なバッテリーバックアップは困難 になってきた。そのため、電池 交換 にかける時間 を2分 以内 などと制限 する方式 [7]、電池 を2つ搭載 して一 度 に1つしか交換 できないとする方式 などが登場 した。
- カセットテープ
- コンパクトカセットは
磁気 カードよりも安価 で単純 なセーブ手段 である。例 えばカシオは FA-1 というインタフェースモジュールを発売 し、プログラム電卓 と一般 的 なカセットデッキを接続 可能 とした。周波数 偏 移 変調 でデジタルデータを音響 信号 に変換 して録音 する[8]。シャープとHPは、電卓 に直接 接続 可能 なマイクロカセットを使 った専用 レコーダーを発売 した。こちらの方 が信頼 性 が高 く便利 だったが、カシオの方式 よりも高価 だった。
- フロッピーディスク
- フロッピーディスクは
適度 に安価 であり取扱 いもし易 く便利 なセーブ手段 である。例 えばヒューレット・パッカードはHP-ILインターフェースを使用 してフロッピーディスクドライブを接続 可能 とした。このフロッピーディスクドライブ(HP 9114A/B)を利用 すると3.5インチ2DDフロッピーディスクにセーブすることが可能 である。HP-ILを採用 していた機種 としては、HP-41C、HP-71B、HP-75C/D等 がある。 - PCとの
接続 - プログラムやデータはパーソナルコンピュータに
転送 でき、PC上 でセーブできる。PCとの接続 手段 としては登場 年代 順 に、RS-232、IrDA、USB などがある。PCを所有 していることが前提 だがケーブルだけで済 むので安価 であり、カセットテープよりも高速 である。初期 の例 としてはカシオのFX-603PとFA-6インタフェースがある。この場合 プログラムやデータはプレーンテキストとして転送 されるので、セーブできるだけでなく、PC上 のテキストエディタで編集 も可能 である。 - フラッシュメモリ
最近 ではフラッシュメモリなどの不揮発 性 メモリを挿入 するスロットを備 えているものもある。
プログラム電卓 とポケットコンピュータ[編集 ]
1980
しかし、
- BASIC
搭載 のプログラム電卓 には電卓 型 のキーパッドもあり、関数 電卓 のように扱 えるモードを備 えている。 - ポケットコンピュータは、オプションで
別 のプログラミング言語 を提供 することが多 い。例 えばカシオ計算機 のAI-1000(日本 国外 ではPB-2000)には、C、BASIC、Prolog(AI-1000のみ)、アセンブラ、(PB-2000のみ)LISPが提供 されている[9]。
メーカーは
主 なプログラム電卓 [編集 ]
カシオ計算機 - FX-502P、FX-602P、FX-603P、FX-702P、FX-850P、Casio 9850 シリーズ、Casio 9860 シリーズ、Casio ClassPad 300
- ヒューレット・パッカード
- HP-10Cシリーズ、HP-25、HP-28 シリーズ、HP 35s、HP-41C、HP 48 シリーズ、HP-65、HP 49/50 シリーズ、HP 38G、HP Prime
- シャープ
- PC-1401、PC-1403
- テキサス・インスツルメンツ
- TI-58 C、TI-59、TI-66、TI-84 Plus シリーズ、TI-Nspireシリーズ、TI-89 シリーズ、TI-92シリーズ
- Elektronika (
ソ連 ・ロシアのブランド) - B3-21、B3-34、MK-61、MK-52、MK-85、MK-90、MK-92、MK-98、MK-152、MK-161
- Sinclair (
英国 ) - Sinclair Cambridge Programmable
-
TI-59
-
FX-602P
-
HP 50g で
数式 エディタを使 っているところ -
Sinclair Cambridge Programmable
脚注 [編集 ]
注釈 [編集 ]
出典 [編集 ]
- ^ Programming Casio FX-7400G+
- ^ Programming Casio BASIC on the CFX-9850 Series
- ^ TI-Basic Developer
- ^ HP-28C/S in The Museum of HP Calculators
- ^ i.E. HP 9810A introduced 1971
- ^ HP-15C in The Museum of HP Calculators
- ^ HP-32s Users Manual Page 289ff
- ^ FX-502P and FA-1 on Voidware
- ^ Description of the PB-2000 in Caz Pocket Computers
- ^ FX-700P
- ^ FX-702P