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ヴァリリア語ご群ぐん

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
ヴァリリア語ご
創案そうあん者しゃ デイヴィッド・J・ピーターソン、ジョージ・R・R・マーティン
創案そうあん時期じき 2012年ねん～
設定せっていと使用しよう
話者わしゃ数すう —
目的もくてきによる分類ぶんるい
人工じんこう言語げんご
参考さんこう言語げんごによる分類ぶんるい アプリオリ言語げんご
言語げんごコード
ISO 639-3 なし
 
注意ちゅうい: この表ひょうにはユニコードで記述きじゅつされたIPA発音はつおん記号きごうが含ふくまれているかもしれません。
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ヴァリリア語ご群ぐん（ヴァリリアごぐん）は、ジョージ・R・R・マーティンによるファンタジー小説しょうせつ、「氷こおりと炎ほのおの歌うた」シリーズとそのテレビ版ばん、「ゲーム・オブ・スローンズ」に登場とうじょうする架空かくうの語族ごぞく。

小説しょうせつでは、高地たかちヴァリリア語ごとその子孫しそん言語げんごは度々どど言及げんきゅうされるものの、単語たんごが僅わずかに登場とうじょうしたに過すぎない。テレビシリーズ用ように、言語げんご学者がくしゃのデイヴィッド・J・ピーターソンが小説しょうせつに登場とうじょうする断片だんぺん的てきな情報じょうほうを基もとにして高地こうちヴァリリア語ごとその派生はせい言語げんごであるアスタポア語ごとミーリーン語ごを制作せいさくした。[1]

高地たかちヴァリリア語ご

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Nyke Daenerys Jelmāzmo hen Targārio Lentrot, hen Valyrio Uēpo ānogār iksan. Valyrio muño ēngos ñuhys issa.
“I am Daenerys Stormborn of the House Targaryen, of the blood of Old Valyria. Valyrian is my mother tongue.”
—『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン3・エピソード4『穢けがれなき軍団ぐんだん』[2]

「氷こおりと炎ほのおの歌うた」の世界せかいでは、高地たかちヴァリリア語ごは中世ちゅうせいヨーロッパにおけるラテン語らてんごと同様どうようの文化ぶんか的てき地位ちいを占しめている。[3] 小説しょうせつでの描写びょうしゃによると、高地たかちヴァリリア語ごは日常にちじょうの意思いし疎通そつう言語げんごとしてはもはや使つかわれていないが、エッソスやウェスタロスの貴族きぞくたちの間あいだで学習がくしゅうと教育きょういくの言語げんごとして使用しようされており、多おおくの文学ぶんがくや歌曲かきょくがヴァリリア語ごで制作せいさくされている。

制作せいさく

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「ゲーム・オブ・スローンズ」用ようの口頭こうとう言語げんごであるヴァリリア語ごの制作せいさく者しゃ、デイヴィッド・J・ピーターソン

「ゲーム・オブ・スローンズ」での発話はつわに使用しようするドスラク語ごとヴァリリア語ご群ぐんを制作せいさくするため、HBOはコンペを行おこない、複数ふくすうの人工じんこう言語げんご制作せいさく者しゃたちから言語げんご学者がくしゃのデイヴィッド・J・ピーターソンを選出せんしゅつした。プロデューサーたちは言語げんご制作せいさくの多おおくをピーターソンに一任いちにんした。ピーターソンによると、ジョージ・R・R・マーティンは自分じぶんの作品さくひんの言語げんご学がく的てきな面めんにはあまり興味きょうみがなかったそうだ。既刊きかんの小説しょうせつで登場とうじょうする高地こうちヴァリリア語ごの単語たんごは、valar morghulis ("all men must die"), valar dohaeris ("all men must serve") そして dracarys ("dragonfire") 等とう、ほんの僅わずかである。次回じかい作さくの「冬ふゆの狂風きょうふう」に向むけて、ピーターソンはより多おおくのヴァリリア語ご訳やくをマーティンに提供ていきょうした。

