モリガン・アーンスランド

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モリガン・アーンスランド プロフィール

  • 初出しょしゅつ作品さくひん:ヴァンパイア The Night Warriors
  • 格闘かくとうスタイル不明ふめい(『CvS』シリーズ)
  • 出身しゅっしんスコットランドの旗 スコットランド
  • 生年月日せいねんがっぴ1678ねん誕生たんじょう不明ふめい
  • 身長しんちょう:172cm
  • 体重たいじゅう:58kg
  • スリーサイズ:B86 W56 H83
  • 種族しゅぞくサキュバス
  • キャッチコピー: 
    • よる女王じょおう」(『V』『VH』)
    • かげ彷徨ほうこうリビドー」(『VS』『VH2』『VS2』)
    • 悠久ゆうきゅうとききるサキュバス」(『MvC2』)
    • やみ女王じょおう」(『CvS』シリーズ)
    • 破戒はかい微笑びしょう」(『TvC』)
    • 魔界まかい女王じょおう」(『ガンバード2』)
    • 自由じゆうままなアーンスランド当主とうしゅ」(『PXZ』)
    • 魔王まおういだ妖艶ようえんなサキュバス」(『PXZ2』)
  • 関連かんれんキャラクターデミトリ - リリス

モリガン・アーンスランド (Morrigan Aensland) は、カプコンの2D対戦たいせんがた格闘かくとうゲームヴァンパイア』シリーズに登場とうじょうする架空かくうのキャラクター。

概要がいよう[編集へんしゅう]

初代しょだい『ヴァンパイア』(以下いか初代しょだい』)から登場とうじょうする女性じょせいキャラクターで、シリーズを代表だいひょうする人気にんきキャラクター。『ヴァンパイア セイヴァー』(以下いか『セイヴァー』)のバックストーリーではジェダいて主要しゅよう物語ものがたり中核ちゅうかくしており、シリーズの世界せかいかんないでも主要しゅよう位置いちかれている。

ストリートファイター』シリーズのはるうららならぶカプコン格闘かくとうゲームヒロインとして著名ちょめいであり、VS.シリーズおもとした多数たすう外部がいぶ作品さくひん客演きゃくえんしている。

キャラクターデザインの原案げんあんは、当時とうじカプコンに在籍ざいせきしていた柴田しばたという男性だんせいによるもので、フェリシアのデザイン原案げんあん担当たんとうしているという[1]

キャラクター設定せってい[編集へんしゅう]

魔界まかいさんだい貴族きぞくアーンスランド当主とうしゅ、“魔王まおう”ベリオール・アーンスランドの養女ようじょにして次期じき当主とうしゅのサキュバス。しかし、とう本人ほんにんは「魔王まおう」の地位ちい興味きょうみがなく、魔界まかいには刺激しげきもとめて居城きょじょうであるアーンスランドじょうはなれ、人間にんげんかいおとずれてばかりいる。『セイヴァー』では衰弱すいじゃくしたベリオールのともな当主とうしゅるも、「魔王まおうなどになって家臣かしんかしずかれるのはぴらだ」として、いとも容易たやす継承けいしょうけん放棄ほうき相変あいかわらずのままな生活せいかつおくる。ジェダのつくした次元じげん突如とつじょアーンスランドじょうんでも、「あらたなあそ場所ばしょた」とたのしむほど、楽天的らくてんてきである。

以上いじょうのように快楽かいらく主義しゅぎ刹那せつな主義しゅぎ傾向けいこうがあり、魔界まかい諸々もろもろ事情じじょうには怠惰たいだてきかつ関心かんしんうすい。

性格せいかく[編集へんしゅう]

初代しょだい』から『ヴァンパイアハンター』(以下いか『ハンター』)までは、性格せいかくを「モリガンの性格せいかく一般いっぱんのサキュバスとはかなりことなることはたしかである」「いま自分じぶんたのしければそれでいいとおもっている」[2]設定せっていされていた。しかし、『セイヴァー』では後述こうじゅつのように「サキュバスぞく全体ぜんたい自身じしん絶滅ぜつめつせい悲観ひかんすることなくままならしをたのしんでいる」と、まぐれな行動こうどう理念りねん種族しゅぞく自体じたい気風きふう設定せっていされた。その、『ハンター』までの勝利しょうり台詞せりふ勝利しょうりデモにられた転婆てんば高慢こうまんめんも、『セイヴァー』以降いこうりをひそめている。

VS.シリーズの『MARVEL VS. CAPCOM』(以下いか『MvC』)シリーズや『CAPCOM VS. SNK』(以下いか『CvS』)シリーズではわざ勝利しょうりポーズ、台詞せりふなどにセックスアピールが前面ぜんめんされている。

出生しゅっしょう秘密ひみつ[編集へんしゅう]

サキュバス、ひいてはぞく全体ぜんたいても異例いれいさんだい貴族きぞくぞくするSきゅうクラス以上いじょう魔力まりょくゆうして誕生たんじょうした経緯けいいがあり、まれてもなくベリオールにより魔界まかい統治とうちしゃ後任こうにんとして見出みいだされるが、あまりに強大きょうだいぎるちから暴走ぼうそうによって魔界まかい甚大じんだい被害ひがいをもたらしかねず、そしてまだおさないモリガンの破滅はめつ危惧きぐされたため、その魔力まりょくを3つにけられている。1つはベリオールがみずからのうちふうじてそのとも消滅しょうめつのこり2つをモリガンと封印ふういん空間くうかんめられた魔力まりょく自我じが宿やどした存在そんざいであるリリスゆうしている。

