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丘おかは花はなざかり (1952年ねんの映画えいが)

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丘おかは花はなざかり
監督かんとく 千葉ちば泰樹やすき
脚本きゃくほん 井手いで俊郎としお
水木みずき洋子ようこ
原作げんさく 石坂いしざか洋次郎ようじろう 小説しょうせつ『丘おかは花はなざかり』
製作せいさく 藤本ふじもと真澄ますみ
出演しゅつえん者しゃ 木暮こぐれ実千代みちよ
音楽おんがく 服部はっとり良一りょういち
主題歌しゅだいか 「丘おかは花はなざかり」作詞さくし 西條さいじょう八十やそ、作曲さっきょく 服部はっとり良一りょういち、唄うた 藤山ふじやま一郎いちろう
「君きみを待まつ間あいだ」作詞さくし 西條さいじょう八十やそ、作曲さっきょく 服部はっとり良一りょういち、唄うた 奈良なら光枝みつえ
撮影さつえい 中井なかい朝一あさいち
編集へんしゅう 笠間かさま秀敏ひでとし
製作せいさく会社かいしゃ 東宝とうほう[1]
配給はいきゅう 東宝とうほう[1]
公開こうかい 日本の旗1952年ねん11月18日にち[1]
上映じょうえい時間じかん 119分ふん[2][注釈ちゅうしゃく 1]
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
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『丘おかは花はなざかり』（おかははなざかり）は、1952年ねんに公開こうかいされた千葉ちば泰樹やすき監督かんとくの日本にっぽん映画えいが[5]。

概要がいよう

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朝日新聞あさひしんぶん連載れんさい、新潮社しんちょうしゃより出版しゅっぱんされた石坂いしざか洋次郎ようじろうによる同名どうめい小説しょうせつを原作げんさく[6]に、『東京とうきょうの恋人こいびと[要よう曖昧あいまいさ回避かいひ]』の千葉ちば泰樹やすきが監督かんとく、同おなじく『東京とうきょうの恋人こいびと』の井手いで俊郎としおが脚色きゃくしょく、『おかあさん』の水木みずき洋子ようこもまた井手いでと共同きょうどうで脚色きゃくしょくを担当たんとうした[5]。

東宝とうほう創立そうりつ20周年しゅうねん記念きねん作品さくひんであり、また1963年ねんには浅丘あさおかルリ子るりこ主演しゅえんでの本ほん作さくのリメイク版ばん『丘おかは花はなざかり』が製作せいさくされている[4]。

出演しゅつえん者しゃは『足あしにさわったおんな』の池部いけべ良りょう、『結婚けっこん案内あんない』の杉すぎ葉子ようこ、『娘むすめはかく抗議こうぎする』の高杉たかすぎ早苗さなえなどが主要しゅよう出演しゅつえん者しゃ陣じんとして登場とうじょうする[5]。

本ほん作さくで岩本いわもとひさ子こを演えんじた中北なかきた千枝子ちえこは1952年度ねんど、第だい7回かい毎日まいにち映画えいがコンクールで本ほん作さくほか2作さくの演技えんぎにより女優じょゆう助演じょえん賞しょうを受賞じゅしょうし[7]、また同どう年度ねんど第だい3回かいブルーリボン賞しょうにおいてもやはり女優じょゆう助演じょえん賞しょうを受賞じゅしょうしている[8]。

あらすじ

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東洋とうよう評論ひょうろん社しゃの入社にゅうしゃ試験しけんに合格ごうかくした香月かつき美和子みわこ（杉すぎ葉子ようこ）は、姉あねの高畠たかはた信子のぶこ（木暮こぐれ実千代みちよ）夫婦ふうふの元もとで居候いそうろうしていた[9]。