ピーターソンは、マーティンが作つくったdracarysという単語たんごは、ラテン語らてんごで竜りゅうを意味いみするdracoと似にている (恐おそらくわざと似にせた) ので残念ざんねんだと思おもうとコメントした。「氷こおりと炎ほのおの歌うた」の架空かくうの世界せかいにはラテン語らてんごは存在そんざいしないので、ピーターソンはこの類似るいじ性せいを偶然ぐうぜんとして処理しょりすることにし、dracarysを独立どくりつの語彙ごい素もととした。[4] ピーターソンの高地こうちヴァリリア語ごで竜りゅうを意味いみする用語ようごはzaldrīzesである。一方いっぽう、valar morghulisとvalar dohaerisというフレーズは、高地たかちヴァリリア語ごの活用かつよう体系たいけいの基礎きそとなった。また、息子むすこを意味いみするtrēsyという単語たんごは、ピーターソンの3000人にん目めのTwitterフォロワーを称となえて作つくられた。[5]

ピーターソンは高地こうちヴァリリア語ごの書記しょき体系たいけいは制作せいさくしなかったが、「エジプト語ごのヒエログリフのようなものを考かんがえていた——デザイン面めんというよりは機能きのう面めんで。エジプト語ごにはアルファベットのようなもの、いくつかの音声おんせいベースの体系たいけい、さらに表ひょう語ご文字もじがあって、相互そうごに積つみ重かさなっていた」とコメントしている。[6] シーズン3の「女おんな剣士けんしと熊くま」のエピソードでは、タリサがヴァリリア語ごの手紙てがみをラテンアルファベットで書かいているのが見みられるが、これはピーターソンによると、「完全かんぜんな書記しょき体系たいけいを究極きゅうきょく的てきには使つかい捨すてとも言いえるショットのために作つくるのは、価値かちのある行為こういだとは思おもえなかった」からだそうだ。[7]

2013年ねん6月がつ始はじめの時点じてんでは、667個この高地こうちヴァリリア語ごの単語たんごが存在そんざいしていた。

音韻おんいん

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子音しいん[8][9]
唇音しんおん 舌した頂いただき音おん 硬かた口蓋こうがい音おん 軟口蓋なんこうがい音おん 口蓋垂こうがいすい音おん 声門せいもん音おん
破裂はれつ音おん p [‌p], b [‌b] t [‌t], d [‌d] j [‌dʒ, j, ʒ],a
lj [‌ʎ] 		k [‌k], g [‌ɡ] q [‌q]
摩擦音まさつおん v [‌v, w]a s [‌s], z [‌z]
(th [‌θしーた])b 		gh [‌ɣ, ʁ̝]c
(kh [‌x, ɣ, h)b 		h [‌h]
接近せっきん音おん r [‌r], rh [‌r̥], l [‌l]
鼻音びおん m [‌m] n [‌n, ŋ, ɴ]d ñ [‌ɲ] n [‌n, ŋ, ɴ]d

注意ちゅうい:[8]

^a ⟨v⟩ と ⟨j⟩ は、話者わしゃや環境かんきょうによって接近せっきん音おんから摩擦音まさつおんまでヴァリエーションがある。
^b ⟨th⟩ と ⟨kh⟩ はヴァリリア語ごネイティブではなく、ドスラク語ごの arakh 等ひとしの借用しゃくよう語ごに見みられる。
^c ⟨gh⟩ は話者わしゃによっては強つよい軟口蓋なんこうがい音おん、または強つよい口蓋垂こうがいすい音おんとなる。これらの音素おんそは区別くべつされない。
^d ⟨n⟩ は軟口蓋なんこうがい音おとまたは口蓋垂こうがいすい音おんに続つづく場合ばあいは自然しぜんと同化どうかするが、軟口蓋なんこうがい鼻音びおんや口蓋垂こうがいすい鼻音びおんは単独たんどくでは存在そんざいしない。
母音ぼいん
前ぜん舌した 中ちゅう舌した 後こう舌した
狭せま / 高こう ī, i [‌iː, i]

ȳ, y [‌yː, y]

ū, u [‌uː, u]
中央ちゅうおう ē, e [‌eː, e] ō, o [‌oː, o]
広こう / 低ひく ā, a [‌aː, a]

