丁ひのと型がた海防かいぼう艦かん

丁ひのと型がた海防かいぼう艦かん
艦かん級きゅう概観がいかん
艦かん種しゅ	海防かいぼう艦かん
艦かん名めい	偶数ぐうすう番号ばんごう＋海防かいぼう艦かん
前まえ級きゅう	丙へい型がた海防かいぼう艦かん
次つぎ級きゅう	-
性能せいのう諸しょ元もと
排水はいすい量りょう	基準きじゅん：740t
全長ぜんちょう	69.5m
水線すいせん長ちょう
全幅ぜんぷく	8.6m
吃水きっすい	3.05m
機関きかん	蒸気じょうきタービン1基き1軸じく 2,500馬力ばりき
燃料ねんりょう	重油じゅうゆ240トン
最大さいだい速力そくりょく	17.5ノット
航続こうぞく距離きょり	14ノットで4,500海里かいり
乗員じょういん	141名めい（計画けいかく）
兵へい装そう	（計画けいかく時じ） 45口径こうけい12センチ高角こうかく砲ほう 単たん装そう2基き 25mm三さん連装れんそう機銃きじゅう2基き 三さん式しき迫撃はくげき砲ほう単たん装そう1基き 三さん式しき爆雷ばくらい投射とうしゃ機き12基き 爆雷ばくらい投下とうか軌条きじょう1基き 爆雷ばくらい120個こ
同型どうけい艦かん	143隻せき（計画けいかく） 67隻せき（完成かんせい）

沈没ちんぼつ寸前すんぜんの134号ごう海防かいぼう艦かん。

丁ひのと型がた海防かいぼう艦かん（ていがたかいぼうかん）は、日本にっぽん海軍かいぐんが第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんにおいて運用うんようした海防かいぼう艦かんの艦かん級きゅうである。主おもに船団せんだん護衛ごえいに用もちいられた。基本きほん計画けいかく番号ばんごうはE22。量産りょうさん性せいを最さい重視じゅうしし、丙へい型がた海防かいぼう艦かんと同おなじく、それまでの日ひ振ふ型かた・鵜う来らい型がたより、一層いっそうの小型こがた化か・簡略かんりゃく化かが進すすめられている。なお「丁ひのと型がた」の名称めいしょうは計画けいかく時じの呼称こしょうであり各かく書籍しょせきなどで普遍ふへん的てきに用もちいられているものだが、海軍かいぐんが定さだめた艦かん型名かためいは第だい二に号ごう型がた海防かいぼう艦かんである。同型どうけい艦かんは67隻せきが竣工しゅんこうした。

概要がいよう

日本にっぽん海軍かいぐんは、第だい二に次じ世界せかい大戦たいせんの後期こうきに、大量たいりょうの護衛ごえい艦かんを必要ひつようとしていた。択捉えとろふ型がた以降いこう、対たい潜せん・対空たいくう性能せいのうおよび量産りょうさん性せいを重視じゅうしした海防かいぼう艦かんを建造けんぞうしようと努力どりょくし、かなり簡略かんりゃく化かが進すすめられた日ひ振ふ型かた海防かいぼう艦かん・鵜う来らい型がた海防かいぼう艦かんを建造けんぞうするに至いたった。しかし、戦況せんきょうの悪化あっかに伴ともない、さらなる護衛ごえい艦艇かんていの増強ぞうきょうが求もとめられたため、小型こがた化か、艦かん型がたをさらに簡略かんりゃく化かし、量産りょうさん性せいに適てきした艦かんを建造けんぞうすることとなった。

この際さい、まずディーゼル機関きかんを搭載とうさいした丙へい型がた海防かいぼう艦かんの建造けんぞう計画けいかくが立たてられたが、機関きかんの生産せいさん能力のうりょくの不足ふそくにより、必要ひつよう量りょうを満みたせない可能かのう性せいがあった。そのため、ほぼ同おなじ大おおきさの艦かん体たいに、ディーゼル機関きかんではなく蒸気じょうきタービン機関きかんを搭載とうさいした本ほん型がたの建造けんぞう計画けいかくも立たてられた。

