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ユーロスペース

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ユーロスペース
EUROSPACE
KINOHAUSビル
地図
情報じょうほう
正式せいしき名称めいしょう ユーロスペース
完成かんせい 2006ねん
開館かいかん 2006ねん1がつ14にち
収容しゅうよう人員じんいん (3かん合計ごうけい)415にん
客席きゃくせきすう シアター1:92
シアター2:145
ユーロライブ:178
設備せつび ドルビーデジタル5.1ch、DTS
用途ようと 映画えいが上映じょうえい
運営うんえい 有限ゆうげん会社かいしゃユーロスペース
所在地しょざいち 150-0044
東京とうきょう渋谷しぶや円山まるやままち1-5
KINOHAUSビル3かい(シアター1・2)
どう2かい(ユーロライブ)
位置いち 北緯ほくい3539ふん33.4びょう 東経とうけい13941ふん42.7びょう / 北緯ほくい35.659278 東経とうけい139.695194 / 35.659278; 139.695194座標ざひょう: 北緯ほくい3539ふん33.4びょう 東経とうけい13941ふん42.7びょう / 北緯ほくい35.659278 東経とうけい139.695194 / 35.659278; 139.695194
最寄駅もよりえき JR東日本ひがしにっぽん東京とうきょうメトロ 渋谷しぶやえき
外部がいぶリンク 公式こうしきウェブサイト
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ユーロスペース (EUROSPACE) は、東京とうきょう渋谷しぶやにある映画えいがかんミニシアター)、およびそれを運営うんえいする企業きぎょう有限ゆうげん会社かいしゃユーロスペース)である。

概要がいよう

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ロビー

劇場げきじょう渋谷しぶや円山まるやままちのKINOHAUSビル(旧称きゅうしょう:Q-AXビル)3かいにある。このビルの4かいには名画めいがシネマヴェーラ渋谷しぶや」が入居にゅうきょしており、ユーロスペースと2かん共通きょうつう会員かいいん制度せいどもうけられている[1]。また2かいにはユーロスペースが運営うんえいするライブホール「ユーロライブ」があり、映画えいが上映じょうえい・トークライブ・落語らくごかいなどに使用しようされている[2]

2006ねん1がつのQ-AXビル落成らくせいさいには地下ちか1かいと2かいに2スクリーンのミニシアター「Q-AXシネマ」も開館かいかんしたが、2008ねん8がつに「渋谷しぶやシアターTSUTAYA」と改名かいめい、2010ねん9がつ閉館へいかんした[3]わりに2010ねん11月に地下ちか1かいから2かいまでの3フロアに映画えいが学校がっこう移転いてんし、地下ちか1かい劇場げきじょう映画えいが学校がっこう試写ししゃしつとなった[4]。2011ねん4がつには2かい多目的たもくてきホール「オーディトリウム渋谷しぶや」としてさいオープンし、ミニシアターとして映画えいが上映じょうえいおこなわれていた[5]が、2014ねん10がつふたた閉館へいかんよく11月より「ユーロライブ」として復活ふっかつした[2]。1かいには2016ねん7がつロフトプロジェクトによるトークライブハウス「LOFT9 Shibuya」がオープンした[6]

沿革えんかく

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1982ねん堀越ほりこし謙三けんぞう渋谷しぶやえき南西なんせい桜丘さくらがおかまちにある東武とうぶ富士ふじビルの2かい開館かいかん[7][8]当初とうしょ映画えいが上映じょうえいせんもんではなく、多目的たもくてきスペースとしての位置いちづけであった[9]。オープニング作品さくひんは『ある道化師どうけし[10]当時とうじはまだ日本にっぽんでの知名度ちめいどひくかったレオス・カラックスアッバス・キアロスタミなどの作品さくひん紹介しょうかいしたり[11]、『ゆきゆきて、かみぐん』などの話題わだいさく上映じょうえいするなどして[10]1980年代ねんだいのミニシアターブームの一翼いちよくになった。1994ねんには改装かいそうで2スクリーンとなった[10]

その、ロングランになる作品さくひんって観客かんきゃく短期間たんきかん集中しゅうちゅうするようになってきたことから、手狭てぜまかん解消かいしょうするため移転いてんすることになり[12]あらたにシネマヴェーラを開館かいかんする内藤ないとうあつし、およびQ-AXシネマとともに映画えいがかんビルをひらくことになった[13]2005ねん11月一時いちじ閉館へいかん、Q-AXビルの落成らくせいともなよく2006ねん1がつ現在地げんざいちでリニューアルオープンした[12]。それまでの桜丘さくらがおかまち劇場げきじょう日本にっぽん出版しゅっぱん販売はんばい譲渡ゆずりわたされ、2005ねん12月日販にっぱん運営うんえいするミニシアター「シアターN渋谷しぶや」が開館かいかんした[12]が、2012ねん12月に閉館へいかんした[14][15]

有限ゆうげん会社かいしゃユーロスペース

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有限ゆうげん会社かいしゃユーロスペース
EUROSPACE Inc.
種類しゅるい 有限ゆうげん会社かいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
150-0044
東京とうきょう渋谷しぶや円山まるやままち1-5
業種ぎょうしゅ サービスぎょう
代表だいひょうしゃ 堀越ほりこし謙三けんぞう
関係かんけいする人物じんぶつ 北條ほうじょう誠人まさと支配人しはいにん
外部がいぶリンク 公式こうしきウェブサイト
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企業きぎょうとしてのユーロスペースは映画えいが製作せいさく配給はいきゅうがけている。