『セイヴァー』のアーケードモードにおけるモリガンのエンディングでは、もと身体しんたい(モリガン)への回帰かいき切望せつぼうするリリスをれたことの影響えいきょうで、以前いぜん退屈たいくつえていたものが新鮮しんせんうつるといった心理しんりてき変化へんかられた。融合ゆうごうによりもとあった魔力まりょくは2/3程度ていどもどったが、消滅しょうめつしたのこり1つの魔力まりょく回帰かいきかなわないため、まれたままの完全かんぜんちからられなくなってしまっている。この事態じたいはベリオールののぞんだ結果けっかではなく、ベリオールは2つに分断ぶんだんした魔力まりょくがその性質せいしつゆえにつよってしまうことの対策たいさくとして、自身じしんなかさら分断ぶんだんした3つ魔力まりょくふうずることで暴走ぼうそうふせぎ、みずからの死後しごには封印ふういん空間くうかん魔力まりょく自身じしんなかふうじた魔力まりょく両方りょうほうちからもどすにあたいするまで成長せいちょうしたモリガンへかうはずであった[3]。モリガンがベリオールの死後しごまで自分じぶん半身はんしん存在そんざい気付きつけなかったのは、その存在そんざい自体じたい彼女かのじょ自身じしんさとらせないようにするための封印ふういんだったからである[4]

リリスと融合ゆうごうした状態じょうたいのモリガンがリリスと分離ぶんり可能かのうかどうかは、『ヴァンパイア』シリーズちゅう描写びょうしゃされていない。『MvC』や『MARVEL VS. CAPCOM 2 NEW AGE OF HEROES』(以下いか『MvC2』)では戦闘せんとう開始かいしイントロにモリガンとリリスが融合ゆうごうする演出えんしゅつがあり、わざ一部いちぶにリリスが出現しゅつげんしたり攻撃こうげきおこなうものがあるほか、『ポケットファイター』(以下いか『PF』)や『タツノコ VS. CAPCOM』(以下いか『TvC』)などではダークネスイリュージョン(後述こうじゅつ)においてリリスが分身ぶんしんわりに登場とうじょうするなど、外部がいぶ作品さくひんでは分離ぶんり可能かのうである場合ばあいおおい。

容姿ようし特色とくしょく[編集へんしゅう]

あわ水色みずいろからうす緑色みどりいろのストレートロングヘア[5]緑色みどりいろひとみ[6]ぜん胸部きょうぶまわりを強調きょうちょうした服装ふくそう特徴とくちょうてき基本きほんコスチュームは上半身じょうはんしん部分ぶぶんむねふくおおきくはだけており、むねハートマークかたどったあなはだ露出ろしゅつしている。下半身かはんしんスーパーハイレグじょうくろいレオタードに、コウモリ模様もようがあしらわれた紫色むらさきいろタイツ、ふくらはぎをめヒールのいたハーフブーツ着用ちゃくようしている。

背部はいぶ頭部とうぶにコウモリじょう羽根はねが1ついずつえており、それぞれ大小だいしょうサイズがことなっている。羽根はね変幻へんげん自在じざいであり、イメージした様々さまざま武器ぶきかたち変化へんかさせられる[2][7]羽根はねスラスター変形へんけいさせることで、高速こうそく飛行ひこう可能かのう使役しえきするコウモリはモリガンのおともであり、普段ふだん羽根はねかみなかかくれている[2]

『ハンター』以降いこうおおくの勝利しょうりポーズでは様々さまざま衣服いふく着用ちゃくようした人間にんげん姿すがた変身へんしん、またはコウモリが衣装いしょう形状けいじょうえてモリガンをいろどる。また、『MvC』シリーズのわざ「ソウルイレイザー」ではコウモリ自身じしん変形へんけいしている。

サキュバスぞく[編集へんしゅう]

『ヴァンパイア』の世界せかいかんないにおけるサキュバスぞくとくにアーンスランド領内りょうない種族しゅぞく)の設定せっていは、実際じっさい伝承でんしょう見聞けんぶんとはことなっている部分ぶぶんおおく、以下いかのように作品さくひん独自どくじ見解けんかいがなされている。インキュバスぞく作品さくひんない直接ちょくせつ登場とうじょうしないものの、同様どうよう独自どくじ設定せっていもうけられている。

  • モリガンの目的もくてきたたかうこと=刺激しげきることであって、相手あいてせいることではない。もちろん、きるためにはうことは当然とうぜんある。方法ほうほうはいろいろあるが、モリガンの場合ばあい口唇こうしんから口唇こうしん、いわゆるキスでることがおおいようだ([2]より抜粋ばっすい/『初代しょだい』)。
  • 外部がいぶからの精神せいしんてき&肉体にくたいてき刺激しげきけることにより体内たいない特殊とくしゅ分泌ぶんぴつえき生成せいせいし、それによって生命せいめい維持いじおこなう。なにもない閉所にめようものなら退屈たいくつさと刺激しげきで2にちにはんでしまう。
  • 不足ふそく栄養えいようおぎなうため、生物せいぶつる「ゆめ」からしょうじる特殊とくしゅ分泌ぶんぴつえきうば代用だいようかてにできるよう進化しんかしている。
  • 実際じっさい伝承でんしょうのように個体こたい生物せいぶつから精気せいきることもできるが、効率こうりつわるい。
  • サキュバスの血液けつえき唾液だえきなどには強力きょうりょくな催淫効果こうかがあり、直接ちょくせつ摂取せっしゅすれば人間にんげんなら即死そくしもありうる。体臭たいしゅう血管けっかん弛緩しかんさせる成分せいぶんふく大量たいりょう発汗はっかんうながす。彼女かのじょらをまえにした人間にんげんおとこは、その色欲しきよく陥没かんぼつまぬかれない。
  • 近年きんねんゆめ代用だいようかてとして人間にんげんかいにもばしているが、十分じゅうぶんりょうることさえ困難こんなんとなり、深刻しんこく栄養えいよう不足ふそく状況じょうきょうにある。
  • サキュバスぞく寿命じゅみょう個体こたいはあれどやく400ねんまれてからすうじゅうねん成体せいたいとなり、そのぬまでうつくしい姿すがたたもつ。たねとしての彼女かのじょらの存続そんぞくあやうくなってきたのはここすうひゃくねんのことである。モリガンがアーンスランドの後継こうけいしゃとなった時点じてんで、サキュバスぞく魔界まかいやく200にん。このままでは1〜2世代せだいには種族しゅぞくそのものがってしまう。彼女かのじょらはしかし、その状態じょうたい悲観ひかんすることもなく、ままならしをたのしんでいる([3]より抜粋ばっすい/『セイヴァー』)。