設計せっけいは、1943年ねん6月がつに開始かいしされ、7月がつには完了かんりょうした。機関きかんは、戦時せんじ標準ひょうじゅん船せん向むけに生産せいさんされていた蒸気じょうきタービン機関きかんが使用しようされた。丙へい型がた海防かいぼう艦かんのディーゼル2基き合計ごうけい1,900馬力ばりきに対たいし、蒸気じょうきタービン1基き2,500馬力ばりきと出力しゅつりょくは向上こうじょうしている。それにより、最高さいこう速力そくりょくは17.5ノットと向上こうじょうしたが、タービン機関きかんはディーゼルより燃費ねんぴが悪わるく、所要しょよう航続こうぞく距離きょりの4,500海里かいりを達成たっせいするために、240トンの燃料ねんりょうを搭載とうさいした。対たい潜せん兵へい装そうは充実じゅうじつしており爆雷ばくらい搭載とうさい量りょうも120個こと多おおい。

艦かん名めいは一番いちばん艦かんが第だい二に号ごう海防かいぼう艦かんと命名めいめいされ、その後ごは偶数ぐうすう番号ばんごうが付つけられた（奇数きすう番号ばんごうは丙へい型がた海防かいぼう艦かんへ付つけられた）。

一番いちばん艦かんは1943年ねん10月がつに起工きこうし、1944年ねん2月がつには竣工しゅんこうしている。最短さいたんで起工きこうから竣工しゅんこうまで74日にちの艦かんがあり、量産りょうさん性せいの確保かくほには成功せいこうしている。143隻せきの建造けんぞう計画けいかくが立たてられたが、64隻せきが戦争せんそう中ちゅうに完成かんせいし、戦後せんごに復員ふくいん輸送ゆそう用ように3隻せきが完成かんせいしている。戦歴せんれきは激はげしく、25隻せきが撃沈げきちんされている。戦後せんご、掃海そうかい艦かんや特別とくべつ輸送ゆそう艦かんの指定していを受うけた各かく艦かんは「海うみ第だい何なに号ごう」と改称かいしょうのうえ各々おのおのの任務にんむに従事じゅうじした。