姉あね信子のぶこの夫おっとである高畠たかはた勇造ゆうぞう（清水しみず将夫まさお）は実直じっちょくな紳士しんしで妻つまの信子のぶこは生活せいかつに何なんの不自由ふじゆうも感かんじてはいなかったが、刺激しげきのない日常にちじょう生活せいかつ自体じたいに退屈たいくつを覚おぼえ、子供こどもが通かよう学校がっこうのPTA役員やくいんとして活躍かつやくするようになり、同おなじく役員やくいんを努つとめる石山いしやま春雄はるお（上原うえはら謙けん）と親したしくなった[9]。夫おっとを持もつ身みながら信子のぶこはキザだが女性じょせいに優やさしい石山いしやまの魅力みりょくに惹ひかれそうになり、また石山いしやまも信子のぶこの美貌びぼうに惹ひかれ信子のぶこの気きを引ひくために様々さまざまな手段しゅだんを取とった[9]。

その頃ころ、妹いもうとの美和子みわこは会社かいしゃで同おなじ社員しゃいんである野崎のさき正也まさや（池部いけべ良りょう）に好意こういを持もったものの、編集へんしゅう長ちょうの野呂のろ良三りょうぞう（山村やまむら聡さとし）の家庭かていに出入でいりし、野呂のろが妻つまを喪うしなった淋さびしさに同情どうじょうし、また年老としおいた野呂のろの母ははや野呂のろの子こどもたちに自分じぶんが慕したわれるうちに、次第しだいに野崎のさきから心しん変かわりし野呂のろを結婚けっこん相手あいてにと考かんがえるようになり、ついには野呂のろに告白こくはくした[9]。しかし野呂のろは美和子みわこの告白こくはくを受うけ入いれず、また美和子みわこに対たいし、若わかい彼女かのじょは若わかい相手あいてを探さがし、そして共ともに苦労くろうし家庭かていを築きずいていくべきである旨むねを諭さとした[9]。

信子のぶこも石山いしやまと不倫ふりん関係かんけいになりかけたものの、人妻ひとづまとしての自覚じかくからそれを自省じせいし、また夫おっと勇造ゆうぞうにそれらの顛末てんまつを報告ほうこくし事ことなきを得えた[9]。

ある日ひ、高畠たかはた夫妻ふさいと美和子みわこ、野崎のさきの4人にんは美和子みわこの叔父おじ（志村しむら喬たかし）が営いとなむ牧場ぼくじょうへ訪おとずれ、その花はなざかりの丘おかに寝転ねころんだ美和子みわこと野崎のさきは、楽たのしい未来みらいの生活せいかつ設計せっけいを語かたり合あった[9]。

スタッフ

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キャスト

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受賞じゅしょう歴れき

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関連かんれん書籍しょせき

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  • 石坂いしざか洋次郎ようじろう原作げんさく、井手いで俊郎としお共著きょうちょ、水木みずき洋子ようこ共著きょうちょ『シナリオ 丘おかは花はなざかり』三笠みかさ書房しょぼう、1952年ねん11月。国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんサーチ：R100000001-I31111100493519。 

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく
  1. ^ 映画えいが.comおよびMovie Walker[要よう曖昧あいまいさ回避かいひ]によれば119分ふん[2][3]、allcinemaによれば120分ふん[4]。
脚注きゃくちゅう
  1. ^ a b c d e 映連えいれん.
  2. ^ a b 映画えいが.com.
  3. ^ MovieWalker.
  4. ^ a b allcinema.
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p kinenote.
  6. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa 国立こくりつ映画えいがアーカイブ.
  7. ^ a b "毎日まいにち映画えいがコンクール 第だい7回かい（1952年ねん）". 毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ. 2021年ねん12月11日にち閲覧えつらん。
  8. ^ a b "１９５２年ねん 第だい３回かい ブルーリボン賞しょう". allcinema. 2021年ねん12月11日にち閲覧えつらん。
  9. ^ a b c d e f g h i 文化庁ぶんかちょう.
  10. ^ 石坂いしざか洋次郎ようじろう『丘おかは花はなざかり』新潮社しんちょうしゃ、1952年ねん。国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんサーチ：R100000002-I000000890278。 

参考さんこう文献ぶんけん

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外部がいぶリンク

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