山村やまむら聰さとし

やまむら そう 山村やまむら 聰さとし
『黒くろい潮しお』（1954年ねん）
本名ほんみょう	古賀こが 寛定ひろさだ（こが ひろさだ）
別べつ名義めいぎ	山村やまむら 聡さとし
生年月日せいねんがっぴ	(1910-02-24) 1910年ねん2月がつ24日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2000-05-26) 2000年ねん5月26日にち（90歳さい没ぼつ）
出生しゅっしょう地ち	奈良なら県けん山辺やまべ郡ぐん
死没しぼつ地ち	東京とうきょう都と杉並すぎなみ区く
身長しんちょう	171 cm
血液けつえき型がた	AB型がた
職業しょくぎょう	俳優はいゆう、映画えいが監督かんとく
ジャンル	映画えいが、演劇えんげき、テレビドラマ
活動かつどう期間きかん	1936年ねん - 2000年ねん
配偶はいぐう者しゃ	あり
著名ちょめいな家族かぞく	古賀こが定雄さだお（祖父そふ）
主おもな作品さくひん
映画えいが 『女優じょゆう須磨子すまこの恋こい』 『宗方むなかた姉妹しまい』 『蟹工船かにこうせん』 『東京とうきょう物語ものがたり』（1953年ねん） 『黒くろい潮しお』 『女おんなは二に度ど生うまれる』 『傷きずだらけの山河さんが』 『太平洋たいへいよう奇跡きせきの作戦さくせん キスカ』 『日本にっぽんのいちばん長ながい日ひ』 『トラ・トラ・トラ!』 テレビドラマ 『あゝ忠臣蔵ちゅうしんぐら』 『春はるの坂道さかみち』 『必殺ひっさつ仕掛しかけ人じん』 『非情ひじょうのライセンス』 『助たすけ人じん走はしる』 『華麗かれいなる一族いちぞく』 『はじめまして』 『柳生やぎゅう一族いちぞくの陰謀いんぼう』 『服部はっとり半蔵はんぞう 影かげの軍団ぐんだん』 『柳生やぎゅうあばれ旅たび』 『ザ・ハングマン』 『影かげの軍団ぐんだんII』 『柳生やぎゅう十兵衛じゅうべえあばれ旅たび』 CM トヨタ・クラウン
受賞じゅしょう 日本にっぽんアカデミー賞しょう 会長かいちょう特別とくべつ賞しょう 2001年ねん ブルーリボン賞しょう 主演しゅえん男優だんゆう賞しょう 1951年ねん『宗方むなかた姉妹しまい』 助演じょえん男優だんゆう賞しょう 1962年ねん『あれが港みなとの灯ひだ』『河口かこう』 その他たの賞しょう 毎日まいにち映画えいがコンクール 男優だんゆう主演しゅえん賞しょう 1955年ねん『山やまの音おと』『黒くろい潮しお』 助演じょえん賞しょう 1951年ねん『宗方むなかた姉妹しまい』『大利根おおとねの夜霧よぎり』『帰郷ききょう』 キネマ旬報きねまじゅんぽうベスト・テン 主演しゅえん男優だんゆう賞しょう 1965年ねん『傷きずだらけの山河さんが』 日本にっぽん映画えいが批評ひひょう家か大賞たいしょう ゴールデン・グローリー賞しょう 1996年ねん 紫綬褒章しじゅほうしょう 1977年ねん 勲くん四よん等とう旭日きょくじつ小しょう綬章じゅしょう 1983年ねん

山村やまむら 聰さとし（やまむら そう、（1910年ねん〈明治めいじ43年ねん〉2月がつ24日にち - 2000年ねん〈平成へいせい12年ねん〉5月26日にち）は、日本にっぽんの俳優はいゆう・映画えいが監督かんとく。作品さくひんにより、「山村やまむら 聡さとし」のクレジット表記ひょうきもある。

生涯しょうがいで出演しゅつえんした本数ほんすうは195本ほんに上のぼる。

第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん後ごの日本にっぽん映画えいが史しを代表だいひょうする名優めいゆうの一人ひとりであり、日本にっぽん映画えいが界かいの大だいスターの一人ひとりでもあった。