キャラクターとの関係かんけい[編集へんしゅう]

『ヴァンパイア』が登場とうじょう紹介しょうかいされるメディアのおおくでモリガンとデミトリがライバル関係かんけい位置付いちづけられることがおおいが、シリーズのげきちゅうりょうはじめて対峙たいじしたのは『ハンター』のデミトリエンディングである。やく100ねんまえにベリオールと魔界まかい覇権はけんけてたたかった結果けっか人間にんげんかいいやられて弱体じゃくたいしたデミトリはちからたくわえ、魔界まかいもどる。しかし、それ以前いぜんどうさくのモリガンエンディングにて、ベリオールの没後ぼつごにモリガンが形式けいしきじょうアーンスランド当主とうしゅ継承けいしょうしていたため、彼女かのじょをベリオールのわりとして魔界まかい最強さいきょうけていどんだ。たいするモリガンも「のぞむところよ」の一声いっせいともけてち、後年こうねんに「魔界まかいだい戦乱せんらん」とばれる熾烈しれつたたかいをはじめる。

『ハンター』からとき系列けいれつ幾分いくぶんすすんだ『セイヴァー』では、バックストーリーの時点じてんで「魔王まおう」のにこだわりいどつづけてくるデミトリにモリガンは辟易へきえきしており、フェリシア使用しようのCPUせんにおける乱入らんにゅう対戦たいせん相手あいてとして登場とうじょうするさいのデモセリフで「いましつこいおとこにつけまわされて、まいってんの」とべている。一方いっぽう、デミトリがプレイヤーキャラクター最終さいしゅうせん相手あいてとして登場とうじょうするさいには「いまのあなた、とても素敵すてきよ。『』のたかまりをビンビンかんじるわ」と発言はつげんするが、その言葉ことば意図いとはモリガン本人ほんにんのみがるところである。

『セイヴァー』のCPUせん乱入らんにゅう相手あいてとしてフェリシアと対峙たいじするさいのセリフに「どう? 元気げんきにしてた? ネコちゃん[8]」「ひさしぶりに、あたしとあそびましょ」とあり、すくなくとも敵対てきたい関係かんけいにはなく、あそ相手あいてとしてさくにせっしている様子ようす
『NxC』では『セイヴァー』での乱入らんにゅう対戦たいせん同様どうよう、フェリシアをネコちゃんばわりしてさくにせっしている一方いっぽうとう本人ほんにん露骨ろこついやかおをされている(このさい一緒いっしょにそのにいたレイレイ同様どうよういやがっている)。

従者じゅうしゃがアーンスランドじょうすうめいおり、ゲームちゅうでは『初代しょだい』のエンディングにてそれぞれ彼女かのじょまわりの世話せわになう「ペジ」(小柄こがら隻眼せきがん)、「ムド」(大柄おおがら縦長たてなが)という2人ふたり執事しつじ登場とうじょうする[9]。その設定せっていにはサキュバスぞく仲間なかま存在そんざいする模様もよう[4]

ゲームじょう特徴とくちょう[編集へんしゅう]

『ストリートファイター』シリーズのリュウのような道具どうぐ対空たいくうわざといった、主人公しゅじんこうキャラクターの標準ひょうじゅんてきわざつ。ただし、対空たいくうわざについてはデミトリの「デモンクレイドル」とはことなり、モリガンの「シャドウブレイド」はダッシュしでもややななじょう上昇じょうしょうするようになっているなど、リュウよりはむしろケンちか要素ようそふくまれている。

レバー入力にゅうりょく保持ほじすることで軌道きどう変化へんかするダッシュや、攻撃こうげき判定はんていつよ攻撃こうげき多数たすうち、無敵むてき状態じょうたいになれるわざ瞬時しゅんじ反撃はんげきてんじることが可能かのうなど、攻守こうしゅともにすぐれためんつ。『ヴァンパイア』シリーズでは、シリーズがすすむにつれてダッシュの性能せいのう弱体じゃくたいするなどのめんもあるが、基本きほんてきつよさはわっていない。

対戦たいせんがた格闘かくとうゲームの歴史れきしにおいて、EX必殺ひっさつわざ「ダークネスイリュージョン」の、じゃくパンチ→じゃくパンチ→レバーまえじゃくキック→つよパンチというごうおにの「まどかごくころせ」に代表だいひょうされるようなボタンじゅんしコマンドのわざれた最初さいしょのキャラクターであり、『初代しょだい稼動かどう当初とうしょはそのコマンドが筐体きょうたいのコマンドひょう記載きさいされていなかったことも相俟あいまって、「わざかただれからなかった」という逸話いつわがある。また、現在げんざいでこそカプコンの対戦たいせん格闘かくとうゲームにおけるボタンじゅんしコマンドわざ代名詞だいめいしは「まどかごくころせ」だが、それがはつ登場とうじょうした『ストリートファイターZERO』よりも『初代しょだい』のほう稼動かどうさきである。そのため当初とうしょは「まどかごくころせ」のほうが「ごうおにネスイリュージョン」などとプレイヤーたちにばれていた。

わざ解説かいせつ[編集へんしゅう]

通常つうじょうわざ[編集へんしゅう]

作品さくひんによって若干じゃっかん差異さいはあるが、ここでは『ヴァンパイア』シリーズでのわざ名称めいしょう掲載けいさい。なおジャンプ状態じょうたいたれはす区別くべつはない。また『MVC』シリーズでは状態じょうたい遠近えんきん区別くべつい。