同型どうけい艦かん

艦かん名めい - 竣工しゅんこう日び（建造けんぞう所しょ） - 戦没せんぼつ日び、原因げんいん（場所ばしょ）、もしくは戦後せんごの様子ようすなど。

• 第だい2号ごう - 1944年ねん2月がつ28日にち（横須賀よこすか海軍かいぐん工廠こうしょう） - 舞鶴まいづるで終戦しゅうせん。
• 第だい4号ごう - 1944年ねん3月がつ7日にち（横須賀よこすか海軍かいぐん工廠こうしょう） - 1945年ねん7月がつ28日にち、鳥羽とっぱ港こうにて航空機こうくうきの爆ばく撃げきで撃沈げきちんされた
• 第だい6号ごう - 1944年ねん3月がつ15日にち（横須賀よこすか海軍かいぐん工廠こうしょう） - 1945年ねん8月がつ13日にち、北海道ほっかいどう厚別あしべつ沖おきにて米べい潜水せんすい艦かんアトゥルの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい8号ごう - 1944年ねん2月がつ29日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ16日にちアメリカに引渡ひきわたし。
• 第だい10号ごう - 1944年ねん2月がつ29日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1944年ねん9月がつ27日にち、ヒ72船団せんだんを護衛ごえい中ちゅう、奄美あまみ大島おおしま付近ふきんにおいて米べい潜水せんすい艦かんプライスの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい12号ごう - 1944年ねん3月がつ22日にち（横須賀よこすか海軍かいぐん工廠こうしょう） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん9月がつ5日にちアメリカに引渡ひきわたし　佐世保させぼで解体かいたいされる。
• 第だい14号ごう - 1944年ねん3月がつ27日にち（横須賀よこすか海軍かいぐん工廠こうしょう） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ6日にち、上海しゃんはいにて中華民国ちゅうかみんこくに賠償ばいしょう艦かんとして引渡ひきわたされるも、軍ぐんに編入へんにゅうされず放置ほうち。1949年ねん5月がつ、上海しゃんはいの陥落かんらくにより中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくに捕獲ほかくされ、武たけ昌あきら(Wu-Chang)に改称かいしょう。1982年ねん、除籍じょせきされ解体かいたい。
• 第だい16号ごう - 1944年ねん3月がつ31日にち（横須賀よこすか海軍かいぐん工廠こうしょう） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん8月がつ14日にちイギリスに引渡ひきわたし。
• 第だい18号ごう - 1944年ねん3月がつ8日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん3月がつ29日にち、ヒ88J船団せんだんを護衛ごえい中ちゅう、航空機こうくうきの攻撃こうげきにより撃沈げきちんされた。（仏ふつ印しるし東方とうほう）
• 第だい20号ごう - 1944年ねん3月がつ11日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1944年ねん12月29日にち、航空機こうくうき（ルソン西岸せいがん）
• 第だい22号ごう - 1944年ねん3月がつ24日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん9月がつ5日にちアメリカに引渡ひきわたし。
• 第だい24号ごう - 1944年ねん3月がつ28日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1944年ねん6月がつ28日にち、硫黄いおう島とう南岸なんがんにて米べい潜水せんすい艦かんアーチャーフィッシュの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい26号ごう - 1944年ねん5月がつ31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん9月がつ6日にちアメリカに引渡ひきわたし、呉くれで解体かいたい。
• 第だい28号ごう - 1944年ねん5月がつ31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1944年ねん12月14日にち、ルソン島るそんとう西岸せいがんで米べい潜水せんすい艦かんブレニーの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい30号ごう - 1944年ねん6月がつ26日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん7月がつ28日にち、航空機こうくうき（由良ゆら内ない）
• 第だい32号ごう - 1944年ねん6月がつ30日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ16日にちイギリスに引渡ひきわたし。
• 第だい34号ごう - 1944年ねん8月がつ25日にち（石川いしかわ島とう造船ぞうせん所しょ） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ5日にちソ連それんに引渡ひきわたし。1960年ねん12月3日にち、除籍じょせき解体かいたい。