来歴らいれき・人物じんぶつ

『アサヒグラフ』1954年ねん9月22日にち号ごう

奈良なら県けん山辺やまべ郡ぐん（現げん・天理てんり市し）出身しゅっしん。神戸こうべ一いち中なか、旧制きゅうせい一いち高だかを経へて東京とうきょう帝国ていこく大学だいがく文学部ぶんがくぶ卒業そつぎょう。

研究けんきゅう劇団げきだん「太陽たいよう座ざ」に入団にゅうだん。戦前せんぜんの劇団げきだん文化ぶんか座ざ等とうでの舞台ぶたい活動かつどうを経へて、1946年ねん、『命いのちある限かぎり』で映画えいが初はつ出演しゅつえん。1947年ねん、溝口みぞぐち健二けんじ監督かんとく作品さくひんの『女優じょゆう須磨子すまこの恋こい』で田中たなか絹代きぬよ演えんじる松井まつい須磨子すまこの愛人あいじん役やく・島村しまむら抱月ほうげつ役やくに抜擢ばってきされ、1950年ねんには小津おつ安あん二郎じろう監督かんとく作品さくひんの『宗方むなかた姉妹しまい』で第だい1回かいブルーリボン賞しょうの主演しゅえん男優だんゆう賞しょうを受賞じゅしょう。同おなじく小津おつの監督かんとく作品さくひんである『東京とうきょう物語ものがたり』など数すう多おおくの映画えいがに出演しゅつえんする一方いっぽう、1952年ねんには東宝とうほう砧きぬた撮影さつえい所しょの芸能げいのう部長ぶちょうであった山田やまだ典のり吾われとともに独立どくりつプロ「現代げんだいぷろだくしょん」を設立せつりつし、翌年よくねんには山村さんそん自身じしんも多額たがくの出資しゅっしをして完成かんせいさせた第だい1回かい監督かんとく作品さくひん『蟹工船かにこうせん』を発表はっぴょう、映画えいが監督かんとくとしても活躍かつやくした。

山村さんそんは日本にっぽん映画えいが界かいにおいて風格ふうかくのある名優めいゆうとして戦後せんごの早はやい時期じきから重宝ちょうほうされる存在そんざいであり、更さらに極きわめて英語えいごが堪能かんのうであったこともあり海外かいがい製作せいさくの映画えいがへの出演しゅつえんが多おおく、ハリウッド映画えいがでは1958年ねんに公開こうかいされた20世紀せいきフォックス製作せいさくの『黒船くろふね』（ジョン・ヒューストン監督かんとく）の下田しもだ奉行ぶぎょうの田村たむら左衛門さえもん守役もりやくでジョン・ウェインと、1986年ねんに公開こうかいされたパラマウント映画えいが『ガン・ホー』（ロン・ハワード監督かんとく）の日本にっぽんの自動車じどうしゃメーカーの重役じゅうやく・坂本さかもと役やくでマイケル・キートンらとそれぞれ共演きょうえんしている。

1970年ねんに黒澤くろさわ明あきらが監督かんとくを降板こうばんした、太平洋戦争たいへいようせんそう劈頭へきとうの真珠湾しんじゅわん攻撃こうげきを描えがいた日米にちべい合作がっさくの戦争せんそう映画えいが『トラ・トラ・トラ!』では連合れんごう艦隊かんたい司令しれい長官ちょうかん山本やまもと五十六いそろくを演えんじた。同どう作さくの主演しゅえんに至いたった経緯けいいとしては、当初とうしょのキャスティングで黒澤くろさわが演技えんぎ経験けいけんのない実業じつぎょう家かを山本やまもと五ご十じゅう六ろく役やくに抜擢ばってきして撮影さつえいを進すすめていたものの、20世紀せいきフォックスとの間あいだのトラブルで黒澤くろさわが監督かんとくを降板こうばんしたことにより日本にっぽん側がわ撮影さつえいチームが解散かいさんし、後任こうにんに舛田ますだ利雄としおと深作ふかさく欣二きんじ両りょう監督かんとくが就任しゅうにんし制作せいさく再開さいかいとなったものの、山本やまもと五ご十じゅう六ろく役やくが内定ないていしていた劇団げきだん民藝みんげいの芦田あしだ伸介しんすけが突如とつじょ『トラ・トラ・トラ!』を降板こうばん。民藝みんげいの実力じつりょく者しゃであった宇野うの重吉しげよしと滝沢たきざわ修おさむが「黒澤くろさわさんが二に年ねん以上いじょうも構想こうそうを練ねってこられた作品さくひん。黒澤くろさわさんのものでなくなった作品さくひんに出演しゅつえんするのは芸術げいじゅつ家かとして信義しんぎにもとる」と芦田あしだに圧力あつりょくをかけたための断念だんねんだった。このため急遽きゅうきょ、山村さんそんが山本やまもと五ご十じゅう六ろく役やくのオファーを受うけた。山村さんそんは、東映とうえい制作せいさくの連続れんぞく時代じだい劇げきドラマ『あゝ忠臣蔵ちゅうしんぐら』の主役しゅやく・大石おおいし内蔵助くらのすけとして、撮影さつえい場所ばしょの京都きょうとで主演しゅえんしており、東京とうきょうと京都きょうとを往復おうふくする新幹線しんかんせんで『トラ・トラ・トラ!』の台本だいほんを読よみ、「日本にっぽん側がわに忠実ちゅうじつに書かいてあり役柄やくがらに不満ふまんはない。どうしても出演しゅつえんしたい」と出演しゅつえんへの意欲いよくを燃もやし、東映とうえいと相談そうだんのうえ掛かけ持もちで本ほん作さくに出演しゅつえんした。

