ホセ・モリーナ

ホセ・モリーナ
José Molina

タンパベイ・レイズでの現役げんえき時代じだい (2012年ねん9月がつ13日にち)
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん地ち	プエルトリコ自治じち連邦れんぽう区くバヤモン
生年月日せいねんがっぴ	(1975-06-03) 1975年ねん6月3日にち（49歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	6' 0" ＝約やく182.9 cm 250 lb ＝約やく113.4 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	右みぎ投とう右みぎ打だ
ポジション	捕手ほしゅ
プロ入いり	1993年ねん MLBドラフト14巡じゅん目め
初はつ出場しゅつじょう	1999年ねん9月がつ6日にち
最終さいしゅう出場しゅつじょう	2014年ねん9月がつ28日にち
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
選手せんしゅ歴れき マエストロ・ラディ高等こうとう学校がっこう シカゴ・カブス (1999) アナハイム・エンゼルス ロサンゼルス・エンゼルス (2001 - 2007) ニューヨーク・ヤンキース (2007 - 2009) トロント・ブルージェイズ (2010 - 2011) タンパベイ・レイズ (2012 - 2014) コーチ歴れき ロサンゼルス・エンゼルス (2019 - 2021)
国際こくさい大会たいかい
代表だいひょうチーム	プエルトリコ
WBC	2013年ねん
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獲得かくとくメダル
プエルトリコ
ワールド・ベースボール・クラシック
銀ぎん	2013	野球やきゅう

ホセ・ベンジャミン・モリーナ・マッタ（スペイン語ご: José Benjamin Molina Matta, 1975年ねん6月3日にち - ）は、プエルトリコ出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（捕手ほしゅ）、野球やきゅう指導しどう者しゃ。右みぎ投とう右みぎ打だ。

兄あにのベンジー・モリーナ、弟おとうとのヤディアー・モリーナもメジャーリーグの捕手ほしゅであり、3兄弟きょうだい全員ぜんいんがチャンピオンリングを手てにしている。ヤディアー・モリーナ#兄弟きょうだい選手せんしゅとしての記録きろくも参照さんしょう。

経歴けいれき

プロ入いりとカブス時代じだい

1993年ねんのMLBドラフト14巡じゅん目め（全体ぜんたい390位い）でシカゴ・カブスから指名しめいされ、プロ入いり。1999年ねん9月6日にちにメジャーデビューし、その年としは10試合しあい出場しゅつじょうした。2000年ねんはメジャー出場しゅつじょうはなく、シーズン後ごの11月27日にちに自由じゆう契約けいやくとなった。

エンゼルス時代じだい

ロサンゼルス・エンゼルスでの現役げんえき時代じだい
(2005年ねん2月がつ13日にち)

2001年ねん1月がつ15日にちにアナハイム・エンゼルスと契約けいやくしたが、兄あにのベンジー・モリーナがいたためバックアップとしての立場たちばであった。2002年ねんのワールドシリーズでは守備しゅび固がためで3試合しあいに出場しゅつじょうし、チャンピオンリングを手てにした。

2005年ねんには対たい左ひだり投手とうしゅ打率だりつ.306を記録きろくし、6本塁打ほんるいだ、25打点だてんと最高さいこうの成績せいせきを残のこした。

2006年ねんはベンジーが移籍いせきしたため正せい捕手ほしゅの座ざを得えるチャンスであったが、新人しんじんのマイク・ナポリに奪うばわれ78試合しあいの出場しゅつじょうにとどまった。

ヤンキース時代じだい

ニューヨーク・ヤンキースでの現役げんえき時代じだい
(2007年ねん7月がつ29日にち)

2007年ねん7月がつ21日にちにジェフ・ケナードとのトレードにより、ニューヨーク・ヤンキースへ移籍いせきした。ウィル・ニエベスの後のちのホルヘ・ポサダのバックアップ捕手ほしゅとしての役割やくわりを果はたしている。オフの10月がつ30日にちにFAとなったが、12月3日にちにヤンキースと総額そうがく400万まんドルの2年ねん契約けいやくで再さい契約けいやくした。

