マーマレード
マーマレード(
作 り方
[食 べ方
[パンに
由来
[ほかに、マーマレードの
- スコットランドのメアリー
女王 がフランスの王 太子 フランソワ2世 と結婚 していた時期 の話 として、ある時 メアリーが病気 になり、お付 きの者 たちが「メアリー様 は病気 だ」という意味 のフランス語 「マリ・エ・マラード(仏 : Marie est malade)」と言 ったことが語源 という説 [2]。 同 じくメアリー女王 が船酔 いになった時 に言 った、フランス語 で船酔 いを意味 する「メール・マラード(仏 : Mer malade)」を語源 とする説 [2]。- 1797
年 にスコットランドのダンディーで嵐 を避 けて停泊 していた貨物 船 から、ジェームス・ケイラー・アンド・サン社 の創業 者 ジェームス・ケイラーが積 み荷 のセビリアオレンジを全 て買 い取 り、種 を含 まない現在 の形 のマーマレードが初 めてつくられるようになったとされる説 [3]。この言説 はイギリスでは定説 化 しているが[3]、1797年 以前 にも種 なしマーマレードの存在 を示 す記録 がある。ただし、マーマレードにオレンジの皮 のチップを入 れるアイデアはケイラーの妻 が考案 し、広 まったといわれる[3]。
日本 での受容
[
俄 に暑気 を増 して盛夏 の如 し益 々御 清適 奉拝 賀 陳 ば過日 被 仰 下 候 夏 みかん到来 子供 打 揃 ひ喜 び候 て毎日 /\いたゞき居 候 又 かの皮 は裡 面 の綿 のやうなる處 を去 り表面 の方 を細 に刻 み能 くうでこぼして大抵 苦味 を除 き一夜 水 にひやして更 に砂糖 を入 れて能 く/\煮詰 めし後 ち所謂 マルマレツトと為 り之 をパンなどに付 けて用 ひ誠 に結構 なり- マルマレツトとはジヤムの
一種 西洋 にてはヲレンジの皮 にて製 するものにして- (
注 :此処 に直径 一 寸 七 分 高 さ二 寸 五 分 ぐらゐの円筒 缶 の略図 が描 いてある)舶来 屋 にて買 へば此位の缶 にて二 十 五 銭 位 の小売 なり馬鹿 に高 きものに御座 候 - 其価は
兎 も角 も試 に御 製 し被 成 度 宅 にては昨日 作 りて甚 だ評判 宜 し但 し砂糖 は思 切 て沢山 に用 凡 そ皮 のうでたるものと当 (ママ)分 位 に致 し或 は水飴 を少 し混 ずるも可 なり随分 面白 き調理 に御座 候 右 御礼 まで申 上 度 匇々如斯御座 候 敬具 二 十 六 年 七 月 二 日 松岡 様 梧下尚 以時候 切 角 御 自重 専 一 に御座 候 宅 に有合 せのさつまがすり一 反 小包 郵便 に差出 置 候 暑中 の御 浴衣 にも御用 ひ下 らば難 有 存 候
引用 文献
[- ^
武藤 裕子 『I LOVE肉 弁当 』主婦 と生活社 , 2010年 , p.22 - ^ a b c d e ピエール・ラスロー『
柑橘類 の文化 誌 :歴史 と人 の関 わり』寺町 朋子 訳 オ ーム社 2010年 ISBN 9784903532608 pp.344-348. - ^ a b c クラリッサ・ハイマン『オレンジの
歴史 』<「食 」の図書館 >大間知 知子 訳 原 書房 2016年 ISBN 9784562053247 pp.157-160. - ^
福沢 諭吉 「明治 26年 7月 2日 付 松岡 勇記 宛 書簡 」『続 福沢 全集 第 6巻 書簡 集 』岩波書店 、1933年