吉田よしだ東伍とうご

吉田よしだ 東伍とうご（よしだ とうご、元治もとはる元年がんねん4月がつ14日にち〈1864年ねん5月19日にち〉 - 大正たいしょう7年ねん〈1918年ねん〉1月がつ22日にち）は、日本にっぽんの歴史れきし学者がくしゃ、地理ちり学者がくしゃ（歴史れきし地理ちり学がく）。新潟にいがた県けん出身しゅっしん。「大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ」の編纂へんさん者しゃとして知しられる。日本にっぽん歴史れきし地理ちり学会がっかい（日本にっぽん歴史れきし地理ちり研究けんきゅう会かい）の創設そうせつ者しゃの一人ひとり。

人物じんぶつ・生涯しょうがい

元もと治ち元年がんねん（1864年ねん）4月がつ14日にち（4月がつ10日とおかとの説せつもある）、越後えちご国こく蒲原かまはら郡ぐん保田やすだ村むら（現げん：阿賀あが野市のいち安田やすだ村むら）の豪農ごうのう旗野はたの家いえの子こ（三男さんなん）としてに生うまれる。吉田よしだ姓せいは養子ようし先さきであり、1884年ねん（明治めいじ17年ねん）12月から名乗なのった。1874年ねん（明治めいじ7年ねん）に小学校しょうがっこうを出でたのち、近所きんじょの英国えいこく人じんについて英語えいごを4年間ねんかん学まなび、村むらで英学えいがく者しゃともてはやされる。1875年ねん（明治めいじ8年ねん）、11歳さいの時ときから新潟にいがた学校がっこう（後ごの新潟にいがた英語えいご学校がっこう）中学ちゅうがく部ぶを3年ねんほどで中退ちゅうたい後ご、学校がっこう教育きょういくを受うけずに独学どくがくで小学校しょうがっこう教員きょういんとなる。1884年ねん（明治めいじ17年ねん）、中蒲原なかかんばら大鹿おおしか新田にった（新潟にいがた市し秋葉あきは区く）の吉田よしだ家かの養子ようしとなり結婚けっこんする。1885年ねん（明治めいじ18年ねん）、1年ねん志願しがん兵へいとして仙台せんだい兵へい学校がっこうに入営にゅうえいする。休日きゅうじつには仙台せんだい師範しはん学校がっこうの図書館としょかん（旧きゅう仙台せんだい藩はんの図書としょを収蔵しゅうぞう）に通かよう。翌年よくねん、帰郷ききょうする。1887年ねん（明治めいじ20年ねん）、24歳さいの時とき、小学校しょうがっこう正教せいきょう員いんの検定けんていに合格ごうかくし、北蒲原きたかんばら郡ぐん水原みずはら小学校しょうがっこう訓導くんどうとなった。この頃ころ、歴史れきし・地理ちり・天文てんもんのほか考古学こうこがく・人類じんるい学がくに関心かんしんをもつ。1889年ねん（明治めいじ22年ねん）水原みずはら小学校しょうがっこうを辞職じしょく。

1890年ねん（明治めいじ23年ねん）、27歳さいでの結婚けっこん後のちに単身たんしん北海道ほっかいどうに渡わたる。大富おおとみ源げん開拓かいたくの夢ゆめは破やぶれたが、そこから『史学しがく雑誌ざっし』に寄稿きこうした「古代こだい半島はんとう興廃こうはい概がい考こう」が学者がくしゃの注意ちゅういを引ひき、落後らくご生せいという筆名ひつめいで続々ぞくぞく史論しろんを発表はっぴょうし注目ちゅうもくされた。特とくに『史ふみ海うみ』への投書とうしょ論考ろんこうが主筆しゅひつ田口たぐち卯吉うきちらの注目ちゅうもくをひき、学界がっかいへの登竜門とうりゅうもんとなった。1891年ねん（明治めいじ24年ねん）郷土きょうどに帰かえり、親戚しんせきの市島いちじま謙吉けんきちを頼たよって上京じょうきょうし、市島いちじまが主筆しゅひつを務つとめる読売新聞社よみうりしんぶんしゃに入社にゅうしゃし、「徳川とくがわ政教せいきょう考こう」を『読売新聞よみうりしんぶん』に連載れんさい。また、2年ねん足たらずで膨大ぼうだいな『日にち韓かん古史こし断だん』（1893年ねん、30歳さい）を書かき上あげ、翌年よくねん『徳川とくがわ政教せいきょう考こう』を出版しゅっぱんし、歴史れきし家かとしての地位ちいを固かためた。

