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ヘパドナウイルス

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ヘパドナウイルス(へぱどなういるすか、Family Hepadnaviridae)とはウイルスの分類ぶんるいにおける1。ヘパドナウイルス名前なまえ肝臓かんぞう標的ひょうてきとしてかん細胞さいぼうない増殖ぞうしょくすることにちなむ(きも向性こうせいえい:hepatotropism)。そのビリオン直径ちょっけい40~48nmの球形きゅうけい粒子りゅうしでありエンベロープゆうする。部分ぶぶんてき一本いっぽんくさり領域りょういきのあるほんくさりDNAゲノムとする。たい熱性ねっせいたかく、60℃で数時間すうじかん処理しょりしてもしつかつしない。ヘパドナウイルスのウイルスのゲノムDNAは宿主しゅくしゅ細胞さいぼうしつうちでビリオンにふくまれるDNAポリメラーゼにより完全かんぜんほんくさりDNAとなり、マイナスくさりDNAからプラスくさりRNAが転写てんしゃされ、このプラスくさりRNAからふたたびマイナスくさりDNAがぎゃく転写てんしゃされる。このマイナスくさりDNAを鋳型いがたとしてプラスくさりDNAが合成ごうせいされるが、完全かんぜんほんくさりDNAとなるまえ細胞さいぼうから放出ほうしゅつされるため、ビリオンにふくまれるウイルスゲノムは不完全ふかんぜんほんくさりDNAとなる。

分類ぶんるい[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 鹿しかこう雅光まさみつほか編集へんしゅう 『最新さいしん家畜かちく微生物びせいぶつがく』 朝倉書店あさくらしょてん 1998ねん ISBN 4254460198
  • 大里おおさとがいほまれろう 『医科いかウイルスがく 改訂かいていだい2はん』 南江堂なんこうどう 2000ねん ISBN 4524214488
  • 原澤はらさわあきら 「動物どうぶつウイルスのあたらしい分類ぶんるい(2005)」 『獣医じゅうい畜産ちくさん新報しんぽう』 58ごう 921-931ぺーじ 2005ねん ISSN 0447-0192