『トラ・トラ・トラ！』主演しゅえんの影響えいきょうで、同どう時期じきに鹿島かしま守之もりゆき助すけ役やくのオファーを受うけていた映画えいが『超ちょう高層こうそうのあけぼの』への出演しゅつえんを佐野さの周二しゅうじと交代こうたいして降板こうばんするなどの影響えいきょうが出でた。

1972年ねんには必殺ひっさつシリーズ第だい1作さくの『必殺ひっさつ仕掛しかけ人じん』に元締もとじめ音羽屋おとわや半はん右みぎ衛門えもんを演えんじ、代表だいひょう作さくの一ひとつになった。

1976年ねんには『隠かくし目付めつけ参上さんじょう』に元締もとじめ的てきな役柄やくがらである松平まつだいら伊豆いず守まもる信明のぶあき役やくには、必殺ひっさつシリーズの元締もとじめ役やくで人気にんきのあった山村さんそんが内定ないていしていたが、これに本ほん作さくのスポンサーの白しろ鹿しかから待まったがかかった。山村さんそんは当時とうじ、白しろ鹿しかのライバルメーカーである日本にっぽん盛もりのCMに出演しゅつえんしており、山村さんそんの起用きようは断念だんねん、自身じしんが出演しゅつえんしていたスポンサー絡がらみで降板こうばんを余儀よぎなくされた。松平まつだいら伊豆いず守まもる信明のぶあき役やくは三船みふね敏郎としおの二に役やくで行いくことになった。

トヨタ・クラウンのCMキャラクターを長年ながねん務つとめ、1962年ねんの2代目だいめから1979年ねんの6代目だいめまで出演しゅつえんした。

山村さんそんと同おなじく旧制きゅうせい神戸こうべ一いち中なか卒業そつぎょうの志村しむら喬たかしを尊敬そんけいし三船みふね敏郎としおとは親友しんゆうだった。

高倉たかくら健けんと岩下いわした志麻しまと渡わたり哲也てつやの父親ちちおや役やくを演えんじたことがある。

また、熱心ねっしんな釣つり人じんとして知しられ、1974年ねんには『釣つりひとり』という著書ちょしょも出版しゅっぱんしたことがある。東京とうきょう・銀座ぎんざに自身じしんの釣具つりぐ店てん「ポイント」を経営けいえいしていた。旧制きゅうせい一いち高だか時代じだいには東京とうきょう湾わんでハゼに熱中ねっちゅうし、長ながじては利根川とねがわ下流かりゅうの水郷すいごう地帯ちたいでヘラブナ釣づりを楽たのしみ、一いちカ月かげつ滞在たいざいすることがあった。

2000年ねん5月26日にち午後ごご4時じ40分ふん、急性きゅうせい心筋梗塞しんきんこうそくのため東京とうきょう都と杉並すぎなみ区くの病院びょういんで死去しきょ。90歳さいだった。 墓所はかしょは青山あおやま霊園れいえんにある。