2008年ねんは前年ぜんねんに引ひき続つづき、ポサダの控ひかえ捕手ほしゅとして開幕かいまくを迎むかえた。しかし、開幕かいまく当初とうしょからポサダは右肩みぎかたに故障こしょうを抱かかえ、シーズンが深ふかまるにつれて、一塁いちるい手しゅもしくは指名しめい打者だしゃとしての出場しゅつじょう機会きかいが増ふえていた。その結果けっか、モリーナの先発せんぱつ機会きかいは増ふえていった。そして、7月がつ28日にちにポサダが手術しゅじゅつを受うけ、今季こんき中ちゅうの復帰ふっきは絶望ぜつぼうとなったため、モリーナの先発せんぱつ起用きようは決定的けっていてきなものとなった。だが、同年どうねん7月がつ30日にち、チームは正せい捕手ほしゅ離脱りだつの穴埋あなうめとして、リリーフ投手とうしゅのカイル・ファーンズワースとのトレードでメジャー屈指くっしの捕手ほしゅイバン・ロドリゲスが加入かにゅうした。そのため、モリーナの出場しゅつじょう機会きかいが減へるかと思おもわれた。しかし、マイク・ムッシーナやアンディ・ペティットら、一部いちぶの投手とうしゅはモリーナの守備しゅび力りょくを高たかく評価ひょうかしていたため、ロドリゲスとバッテリーを組くむのを避さけた。その結果けっか、前半ぜんはん戦せん同様どうよう、定期ていき的てきに出場しゅつじょうを続つづけることとなり、自己じこ最多さいたの100試合しあいに出場しゅつじょうし、盗塁とうるい阻止そし率りつ.440をマーク。捕手ほしゅ以外いがいにも、2年ねんぶりに一塁いちるい手しゅとしても出場しゅつじょうするなど、見事みごとにポサダの穴あなを埋うめてみせた。

また、同年どうねん9月がつ21日にちのボルチモア・オリオールズ戦せんの4回かい裏うらには、同年どうねんで役目やくめを終おえるヤンキースタジアム最後さいごの本塁打ほんるいだを放はなった。この試合しあいで使用しようしたスパイクは、野球やきゅう殿堂でんどうへ寄贈きぞうされている。

2009年ねん11月9日にちにFAとなった。

ブルージェイズ時代じだい

トロント・ブルージェイズでの現役げんえき時代じだい
(2011年ねん6月がつ5日にち)

2010年ねん2月がつ19日にちにトロント・ブルージェイズとマイナー契約けいやくを結むすんだ。開幕かいまくロースター入いりを果はたした。開幕かいまくしてから暫しばらくはこの年としのチームの正せい捕手ほしゅであるジョン・バックが打撃だげき好調こうちょうということもあり出番でばんは少すくなかったが、4月がつ、5月と不振ふしんであったブランドン・モローとバッテリーを組くむとモローの成績せいせきが向上こうじょうしたためモローの先発せんぱつ時じにスタメン起用きようされるようになった。夏場なつばにはバックが故障こしょう者しゃリスト入いりしたこともあって出番でばんが増加ぞうかし、最終さいしゅう的てきに57試合しあいに出場しゅつじょうした。オフの10月がつ27日にちにブルージェイズが150万まんドルの球団きゅうだんオプションを行使こうしした。

2011年ねん、打撃だげきにおいて自己じこ最高さいこうの成績せいせきを残のこした。フィールド外がいでも、新人しんじん捕手ほしゅのJ・P・アレンシビアのコーチ役やくとして首脳しゅのう陣じんからの信頼しんらいは厚あつかった。オフの10月がつ30日にちにFAとなった。

レイズ時代じだい

2011年ねん11月28日にちにタンパベイ・レイズと150万まんドルの1年ねん契約けいやく（2013年ねん・150万まんドルの球団きゅうだんオプション付つき）を結むすんだ。

2012年ねんは37歳さいにして自己じこ最多さいたの試合しあいに出場しゅつじょうした。オフの10月がつ31日にちにレイズが150万まんドルの球団きゅうだんオプションを行使こうしした。

2013年ねん10月31日にちにFAとなったが、12月2日にちにレイズと総額そうがく450万まんドルの2年ねん契約けいやくで再さい契約けいやくした。

2014年ねん11月24日にちにFAとなった。

引退いんたい後ご

2015年ねん11月にロサンゼルス・エンゼルスのキャッチング・コーディネーター（catching coordinator）に就任しゅうにんすると報道ほうどうされた。

2019年ねんシーズンからはエンゼルスの捕手ほしゅコーチに就任しゅうにんし、3年間ねんかん務つとめた。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