マクロン付つきの母音ぼいん (ī, ȳ, ū, ē, ō そして ā) は長ちょう母音ぼいんであり、短たん母音ぼいんの2倍ばい長ながく持続じぞくされる。高地こうちヴァリリア語ごには、母音ぼいんの長ながさだけで弁別べんべつされる単語たんごもある。円えん唇くちびる母音ぼいんの ⟨ȳ⟩ と ⟨y⟩ は現代げんだいの (非ひネイティブまたは権威けんい言語げんごとしての) 高地たかちヴァリリア語ごでは発音はつおんされない場合ばあいがある。また、これらは子孫しそん言語げんごには残のこっていない。そのため、「ゲーム・オブ・スローンズ」の登場とうじょう人物じんぶつたちは、デナーリス・ターガリエン (Daenerys Targaryen) のファーストネームを一般いっぱんに [dǝ.ˈnɛː.ɹɪs] と発音はつおんする場合ばあいがある。高地こうちヴァリリア語ごであれば、これは [ˈdae.ne.ɾys] に近ちかくなるはずだ (最初さいしょの音節おんせつは二に重母音じゅうぼいん、最後さいごの音節おんせつは円えん唇くちびる母音ぼいん)。長ちょう母音ぼいんもいくつかの派生はせい言語げんごでは失うしなわれている。「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン3では、Astapori Valyrianから長ちょう母音ぼいんがすべて失うしなわれていることが聞きいて取とれる。

強つよ勢ぜいは最後さいごから2番目ばんめの音節おんせつに置おかれるが、最後さいごから2番目ばんめの音節おんせつが軽かるく、最後さいごから3番目ばんめの音節おんせつが重おもい場合ばあいは最後さいごから3番目ばんめの音節おんせつに置おかれる。高度こうどな屈折くっせつ言語げんごのため語順ごじゅんは柔軟じゅうなん (派生はせい言語げんごで失うしなわれた特徴とくちょう) だが、関係かんけい節ぶしを持もつセンテンスは主要しゅよう部ぶ終端しゅうたん型がたとなる。

文法ぶんぽう

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名詞めいし

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高地たかちヴァリリア語ごには4つの文法ぶんぽう数すう、単数たんすう形がた、複数ふくすう形がた、少数しょうすう形がた、集合しゅうごう形がたがある。たとえば、vala "男おとこ" (主格しゅかく単数たんすう); vali "男おとこたち" (主格しゅかく複数ふくすう); valun "数すう人にんの男おとこたち" (主格しゅかく少数しょうすう); valar "すべての男おとこたち" (主格しゅかく集合しゅうごう)。[10] 集合しゅうごう形がたはそれ自体じたい新あたらしい名詞めいしの曲きょく用ようとして数かずに基もとづいて変化へんかすることができる。たとえば、azantys "騎士きし、兵士へいし" (主格しゅかく単数たんすう) → azantyr "軍ぐん" (主格しゅかく集合しゅうごう); azantyr "軍ぐん" (主格しゅかく集合しゅうごう) → azantyri "複数ふくすうの軍ぐん" (主格しゅかく複数ふくすう)。

名詞めいしには8つの格かく、主格しゅかく、対格たいかく、属ぞく格かく、与格よかく、処しょ格かく、具ぐ格かく、共きょう格かく、そして呼よび格かくがある。ただし、具ぐ格かくと共とも格かくはすべての曲きょく用よう形がたで区別くべつされるわけではなく、また、複数ふくすう形がたの属ぞく格かく、与格よかく、そして処しょ格かくも必かならずしも区別くべつされない。

文法ぶんぽう性せいは4つあるが、生物せいぶつ学がく的てきな性せいとは一致いっちしない。[11] ヴァリリア語ごの性せいの名前なまえは以下いかの通とおり。

hūrenkon qogror —"ルナクラス (lunar class)"
vēzenkon qogror —"ソルクラス (solar class)"
tegōñor qogror —"テラクラス (terrestrial class)"
embōñor qogror —"アクアクラス (aquatic class)"

有生ゆうせい名詞めいしと個別こべつ化か可能かのう名詞めいし (individuatable noun) は大概たいがいルナクラスかソルクラスに属ぞくしているが、他たの名詞めいしは大概たいがいテラクラスかアクアクラスに分類ぶんるいされている。クラス名めいはクラス名めい自体じたいの名詞めいしに由来ゆらいしており、それぞれの性せいの原型げんけい的てきな例れいである。[12] ピーターソンは、ヴァリリア語ごの性せいは内在ないざい的てきだがフランス語ふらんすごの性せいよりも音韻おんいんから予測よそくしやすく、またバントゥー語ご群ぐんの名詞めいしクラスに由来ゆらいする性質せいしつがいくつかあると説明せつめいしている。音韻おんいんから予測よそくできるようにした結果けっか、人間にんげんを意味いみする単語たんごはルナクラスかソルクラスのものが多おおく (語末ごまつが -a または -ys になる傾向けいこうがある)、食たべ物ものや植物しょくぶつを意味いみする単語たんごはテラクラスのものが多おおくなっている (語末ごまつが -on である場合ばあいが多おおい)。