主おもな出演しゅつえん

映画えいが

『蟹工船かにこうせん』（1953年ねん）

『東京とうきょう物語ものがたり』（1953年ねん）

『にごりえ』（1953年ねん）

『早春そうしゅん』（1956年ねん）

• 命いのちある限かぎり（1946年ねん）
• 女優じょゆう須磨子すまこの恋こい（1947年ねん、松竹しょうちく） - 島村しまむら抱月ほうげつ
• 第だい二にの人生じんせい（1948年ねん）
• 宗方むなかた姉妹しまい（1950年ねん）
• 雪ゆき夫人ふじん絵図えず（1950年ねん）
• 帰郷ききょう （1950年ねん）
• 情熱じょうねつのルムバ （1950年ねん）
• 自由じゆう学校がっこう（1951年ねん）
• 武蔵野むさしの夫人ふじん（1951年ねん、東宝とうほう） - 大野おおの英治えいじ
• めし（1951年ねん、東宝とうほう） - 岡本おかもと隆一郎りゅういちろう
• ひばりの子守こもり唄うた（1951年ねん）
• リンゴ園えんの少女しょうじょ（1952年ねん）
• 足あしにさわった女おんな（1952年ねん、東宝とうほう） - 小説しょうせつ家か
• 現代げんだい人じん （1952年ねん、松竹しょうちく） - 荻野おぎの守利もりとし
• 風ふうふたゝび （1952年ねん、東宝とうほう） - 道原どうばら敬けい良りょう
• 安宅あたか家かの人々ひとびと（1952年ねん）
• 吹ふけよ春風しゅんぷう（1953年ねん）
• 縮図しゅくず（1953年ねん）
• 東京とうきょう物語ものがたり（1953年ねん、松竹しょうちく） - 平山ひらやま幸一こういち
• にごりえ（1953年ねん）
• 山やまの音おと（1954年ねん）
• 風ふう立たちぬ（1954年ねん）
• どぶ（1954年ねん）
• 日本にっぽん敗やぶれず（1954年ねん）
• 黒くろい潮しお（1954年ねん）
• 真実しんじつ一路いちろ（1954年ねん）
• 愛あいのお荷物にもつ（1955年ねん）
• あした来くる人ひと（1955年ねん）
• 青春せいしゅん怪談かいだん（1955年ねん、日活にっかつ） - 奥村おくむら鉄也てつや
• 楊貴妃ようきひ（1955年ねん）
• 朱しゅと緑みどり（1956年ねん）
• 忘わすれえぬ慕情ぼじょう（1956年ねん）
• 真昼まひるの暗黒あんこく（1956年ねん）
• 早春そうしゅん（1956年ねん、東宝とうほう） - 阿おもね合ごう豊ゆたか
• 四よん十じゅう八はち歳さいの抵抗ていこう（1956年ねん、大映だいえい） - 西村にしむら耕こう太郎たろう
• 魔まの季き節ぶし（1956年ねん）
• 満みちて来くる潮しお（1956年ねん）
• 東京とうきょう暮色ぼしょく（1957年ねん、松竹しょうちく） - 関口せきぐち積つもる
• 穴あな（1957年ねん）
• 爆音ばくおんと大地だいち（1957年ねん）
• 夜よるの蝶ちょう（1957年ねん、大映だいえい） - 白沢しらさわ一郎いちろう
• 智恵子ちえこ抄しょう（1957年ねん、東宝とうほう） - 高村たかむら光太郎こうたろう
• 地獄じごく花はな（1957年ねん、大映だいえい） - 峡かいの馬うま介かい
• 希望きぼうの乙女おとめ（1958年ねん）
• 紫むらさき頭巾ずきん（1958年ねん） - 田沼たぬま意次おきつぐ
• 黒船くろふね（ハリウッド映画えいが、主演しゅえんジョン・ウェイン 1958年ねん）
• 闇やみを横切よこぎれ（1959年ねん）
• 人間にんげんの條件じょうけん 第だい一部いちぶ 純愛じゅんあい篇へん・第だい二に部ぶ 激怒げきど篇へん（1959年ねん、松竹しょうちく） - 沖島おきしま
• 忠臣蔵ちゅうしんぐら 櫻花おうかの巻まき・菊花きっかの巻まき（1959年ねん、東映とうえい） - 千坂ちさか兵部ひょうぶ
• 遠山とおやまの金きむさん たつまき奉行ぶぎょう（1959年ねん、東映とうえい）
• 勝利しょうりと敗北はいぼく（1960年ねん、大映だいえい） - 峰岸みねぎし謹平
• 女おんなは二に度ど生うまれる（1961年ねん）
• あれが港みなとの灯ひだ（1961年ねん）
• 愛情あいじょうの系譜けいふ（1961年ねん）