操作そうさ ち(近距離きんきょり ち(遠距離えんきょり しゃがみ ジャンプ
じゃくパンチ ネックチェリッシュ / ディジーウィスパー(※1) ディジーウィスパー セデュースタッチ リトルギムレット
ちゅうパンチ ハートピアッシング ギルティーシルエット / ハートピアッシング(※1) エビルウイング サプライズエッジ
つよパンチ エクスタシークライム / スプラッシュリビドー(※1) スプラッシュリビドー ミステリアスアーク / エクスタシークライム(※1) オーガズムワイア
じゃくキック ナイトスウィープ サキュバスヒール / スーシングティップ(※1) ハードエレクシオン / ハードポイント(※1)
ちゅうキック レッグインパルス ダスクミラージュ / センシャルインサート(※1) コケティッシュライン
つよキック ネクロディザイア / ディープクレシェンド(※1) ディープクレシェンド トワイライトループ アトラクティヴアングル / コケティッシュライン(※2)
※1 『MVC』シリーズのみ
※2 『初代しょだい』のみ

特殊とくしゅわざ[編集へんしゅう]

バーチカルダッシュ
通常つうじょうのダッシュよりたて方向ほうこうきゅう角度かくどおこなうダッシュ。途中とちゅう通常つうじょうのダッシュ軌道きどうえることも可能かのうで、『セイヴァー』以降いこう通常つうじょうのダッシュからバーチカルダッシュにえる「ダッシュシフト」も可能かのう前方ぜんぽう後方こうほう両方りょうほう対応たいおうしている。
バーニアダッシュ
『MvC』シリーズで実装じっそうおおきくUがたえが空中くうちゅうダッシュ。上昇じょうしょうばん下降かこうばんの2種類しゅるい存在そんざいする。
エクスタシークライム
自分じぶん目前もくぜん地面じめんから羽根はねやりよう変形へんけいさせて出現しゅつげんさせ、相手あいて上方かみがたげる。『ヴァンパイア』シリーズでは近距離きんきょりきょうパンチとなっている。『MvC』シリーズではしゃがみきょうパンチに設定せっていされており、エリアルレイヴの始動しどうわざでもある。『PF』ではわりに竹槍たけやり出現しゅつげんさせる「バンブークライム」となっている。
ミステリアスアーク
しゃがんだ姿勢しせい上半身じょうはんしんをひねり、背中せなかつばさ先端せんたん変化へんかしたまえるうわざ。『ヴァンパイア』シリーズではしゃがみきょうパンチだが、『MvC』シリーズおよび『CvS』シリーズでは特殊とくしゅわざ設定せっていされている。
ネクロディサイア
がわてんかたち進行しんこう方向ほうこうすすみながら相手あいてる。『ヴァンパイア』シリーズでは近距離きんきょりきょうキックで4ヒットする。『MvC』シリーズでは特殊とくしゅわざ設定せっていされている。
ケアレスナース
『PF』でのダッシュパンチ。コスプレ看護かんごふんし、車椅子くるまいすしたまま突進とっしんする。
モップウィスパー
『PF』でのダッシュキック。メイドふくメイドふんし、相手あいて足元あしもとにモップけをおこなう。
スプラッシュリビドー
羽根はね複数ふくすう先鋭せんえいやりのように変形へんけいさせ、前方ぜんぽうす。『ヴァンパイア』シリーズでは遠距離えんきょりきょうパンチ、『PF』では特殊とくしゅわざ設定せっていされている。ただし、後者こうしゃでは前者ぜんしゃ刃先はさきすべ下駄げた長靴ながぐつなど、様々さまざま種類しゅるい履物はきものかぶせられている。『ガンバード2』では接近せっきん攻撃こうげき
ダークハーモナイザー
『MvC3』でのヴァリアブルアシストγがんま。アシスト専用せんようわざでメイン操作そうさ使用しよう不可ふか画面がめん出現しゅつげん味方みかたげキッスをおくることで、ハイパーコンボゲージを増加ぞうかさせる。

わざ[編集へんしゅう]

ムーントレイサー
通常つうじょうげ。つかんだ相手あいて前方ぜんぽう後方こうほう内股うちまた要領ようりょう地面じめんたたきつけるわざ
ブレストアンギッシュ
『セイヴァー』から登場とうじょうしたキックボタンげ。つかんだ相手あいてうでけ、棒状ぼうじょう変形へんけいさせた羽根はねさきから弾丸だんがんのように発射はっしゃし、画面がめんはしたたける。わざ相手あいてとの間合まあいがはなれる。
頂上ちょうじょう決戦けっせん 最強さいきょうファイターズ SNK VS. CAPCOM』(以下いか『SvC』)のみ「あらわざ!顔面がんめん鷲掴わしづか」というわざめいになっている。
セクシャルエンブレイス
空中くうちゅうげ。つかんだ相手あいてを、羽根はねをスラスターに変形へんけいさせて上空じょうくうげ、そこから回転かいてんしながら地面じめんたたける。相手あいてつかんでからの演出えんしゅつは「ベクタードレイン」と同様どうようである。『MvC』『MvC2』では、下記かきわざになっている。
空中くうちゅうげ(正式せいしき名称めいしょう不明ふめい
空中くうちゅうげ。『MvC』『MvC2』のみに実装じっそうされている。空中くうちゅう相手あいてとらえてりかかり、両足りょうあし相手あいてからだ地面じめんたたける。なお、どうさくでは「セクシャルエンブレイス」は使用しようできない。

必殺ひっさつわざ[編集へんしゅう]

