司つかさ諫院

司つかさ諫院
各種かくしゅ表記ひょうき
ハングル：	사간원
漢字かんじ：	司つかさ諫院
発音はつおん：	サガンウォン
日本語にほんご読よみ：	しかんいん

司つかさ諫院（サガンウォン）は、李り氏し朝鮮ちょうせんにおける官かん府ふ。朝鮮ちょうせん王おうに諫言し、政治せいじの非ひを論駁ろんばくする職務しょくむを管轄かんかつする。

概要がいよう

太ふとし宗むね治世ちせい中ちゅうに戸と曹からの建議けんぎを受うけての朝鮮ちょうせん通宝つうほうの鋳造ちゅうぞう事業じぎょう着手ちゃくしゅに対たいし、司つかさ諫府が楮こうぞ貨の流通りゅうつうを阻害そがいするとの意見いけんを出だし、太ふとし宗そう治世ちせい中ちゅうでの朝鮮ちょうせん通宝つうほう鋳造ちゅうぞうが見送みおくられるということがあった。

司つかさ憲けん府ふ、弘文こうぶん館かんとともに三さん司つかさと呼よばれる。司つかさ憲けん府ふと総称そうしょうして台たい諫と呼よばれ、司つかさ憲けん府ふとともに政争せいそうの際さいには政権せいけん側がわの政敵せいてき攻撃こうげきに貢献こうけんする一方いっぽう、士し林りん派はの地盤じばんともなった。

官職かんしょくは正せい三さん品ひんの大だい司つかさ諫、従したがえ三さん品ひんの司つかさ諫、正せい五ご品ひんの献納けんのう、正せい六ろく品ひんの正せい言げんがある。

大だい司つかさ諫は世よ祖そ治世ちせい中ちゅう(1455年ねん7月がつ25日にち - 1468年ねん9月がつ22日にち)に司つかさ諫大夫たいふが改称かいしょうされたものである。 燕つばめ山さん君くん(1494‐1506年ねん)時じには経けい筵むしろと共ともに廃はいされ、国内こくないの儒教じゅきょう最高さいこう教育きょういく機関きかん成なり均ひとし館かんも遊ゆう戯場ぎじょうにされた。

参考さんこう文献ぶんけん

• 朴ぼく永えい圭けい『朝鮮ちょうせん王朝おうちょう実録じつろく』尹いん淑よし姫ひめ・神田かんだ聡さとし 訳わけ、新潮社しんちょうしゃ、1997年ねん9月がつ。ISBN 4-10-536001-9。