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メイド・イン・ヘヴン (クイーンのアルバム)

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
『メイド・イン・ヘヴン』
クイーンスタジオ・アルバム
リリース
録音ろくおん 1980ねん - 1995ねん
ジャンル ロック
時間じかん
レーベル イギリスの旗パーロフォン
日本の旗東芝とうしばEMI
ユニバーサルミュージックさい発売はつばい
アメリカ合衆国の旗ハリウッド・レコード
プロデュース クイーン
専門せんもん評論ひょうろんによるレビュー
チャート最高さいこう順位じゅんい
  • ぜんえい1アルバムチャート[1]
  • 全米ぜんべい58Billboard 200[2]
  • 日本にっぽん10オリコン
  • クイーン アルバム 年表ねんぴょう
    ボックス・オブ・トリックス英語えいごばん
    1992ねん
    メイド・イン・ヘヴン
    1995ねん
    アルティメット・クイーン英語えいごばん
    (1995ねん
    『メイド・イン・ヘヴン』収録しゅうろくシングル
    1. ヘヴン・フォー・エヴリワン
      リリース: 1995ねん10がつ23にち
    2. ウインターズ・テイル
      リリース: 1995ねん12月18にち
    3. ボーン・トゥ・ラヴ・ユー
      リリース: 1996ねん2がつ28にち (日本にっぽん)
    4. トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー
      リリース: 1996ねん3がつ26にち
    5. レット・ミー・リヴ
      リリース: 1996ねん6がつ17にち
    6. ユー・ドント・フール・ミー
      リリース: 1996ねん11月18にち
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    メイド・イン・ヘヴン』 (Made in Heaven) は、イギリスロックバンドクイーン1995ねん発表はっぴょうしたアルバム。

    概要がいよう

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    フレディ・マーキュリー死後しご発売はつばいされたアルバム。

    1991ねん初頭しょとう、アルバム『イニュエンドウ』の製作せいさくスイスモントルーのクイーンが所有しょゆうするマウンテンスタジオで4週間しゅうかんのセッションがおこなわれ、すうきょくぶんきょく断片だんぺん録音ろくおんされた[3]

    フレディの死去しきょから4ねんブライアン・メイロジャー・テイラーのソロ活動かつどう追加ついかレコーディングと編集へんしゅう作業さぎょうおこなわれた。セッションのこされた音源おんげんやデモにちか録音ろくおん作品さくひん過去かこのアルバム製作せいさくちゅうぼつになった楽曲がっきょくに、存命ぞんめいのメンバー3にんオーバー・ダビングしてつくられた。収録しゅうろく時間じかんりないぶんかくメンバーのソロ作品さくひんや、それにちか位置付いちづけのきょく収録しゅうろくされた。サウンドてきにはブライアンが主導しゅどうけんにぎっている。

    条件じょうけんきのラストアルバムで、ほぼバラード比較的ひかくてきポップなきょくおさめられ、アルバムのタイトルどお天国てんごく連想れんそうさせる透明とうめいかんのあるサウンドに仕上しあがっている。

    またかみジャケットばんは、朝焼あさやけと夕焼ゆうやけの2種類しゅるい存在そんざいする[4]

    プロモーション・ビデオ

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    シングル「ヘヴン・フォー・エヴリワン」のプロモーションビデオ映画えいが月面げつめん旅行りょこう』の一部いちぶ引用いんようし、さらにメンバーが映像えいぞうかさねる編集へんしゅうおこな製作せいさくした。

    ボーン・トゥ・ラヴ・ユー」のプロモーション・ビデオは、フレディのソロばんのビデオに、ブライアンとロジャーとジョンが1986ねんのウェンブリー・スタジアムでのライヴ映像えいぞうをコラージュしている。

    発売はつばい

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    収録しゅうろくきょく

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    #タイトル作詞さくし作曲さっきょく時間じかん
    1.イッツ・ア・ビューティフル・デイ(It's A Beautiful Day)Queen
    2.メイド・イン・ヘヴン(Made in Heaven)Freddie Mercury
    3.レット・ミー・リヴ(Let Me Live)Queen
    4.マザー・ラヴ(Mother Love)Mercury, Brian May
    5.マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴド(My Life Has Been Saved)John Deacon
    6.ボーン・トゥ・ラヴ・ユー(I Was Born To Love You)Mercury
    7.ヘヴン・フォー・エヴリワン(Heaven for Everyone)Roger Taylor
    8.トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー(Too Much Love Will Kill You)May
    9.ユー・ドント・フール・ミー(You Don't Fool Me)Queen
    10.ウインターズ・テイル(A Winter's Tale)Queen
    11.イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)(It's A Beautiful Day(reprise))Mercury
    12.Yeah(Yeah)Queen
    13.TRACK 13(TRACK 13)Queen
    合計ごうけい時間じかん:

    きょく解説かいせつ

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    イッツ・ア・ビューティフル・デイ

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    2011ねんにアルバム『ザ・ゲーム』が再発さいはつされたさいのボーナストラックに1980ねん4がつ収録しゅうろくとされるフレディのボーカルとピアノ伴奏ばんそうによる1ふんはんほどのとうきょくのデモトラックが"オリジナル・スポンテニアス・アイデア"として収録しゅうろくされている。このとき音源おんげん楽器がっき追加ついかするなどし2ふんはんほどのきょく仕上しあがっている。