ソウルフィスト
前方ぜんぽうこぶしし、コウモリがたひかりだんはな道具どうぐぜん作品さくひんとおして使用しよう可能かのう。『ヴァンパイア』シリーズのじゃく威力いりょくのみ、途中とちゅうえる。『MvC』シリーズでは、下記かきのES仕様しようひかりだんんでいく。『PF』ではレベルアップ対応たいおう必殺ひっさつわざあか)で、LV3がES仕様しようになる。『ガンバード2』ではスーパーショット「サキュバスアタック」として使用しようしている。
ESばんは、ひかりだん巨大きょだいしてコウモリから巨大きょだいネコ頭骨とうこつのような形状けいじょうわっており、3ヒットする。『CvS2』では、後述こうじゅつのスーパーコンボ「ソウルフェニックス」として使用しよう
空中くうちゅうソウルフィスト
空中くうちゅうから「ソウルフィスト」をなな下方かほう発射はっしゃする。『初代しょだい』や『ハンター』では、コマンドが地上ちじょうばんとはことなっていた。発射はっしゃ反動はんどう後方こうほうね、着地ちゃくちする。
ESばん地上ちじょうばん同様どうように、ひかりだんがパワーアップする。
ソウルドレイン
『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』でのみ使用しようは「ソウルフィスト」と同様どうようだが、ヒット相手あいてのハイパーコンボゲージを吸収きゅうしゅうする。
ハーモナイズスピア
『MARVEL VS. CAPCOM: INFINITE』で追加ついかされた設置せっちがた道具どうぐ。ジャンプして空中くうちゅう設置せっちしたコウモリを変化へんかさせたやりで、ななく。ボタンをしているあいだ発動はつどうめられる。じゃくではそのめ、つよではめているあいだコウモリが前進ぜんしんする。空中くうちゅう発動はつどう可能かのうはその設置せっちする。
ヒットすると一定いってい時間じかん相手あいて頭上ずじょうにコウモリがまつわり特殊とくしゅ状態じょうたいになり、この状態じょうたい相手あいてに「ソウルフィスト」をてると通常つうじょうよりゲージ上昇じょうしょうりつたかくなるという、「ダークハーモナイザー」と「ソウルドレイン」を一部いちぶいだようなわざ
シャドウブレイド
羽根はね変形へんけいさせ、なな上方かみがた対空たいくうわざ。ガードキャンセルにも対応たいおう。『MvC』シリーズでは下記かきのESばんたものになっており、空中くうちゅうからもせる。『PF』ではレベルアップ対応たいおう必殺ひっさつわざ)。なお、ほんシリーズでは根元ねもとのみ空中くうちゅうガード不能ふのう作品さくひんがあるが、『MvC』シリーズでは空中くうちゅうガード可能かのう
ESばん地面じめんから分身ぶんしんし、ヒットすう増加ぞうかする。『CvS』シリーズでは、後述こうじゅつのスーパーコンボ「カーディナルブレイド」として使用しよう
シェルキック
空中くうちゅう羽根はねをドリルに変形へんけいさせ、あしまとわせてなな下方かほう降下こうかする。ほんシリーズでは『セイヴァー』のみ削除さくじょされ、『ヴァンパイア』以外いがい作品さくひんや『MvC』『CvS』シリーズ、『PF』では特殊とくしゅわざあつかいになっている。また、『MvC』のみ真下ましたちる。
シェルピアス
『ハンター』以降いこうから追加ついかされたダウン追撃ついげき。ダッシュモーションで相手あいて真上まうえ移動いどうしてから羽根はねあしけてとがらせ、相手あいてすようにちる。4ヒット(ESばんは8ヒット)するが、『PF』では1ヒット。
『MvC』シリーズでは空中くうちゅうからの特殊とくしゅわざとしてすことが可能かのうで、真下ましたちる。
ベクタードレイン
ぜん作品さくひん共通きょうつうするとう必殺ひっさつわざ相手あいてつかんだまま空中くうちゅうび、ごえとともに錐揉きりも回転かいてんしながら地面じめんたたける。ESばんごえ高笑たかわらいにわる。相手あいてつかむまでに若干じゃっかん時間じかんかるが、つかむまでは無敵むてき状態じょうたいになっており、打撃だげき攻撃こうげきかさねられてもわざまる。『TvC』シリーズでは、プレイヤーキャラクターであれば巨大きょだい相手あいてでもげることが可能かのう
パラサイトロール
『PF』でのレベルアップ対応たいおう必殺ひっさつわざあお)で、羽根はねえてスピンしつつ突進とっしんする。リリスの「メリーターン」に類似るいじしたわざ。『NAMCO x CAPCOM』(以下いか『NxC』)でも、リリスがパートナーにくわわっていないあいだのみ「メリーターン」のわりに使用しよう可能かのう
ジャパニーズサマーメモリー
『PF』のみのコマンドわざ浴衣ゆかた着替きがえ、相手あいて花火はなびつつかぶせてそらたかげる。

EX必殺ひっさつわざちょう必殺ひっさつわざ[編集へんしゅう]

