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作業さぎょう療法りょうほう

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

作業さぎょう療法りょうほう(さぎょうりょうほう、えい: Occupational therapy)とは、人々ひとびと健康けんこう幸福こうふく促進そくしんするために、医療いりょう保健ほけん福祉ふくし教育きょういく職業しょくぎょうなどの領域りょういきおこなわれる、作業さぎょう焦点しょうてんてた治療ちりょう指導しどう援助えんじょである。

だいいち世界せかい大戦たいせんちゅう作業さぎょう療法りょうほうたきりの負傷ふしょうしゃものをしている

概要がいよう

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理学りがく療法りょうほうおよ作業さぎょう療法りょうほうほうでは、身体しんたいまた精神せいしん障害しょうがいたいし、応用おうようてき動作どうさ能力のうりょくまた社会しゃかいてき適応てきおう能力のうりょく回復かいふくはかるため、手芸しゅげい工作こうさく、(がみ木工もっこう陶芸とうげいものアイロンビーズなど)、芸術げいじゅつ音楽おんがく絵画かいが書道しょどう俳句はいくスクラッチボードなど)、あそトランプ将棋しょうぎリバーシパズルけんだまなど)やスポーツ散歩さんぽ体操たいそうゲートボールダンスなど)などの「創作そうさく活動かつどうレクリエーション」、日常にちじょう動作どうさ食事しょくじ料理りょうり掃除そうじ読書どくしょなど)である「生活せいかつ活動かつどう」などの「行為こうい作業さぎょう)」をおこなわせることを作業さぎょう療法りょうほう定義ていぎとしている。

一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん作業さぎょう療法りょうほう協会きょうかいでは、作業さぎょう療法りょうほうを「作業さぎょう療法りょうほうは、人々ひとびと健康けんこう幸福こうふく促進そくしんするために、医療いりょう保健ほけん福祉ふくし教育きょういく職業しょくぎょうなどの領域りょういきおこなわれる、作業さぎょう焦点しょうてんてた治療ちりょう指導しどう援助えんじょである。作業さぎょうとは、対象たいしょうとなる人々ひとびとにとって目的もくてき価値かち生活せいかつ行為こういす」と定義ていぎしている。

デイケアくらべると集団しゅうだん生活せいかつ苦手にがて障害しょうがいしゃ利用りようすすめられる傾向けいこうにある。また、入院にゅういんちゅう娯楽ごらくとして作業さぎょう療法りょうほう機能きのうするめんもある。

高次こうじのう機能きのうのうち言語げんご能力のうりょく言語げんご療法りょうほう対象たいしょうとなる。

  • 作業さぎょう療法りょうほうは、作業さぎょうをできるようにすることで人々ひとびと健康けんこう状態じょうたい幸福こうふくかん改善かいぜんをもたらす。
  • 作業さぎょうには仕事しごとあそび、日課にっか休息きゅうそくふくまれる。
  • 作業さぎょうができるとは、人々ひとびと仕事しごと適切てきせつにやりげられる、しんたのしくあそぶことができる、日々ひび生活せいかつ習慣しゅうかんととのえられる、上手じょうず休養きゅうようすることができる、という意味いみである。
  • 作業さぎょう療法りょうほう基本きほん目標もくひょうは、人々ひとびと日常にちじょう作業さぎょうをできるようにすることである。
  • 作業さぎょう療法りょうほう仕事しごとは、作業さぎょうができるようクライエント能力のうりょく強化きょうかしたり、環境かんきょうととのえることである。
  • 作業さぎょう療法りょうほう効果こうかは、クライエントが作業さぎょうできるようになったかどうかで判断はんだんされる。

作業さぎょう療法りょうほう基礎きそ学問がくもん

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作業さぎょう療法りょうほう理論りろんてき基盤きばん

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など

作業さぎょう療法りょうほう効果こうか判定はんてい使用しようされるしゅたる道具どうぐ

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など

日本にっぽん作業さぎょう療法りょうほう歴史れきし

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世界せかい作業さぎょう療法りょうほう歴史れきし

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  • 紀元前きげんぜん4世紀せいき-3世紀せいき(ギリシャ)- ヒポクラテスがクライエント(当時とうじ患者かんじゃんだ)の回復かいふくのために作業さぎょうおこなわせた。
  • 1世紀せいき(ギリシャ)- ガレノスが「仕事しごと天然てんねん医師いしなり」とい、作業さぎょう治療ちりょう活用かつようした
  • 18世紀せいき後半こうはん(フランス)- ピネル道徳どうとく療法りょうほうというのもとで、精神せいしん治療ちりょうのために作業さぎょうもちいた。
  • 18世紀せいき後半こうはん(アメリカ)- ラッシュがアメリカで作業さぎょう療法りょうほうをはじめて導入どうにゅうした。
  • 19世紀せいき前半ぜんはん(イギリス)- テューク精神せいしん治療ちりょうのために作業さぎょう療法りょうほう当時とうじ仕事しごと療法りょうほう道徳どうとく療法りょうほう呼称こしょう)の重要じゅうようせい強調きょうちょうした。
  • 1916ねん日本にっぽん)- 秀三しゅうぞう日本にっぽん作業さぎょう療法りょうほうをはじめて導入どうにゅうした。
  • 1917ねん(アメリカ)- バートン[よう曖昧あいまい回避かいひ]がアメリカで作業さぎょう療法りょうほう協会きょうかい設立せつりつした。
  • 1946ねん日本にっぽん)- 水野みずのさち太郎たろう身体しんたい障害しょうがいしゃ公共こうきょう職業しょくぎょう補導ほどうしょ作業さぎょう評価ひょうか指導しどう開始かいしした。
  • 1952ねん世界せかい)- 国際こくさい作業さぎょう療法りょうほう連盟れんめい設立せつりつされた。

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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