1895年ねん、日にち清しん戦争せんそうに記者きしゃとして従軍じゅうぐんした頃ころから、1893年ねんに官かん撰せん日本にっぽん地誌ちしの編纂へんさん事業じぎょうが中止ちゅうしされており、その事業じぎょうを独力どくりょくで継つごうという意思いしの表あらわれでもあり、また、日本にっぽんの地名ちめいの変遷へんせんを記しるした研究けんきゅうがないことに気付きづき、13年ねんかかって『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』11冊さつを完成かんせいした。原稿げんこうの厚あつさ5mに及およぶ質量しつりょうとも古今ここん未曾有みぞうの大だい地誌ちしで、今日きょうでも刊行かんこうされている。

歴史れきし地理ちり学がくのほか日本にっぽん音楽おんがく史しの造詣ぞうけいも深ふかく、とくに能楽のうがく研究けんきゅうに意いを注そそぎ、『世子せいし六ろく十じゅう以後いご申楽さるがく談だん儀ぎ』（『申楽さるがく談だん儀ぎ』）を校訂こうてい、これが世阿弥ぜあみ伝書でんしょの発見はっけんにつながる契機けいきとなった。その後ご、吉田よしだが『花はな伝書でんしょ』と命名めいめいした『風姿ふうし花はな伝でん』をはじめ，当時とうじ発見はっけんされた世阿弥ぜあみの著書ちょしょ16部ぶを収おさめた『世阿弥ぜあみ十じゅう六ろく部ぶ集しゅう』を校こう注ちゅうし、従来じゅうらいの観阿弥かんあみ・世阿弥ぜあみ像ぞうを一新いっしんさせ、近代きんだい能楽のうがく研究けんきゅうの出発しゅっぱつ点てんとなった。

晩年ばんねんは宴曲えんきょく（早はや歌か）研究けんきゅうに努つとめ、東儀とうき鉄笛てってき（とうぎてつてき）の協力きょうりょくで宴曲えんきょく再興さいこうを試こころみ、私財しざいを投とうじて『宴曲えんきょく全集ぜんしゅう』を公刊こうかんして研究けんきゅうの基礎きそを築きずいた。

他ほかにも、社会しゃかい経済けいざい史しの分野ぶんやでは『庄園しょうえん制度せいど之の大要たいよう』が、近代きんだい史しの分野ぶんやでは『維新いしん史し八はち講こう』があり、現代げんだいより過去かこにさかのぼるという歴史れきし的てき視野しやの問題もんだいを含ふくむ通史つうし『倒たおせ叙じょ日本にっぽん史し』（全ぜん12巻かん）もある。

東京とうきょう専門せんもん学校がっこう（早稲田大学わせだだいがくの前身ぜんしん）文学部ぶんがくぶ史し学科がっか講師こうしとなり、以後いご、国史こくし、日本にっぽん地誌ちし、明治めいじ史し、日本にっぽん地理ちりを担当たんとう、のちに教授きょうじゅとなり、さらに維持いじ員いん、理事りじに就任しゅうにんした。1918年ねん（大正たいしょう7年ねん）尿毒症にょうどくしょうのため急死きゅうしした。

家族かぞく

次男じなんの吉田よしだ千秋ちあきは琵琶湖びわこ周航しゅうこうの歌うたの原曲げんきょくの作曲さっきょく者しゃ。三男さんなんの吉田よしだ冬ふゆ蔵ぞうは英文えいぶん学者がくしゃで新潟大学にいがただいがく文学部ぶんがくぶ教授きょうじゅを務つとめた。長女ちょうじょのイツは三輪田みわた高等こうとう女学校じょがっこうを出でて、佐伯さえき叔作（東京とうきょう法ほう学院がくいん卒そつ、名古屋なごや信託しんたく重役じゅうやく、日にち清しん生命せいめい保険ほけん支配人しはいにん）に嫁とついだ。