ダークネスイリュージョン
登場とうじょうする対戦たいせんがた格闘かくとうゲームぜん作品さくひん使用しよう可能かのうなゲージ消費しょうひわざ先述せんじゅつとおりのボタンじゅんしコマンドである。ちゅういた状態じょうたい相手あいて突進とっしんし、らった相手あいて自分じぶん分身ぶんしんはさんで左右さゆうから同時どうじ連続れんぞく攻撃こうげきめる。『初代しょだい』では空中くうちゅうせず、空中くうちゅう相手あいてにヒットしても連続れんぞく攻撃こうげき発動はつどうしなかったが、『ハンター』以降いこう空中くうちゅうでもせるようになった。ヒット効果こうかは、相手あいて地上ちじょう空中くうちゅうかでことなる。地上ちじょう相手あいてにヒットしたさい地上ちじょうばん空中くうちゅう相手あいてにヒットしたさいわざ演出えんしゅつおおきく変化へんかするほか、ヒットすう減少げんしょうや『ヴァンパイア』シリーズ限定げんていわざ追撃ついげき不可能ふかのうになるなど、わざ性質せいしつ変化へんかする。わざ属性ぞくせいであるごうおにの「まどかごくころせ」とはちがい、打撃だげきわざ属性ぞくせいなのでガードが可能かのう。『PF』『MvC』シリーズ、『SvC』『TvC』ではコマンドがことなり、レバー操作そうさ+ボタンしのコマンドである。コマンドは作品さくひんによってことなり、『PF』ではボタンじゅんしコマンドも用意よういされている。『MvC』シリーズではコマンド完成かんせいから発動はつどうするまでが異様いようおそく、連続れんぞくわざにはめない。『CvS』シリーズや『TvC』『MvC3』では、レベル3 (MAX) 専用せんようわざとなっている。『PF』のものは『ヴァンパイア』の性能せいのうちかく、空中くうちゅうばん存在そんざいしない。
『PF』『SvC』(レベル2 (MAX) のみ)、『NxC』(リリスとペアをんで以降いこう)、『TvC』では分身ぶんしんわりにリリスが登場とうじょうする。
バルキリーターン
『MvC』シリーズや『PF』以外いがい対戦たいせんがた格闘かくとうゲームぜん作品さくひん使用しよう可能かのうなゲージ消費しょうひわざ羽根はね変形へんけいさせたスラスターで相手あいて後方こうほう画面がめんがい高速こうそくしたあと、下半身かはんしんにドリルとした羽根はねまといながらもどってきて相手あいて攻撃こうげきする。もどってくるさい再度さいどボタンをさなければ攻撃こうげきせずに着地ちゃくちするが、それまでモリガン本体ほんたい無敵むてき状態じょうたい。『ヴァンパイア』シリーズでは相手あいてへのヒットにキックボタン連射れんしゃでヒットすう増加ぞうかするほか、もどってくるとき軌道きどうがコマンド入力にゅうりょくじゃくちゅうきょうキックボタンのわせで3とおりに変化へんかするが、『CvS』シリーズではレベルが存在そんざいするためにボタンでの軌道きどう変化へんかはできず、画面がめんがい高速こうそくしたあとに上下じょうげのレバー入力にゅうりょくおこなうことにより、もどってくるとき軌道きどう変化へんか可能かのうとなっている。『セイヴァー2』『ハンター2』ではダークフォースちゅうすとかえってくるさいに3たい分身ぶんしんするが、この分身ぶんしん攻撃こうげきすとえる。
フィニッシングシャワー
『セイヴァー』以降いこう追加ついかされたボタンじゅんしコマンドのEX必殺ひっさつわざ羽根はね弾丸だんがんし、連続れんぞく発射はっしゃする。攻撃こうげき発生はっせいおそく、てるのが困難こんなん。VSシリーズでは弾丸だんがんがミサイルに変更へんこうされている。
クリプティックニードル
『セイヴァー』以降いこう追加ついかされたボタンじゅんしコマンドのEX必殺ひっさつわざ羽根はね棒状ぼうじょうしてばし、ヒットした相手あいてしびれさせてダメージをあたえる。『セイヴァー』では回復かいふく可能かのうなダメージが極端きょくたんすくなく、安定あんていしたダメージをあたえられる。
アストラルヴィジョン
『ハンター』以降いこう追加ついかされたボタンじゅんしコマンドわざ。『セイヴァー』のみ、ダークフォースとしてのあつかい。相手あいてはさんで反対はんたいがわに、姿すがたうごきも左右さゆう対称たいしょう分身ぶんしんつくる。攻撃こうげきのヒットすうはそれぞれ1はつてるごとに2ばいになるが、攻撃こうげきりょく通常つうじょう半分はんぶんになるため、結果けっかてきあたえるダメージは変化へんかしない。しかし、りがなくなるために通常つうじょうでは不可能ふかのう連続れんぞくわざ可能かのうになる。また、道具どうぐである「ソウルフィスト」と「フィニッシングシャワー」は例外れいがいで、「アストラルヴィジョン」ちゅうてると本来ほんらいのダメージの2ばいになる。これを利用りようすることにより、即死そくしコンボをめることも可能かのう。『セイヴァー』以外いがいでは空中くうちゅうでも発動はつどう可能かのう
ソウルイレイザー
『MvC』シリーズのハイパーコンボ。羽根はねとコウモリを巨大きょだいなレーザーキャノンと周囲しゅうい滞空たいくうするオプションに変形へんけいさせ、レーザーを一斉いっせい掃射そうしゃする。攻撃こうげき判定はんてい発生はっせいはやながうえ有効ゆうこう範囲はんいけずりダメージもおおきい。『TvC』では削除さくじょされた。
シルエットブレイド
『MvC』シリーズのハイパーコンボ。すうたいのリリスがじゅんにモリガンのちかくの地面じめんから画面がめんはしまでつらなりながら、「シャイニングブレイド」をはなっていく対空たいくうわざ
『TvC』ではほんわざと「ソウルイレイザー」が削除さくじょされたわりに、「バルキリーターン」と「フィニッシングシャワー」が採用さいようされている。
エターナルスランバー
『MvC』のみに存在そんざいする、ボタンじゅんしコマンドのハイパーコンボ。リリスとともに空中くうちゅうからハートがたひかりだま相手あいてかってばし、ヒットするとピンクのカーテン画面がめんよこからスライドしてきてステージがおおかくされ、モリガンと相手あいてのシルエットのみがフラッシュバック表示ひょうじされたあとに相手あいてはダメージをけてたおれるという、モリガンのサキュバス設定せっていかしたエロティックな描写びょうしゃ展開てんかいされる。ハートがたひかりだまはガード不能ふのうであるが、相手あいてけられてしまうとわざ発動はつどうせずにわる。また、ハイパーコンボゲージ3ほん消費しょうひするわりには威力いりょくひくい。
シャドウサーヴァント
『MvC3』にて追加ついかされたハイパーコンボ。くろかげまつわったすうたい分身ぶんしんじゅんにモリガンのちかくの地面じめんから画面がめんはしまでつらなりながら、「シャドウブレイド」をはなっていく。
わざのモーションは「シルエットブレイド」と同様どうようである。
カーディナルブレイド
『CvS』シリーズのみのスーパーコンボ。性能せいのうは、『ヴァンパイア』での「ESシャドウブレイド」と同様どうよう
ソウルフェニックス
『CvS2』のみのスーパーコンボ。性能せいのうは、「ESソウルフィスト」と同様どうようで、空中くうちゅうでの使用しよう可能かのう
デスブレイド
『PF』のマイティコンボ。多段ただんヒットする「シャドウブレイド」を、3連続れんぞくす。
パラサイトテンペスト
『PF』のマイティコンボ。「パラサイトロール」の強化きょうかばんで、つばさえてその高速こうそく回転かいてんする。

