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ワラジムシ

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ワラジムシ Porcellio scaber
ワラジムシ
ワラジムシ Porcellio scaber
分類ぶんるい
さかい : 動物界どうぶつかい Animalia
もん : 節足動物せっそくどうぶつもん Arthropoda
つな : 軟甲つな Malacostraca
: とうあし Isopoda
: ワラジムシ Oniscidea
下目しため : Ligiamorpha
うえ : Armadilloidea
: ワラジムシ Porcellionidae
ぞく : Porcellio
たね : ワラジムシ P. scaber
学名がくめい
Porcellio scaber
Latreille1804
和名わみょう
ワラジムシ(草鞋虫わらじむし鼠姑わらじむしわだかま

ワラジムシ草鞋虫わらじむし鼠姑わらじむしわだかまPorcellio scaber)は、とうあしワラジムシワラジムシぞくする甲殻こうかくるい一種いっしゅのこと、あるいはワラジムシのかなりのたね総称そうしょうするである。

たねとしてのワラジムシ[編集へんしゅう]

たねとしてのワラジムシ (Porcellio scaber) は、体長たいちょう12mm程度ていど動物どうぶつで、人家じんか周辺しゅうへんいしもとくさあいだ地面じめん普通ふつうられる。からだ灰色はいいろがかった褐色かっしょくうえからると楕円だえんがたで、ダンゴムシとはことなり前後ぜんこうせばまる。また、背中せなかはなだらかにがるだけで、やや扁平へんぺい動物どうぶつである。

からだ頭部とうぶ胸部きょうぶ腹部ふくぶかれ、頭部とうぶからはやや発達はったつしただい2触角しょっかくびる。胸部きょうぶからだはちわりほどをめ、7ついからだぶし付属ふぞく確認かくにんできる。腹部ふくぶはばせまく、末端まったんにはいちついみじかかくのようにる。

ヨーロッパ原産げんさんで、世界せかい各地かくちひろがり、日本にっぽんでは本州ほんしゅう中部ちゅうぶ以北いほくおよび沖縄おきなわつかっている。近似きんじしゅおおい。

広義こうぎのワラジムシ[編集へんしゅう]

広義こうぎのワラジムシは、このぞくだけでなく、ワラジムシほぼすべてをふくんでしまう。

以下いかのワラジムシのうち、フナムシ海岸かいがんでよくフナムシ森林しんりん土壌どじょうにも出現しゅつげんするヒメフナムシがあり、最後さいごの3にいわゆるダンゴムシふくまれる。それ以外いがいのものはすべて「ワラジムシ」の呼称こしょうばれている。むしろワラジムシしょう動物どうぶつしょう一部いちぶとしての)とえば、ダンゴムシなども当然とうぜんふくまれているものとしてあつかわれることがおおい。

現在げんざい世界せかいで1,500しゅられる。日本にっぽんでも100しゅほどがられているとうが、実際じっさいには400しゅあるかもともわれている。1980年代ねんだいくらいまでほとんどつかずであった研究けんきゅう現在げんざい進行しんこうしており、おおくの新種しんしゅ確認かくにんされつつある。

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]