弟おとうとヤディアーに匹敵ひってきするメジャーリーグ屈指くっしの強肩きょうけん・好守こうしゅの捕手ほしゅとして知しられる。2004年ねんには盗塁とうるい阻止そし率りつ.489を記録きろくしてリーグ1位い。また、同年どうねんは57試合しあいの先発せんぱつ出場しゅつじょうでありながら牽制けんせい刺とげ5は両りょうリーグ1位いであった。2005年ねんは盗塁とうるい阻止そし率りつ.513で、リーグ2位い・両りょうリーグ3位い（両りょうリーグ1位いは弟おとうとのヤディアー、2位いはイバン・ロドリゲス）。2006年ねんも、盗塁とうるい阻止そし率りつ.426と高率こうりつを記録きろく。2008年ねんは、少すくない出場しゅつじょう数すうながら守備しゅび防御ぼうぎょ点てん11を記録きろくしてリーグ1位い・両りょうリーグ2位い、さらに盗塁とうるい阻止そし率りつ.440は両りょうリーグ1位い。2010年ねんは盗塁とうるい阻止そし率りつ.441でリーグ1位い・両りょうリーグ2位い（両りょうリーグ1位いは弟おとうとのヤディアー）。

2009年ねんのワールドシリーズ第だい2戦せんで見みせた牽制けんせい刺とげはシリーズの流ながれを変かえたとも言いわれている。

もっとも、打撃だげきに弱点じゃくてんがあったのと所属しょぞく球団きゅうだんに正せい捕手ほしゅがいたことが多おおかったため、300打席だせき以上いじょうを記録きろくした年としは一いち度どのみで、完全かんぜんにレギュラーに定着ていちゃくしたといえる年としがない。そのため、上記じょうきのような特筆とくひつすべき守備しゅび力りょくを持もっていながら、ゴールドグラブ賞しょうとは無縁むえんである。その点てんが兄あにベンジーや弟おとうとヤディアーと異ことなる。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ打撃だげき成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	試ためし 合ごう	打だ 席せき	打だ 数かず	得とく 点てん	安やす 打だ	二に 塁るい 打だ	三さん 塁るい 打だ	本ほん 塁るい 打だ	塁るい 打だ	打だ 点てん	盗ぬすめ 塁るい	盗ぬすめ 塁るい 死し	犠 打だ	犠 飛ひ	四よん 球たま	敬けい 遠とお	死し 球たま	三さん 振ふ	併 殺ころせ 打だ	打だ 率りつ	出で 塁るい 率りつ	長なが 打だ 率りつ	O P S
1999	CHC	10	21	19	3	5	1	0	0	6	1	0	0	0	0	2	1	0	4	0	.263	.333	.316	.649
2001	ANA LAA	15	42	37	8	10	3	0	2	19	4	0	0	2	0	3	0	0	8	2	.270	.325	.514	.839
2002		29	81	70	5	19	3	0	0	22	5	0	2	4	2	5	0	0	15	2	.271	.312	.314	.626
2003		53	123	114	12	21	4	0	0	25	6	0	0	4	1	1	0	3	26	1	.184	.210	.219	.429
2004		73	218	203	26	53	10	2	3	76	25	4	1	5	0	10	0	0	52	6	.261	.296	.374	.670
2005		75	203	184	14	42	4	0	6	64	25	2	0	4	0	13	0	2	41	5	.228	.286	.348	.634
2006		78	245	225	18	54	17	0	4	83	22	1	0	7	2	9	0	2	49	6	.240	.273	.369	.642
2007		40	131	125	9	28	8	0	0	36	10	2	1	3	0	3	0	0	30	3	.224	.242	.288	.530
	NYY	29	71	66	9	21	5	0	1	29	9	0	0	2	1	2	0	0	13	1	.318	.333	.439	.773
'07計けい		69	202	191	18	49	13	0	1	65	19	2	1	5	1	5	0	0	43	4	.257	.274	.340	.614
2008		100	297	268	32	58	17	0	3	84	18	0	0	8	3	12	0	6	52	9	.216	.263	.313	.576
2009		52	155	138	15	30	4	0	1	37	11	0	0	1	1	14	0	1	28	6	.217	.292	.268	.560
2010	TOR	57	183	167	13	41	4	0	6	63	12	1	0	2	0	9	1	5	36	7	.246	.304	.377	.681
2011		55	191	171	19	48	12	1	3	71	15	2	1	1	4	15	0	1	44	2	.281	.342	.415	.757
2012	TB	102	274	251	27	56	9	0	8	89	32	3	1	1	0	20	0	2	60	9	.223	.286	.355	.640
2013		99	313	283	26	66	14	0	2	86	18	2	1	3	3	22	1	2	63	11	.233	.290	.304	.594
2014		80	247	225	4	40	2	0	0	42	10	3	0	4	2	14	0	2	55	8	.178	.230	.187	.417
MLB：15年ねん		947	2795	2546	240	592	117	3	39	832	223	20	7	54	15	154	3	26	576	78	.233	.282	.327	.608

