勝川かちがわ春はる徳とく

勝川かちがわ 春はる徳とく（かつかわ しゅんとく、生なま没年ぼつねん不ふ詳しょう）とは、日本にっぽんの江戸えど時代じだいの浮世絵うきよえ師し。

来歴らいれき

勝川かちがわ春はる英えいの門人もんじん。本姓ほんせいは鎗形、俗称ぞくしょう重じゅう五ご郎ろう。本石もといし町まち十じゅう軒けん店てんに住すむ。作画さくが期きは寛政かんせいから文化ぶんかのころにかけてで、作さくに役者やくしゃ絵えや武者むしゃ絵えを残のこしている。

作品さくひん

• 『団だん十郎じゅうろう七なな世せい嫡孫ちゃくそん』　※烏がらす亭てい焉馬作さく、寛政かんせい12年ねん（1800年ねん）刊かん。春はる英えいや鳥居とりい清きよし長ちょうとともに挿絵さしえを描えがく。
• 「岩井いわい喜代太郎きよたろうの梅うめ王丸おうまる」　細ほそ判ばん錦絵にしきえ　※享とおる和わ2年ねん（1802年ねん）
• 「芝居しばいの図ず」　大判おおばん錦絵にしきえ3枚まい続つづけ　※初代しょだい歌川うたがわ豊国ほうこくとの合作がっさく
• 「岩井いわい半四郎はんしろう」　細ほそ判ばん錦絵にしきえ　※寛政かんせい12年ねん、死し絵え
• 「江戸えど図ず屏風びょうぶ」　六ろく曲きょく一双いっそう肉筆にくひつ

参考さんこう文献ぶんけん

• 日本にっぽん浮世絵うきよえ協会きょうかい編へん　『原色げんしょく浮世絵うきよえ大だい百科ひゃっか事典じてん』（第だい2巻かん）　大修館書店たいしゅうかんしょてん、1982年ねん