• 河口かわぐち（1961年ねん）
• 世界せかい大戦たいせん争そう（1961年ねん、東宝とうほう） - 首相しゅしょう
• 五ご人にんの突撃とつげき隊たい（1961年ねん）
• 安あん寿ひさしと厨子ずし王丸おうまる（1961年ねん、東映とうえい） - 藤原ふじわら師し実み ※東映動画とうえいどうが製作せいさくの劇場げきじょう用ようアニメ映画えいが
• わが恋こいの旅路たびじ（1961年ねん）
• 背徳はいとくのメス（1961年ねん）
• 八はち百ひゃく万まん石せきに挑いどむ男おとこ（1961年ねん）
• 涙なみだを、獅子ししのたて髪かみに（1962年ねん）
• 香港ほんこんの星ほし（1962年ねん）
• 河かわのほとりで（1962年ねん）
• 夢ゆめでありたい（1962年ねん）
• 太平洋戦争たいへいようせんそうと姫ひめゆり部隊ぶたい（1962年ねん）
• 秋津あきつ温泉おんせん（1962年ねん）
• 山やまの讃歌さんか・燃もえゆる若者わかものたち（1962年ねん）
• からみ合あい（1962年ねん）
• 家庭かていの事情じじょう（1962年ねん）
• 瘋癲ふうてん老人ろうじん日記にっき（1962年ねん）
• ギャング忠臣蔵ちゅうしんぐら（1963年ねん、東映とうえい） - 立花たちばな
• 続ぞく・忍しのびの者もの（1963年ねん）
• あの橋はしの畔ほとりで・第だい3部ぶ（1963年ねん）
• あの人ひとはいま（1963年ねん）
• 花はなの咲さく家いえ（1963年ねん）
• 傷きずだらけの山河さんが（1964年ねん）
• 肉体にくたいの学校がっこう（1965年ねん、東宝とうほう） - 平たいら敏信としのぶ
• 美うつくしさと哀かなしみと（1965年ねん、松竹しょうちく） - 大木おおき年雄としお
• 太平洋たいへいよう奇跡きせきの作戦さくせん キスカ（1965年ねん、東宝とうほう） - 川島かわしま
• 東宝とうほう8.15シリーズ（東宝とうほう）
  • 日本にっぽんのいちばん長ながい日ひ（1967年ねん） - 米内よない光政みつまさ
  • 激動げきどうの昭和しょうわ史し 軍閥ぐんばつ（1970年ねん） - 米内よない光政みつまさ
• トラ・トラ・トラ!（1970年ねん、20世紀せいきフォックス） - 山本やまもと五十六いそろく
• 子連こづれ狼おおかみ 親おやの心しん子この心しん（1972年ねん）
• 必殺ひっさつシリーズ
  • 必殺ひっさつ仕掛しかけ人じん（1973年ねん）
  • 必殺ひっさつ仕掛しかけ人じん 梅安ばいあん蟻地獄ありじごく（1973年ねん）
  • 必殺ひっさつ仕掛しかけ人じん 春雪しゅんせつ仕掛しかけ針はり（1974年ねん）
• ノストラダムスの大だい予言よげん（1974年ねん） - 総理そうり大臣だいじん
• 動脈どうみゃく列島れっとう（1975年ねん、東宝とうほう） - 長田ながた
• 犬いぬ笛ふえ（1978年ねん、東宝とうほう） - 遠藤えんどう
• 影かげの軍団ぐんだん 服部はっとり半蔵はんぞう（1980年ねん）
• ウィーン物語ものがたり ジェミニ・YとS（1982年ねん、東宝とうほう） - 文左衛門ぶんざえもん（ミスター・ブン）
• 南極なんきょく物語ものがたり（1983年ねん、日本ヘラルド映画にっぽんへらるどえいが・東宝とうほう） - 岩切いわきり竜雄たつお
• 二に代目だいめはクリスチャン（1985年ねん、東宝とうほう） - 中ちゅう津川つがわ勇吉ゆうきち
• 山下やました少年しょうねん物語ものがたり（1985年ねん、キネマ東京とうきょう） - 松前まさき重義しげよし
• ガン・ホー（1986年ねん、パラマウント映画えいが） - 坂本さかもと
• 吉原よしはら炎上えんじょう（1987年ねん、東映とうえい） - 大倉おおくら伊三郎いさぶろう
• 橋はし（1988年ねん） - 酒井さかい太一郎たいちろう
• ゴジラvsキングギドラ（1991年ねん、東宝とうほう） - 林田はやしだ首相しゅしょう
• さくら（1994年ねん） - 笹部ささべ新太郎しんたろう
• GOING WEST 西にしへ…（1997年ねん） - 川原かわはら正吾しょうご