• 第だい36号ごう - 1944年ねん10月がつ21日にち（藤永ふじなが田た造船ぞうせん所しょ） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ19日にちアメリカに引渡ひきわたし、鶴見つるみで解体かいたい。
• 第だい38号ごう - 1944年ねん8月がつ10日とおか（川崎かわさき重工じゅうこう） - 1944年ねん11月15日にち、マニラ西方せいほうで米べい潜水せんすい艦かんハードヘッドの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい40号ごう - 1944年ねん12月22日にち（藤永ふじなが田た造船ぞうせん所しょ） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん8月がつ29日にち、中華民国ちゅうかみんこくに賠償ばいしょう艦かんとして引渡ひきわたされ、成安なりやす(Cheng-An)となる。1958年ねん、除籍じょせき解体かいたい。
• 第だい42号ごう - 1944年ねん8月がつ25日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん1月がつ10日とおか、沖縄おきなわ西方せいほうで米べい潜水せんすい艦かんパファーの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい44号ごう - 1944年ねん8月がつ31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ5日にちアメリカに引渡ひきわたし、川かわ﨑泉州しゅうで解体かいたいされた。
• 第だい46号ごう - 1944年ねん8月がつ29日にち（川崎重工かわさきじゅうこう） - 1945年ねん8月がつ17日にち触さわ雷かみなり沈没ちんぼつ。
• 第だい48号ごう - 1945年ねん3月がつ13日にち（藤永ふじなが田た造船ぞうせん所しょ） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん8月がつ28日にちソ連それんに引渡ひきわたし。
• 第だい50号ごう - 1944年ねん10月がつ13日にち（石川いしかわ島とう造船ぞうせん所しょ） - 終戦しゅうせん時じ大阪おおさかで艦かん尾お切断せつだん状態じょうたい。
• 第だい52号ごう - 1944年ねん9月がつ25日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ29日にちソ連それんに引渡ひきわたし。1958年ねん3月がつ11日にち除籍じょせき解体かいたいされた。
• 第だい54号ごう - 1944年ねん9月がつ30日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1944年ねん12月15日にち、航空機こうくうき（ルソン北方ほっぽう）
• 第だい56号ごう - 1944年ねん9月がつ27日にち（川崎重工かわさきじゅうこう） - 1945年ねん2月がつ17日にち、御蔵島みくらじま東方とうほうにて米べい潜水せんすい艦かんボーフィンの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい58号ごう - 1946年ねん4月がつ8日にち復員ふくいん輸送ゆそう船せんとして完成かんせい（藤永ふじなが田た造船ぞうせん所しょ） - 1947年ねん7月がつ31日にちアメリカに引渡ひきわたし、佐世保させぼで解体かいたい。
• 第だい60号ごう - 1944年ねん11月9日にち（川崎重工かわさきじゅうこう） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん8月がつ14日にちイギリスに引渡ひきわたし。
• 第だい62号ごう - 戦後せんご呉くれで完成かんせい予定よてい（日立造船ひたちぞうせん向島むこうじま工場こうじょう）も原因げんいん不明ふめいで浸水しんすい沈没ちんぼつ。 - 工程こうてい80％。1947年ねん呉くれで解体かいたい
• 第だい64号ごう - 1944年ねん10月がつ15日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1944年ねん12月3日にち、海南かいなん島とう東方とうほうにおいて米べい潜水せんすい艦かんパイプフィッシュの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい66号ごう - 1944年ねん10月がつ29日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん3月がつ13日にち、航空機こうくうき（海南かいなん島とう東方とうほう）
• 第だい68号ごう - 1944年ねん10月がつ20日はつか（川崎重工かわさきじゅうこう） - 1945年ねん3月がつ24日にち、カナ304船団せんだん護衛ごえい中ちゅう、航空機こうくうき（東シナ海ひがししなかい）
• 第だい70号ごう - 未成みせい（日立造船ひたちぞうせん向島むこうじま工場こうじょう）
• 第だい72号ごう - 1944年ねん11月25日にち（石川いしかわ島とう造船ぞうせん所しょ） - 1945年ねん7月がつ1日にち、鎮南浦みなみうら付近ふきんにて米べい潜水せんすい艦かんハッドの雷撃らいげきで撃沈げきちんされた。