年譜ねんぷ

• 元治もとはる元年がんねん4月がつ14日にち（1864年ねん5月がつ19日にち） - 越後えちご国こく蒲原かまはら郡ぐん保田やすだ村むら（現在げんざいの阿賀あが野市のいち）保田やすだに旗野はたの木き七ななの三男さんなんとして生うまれる。
• 1873年ねん（明治めいじ6年ねん） - 叔父おじである旗野はたの十一郎とりひこらが熱心ねっしんに運動うんどうして設立せつりつされた必勤舎しゃ（のちの保田やすだ小学校しょうがっこう）へ入学にゅうがく。
• 1874年ねん（明治めいじ7年ねん） - 親元おやもとから離はなれて新潟にいがた町まちにあった県営けんえいの新潟にいがた学校がっこう（旧きゅう英えい学校がっこう）へ転校てんこう。10月母はは園子そのこ死去しきょ。
• 1876年ねん（明治めいじ9年ねん） - 新潟にいがた英語えいご学校がっこうへ転校てんこう。
• 1877年ねん（明治めいじ10年ねん） - 新潟にいがた英語えいご学校がっこうが新潟にいがた学校がっこうに合併がっぺいされたのに伴ともない新潟にいがた学校がっこう中等ちゅうとう部ぶに在籍ざいせきするも、12月に退学たいがく。
• 1881年ねん（明治めいじ14年ねん） - 出身しゅっしん地ちである新潟にいがた県けん安田やすだ町まちの歴史れきしをまとめた「安田やすだ志こころざし料りょう」を作つくり始はじめる。この年とし、父ちち木き七なな死去しきょ。
• 1883年ねん（明治めいじ16年ねん） - 独学どくがくで小学校しょうがっこう教員きょういん検定けんてい合格ごうかく。中蒲原なかかんばら郡ぐん大鹿おおしか小学校しょうがっこう教員きょういんとなる。
• 1884年ねん（明治めいじ17年ねん） - 吉田よしだ家かの長女ちょうじょカツミと結婚けっこんし、養子ようしとなる。新潟にいがた学校がっこう師範しはん部ぶに入学にゅうがくするも、まもなく退学たいがく。
• 1885年ねん（明治めいじ18年ねん） - 一いち年ねん志願しがん兵へいとして仙台せんだい兵営へいえいに入はいる。
• 1890年ねん（明治めいじ23年ねん） - 北海道ほっかいどうに渡わたる。翌年よくねん11月がつまで滞在たいざい。新聞しんぶん・雑誌ざっしに「落後らくご生せい」などの筆名ひつめいで投稿とうこうを始はじめる。
• 1892年ねん（明治めいじ25年ねん） - 田口たぐち卯吉うきちに対たいする反論はんろんを雑誌ざっし『史ふみ海うみ』に投稿とうこう。北海道ほっかいどうから上京じょうきょう、市島いちじま謙吉けんきちのところに身みを寄よせ、読売新聞よみうりしんぶん入社にゅうしゃ。
• 1893年ねん（明治めいじ26年ねん） - 読売新聞よみうりしんぶんに『徳川とくがわ政教せいきょう考こう』を連載れんさい。『日にち韓かん古史こし断だん』出版しゅっぱん。
• 1894年ねん（明治めいじ27年ねん） -『徳川とくがわ政教せいきょう考こう』を刊行かんこう。
• 1895年ねん（明治めいじ28年ねん） - 日にち清しん戦争せんそう特派とくは員いん。『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』を起稿きこう。
• 1899年ねん（明治めいじ32年ねん） - 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』の刊行かんこうが始はじまる。
• 1899年ねん（明治めいじ32年ねん） - 東京とうきょう専門せんもん学校がっこう（翌年よくねん早稲田大学わせだだいがくに改称かいしょう）の講師こうしとなる。
• 1907年ねん（明治めいじ40年ねん） -『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』完成かんせい。
• 1909年ねん（明治めいじ42年ねん） - 『能楽のうがく古典こてん世阿弥ぜあみ十じゅう六ろく部ぶ集しゅう』（校こう註）刊行かんこう。文学ぶんがく博士はかせとなる。すでに早稲田大学わせだだいがくで教鞭きょうべんを取とってはいたが、学歴がくれきのない博士はかせであった。
• 1911年ねん（明治めいじ44年ねん） - 『世阿弥ぜあみ十じゅう六ろく部ぶ集しゅう註解ちゅうかい』の連載れんさい始はじまる。
• 1914年ねん（大正たいしょう3年ねん） - 『国史こくし百科ひゃっか事典じてん』（未完みかん）の編集へんしゅう開始かいし。横井よこい春野はるの編へん（著者ちょしゃ名めいは東伍とうご）『地理ちり的てき日本にっぽん歴史れきし』出版しゅっぱん。
• 1918年ねん（大正たいしょう7年ねん）1月がつ22日にち - 千葉ちば県けん本ほん銚子ちょうし町まち（現在げんざいの銚子ちょうし市し）にて死去しきょ。