テレビドラマ

• ただいま11人にん（1964年ねん - 1967年ねん、TBS） - 早乙女さおとめ浩ひろし
• 男おとこありて（1964年ねん、日本にほんテレビ） - 島村しまむら達郎たつお
• われら弁護士べんごし（1968年ねん、日本にほんテレビ） - 坂田さかた五郎ごろう
• 東芝とうしば日曜にちよう劇場げきじょう（TBS）
  • くるま宿やど（1968年ねん4月がつ21日にち） - 吉兵衛きちべえ
  • 女おんなと味噌汁みそしる その16（1970年ねん5月がつ10日とおか） - 森もり章吾しょうご
  • 縁えん（1984年ねん2月がつ26日にち） - 木庭こば秀しゅう豊ゆたか
• あゝ忠臣蔵ちゅうしんぐら（1969年ねん、関西かんさいテレビ） - 大石おおいし内蔵助くらのすけ
• 江戸川えどがわ乱歩らんぽシリーズ 明智あけち小五郎こごろうシリーズ（1970年ねん、東京とうきょう12チャンネル） - 平井ひらい教授きょうじゅ
• 春はるの坂道さかみち（1971年ねん、NHK大河たいがドラマ） - 徳川とくがわ家康いえやす
• おらんだ左近さこん事件じけん帖じょう（1971年ねん） - 尾張おわり大納言だいなごん ※第だい2話わのみの出演しゅつえん
• 24時じ間あいだの男おとこ（1972年ねん、TBS/大映だいえいテレビ） - 沢木さわき
• 必殺ひっさつシリーズ（ABC）
  • 必殺ひっさつ仕掛しかけ人じん（1972年ねん - 1973年ねん） - 音羽屋おとわや半はん右みぎ衛門えもん
  • 助たすけ人じん走はしる（1973年ねん - 1974年ねん） - 清せい兵衛ひょうえ
• 水みず滸伝（1973年ねん - 1974年ねん） - 盧の俊しゅん義よし
• 非情ひじょうのライセンス（1973年ねん - 1974年ねん、1974年ねん - 1977年ねん、1980年ねん） - 矢部やべ警視けいし
• 狼おおかみ・無頼ぶらい控ひかえ（1973年ねん - 1974年ねん、MBS） - 跡部あとべ和泉いずみ守もり
• 事件じけん狩かり（1974年ねん）
• 華麗かれいなる一族いちぞく（1974年ねん - 1975年ねん、MBS） - 万まん俵ひょう大介だいすけ
• ご存ぞんじ金きんさん捕物とりもの帳ちょう （1974年ねん - 1975年ねん） - 筒井つつい和泉いずみ守もり
• 日本にっぽん沈没ちんぼつ（1974年ねん12月29日にち、1975年ねん2月がつ16日にち、1975年ねん3月がつ9日にち） - 松川まつかわ首相しゅしょう
• 氷こおり紋もん（1974年ねん - 1975年ねん）
• はじめまして（1975年ねん）- 妻子さいし雄作ゆうさく
• 虹にじのエアポート（1975年ねん - 1976年ねん、TBS/松竹しょうちく株式会社かぶしきがいしゃ） - 大森おおもり
• 白しろい秘密ひみつ（1976年ねん - 1977年ねん、TBS/松竹しょうちく株式会社かぶしきがいしゃ） - 藤森ふじもり豪つよし太郎たろう
• ほんとうに（1976年ねん - 1977年ねん） - 上條かみじょう祐ゆう人じん
• ジグザグブルース（1977年ねん） - 朝比奈あさひな署長しょちょう
• 新幹線しんかんせん公安こうあん官かん（1977年ねん、1978年ねん） - 芝しば辻つじ啓介けいすけ
• 家族かぞく（1977年ねん - 1978年ねん）- 外川そとかわ伸介しんすけ
• 人間にんげんの証明しょうめい（1978年ねん） - 郡こおり陽平ようへい
• 柳生やぎゅう一族いちぞくの陰謀いんぼう（1978年ねん - 1979年ねん） - 柳生やぎゅう宗矩むねのり
• 午後ごごの恋人こいびと（1979年ねん）- 坪井つぼい東作とうさく
• 赤穂あこう浪士ろうし（1979年ねん） - 千坂ちさか兵部ひょうぶ
• 女おんなたちの忠臣蔵ちゅうしんぐら（1979年ねん12月9日にち） - 小野寺おのでら十内じゅうない
• 服部はっとり半蔵はんぞう 影かげの軍団ぐんだん（1980年ねん） - 保科ほしな正之まさゆき