ピーターソンによると、「高地こうちヴァリリア語ごの曲きょく用ようクラスを定義ていぎするもの」は「単数たんすうと複数ふくすうに細心さいしんの注意ちゅうい」を払はらい、「格かくが融合ゆうごうする場合ばあいとしない場合ばあい」に注目ちゅうもくすることで見抜みぬくことができるという。[13] 下記かきの表ひょうでは、隣接りんせつする格かくと融合ゆうごうしている場合ばあいは同おなじセルに結合けつごうしてある。また、他たの曲きょく用よう形がたと同形どうけいの格かくには下線かせんが引ひいてある。

第だい1変化へんか形がた
(ルナ: vala, "男おとこ") 		第だい2変化へんか形がた
(ソル: loktys, "船乗ふなのり")
単数たんすう 複数ふくすう 少数しょうすう 集合しゅうごう 単数たんすう 複数ふくすう 少数しょうすう 集合しゅうごう
主格しゅかく vala vali valun valar loktys loktyssy loktyn loktyr 主格しゅかく
対格たいかく vale valī valuni valari lokti loktī loktyni loktyri 対格たいかく
属ぞく格かく valo valoti valuno valaro lokto loktoti loktyno loktyro 属ぞく格かく
与格よかく valot valunta valarta loktot loktynty loktyrty 与格よかく
処しょ格かく valā valunna valarra loktȳ loktī loktynny loktyrry 処しょ格かく
具ぐ格かく valosa valossi valussa valarza loktomy loktommi loktyssy loktyrzy 具ぐ格かく
共きょう格かく valoma valommi valumma valarma loktymmy loktyrmy 共きょう格かく
呼よび格かく valus valis valussa valarza loktys loktyssys loktyssy loktyrzy 呼よび格かく
単数たんすう 複数ふくすう 少数しょうすう 集合しゅうごう 単数たんすう 複数ふくすう 少数しょうすう 集合しゅうごう
第だい1変化へんか形がた 第だい2変化へんか形がた

動詞どうし

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名詞めいしには4つの文法ぶんぽう数すうがあるが、動詞どうしの活用かつよう形がたは単数たんすう形がたと複数ふくすう形がたでしか表現ひょうげんされない。少数しょうすう形がたは複数ふくすう形がたとの一致いっちを、集合しゅうごう形がたは単数たんすう形がたとの一致いっちを引ひき起おこす。[14] 動詞どうしには2つのパラダイムがある。1つは語幹ごかんが子音しいんで終おわり、もう1つは語幹ごかんが母音ぼいんで終おわる。下記かきの表ひょうでは能動態のうどうたいの4つの時制じせいが例示れいじしてある。一人称いちにんしょう複数ふくすう直ちょく説法せっぽうから使用しようされているパラダイムを見分みわけることができる——子音しいん幹みきは必かならず -i で終おわり、母音ぼいん幹みきは -ī で終おわる。語幹ごかんが母音ぼいんで終おわる動詞どうしは、語幹ごかん終端しゅうたんの母音ぼいんが変化へんかする可能かのう性せいのあるパターン (-a と -i は変化へんかせず、-e は -i になるが、-o と -u はどちらも -v になる) に従したがう。動詞どうしの語幹ごかんが長ちょう母音ぼいんまたは二に重母音じゅうぼいんで終おわることは決けっしてない。