    メイド・イン・ヘヴン

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    フレディのソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ』から。演奏えんそうはメンバーがえ。

    レット・ミー・リヴ

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    アルバム『ザ・ワークス』にけてのセッションでロッド・スチュワートとも制作せいさくされた[5]。クイーンのオリジナルアルバムの楽曲がっきょく唯一ゆいいつ3にんがボーカルをリレーしているきょく

    マザー・ラヴ

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    フレディの生前せいぜん最後さいごのボーカルトラックとわれる。フレディが最終さいしゅうコーラスまでろくりきることができなかったため最終さいしゅうコーラスはブライアンがうたっている。

    マイ・ライフ・ハズ・ビーン・セイヴド

    [編集へんしゅう]

    アルバム『ザ・ミラクル録音ろくおんされた、シングル「スキャンダル」のカップリングとなったきょく。このアルバム収録しゅうろくにあたりアレンジが変更へんこうされた。

    ボーン・トゥ・ラヴ・ユー

    [編集へんしゅう]

    フレディのソロ・アルバム『Mr.バッド・ガイ』からの楽曲がっきょく。メンバーが楽器がっきをオーバーダブしている。

    ヘヴン・フォー・エヴリワン

    [編集へんしゅう]

    ロジャーのソロ・プロジェクト・バンドであるザ・クロスのアルバム収録しゅうろくきょくで、ゲスト・ボーカルとしてフレディを起用きようしたテイクのボーカル部分ぶぶん使用しよう演奏えんそうはメンバーによってえたもの。クロスのシングル・バージョンでは、ロジャーがうたっている。

    トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー

    [編集へんしゅう]

    フレディ・マーキュリー追悼ついとうコンサートでお披露目ひろめされ、のちにブライアンのソロ・アルバム『バック・トゥ・ザ・ライト〜ひかりにむかって〜』に収録しゅうろくされたきょく。ブライアンばん邦題ほうだいは「あい結末けつまつ〜トゥー・マッチ・ラヴ・ウィル・キル・ユー〜」。このバージョンは、フレディのボーカル・バージョン。

    ユー・ドント・フール・ミー

    [編集へんしゅう]

    プロデューサーのデイヴィッド・リチャーズがのこされたフレディのボーカルなどをわせ1つのきょくとしてさい構築こうちくし3にん提示ていじされたものに演奏えんそうやコーラスをけたといわれる。

    ウインターズ・テイル

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    スイスモントルーのフレディの別荘べっそうかれた、かれ単独たんどく作曲さっきょくした最後さいごきょく歌詞かしに「Kind of Magic」という単語たんごてくる。

    イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)

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    途中とちゅうまでは1きょくおなじだが、途中とちゅうからハードロックにわり、「かがやける7つのうみ」の一部いちぶこえる。

    かくしトラック

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    ジャケットの曲目きょくもく一覧いちらんは11きょくまで記載きさいされており、12きょく、13きょくはない。

    12きょくは「イッツ・ア・ビューティフル・デイ(リプライズ)」の最後さいごの4びょう、フレディが"Yeah"とうた箇所かしょべつトラックあつかいとして分割ぶんかつしたものである。13きょくは22ふん以上いじょうにもおよぶトラックになっており、天国てんごく風景ふうけい表現ひょうげんしたような作品さくひんになっている。プロデューサーのデヴィッド・リチャーズの証言しょうげんによると『イッツ・ア・ビューティフル・デイ』の編曲へんきょくをしていておもいついたきょくだという。最後さいごはフレディの"Fab !"という言葉ことばわる。 12きょく、13きょくについて、ストリーミング配信はいしんされている音源おんげんのタイトルはそれぞれ「Yeah」「Untitled」となっている。

    アナログばんにおける13きょく

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    1995ねんにリリースされた限定げんていアナログばんには13きょく収録しゅうろくされていないが、フレディの"Yeah"ののちに13きょく冒頭ぼうとう部分ぶぶんおとがレコードの最後さいごみぞにまで収録しゅうろくされている。したがってレコードをはりげないかぎりこのおとをずっとくことができる。 2015ねんにリリースされたアナログばんは2まいぐみになり、Dめんに13きょく収録しゅうろくされた。ジャケットじょう、このきょくのタイトルは"13"として記載きさいされている。

    参加さんかミュージシャン

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    クイーン

    外部がいぶミュージシャン

    楽曲がっきょく使用しようしている作品さくひん

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    イッツ・ア・ビューティフル・デイ

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    その、さまざまなTV番組ばんぐみでBGMとして使用しようされている。

    脚注きゃくちゅう出典しゅってん

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    1. ^ http://www.officialcharts.com/artist/21275/queen/
    2. ^ Queen Album & Song Chart History”. Billboard.com. 2019ねん6がつ23にち閲覧えつらん
    3. ^ 2005ねん11月1にち発行はっこう レコード・コレクターズ増刊ぞうかん「クイーン アルティメットガイド」p82
    4. ^ 夕焼ゆうやけバージョンがジャケットの場合ばあい朝焼あさやけが内側うちがわになっており、朝焼あさやけバージョンがジャケットなら夕焼ゆうやけが内側うちがわにプリントされている
    5. ^ http://www.ultimatequeen.co.uk/songs/madein.htm?