そのわざ[編集へんしゅう]

サーチスピアー
『ガンバード2』でのサブショット。「シェルピアス」の先端せんたん円錐えんすいがたホーミングだん発射はっしゃする。
バルキリーイリュージョン
『ガンバード2』でのボム。ダークフォースばん「バルキリーターン」を発展はってんさせたようなわざ。モリガン本体ほんたい頭上ずじょうたかがり、画面がめんからあしにドリルした羽根はねまとう7たい分身ぶんしん次々つぎつぎ出現しゅつげんし、並列へいれつ突進とっしんする。
ミッドナイトフェスティバル
『NxC』でのデミトリとの協力きょうりょく攻撃こうげきてき2たいたいし、それぞれデミトリによる吸血きゅうけつ、モリガンによる精気せいき吸収きゅうしゅうおこなったのちに「デモンクレイドル」と「シャドウブレイド」でとどめをす。
『PXZ2』ではデミトリ&モリガンの複数ふくすうわざとして登場とうじょう。モリガンは「アストラルヴィジョン」で分身ぶんしんしてから「ソウルフィスト」を、デミトリは左右さゆう瞬間しゅんかん移動いどうしながら「カオスフレア」をそれぞれ連発れんぱつし、めに「空中くうちゅうソウルフィスト」と「デモンブラスト」を同時どうじす。

リリスふうモリガン[編集へんしゅう]

『MvC』ではかくしキャラクターとして、モリガンのバージョンちがいの「リリスふうモリガン」が登場とうじょうする。モリガンとリリスが、あたまをぶつけったショックで精神せいしんわったキャラクターという設定せってい

はリリスに配色はいしょくのモリガンで、ぎゃく演出えんしゅつ登場とうじょうするリリスがモリガンの配色はいしょくになっている。精神せいしんはリリスだが、言動げんどうはモリガンのそれを真似まねており、勝利しょうり台詞せりふ最終さいしゅうボスのオンスロートとの会話かいわではモリガン口調くちょう台詞せりふ表示ひょうじされつつ、括弧かっこないにリリスの精神せいしん台詞せりふ表示ひょうじされるかたちとなっている。

エンディングではもともどるべく再度さいどあたまをぶつけおうとするが、ザンギエフあたまとっ特訓とっくん勘違かんちがいして乱入らんにゅう。3にんあたまをぶつけった結果けっか、モリガンはもともどるが、今度こんどはリリスとザンギエフがわる。その、ザンギエフはわったことに戸惑とまどうもののリリスになりきり、モリガンととも魔界まかいかえってしまったのちおくれてザンギエフの身体しんたい目覚めざめたリリスが絶叫ぜっきょうするというものになっている。

リリスふうモリガンのわざ[編集へんしゅう]

わざめいおおくがリリスのわざになっているが、通常つうじょうわざなどもふく基本きほんてきにモリガンのわざをベースにしている。

特殊とくしゅわざ[編集へんしゅう]

ネクロディザイア、ミステリアスアーク、シェルキック、シェルピアス
本来ほんらいのリリスは使用しようしないわざで、どうさくのモリガンが使つか同名どうめいわざとほぼどう性能せいのう
バーニアダッシュ
本来ほんらいのリリスは使用しようしないわざで、どうさくのモリガンが使つか同名どうめいわざとほぼどう性能せいのうだが、より低空ていくう使用しよう可能かのう

必殺ひっさつわざ[編集へんしゅう]

ソウルフラッシュ
ハートがたひかりだまこぶしからはな道具どうぐ。「ソウルフィスト」とはことなり、画面がめんはしまでとどかず途中とちゅうえる。
シャイニングブレイド
「シャドウブレイド」とほぼどう性能せいのうだが、どうさくのモリガンとはちが空中くうちゅうでは使用しよう不可ふか
ベクタードレイン
本来ほんらいのリリスは使用しようしないわざで、どうさくのモリガンが使つか同名どうめいわざとほぼどう性能せいのう

ハイパーコンボ[編集へんしゅう]

ルミナスイリュージョン
「ダークネスイリュージョン」とほぼどう性能せいのう動作どうさはリリスの同名どうめいのEX必殺ひっさつわざではなくモリガンにじゅんじている。
スプレンダーラブ
「ベクタードレイン」のモーションで「シャイニングブレイド」の動作どうさをしたリリス(精神せいしんはモリガン)をかかえ、無数むすう蝙蝠かわほり周囲しゅういまといながらななじょう上昇じょうしょうして連続れんぞく攻撃こうげきするわざ。リリスの同名どうめいのEX必殺ひっさつわざ性能せいのう同様どうようだが、動作どうさまったくの別物べつもの
ブリリアントシャワー
「フィニッシングシャワー」とおなじポーズで、モリガン本体ほんたいからひかりのコウモリが無数むすう発射はっしゃされる。攻撃こうげき判定はんてい発生はっせいおそい。

特殊とくしゅなダメージモーション[編集へんしゅう]