子音しいん動詞どうし
(manaeragon, "上あげる" または "持もち上あげる")
現在げんざい 単純たんじゅん過去かこ 完了かんりょう 未み完了かんりょう
直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう 直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう 直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう 直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう
単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう
一人称いちにんしょう manaeran manaeri manaeron manaeroty manaerin manaerī manaerun manaeruty manaertan manaerti manaerton manaertoty manaerilen manaerilin manaerilon manaeriloty
二人称ににんしょう manaerā manaerāt manaerō manaerōt manaeria manaeriat manaerua manaeruat manaertā manaertāt manaertō manaertōt manaerilē manaerilēt manaerilō manaerilōt
三人称さんにんしょう manaerza manaerzi manaeros manaerosy manaeris manaerisi manaerus manaerusy manaertas manaertis manaertos manertosy manaeriles manaerilis manaerilos manaerilosy
命令めいれい法ほう manaerās manaerātās
不定ふてい詞し manaeragon manaerigon manaertagon
分詞ぶんし manaerare, manaerarior
母音ぼいん動詞どうし (語幹ごかんが -a で終おわるもの)[9][13]
(limagon, "泣なく、叫さけぶ")
現在げんざい 完了かんりょう 未み完了かんりょう
直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう 直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう 直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう
単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう
一人称いちにんしょう liman limī limaon limaoty limatan limati limaton limatoty limēlen limēlin limēlon limēloty
二人称ににんしょう limā limāt limaō limaōt limatā limatāt limatō limatōt limēlē limēlēt limēloo limēloot
三人称さんにんしょう limas limasi limaos limaosy limatas limatasi limatos limatosy limēles limēlis limēlos limēlosy
命令めいれい法ほう limās limātās
不定ふてい詞し limagon limatagon
分詞ぶんし limare, limarior
母音ぼいん動詞どうし (語幹ごかんが -e で終おわるもの)[9][13]
(sōvegon, "飛とぶ")
現在げんざい 完了かんりょう 未み完了かんりょう
直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう 直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう 直ちょく説法せっぽう 接続せつぞく法ほう
単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう
一人称いちにんしょう sōven sōvī sōvion sōvioty sōvetan sōveti sōveton sōvetoty sovīlen sovīlin sovīlon sovīloty
二人称ににんしょう sōvē sōvēt sōviō sōviōt sōvetā sōvetāt sōvetō sōvetōt sovīlē sovīlēt sovīlō sovīlōt
三人称さんにんしょう sōves sōvesi sōvios sōviosy sōvetas sōvetis sōvetos sōvetosy sovīles sovīli sovīlos sovīlosy
命令めいれい法ほう sōvēs sōvētēs
不定ふてい詞し sōvegon sōvetagon
分詞ぶんし sōvere, sōverior

形容詞けいようし

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形容詞けいようしには3つの曲きょく用ようクラスがある。[15] 動詞どうしと同様どうよう、形容詞けいようしには数かずの形式けいしきが単数たんすう形がた (集合しゅうごう形がたにも使つかわれる) と複数ふくすう形がた (少数しょうすう形がたにも使つかわれる) の2つしかない。形容詞けいようしは前まえ置おけ (例れい: "the white shoe") または後のち置おけ (例れい: "the body politic") の両方りょうほうが可能かのうであるが、前ぜん置おけの場合ばあいはさらにいくつかの規則きそくが適用てきようされる。

前ぜん置おけ形容詞けいようしでは、エリジオンと子音しいんの同化どうかがいくつか起おこる。

  • 屈折くっせつする部分ぶぶんが2音節おんせつの場合ばあい (クラスI複数ふくすう形がたの kastoti 等ひとし)、2音節おんせつ目めは失うしなわれてエリジオンとなることが多おおい。語末ごまつの -t も子音しいんの前まえでは失うしなわれる。Aderot ābrot ("素早すばやい女性じょせいに") と adero Dovaogēdot ("素早すばやい純粋じゅんすい者しゃに") を比較ひかくしたい。
  • このようなエリジオンによって語末ごまつが -z (クラスIのkastaがルナクラスの複数ふくすう形がたでkastyzy (主格しゅかく) やkastyzys (呼よび格かく) となる等ひとし) となる場合ばあい、無声むせい子音しいんの前まえでは最後さいごの -z は無声むせい化かして -s となる。kastys hobresse ("青あおい山羊やぎたち") と kastyz dāryssy ("青あおい王おうたち") を比較ひかくしたい。いずれの形かたちもルナ主格しゅかく複数ふくすうの kastyzy から来きている。
  • 問題もんだいの音節おんせつが母音ぼいん—子音しいん—母音ぼいんの場合ばあい、最後さいごの母音ぼいんだけがエリジオンの対象たいしょうとなる。ānogro ēlȳro ("最初さいしょの血ちの") と ēlȳr ānogro ("最初さいしょの血ちの") を比較ひかくしたい。
  • 活用かつよう表ひょうでは一般いっぱんに具ぐ格かく形がたは -s- または -ss- を、共きょう格かく形がたは -m- または -mm- を含ふくんでいるが、ある名詞めいしはどちらの格かくでもs形かたちを、ある名詞めいしはどちらの格かくでもm形かたちを使つかう場合ばあいがある。この場合ばあい、問題もんだいの子音しいんは子音しいん調和ちょうわを起おこし、本来ほんらい共とも格かく形がただったものを具ぐ格かく形がたとして使つかう (あるいはその反対はんたい) ことが起おこる。たとえば、以下いかのクラスIII母音ぼいん変化へんかの例れいでは、共とも格かく ("男おとこと一緒いっしょに"、"大雨おおあめと一緒いっしょに") であるにもかかわらず、具ぐ格かく ("男おとこたちによって"、"大雨おおあめによって") のように見みえる。
  • 最後さいごに、語末ごまつの -m は高地こうちヴァリリア語ごでは一般いっぱん的てきではなくなってきている。-m で終おわる短縮たんしゅくされた屈折くっせつ部分ぶぶんは、次つぎの単語たんごが母音ぼいんまたは唇音しんおんでない限かぎり、-n に同化どうかすることが多おおい。
クラスI形容詞けいようし
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クラスI形容詞けいようしは、4つの名詞めいしクラスそれぞれで異ことなる活用かつよう形がたを取とる。ここでは「青あおい (緑色みどりいろの)」を意味いみするkastaを例れいとして使用しようする。これまで通とおり、下記かきの表ひょうでは、隣接りんせつする格かくと融合ゆうごうしている場合ばあいは同おなじセルに結合けつごうしてある。また、他たの曲きょく用よう形がたと同形どうけいの格かくには下線かせんが引ひいてある。

