リュクサンブール宮殿きゅうでん

リュクサンブール宮殿きゅうでん Palais du Luxembourg
情報じょうほう
用途ようと	フランス元老げんろう院いん議事堂ぎじどう
旧きゅう用途ようと	ピネー＝リュクサンブール公おおやけフランソワ邸てい マリー・ド・メディシス邸てい プロヴァンス伯はくルイ邸やしき 総裁そうさい政府せいふ官邸かんてい
設計せっけい者しゃ	サロモン・ド・ブロス
建築けんちく主ぬし	ピネー＝リュクサンブール公こうフランソワ、マリー・ド・メディシス（改築かいちく）
着工ちゃっこう	1615年ねん
竣工しゅんこう	1631年ねん
開館かいかん開所かいしょ	議事堂ぎじどうとしては1799年ねんから
所在地しょざいち	フランス、パリ6区く、ヴォージラール通どおり

リュクサンブール宮殿きゅうでん（リュクサンブールきゅうでん、仏ふつ：Palais du Luxembourg）は、フランスのパリにある宮殿きゅうでん。初期しょきフレンチ・バロックの代表だいひょう的てき建築けんちく物ぶつである。

フランス元老げんろう院いん（上院じょういん）の議事堂ぎじどうとして使用しようされ、その周囲しゅういはリュクサンブール公園こうえんとして一般いっぱんに公開こうかいされている。

沿革えんかく

サロモン・ド・ブロス設計せっけいのピネー＝リュクサンブール公こうフランソワ（ルクセンブルク＝リニー家か出身しゅっしん）の邸宅ていたくを、イタリアからフランス王室おうしつに嫁とついできたマリー・ド・メディシス（ルイ13世せいの母はは）の居城きょじょうとして改築かいちくした。ニコラ・プッサンとフィリップ・ド・シャンパーニュが手掛てがけた内装ないそうは、彼女かのじょが幼おさない頃ころ過すごしたフィレンツェのメディチ家かの居城きょじょうピッティ宮殿きゅうでんをモチーフとしている。

マリーがフランスを追放ついほうされた後のちは、彼女かのじょの孫まごであるモンパンシエ公爵こうしゃく夫人ふじんなどが居住きょじゅうした。フランス革命かくめいによって当時とうじの主おもであったプロヴァンス伯はく（後ごのルイ18世せい）が亡命ぼうめいしたために国家こっかに接収せっしゅうされ、監獄かんごくとして使用しようされたほか、末期まっきの総裁そうさい政府せいふの官邸かんていとなり、権力けんりょく者しゃたちがここを活躍かつやくの場ばとした。その後ごナポレオン・ボナパルトが権力けんりょくを掌握しょうあくした歴史れきし的てきな舞台ぶたいにもなった。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なかは、ドイツ占領せんりょう軍ぐんの空軍くうぐん司令しれい部ぶが置おかれていた。

自由じゆうの女神めがみ像ぞうの原型げんけいが設置せっちされている。

画像がぞう

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  ファサード
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  ヴォージラール通どおり門もん
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  本ほん会議かいぎ場じょう全景ぜんけい
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  本ほん会議かいぎ場じょうの議長ぎちょう席せき、理事りじ席せき、演壇えんだん
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  議長ぎちょう席せき背後はいごの彫像ちょうぞう。左ひだりからテュルゴー、ダゲッソー、ロピタル、コルベール、モレ、マルゼルブ、ポルタリス
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  元老げんろう院いん議長ぎちょう執務しつむ室しつ
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  ナポレオンの玉座ぎょくざ
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  図書館としょかん

関連かんれん項目こうもく

• ブルボン宮殿きゅうでん - 国民こくみん議会ぎかい（下院かいん）議事堂ぎじどう
• テュイルリー宮殿きゅうでん - テュイルリー宮殿きゅうでんに設置せっちされていた国民こくみん公会こうかいが二分にぶんされ、五ご百ひゃく人にん会かい（下院かいん）がブルボン宮殿きゅうでんに移うつり、テュイルリーにそのまま置おかれていた元老げんろう会かい（上院じょういん）は、ナポレオンが筆頭ひっとうとなった統すべ領りょう政府せいふの期間きかん、護憲ごけん元老げんろう院いんとしてリュクサンブール宮殿きゅうでんに移うつった。以降いこう、リュクサンブールは元老げんろう院いん（上院じょういん）議事堂ぎじどうとして用もちいられるようになった。

外部がいぶリンク

• リュクサンブール美術館びじゅつかん - フランス観光かんこう開発かいはつ機構きこう