• ANA（アナハイム・エンゼルス）は、2005年ねんにLAA（ロサンゼルス・エンゼルス）に球団きゅうだん名めいを変更へんこう

年度ねんど別べつ守備しゅび成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	捕手ほしゅ（C）											一塁いちるい（1B）						三塁さんるい（3B）
		試ためし 合ごう	刺とげ 殺ころせ	補ほ 殺ころせ	失しつ 策さく	併 殺ころせ	守もり 備 率りつ	捕と 逸いっ	企くわだて 図ず 数かず	許もと 盗ぬすめ 塁るい	盗ぬすめ 塁るい 刺とげ	阻 止とめ 率りつ	試ためし 合ごう	刺とげ 殺ころせ	補ほ 殺ころせ	失しつ 策さく	併 殺ころせ	守もり 備 率りつ	試ためし 合ごう	刺とげ 殺ころせ	補ほ 殺ころせ	失しつ 策さく	併 殺ころせ	守もり 備 率りつ
1999	CHC	10	44	5	0	1	1.000	1	8	5	3	.375	-						-
2001	ANA LAA	15	78	6	0	1	1.000	2	19	11	8	.421	-						-
2002		29	154	16	3	3	.983	1	24	15	9	.375	-						-
2003		53	221	17	1	0	.996	3	25	18	7	.280	-						-
2004		70	441	37	3	4	.994	3	45	23	22	.489	2	5	1	0	2	1.000	-
2005		65	408	41	3	6	.993	3	39	19	20	.513	4	10	0	0	2	1.000	-
2006		76	502	50	8	4	.986	5	47	27	20	.426	3	4	0	0	2	1.000	-
2007		40	283	17	4	2	.987	2	25	18	7	.280	-						-
	NYY	29	153	13	0	1	1.000	2	19	13	6	.316	-						-
'07計けい		69	436	30	4	3	.991	4	44	31	13	.295	-						-
2008		97	634	52	3	6	.996	7	75	42	33	.440	1	0	0	0	0	----	-
2009		49	366	21	1	1	.997	3	32	23	9	.281	3	4	2	0	1	1.000	1	0	0	0	0	----
2010	TOR	56	417	37	2	3	.996	5	34	19	15	.441	-						-
2011		48	342	24	1	3	.997	8	36	24	12	.333	-						-
2012	TB	102	657	41	4	8	.994	6	58	39	19	.328	-						-
2013		96	674	34	4	5	.994	8	79	56	23	.291	-						-
2014		80	659	30	2	2	.997	4	52	38	14	.269	-						-
MLB		915	6033	441	39	50	.994	63	617	390	227	.368	13	23	3	0	7	1.000	1	0	0	0	0	----

• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう
• ANA（アナハイム・エンゼルス）は、2005年ねんにLAA（ロサンゼルス・エンゼルス）に球団きゅうだん名めいを変更へんこう

背番号せばんごう

• 19（1999年ねん）
• 28（2001年ねん - 2007年ねん途中とちゅう、2012年ねん - 2014年ねん）
• 26（2007年ねん途中とちゅう - 2009年ねん）
• 8（2010年ねん - 2011年ねん）
• 82（2019年ねん - 2021年ねん）

代表だいひょう歴れき

• 2013 ワールド・ベースボール・クラシック・プエルトリコ代表だいひょう

関連かんれん項目こうもく

• メジャーリーグベースボールの選手せんしゅ一覧いちらん M
• プエルトリコ出身しゅっしんのメジャーリーグベースボール選手せんしゅ一覧いちらん
• 兄弟きょうだいスポーツ選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)