• 第だい74号ごう - 1944年ねん12月がつ10日とおか（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん7月がつ14日にち、航空機こうくうき（室蘭むろらん港こう）
• 第だい76号ごう - 1944年ねん12月23日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん8月がつ28日にちソ連それんに引渡ひきわたし。
• 第だい78号ごう - 1946年ねん4月がつ4日にち、復員ふくいん輸送ゆそう船せんとして完成かんせい（川崎重工かわさきじゅうこう泉州せんしゅう工場こうじょう） - 1947年ねん7月がつ29日にちソ連それんに引渡ひきわたし。
• 第だい80号ごう - 未成みせい（向島むこうじま造船ぞうせん）
• 第だい82号ごう - 1944年ねん12月31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん8月がつ10日とおか、航空機こうくうき（北きた鮮東方とうほう）
• 第だい84号ごう - 1944年ねん12月31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん3月がつ29日にち、ヒ88J船団せんだんを護衛ごえい中ちゅう、仏ふつ印しるし東方とうほうで米べい潜水せんすい艦かんハンマーヘッドの雷撃らいげきにより撃沈げきちんされた。
• 第だい102号ごう - 1945年ねん1月がつ20日はつか（三菱みつびし長崎ながさき） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん8月がつ28日にちソ連それんに引渡ひきわたし。
• 第だい104号ごう - 1945年ねん1月がつ31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん8月がつ29日にち、中華民国ちゅうかみんこくに賠償ばいしょう艦かんとして引渡ひきわたされ、泰たい安やす(Tai-An)となる。1958年ねん、除籍じょせき解体かいたい。
• 第だい106号ごう - 1945年ねん1月がつ13日にち（石川いしかわ島とう造船ぞうせん所しょ） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ5日にちアメリカに引渡ひきわたし。
• 第だい112号ごう - 1944年ねん10月がつ24日にち（川崎重工かわさきじゅうこう泉州せんしゅう工場こうじょう） - 1945年ねん7月がつ18日にち、樺太からふと亜あ庭にわ湾わんにおいて稚やや泊はく連絡れんらく船せん宗谷そうや丸まるを護衛ごえい中ちゅう、米べい潜水せんすい艦かんバーブの雷撃らいげきを受うけ沈没ちんぼつ
• 第だい116号ごう - 1945年ねん11月28日にち、復員ふくいん輸送ゆそう船せんとして竣工しゅんこう（石川いしかわ島とう造船ぞうせん所しょ） - 1946年ねん3月がつ25日にちかく座ざにより船体せんたい放棄ほうき除籍じょせき。
• 第だい118号ごう - 1944年ねん12月27日にち（川崎重工かわさきじゅうこう泉州せんしゅう工場こうじょう） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ31日にち、上海しゃんはいにて中華民国ちゅうかみんこくに賠償ばいしょう艦かんとして引渡ひきわたされるも、軍ぐんに編入へんにゅうされず放置ほうち。1949年ねん5月がつ、上海しゃんはい陥落かんらくにより中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくに捕獲ほかくされ、長ちょう沙すな(Chang-Sha)に改称かいしょう。1975年ねん6月がつ、第だい242号ごう対たい潜せん標的ひょうてき艦かんに改称かいしょう。1982年ねん、海うみ没ぼつ処分しょぶん。
• 第だい122号ごう - 未成みせい（石川いしかわ島とう造船ぞうせん所しょ）
• 第だい124号ごう - 1945年ねん2月がつ9日にち（川崎重工かわさきじゅうこう泉州せんしゅう工場こうじょう） - 終戦しゅうせん時じ触さわ雷かみなりで航行こうこう不能ふのう状態じょうたい、1947年ねん川南かわみなみ香焼こうやぎ島とうで解体かいたい。
• 第だい126号ごう - 1945年ねん3月がつ26日にち（川崎重工かわさきじゅうこう泉州せんしゅう工場こうじょう） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん8月がつ14日にちイギリスに引渡ひきわたし
• 第だい130号ごう - 1944年ねん8月がつ12日にち（川崎重工かわさきじゅうこう泉州せんしゅう工場こうじょう） - 1945年ねん3月がつ30日にち、ヒ88J船団せんだん護衛ごえい中ちゅう、航空機こうくうき（仏ふつ印しるし東方とうほう）
• 第だい132号ごう - 1944年ねん9月がつ7日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 戦後せんご復員ふくいん輸送ゆそう
• 第だい134号ごう - 1944年ねん9月がつ7日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 1945年ねん4月がつ6日にち、ホモ03船団せんだん護衛ごえい中ちゅう、航空機こうくうき（廈門南方なんぽう）
• 第だい138号ごう - 1944年ねん10月がつ23日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 1945年ねん1月がつ2日にち、航空機こうくうき（ルソン西岸せいがん）