• 心しん（1980年ねん6月がつ19日にち、6月26日にち - 1981年ねん）- 三條さんじょう
• 柳生やぎゅうあばれ旅たび（1980年ねん - 1981年ねん） - 柳生やぎゅう宗矩むねのり
• ザ・ハングマンシリーズ - ゴッド
  • 「ザ・ハングマン」（1980年ねん - 1981年ねん）
  • 「ザ・ハングマンII」（1982年ねん）
• うわさの淑女しゅくじょ（1981年ねん） - 鈴すず旗き敬三けいぞう
• 影かげの軍団ぐんだんII（1981年ねん - 1982年ねん） - 平賀ひらが源内げんない
• ちょっといい姉妹しまい（1981年ねん - 1982年ねん）
• 柳生やぎゅう十兵衛じゅうべえあばれ旅たび（1982年ねん - 1983年ねん） - 柳生やぎゅう宗矩むねのり
• 出逢であい・めぐり逢あい（1983年ねん）
• 大奥おおおく 第だい27回かい「塵ちりに咲さく花はな」第だい28回かい「女帝にょていへの階段かいだん」第だい29回かい「渚なぎさの体験たいけん」（1983年ねん） - 新井あらい白石はくせき
• 鬼おに龍りゅう院いん花子はなこの生涯しょうがい（1984年ねん） - 須田すだ宇市
• 西部せいぶ警察けいさつ PART-III 最終さいしゅう回かい（第だい70話わ）「大門だいもん死しす! 男おとこ達たちよ永遠えいえんに……」（1984年ねん10月がつ22日にち） - 亜細亜あじあ電機でんき・佐伯さえき会長かいちょう
• ニュードキュメンタリードラマ昭和しょうわ 松本まつもと清張せいちょう事件じけんにせまる （1984年ねん） - 第だい4・7回かいナレーター
• 12時じ間あいだ超ちょうワイドドラマ（テレビ東京てれびとうきょう）
  • 風雲ふううん 柳生やぎゅう武芸ぶげい帳ちょう（1985年ねん1月がつ2日にち） - 真田さなだ幸村ゆきむら
  • 宮本みやもと武蔵むさし（1990年ねん1月がつ2日にち） - 長岡ながおか佐渡さど
• 一休いっきゅうさん・喝かつ!（1986年ねん）
• 氷こおり紋もん（1986年ねん）
• 若わか大将たいしょう天下でんかご免めん!（1987年ねん） - 水野みずの忠邦ただくに
• 土曜どようワイド劇場げきじょう
  • フランスグルメ殺人さつじん事件じけん（1987年ねん8月がつ22日にち）
  • 西村にしむら京太郎きょうたろうトラベルミステリー14 アルプス誘拐ゆうかいルート（1989年ねん4月がつ1日にち） - 田村たむら医院いいん院長いんちょう
  • 高松たかまつ－神戸こうべジャンボフェリー殺人さつじん海峡かいきょう（1996年ねん9月がつ14日にち） - 大林おおばやし永ひさし之これ助すけ
• さよなら李り香蘭こうらん（1989年ねん12月2日にち）※特別とくべつ出演しゅつえん
• 眠ねむり狂四郎きょうしろう（1989年ねん、テレビ朝日てれびあさひ） - 武部たけべ千せん十郎じゅうろう
• 柳生やぎゅう武芸ぶげい帳ちょう 柳生やぎゅう十兵衛じゅうべえ五ご十じゅう人にん斬ぎり（1990年ねん、日本にほんテレビ） - 柳生やぎゅう宗矩むねのり
• しゃぼん玉だま（1991年ねん11月21日にち - 12月19日にち、フジテレビ） - 南条なんじょう英輔えいすけ（第だい七なな回かいから最終さいしゅう回かいまで出演しゅつえん）
• 戦国せんごく最後さいごの勝利しょうり者しゃ!徳川とくがわ家康いえやす（1992年ねん1月がつ3日にち、テレビ朝日てれびあさひ） - 関口せきぐち親ちかし永ひさし
• 珠玉しゅぎょくの女おんな（1992年ねん、読売よみうりテレビ）
• ドラマ30 / 危険きけんな再会さいかい（1993年ねん4月がつ - 5月、CBC）
• 新春しんしゅん時代じだい劇げきスペシャル 弁慶べんけい 怪力かいりき無双むそうの荒法師あらほうし!（1997年ねん1月がつ4日にち、テレビ朝日てれびあさひ） - 藤原秀衡ふじわらのひでひら