おも配給はいきゅう作品さくひんに、アッバス・キアロスタミ監督かんとくホームワーク』『桜桃おうとうあじ』『ライク・サムワン・イン・ラブ』、アキ・カウリスマキ監督かんとくぐも』『過去かこのないおとこ』、フランソワ・オゾン監督かんとくいしみず』『まぼろし』など[16]

おも製作せいさく作品さくひんに、ウェイン・ワン監督かんとくスモーク』、ジャン=ピエール・リモザン監督かんとくTOKYO EYES』、レオス・カラックス監督かんとくポーラX』、バフティヤル・フドイナザーロフ監督かんとくルナ・パパ』、フランソワ・オゾン監督かんとくクリミナル・ラヴァーズ』『いしみず』『まぼろし』、黒沢くろさわきよし監督かんとくおおいなる幻影げんえい』、塩田しおだ明彦あきひこ監督かんとくどこまでもいこう』、松岡まつおかじょう監督かんとくアカシアのみち』など[17]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ ユーロスペース | 劇場げきじょう案内あんない”. 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  2. ^ a b 渋谷しぶやに、文化ぶんか発信はっしん基地きちとなるライブホール「ユーロライブ」開館かいかん - 映画えいが音楽おんがく寄席よせなど”. ファッションプレス (2014ねん10がつ13にち). 2015ねん9がつ15にち閲覧えつらん
  3. ^ 閉館へいかん渋谷しぶやシアターTSUTAYA”. 渋谷しぶや文化ぶんかプロジェクト. 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  4. ^ 円山まるやままちQ-AXビル「渋谷しぶやシアターTSUTAYA」閉館へいかんへ-あとに「映画えいが学校がっこう」”. シブヤ経済けいざい新聞しんぶん. (2010ねん8がつ4にち). http://www.shibukei.com/headline/7080/ 2012ねん12月5にち閲覧えつらん 
  5. ^ オーディトリウム渋谷しぶや 満員まんいん御礼おれいこう発進はっしん!“エースのジョー”こと宍戸ししどじょうさんも登場とうじょう”. CINEMA TOPICS ONLINE (2011ねん4がつ22にち). 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  6. ^ トークライブハウス『LOFT9 Shibuya』、渋谷しぶや円山まるやままち今夏こんかオープン決定けってい”. Real Sound (2016ねん4がつ13にち). 2024ねん2がつ5にち閲覧えつらん
  7. ^ “ユーロスペースで「ひゃくけんてん・シネマ・ウィーク」-ひゃくけんてんでトークイベントも”. シブヤ経済けいざい新聞しんぶん. (2010ねん3がつ17にち). http://www.shibukei.com/headline/6765/ 2012ねん12月5にち閲覧えつらん 
  8. ^ 堀越ほりこし謙三けんぞう松本まつもと正道せいどう両氏りょうし芸術げいじゅつ文化ぶんか勲章くんしょう受章じゅしょう”. 在日ざいにちフランス大使館たいしかん (2008ねん9がつ8にち). 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  9. ^ 渋谷しぶやミニシアターの草分くさわけユーロスペース”. シネマトゥデイ (2019ねん12月6にち). 2022ねん9がつ11にち閲覧えつらん
  10. ^ a b c 至福しふく映画えいが体験たいけん - L-Cruise”. 日経にっけいトレンディネット (2005ねん5がつ31にち). 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  11. ^ 再考さいこう日本にっぽん映画えいが - だい10かい(有)ゆうげんがいしゃユーロスペース代表だいひょう取締役とりしまりやく堀越ほりこし謙三けんぞう”. キネマ旬報きねまじゅんぽう映画えいが総合そうごう研究所けんきゅうじょ. 2007ねん10がつ7にち時点じてんオリジナルよりアーカイブ。2012ねん12月5にち閲覧えつらん。 “月刊げっかんDVDナビゲーター2007ねん6がつごうより転載てんさい
  12. ^ a b c 近藤こんどうたかし (2006ねん3がつ10日とおか). 開館かいかんラッシュ ミニシアター・ウォーズ : 話題わだい : 映画えいが : エンタメ”. YOMIURI ONLINE. オリジナルの2006ねん4がつ13にち時点じてんにおけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20060413005942/http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20060310et08.htm 2012ねん12月5にち閲覧えつらん 
  13. ^ KEY PERSON | 内藤ないとうあつしさん(シネマヴェーラ渋谷しぶや館主かんしゅ”. 渋谷しぶや文化ぶんかプロジェクト. 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  14. ^ 桜丘さくらがおかまちのミニシアター「シアターN渋谷しぶや閉館へいかんへ-日販にっぱん発表はっぴょう. シブヤ経済けいざい新聞しんぶん. (2012ねん9がつ20日はつか). http://www.shibukei.com/headline/8819/ 2012ねん12月5にち閲覧えつらん 
  15. ^ 福田ふくだうらら (2012ねん9がつ20日はつか). “シアターN渋谷しぶや今年ことし12がつ閉館へいかんへ…渋谷しぶやから続々ぞくぞくとミニシアターがなくなる”. シネマトゥデイ. 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  16. ^ ユーロスペース | 配給はいきゅう作品さくひん”. 2012ねん12月5にち閲覧えつらん
  17. ^ ユーロスペース | 製作せいさく”. 2012ねん12月5にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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