• 第だい142号ごう - 1946年ねん4月がつ7日にち、復員ふくいん輸送ゆそう船せんとして竣工しゅんこう（川崎重工かわさきじゅうこう泉州せんしゅう工場こうじょう） - 1947年ねん7月がつ29日にちソ連それんに引渡ひきわたし。
• 第だい144号ごう - 1944年ねん11月23日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 1945年ねん2月がつ2日にち、マレまれー半島はんとう東方とうほうにて米べい潜水せんすい艦かんベスゴの雷撃らいげきにより撃沈げきちんされた。
• 第だい150号ごう - 1944年ねん12月24日にち（播磨はりま造船ぞうせん） -復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ4日にち青島ちんたおでアメリカに引渡ひきわたし。
• 第だい154号ごう - 1945年ねん2月がつ7日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん9月がつ10日とおかイギリスに引渡ひきわたし、因島いんのしまで解体かいたい。
• 第だい156号ごう - 1945年ねん3月がつ8日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 掃海そうかい作業さぎょう後ごの1947年ねん9月がつ4日にちイギリスに引渡ひきわたし、舞鶴まいづるで解体かいたい。
• 第だい158号ごう - 1945年ねん4月がつ13日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ25日にちアメリカに引ひき渡わたし、舞鶴まいづるで解体かいたい。
• 第だい160号ごう - 1945年ねん8月がつ16日にち（播磨はりま造船ぞうせん） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん9月がつ8日にちイギリスに引渡ひきわたし、七尾ななおで解体かいたい。
• 第だい186号ごう - 1945年ねん2月がつ15日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 1945年ねん4月がつ2日にち、航空機こうくうき（奄美あまみ大島おおしま）
• 第だい190号ごう - 1945年ねん2月がつ21日にち（三菱みつびし長崎ながさき）- 終戦しゅうせん時じ大阪おおさかで中なか破やぶ。
• 第だい192号ごう - 1945年ねん2月がつ28日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ31日にち、中華民国ちゅうかみんこくに賠償ばいしょう艦かんとして引渡ひきわたされ、同どう安やす(Tong-An)となるも状態じょうたいが悪わるく、使用しようされることのないまま1952年ねんに除籍じょせき解体かいたいされた。
• 第だい194号ごう - 1945年ねん3月がつ15日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ6日にち、中華民国ちゅうかみんこくに賠償ばいしょう艦かんとして引渡ひきわたされ、威い海うみ(Wei-Hai)となる。1949年ねん4月がつ、長江ながえ突破とっぱ戦せんで中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくに捕獲ほかくされ済すみ南みなみ(Ji-Nan)に改称かいしょう。1970年代ねんだいに除籍じょせき後ご、実じつ艦かん標的ひょうてきになり海うみ没ぼつ処分しょぶん。
• 第だい196号ごう - 1945年ねん3月がつ31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ5日にちソ連それんに引渡ひきわたし。
• 第だい198号ごう - 1945年ねん3月がつ31日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 復員ふくいん輸送ゆそう後ごの1947年ねん7月がつ31日にち、上海しゃんはいにて中華民国ちゅうかみんこくに賠償ばいしょう艦かんとして引渡ひきわたされるも、軍ぐんに編入へんにゅうされず放置ほうちされる。1949年ねん5月がつ、上海しゃんはい陥落かんらくにより中華人民共和国ちゅうかじんみんきょうわこくに捕獲ほかくされ、西安しーあん(Xi-An)に改称かいしょうされた。1975年ねん、除籍じょせき解体かいたい。
• 第だい200号ごう - 1945年ねん4月がつ20日はつか（三菱みつびし長崎ながさき） - 終戦しゅうせん時じ中ちゅう破やぶ、舞鶴まいづるで解体かいたい。
• 第だい202号ごう - 1945年ねん7月がつ7日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 触さわ雷かみなりのため終戦しゅうせん時じ航行こうこう不能ふのう、1947年ねん佐世保させぼで解体かいたい。
• 第だい204号ごう - 1945年ねん7月がつ11日にち（三菱みつびし長崎ながさき） - 終戦しゅうせん時じ中ちゅう破やぶ状態じょうたい、1947年ねん佐世保させぼで解体かいたい。

参考さんこう文献ぶんけん

• アジア歴史れきし資料しりょうセンター（公式こうしき）
  • レファレンスコード：C13072021600 『昭和しょうわ１９年ねん１月がつ３１日にち現在げんざい　１０版はん　内うち令れい提要ていよう追録ついろく第だい１４号ごう原稿げんこう』

関連かんれん項目こうもく

• 大日本帝国だいにっぽんていこく海軍かいぐん艦艇かんてい一覧いちらん