演劇えんげき

• 黄昏たそがれ
• 女おんなたちの忠臣蔵ちゅうしんぐら

OVA

• 世界せかいの光ひかり 親鸞しんらん聖人まさと 第だい4巻かん（1992年ねん） - 兵衛ひょうえ門もん（声こえの出演しゅつえん、特別とくべつ出演しゅつえん）

CM

• トヨタ・クラウン（2代目だいめ - 6代目だいめまで）（吉永よしなが小百合さゆりと共演きょうえん、4〜6代目だいめ）
• 東芝とうしば・カラーテレビ・ときめきの色いろ（1970年ねん - 1982年ねんまで）
• 日本にっぽん盛もり（桂歌丸かつらうたまる、三さん遊ゆう亭てい小しょう円えん遊ゆうと共演きょうえん。1973年ねん）

監督かんとく作品さくひん

• 蟹工船かにこうせん（1953年ねん）
• 黒くろい潮しお（1954年ねん）
• 沙羅さらの花はなの峠とうげ（1955年ねん）
• 母子草ははこぐさ（1959年ねん）
• 鹿島かしま灘なだの女おんな（1959年ねん）
• 風流ふうりゅう深川ふかがわ唄うた（1960年ねん）

著書ちょしょ

• 『釣つりひとり』二見ふたみ書房しょぼう、1974年ねん
• 『迷走めいそう千里せんり 年々歳々ねんねんさいさい今いまを尊たっとく生いきる』廣済堂こうさいどう出版しゅっぱん、1997年ねん

親族しんぞく

• 祖父そふ 古賀こが定雄さだお（幕末ばくまつの佐賀さが藩はん士しで初代しょだい品川しながわ県けん知事ちじ）

参考さんこう文献ぶんけん

• 『東宝とうほう特撮とくさつ映画えいが全ぜん史し』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、東宝とうほう出版しゅっぱん事業じぎょう室しつ、1983年ねん12月がつ10日とおか。ISBN 4-924609-00-5。 
• 『ENCYCLOPEDIA OF GODZILLA ゴジラ大だい百科ひゃっか [メカゴジラ編へん]』監修かんしゅう 田中たなか友幸ともゆき、責任せきにん編集へんしゅう 川北かわきた紘一こういち、Gakken〈Gakken MOOK〉、1993年ねん12月がつ10日とおか。 
• 『武蔵村山むさしむらやまにおける戦後せんごの文化ぶんか活動かつどう - 俳優はいゆう・山村やまむら聰さとしをとりまく演劇えんげき・音楽おんがく活動かつどう-特別とくべつ展てん解説かいせつ書しょ』武蔵村山むさしむらやま市立しりつ歴史れきし民俗みんぞく資料しりょう館かん、2001年ねん
• 『東宝とうほう特撮とくさつ映画えいが大だい全集ぜんしゅう』執筆しっぴつ：元山もとやま掌てのひら 松まつ野本のもと和弘かずひろ 浅井あさい和康かずやす 鈴木すずき宣せん孝こう 加藤かとうまさし、ヴィレッジブックス、2012年ねん9月がつ28日にち。ISBN 978-4-86491-013-2。 

外部がいぶリンク

• 山村やまむら聰さとし - 日本にっぽん映画えいがデータベース
• 山村やまむら聰さとし - テレビドラマデータベース
• 「釣つりひとりweb版ばん」
• 山村やまむら聰さとし - NHK人物じんぶつ録ろく