クラスI形容詞けいようし
(kasta, "青あおい (緑色みどりいろの)")
単数たんすう 複数ふくすう
ルナ ソル テラ アクア ルナ ソル テラ アクア
主格しゅかく kasta kastys kaston kastor kasti kastyzy kasta kastra 主格しゅかく
対格たいかく kaste kasti kastī 対格たいかく
属ぞく格かく kasto kastro kastoti kastroti 属ぞく格かく
与格よかく kastot kastrot 与格よかく
処しょ格かく kastā kastȳ kastot kastoti kastī kastoti 処しょ格かく
具ぐ格かくa kastosa kastosy kastoso kastroso kastossi kastrossi 具ぐ格かくa
共きょう格かくa kastoma kastomy kastomo kastromo kastommi kastrommi 共きょう格かくa
呼よび格かく kastus kastys kastos kastis kastyzys kastas 呼よび格かく
ルナ ソル テラ アクア ルナ ソル テラ アクア
単数たんすう 複数ふくすう
クラスII形容詞けいようしとクラスIII形容詞けいようし
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形容詞けいようしのクラスIIとクラスIIIはどちらも融合ゆうごうする変化へんか形がたが多おおく、ソルクラス名詞めいしとルナクラス名詞めいしの区別くべつと、テラクラス名詞めいしとアクアクラス名詞めいしの区別くべつができない。また、クラスII形容詞けいようしには下位かいクラスがいくつかあるが、詳細しょうさいはまだ不明ふめいである。ここで使用しようする例れいはクラスII形容詞けいようしの adere ("滑なめらかな、すべすべした、つるつるした、速はやい、素早すばやい") とクラスIII形容詞けいようしの ēlie ("最初さいしょの") である。

クラスIII形容詞けいようしでも、上記じょうきのエリジオンの対象たいしょうとなった場合ばあい、母音ぼいん変化へんかが起おこる。ルナ形がたとソル形がたがエリジオンを起おこして音節おんせつに -ȳ- が含ふくまれる場合ばあい (下記かきの表ひょうではそのような変化へんか形がたを強調きょうちょうしてある)、この -ȳ- は -io- に変化へんかする。これはテラ形がたまたはアクア形がたでは起おきない。以下いかを比較ひかくしたい。

valosa ēlȳse — "最初さいしょの男おとこによって" (vala は第だい1変化へんか形がたルナクラス名詞めいし)
ēlios valosa — "最初さいしょの男おとこによって"
daomȳssi ēlȳssi — "最初さいしょの大雨おおあめによって" (daomio は第だい3変化へんか形がたルナクラス名詞めいし)
ēlȳs daomȳssi — "最初さいしょの大雨おおあめによって"
クラスII形容詞けいようし
(adere, "滑なめらかな、すべすべした、つるつるした、速はやい、素早すばやい")
ソル / ルナ テラ / アクア
単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう
主格しゅかく adere aderi aderior aderiar
対格たいかく
属ぞく格かく adero aderoti aderȳro aderȳti
与格よかく aderot
処しょ格かく aderē
具ぐ格かくa aderose aderossi aderȳso aderȳssi
共きょう格かくa aderome aderommi aderȳmo aderȳmmi
呼よび格かく aderes aderis aderios aderīs
クラスIII形容詞けいようし
(ēlie, "最初さいしょの")
ソル / ルナ
 テラ / アクア
単数たんすう 複数ふくすう 単数たんすう 複数ふくすう
主格しゅかく ēlie ēlī ēlior ēliar
対格たいかく
属ぞく格かく ēlio ēlȳtib ēlȳro ēlȳti
与格よかく ēliot ēlȳrot
処しょ格かく ēliē
具ぐ格かくa ēlȳseb ēlȳssib ēlȳso ēlȳssi
共きょう格かくa ēlȳmeb ēlȳmmib ēlȳmo ēlȳmmi
呼よび格かく ēlies ēlīs ēlios ēlīs