ミッドナイトブリス(デミトリ)
ミッドナイトブリスをけた状態じょうたい、いわゆる「ブリス」ではのキャラクターはすべ美女びじょえられてしまうが、モリガンのみおおきな頭部とうぶにコウモリの羽根はねがある少女しょうじょ人形にんぎょうじみた姿すがたにされ、吸血きゅうけつ姿すがたはコウモリのマスコットのようなものとなる。
王家おうけさばき(アナカリス
コウモリの姿すがたで、画面がめんない低速ていそく移動いどうすることしかできなくなる無防備むぼうび状態じょうたい。『MvC2』ではこのグラフィックが存在そんざいせず、のキャラクターとおな奴隷どれい人形にんぎょう姿すがたになる。
とがくびさらし(ビシャモン
生首なまくび後頭部こうとうぶかおえない。
サングェ=パッサーレ(ジェダ)
あたま羽根はね膨張ぼうちょうする。

登場とうじょうゲーム作品さくひん[編集へんしゅう]

こえ出演しゅつえん[編集へんしゅう]

  • 神宮じんぐうつかさ弥生やよい(ゲーム作品さくひん一部いちぶのぞいたほぼすべ[11][12]
  • 佐久間さくまレイ(OVA『THE ANIMATED SERIES ヴァンパイアハンター』、ドラマCD『ヴァンパイアハンター The Animated Series』、『ガンバード2』)
  • 井上いのうえ喜久子きくこ(ドラマCDおよびカセット ヴァンパイアハンター『ヴァンパイア・ナイト 〜おわらよる祭典さいてん〜』、『ダークネスミッション 〜特選とくせんバター醤油じょうゆあじ〜』)
  • ふゆうま由美ゆみ(ドラマCD『電撃でんげきCD文庫ぶんこEX ヴァンパイア 〜ザ ナイト ウォーリアーズ〜』)
  • 田中たなか理恵りえ(『MARVEL VS. CAPCOM 3』、『PROJECT X ZONE』[13]、『おに武者むしゃSoul』、『PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD』[14]

備考びこう[編集へんしゅう]

  • 『セイヴァー』では以下いかのようにかく勝利しょうりポーズがある。出現しゅつげんかくりつはいずれも256ぶんの1。
    • パーフェクト勝利しょうり、ブリスしたものとおな姿すがたになって浮遊ふゆうする。
    • けずりKO、ブリス吸血きゅうけつされた状態じょうたいになって浮遊ふゆうする。
    • 体力たいりょく1ドット以下いか勝利しょうりすると、地上ちじょうでブリスする。浮遊ふゆうはしない。
  • 『ヴァンパイア』シリーズでのホームステージは、魔界まかいのアーンスランド城前しろまえ。ただし、『セイヴァー』ではステージめいが「DESERTED CHATEAU(わすられし居城きょじょう)」となっている。
  • 『スーパーパズルファイターIIX』では、連鎖れんさアクションなどではるうららさくらダンコスプレ披露ひろうする。これらは、『PF』でもかく勝利しょうりポーズとして実装じっそうされている。
  • カプコンの有料ゆうりょう携帯けいたいサイト「ケータイカプコン」では、モリガンを主役しゅやくにしたアクションゲーム『お散歩さんぽモリガン』が配信はいしんされていた。
  • デビルメイクライ3』には、「ネヴァン」という電撃でんげきとコウモリをあやつおんな悪魔あくま登場とうじょうする。これは『ヴァンパイア』シリーズにおけるモリガンとの関連かんれんと、ケルト神話しんわにおける「三位一体さんみいったいしん」の女神めがみモリガンネヴァンもとづくけたキャラクターである[15]

出典しゅってん脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ Twitterのあきまんによる発言はつげん(2013ねん4がつ23にち[信頼しんらいせいよう検証けんしょう]
  2. ^ a b c d スタジオベントスタッフ 『ALL ABOUT ヴァンパイア ハンター』 発行はっこう電波でんぱ新聞しんぶんしゃ1995ねん雑誌ざっし 18362-06。
  3. ^ a b スタジオベントスタッフ『ALL ABOUT ヴァンパイア セイヴァー』発行はっこう電波でんぱ新聞しんぶんしゃ、1997ねんISBN 978-4-88554-474-3 
  4. ^ a b ゲーメストワールド『ヴァンパイア セイヴァーファンブック(ゲーメストムック Vol. 88)』発行はっこう新声社しんせいしや、1997ねんISBN 4-88199-374-7 
  5. ^ 1Pカラーや初代しょだい頒布はんぷイラストでは緑色みどりいろかみである描写びょうしゃ存在そんざいしないが、VS.シリーズなどではゲームちゅうのものをふくめ、かみ緑色みどりいろである場合ばあいおおい。
  6. ^ ゲームちゅうのものや一部いちぶのイラストにはラベンダーや黄色きいろである場合ばあいがある。
  7. ^ 開発かいはつ初期しょき、モリガンは吸血鬼きゅうけつきとしてデザインされたが、「妖艶ようえんなイメージがしい」との理由りゆうでサキュバスに変更へんこうされた。ヴァンパイアにものであるコウモリを使役しえきしているのは、その名残なごりである(出典しゅってん:『ゲーメストムックvol.47 ギャルズアイランド 〜スイートメモリー〜』雑誌ざっし 63381-47)。
  8. ^ 『MvC3』でも、対戦たいせんどうチームの場合ばあいはモリガンはフェリシアを「ネコちゃん」とぶ。『NxC』でも同様どうようネコちゃんびである。
  9. ^ ブレインナビ『ヴァンパイア グラフィック ファイル』発行はっこう:カプコン、2007ねんISBN 978-4-86233-124-3 
  10. ^ モリガン・アーンスランド”. TEPPEN -Official Site-. 2019ねん11月28にち閲覧えつらん
  11. ^ 『ALL ABOUT スーパーパズルファイターIIX』 ISBN 4-88554-459-9 電波でんぱ新聞しんぶんしゃ、1996ねん8がつ
  12. ^ NAMCO x CAPCOM公式こうしきサイト、キャラクター1
  13. ^ Side-BN 2012ねん11がつごう、Vol.88「PROJTCT × ZONE」P3。
  14. ^ プロジェクト クロスゾーン2公式こうしきHP、キャラクター:モリガン・アーンスランド
  15. ^ [1]コラムだい15ごう、3/6ページ参照さんしょう