注ちゅう:[15]

^a 上述じょうじゅつの子音しいん調和ちょうわを参照さんしょうのこと。
^b 上述じょうじゅつのエリジオンにおける母音ぼいん変化へんかを参照さんしょうのこと。

Duolingoのコース

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2016年ねん10月がつ31日にちから英語えいご話者わしゃのための高地こうちヴァリリア語ごのコースがDuolingo Language Incubatorで準備じゅんびされている。デイビット・J・ピーターソンはこのコースの貢献こうけん者しゃの1人ひとり。[16][17] ベータ版ばんは2017年ねん7月がつ12日にちにリリースされた。

派生はせい言語げんご

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小説しょうせつとテレビの世界せかいでは、エッソスの9つの自由じゆう都市としで高地こうちヴァリリア語ごの変種へんしゅが数種類すうしゅるい話ばなしされているが、「竜りゅうとの舞踏ぶとう」で登場とうじょう人物じんぶつのティリオンは「方言ほうげんというよりは、別々べつべつの言葉ことばになりつつある9つの方言ほうげん」だと説明せつめいしている。[18] 奴隷どれい商人しょうにん湾わんにある各かく都市としでは、各地かくちのギスカル言語げんご群ぐんを基層きそうに持もつ、高地たかちヴァリリア語ご由来ゆらいの近きん縁えん言語げんごが話はなされている。[19] ピーターソンは、派生はせい言語げんごの語彙ごいに関かんして、「おかしな所ところに j があったら、恐おそらくギスカル語ご起源きげんだ」と発言はつげんしている。[20]

ピーターソンの説明せつめいによると、高地たかちヴァリリア語ごと自由じゆう都市としの諸しょ言語げんごの関係かんけいは、高地たかちヴァリリア語ごが当地とうちのエッソス語ご話者わしゃにも何なにとか解読かいどくできるという点てんで、古典こてんラテン語らてんごとロマンス諸語しょごの関係かんけい、あるいはもっと正確せいかくには古典こてんアラビア語ごと現代げんだいアラビア諸語しょごの関係かんけいに類似るいじしているそうだ。

アスタポアヴァリリア語ご

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Si kizy vasko v’uvar ez zya gundja yn hilas. “And this because I like the curve of her ass.”
— Astapori Valyrian, Game of Thrones, season 3, episode 3[21]

本ほんシリーズで取とり上あげられることになった最初さいしょのヴァリリア語ごの派生はせい言語げんごはアスタポアヴァリリア語ごで、これは奴隷どれい商人しょうにん湾わんにある都市とし、アスタポアで生しょうじた変種へんしゅである。シーズン3の最初さいしょのエピソード、「新あらたな時代じだい」で登場とうじょうした。ピーターソンはアスタポア語ごの会話かいわを作成さくせいする際さい、まず高地こうちヴァリリア語ごで書かき起おこし、続つづいて文法ぶんぽうと音声おんせいの一連いちれんの規則きそく的てきな変化へんかを適用てきようし、これによって自然しぜん言語げんごで長期間ちょうきかんかけて発生はっせいする変化へんかを模倣もほうした。

たとえば、アスタポアヴァリリア語ごではすべての長ちょう母音ぼいん (マクロンで示しめされる) とほとんどの二に重母音じゅうぼいんが失うしなわれているため、「純粋じゅんすい者しゃ」は高地こうちヴァリリア語ごで Dovaogēdy [do.vao.ˈɡeː.dy] となるが、アスタポア語ごでは Dovoghedhy [do.vo.ˈɣe.ði] となる。同様どうように、アスタポアヴァリリア語ごでは高地こうちヴァリリア語ごの格かく体系たいけいが失うしなわれているため、語順ごじゅんは確実かくじつに主語しゅご—動詞どうし—目的もくてき語ご (SVO) である。さらに、高地たかちヴァリリア語ごの4つの性せいは2つに減少げんしょうし、2つの定冠詞ていかんし、ji と vi を持もつようになった。単語たんごの強つよ勢ぜいは高地こうちヴァリリア語ごより予測よそくしにくいが、命令めいれい形がたは語末ごまつに強つよ勢ぜいが置おかれる (例れい: ivetá)。

ミーリーンヴァリリア語ご

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Ivaf kiófa w'omvale shiv tówish fílva tosh? You want to live the rest of your days in chains?
— Meereenese Valyrian, Game of Thrones, season 4, episode 4.[22]

ミーリーンヴァリリア語ごは「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン4で登場とうじょうした。[22] アスタポアヴァリリア語ごと同様どうよう、長ちょう母音ぼいんと /y/ の音おとがない。

出典しゅってん

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ Peterson, David J. (31 March 2013). “Valar Dohaeris”. Dothraki.com. 27 April 2013閲覧えつらん。
  2. ^ Peterson, David J. (22 April 2013). “Sesīr Urnēbion Zȳhon Keliton Issa”. Dothraki.com. 24 April 2013閲覧えつらん。
  3. ^ Tharoor, Ishaan (3 May 2013). “Tongues of Ice and Fire: Creating the Languages in Game of Thrones”. Time. http://entertainment.time.com/2013/05/03/tongues-of-ice-and-fire-creating-the-languages-of-game-of-thrones/ 3 May 2013閲覧えつらん。 
  4. ^ Peterson, David J. (22 April 2013). “Sesīr Urnēbion Zȳhon Keliton Issa (comment at 10:12 pm)”. Dothraki.com. 27 April 2013閲覧えつらん。
  5. ^ Peterson, David J. (20 May 2013). “Tȳni Trēsi”. Dothraki.com. 25 May 2013閲覧えつらん。
  6. ^ Peterson, David J. (10 April 2013). “Tīkuni Zōbrī, Udra Zōbriar (comment on 10 April 2013 at 11:53 pm)”. Dothraki.com. 27 April 2013閲覧えつらん。
  7. ^ Peterson, David J. (13 May 2013). “Gryves se Riña Litse”. Dothraki.com. 22 May 2013閲覧えつらん。
  8. ^ a b Peterson, David J. (8 April 2013). “Tīkuni Zōbrī, Udra Zōbriar”. Dothraki.com. 24 April 2013閲覧えつらん。
  9. ^ a b c Peterson, David J. (23–24 June 2013). “Some More High Valyrian Inflection (comments on 23 June at 11:20 am and on 24 June at 3:00 pm)”. Dothraki.com. 25 June 2013閲覧えつらん。
  10. ^ Peterson, David J. (17 April 2013). “Eseneziri (comment at 20:13 UTC)”. Reddit AMA. 27 April 2013閲覧えつらん。
  11. ^ Peterson, David J. (24 April 2013). “Sesīr Urnēbion Zȳhon Keliton Issa (comment at 10:24 am)”. Dothraki.com. 27 April 2013閲覧えつらん。
  12. ^ Peterson, David J. (1 May 2013). “Perzo Vūjita (comment at 12:30 am)”. Dothraki.com. 3 May 2013閲覧えつらん。
  13. ^ a b c Peterson, David J. (26 May 2013). “Some High Valyrian inflection”. Dothraki.com. 1 June 2013閲覧えつらん。
  14. ^ Peterson, David J. (28 June 2013). “Some More High Valyrian Inflection (comment at 12:45 pm)”. Dothraki.com. 30 June 2013閲覧えつらん。
  15. ^ a b Peterson, David J. (1 July 2013). “Valyrian Adjectives”. Dothraki.com. 6 July 2013閲覧えつらん。
  16. ^ “High Valyrian for English”. Duolingo Wiki. 2017年ねん4月がつ4日にち閲覧えつらん。
  17. ^ “Course Status: High Valyrian for English Speakers”. Duolingo Language Incubator. 2017年ねん4月がつ5日にち閲覧えつらん。
  18. ^ A Dance with Dragons, Tyrion I.
  19. ^ The State of Valyrian
  20. ^ The Valyrian Word for Hamster
  21. ^ Martin, Denise (23 April 2013). “Learn to speak Dothraki and Valyrian from the man who invented them for Game of Thrones”. Vulture. http://www.vulture.com/2013/04/game-of-thrones-dothraki-language-inventor.html 24 April 2013閲覧えつらん。 
  22. ^ a b Season 4 Meereenese Valyrian Dialogue

外部がいぶリンク

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