著作ちょさく

大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ

単たん著ちょ

• 『日にち韓かん古史こし断だん』冨山とやま房ぼう、1893年ねん12月。 NCID BN08285635。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:60000424。 
  • 『日にち韓かん古史こし断だん』冨山とやま房ぼう、1977年ねん10月がつ。 NCID BN08823340。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:77012326。 
• 『徳川とくがわ政教せいきょう考こう』 全ぜん2巻かん、冨山とやま房ぼう〈冨山とやま房ぼう叢書そうしょ〉、1894年ねん8月がつ-1894年ねん9月がつ。 NCID BN08886271。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:40013613。 
• 『海うみの歴史れきし』宝永ほうえい館かん、1900年ねん12月。 NCID BN08173584。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:40011813。 
• 『維新いしん史し八はち講こう』冨山とやま房ぼう、1910年ねん9月がつ。 NCID BN0994557X。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:40013678。 
• 『利根りこん治水ちすい論考ろんこう』日本にっぽん歴史れきし地理ちり学会がっかい、1910年ねん12月。 NCID BN13663108。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:40066623。 
  • 『利根りこん治水ちすい論考ろんこう』崙書房しょぼう、1974年ねん12月。 NCID BA48806618。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:69023160。 
• 『倒たおせ叙じょ日本にっぽん史し』 全ぜん10冊さつ・索引さくいん、早稲田大学わせだだいがく出版しゅっぱん部ぶ、1913年ねん-1914年ねん。 NCID BN08220447。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43018465 全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:48006368。 
• 『明治めいじ時代じだい史し講習こうしゅう録ろく』大だい正堂せいどう書店しょてん、1913年ねん8月がつ。 NCID BA78637225。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43017930。 
• 『倒たおせ叙じょ日本にっぽん史し』 第だい1-10冊さつ、早稲田大学わせだだいがく出版しゅっぱん部ぶ、1913年ねん-1914年ねん。 NCID BN08220447。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43018465。 
• 『地理ちり的てき日本にっぽん歴史れきし』南北社なんぼくしゃ、1914年ねん10月がつ。 NCID BN07158778。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43018587。 
• 『日本にっぽん文明ぶんめい史話しわ 生活せいかつと趣味しゅみより観みたる』広文ひろふみ堂どう書店しょてん、1915年ねん6月がつ。 NCID BA29998500。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43045529。 
• 『庄園しょうえん制度せいど之の大要たいよう』日本にっぽん学術がくじゅつ普及ふきゅう会かい〈歴史れきし講座こうざ〉、1916年ねん6月がつ。 NCID BN08839908。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43021552。 
• 『新編しんぺん日本にっぽん読史どくし地図ちず』冨山とやま房ぼう、1917年ねん3月がつ。 NCID BA36194831。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43007007。 
• 『維新いしん史し八はち講こうと徳川とくがわ政教せいきょう考こう』冨山とやま房ぼう、1918年ねん7月がつ。 NCID BN06217372。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43027106。 
• 『日本にっぽん歴史れきし地理ちり之の研究けんきゅう』冨山とやま房ぼう、1923年ねん8月がつ。 NCID BN11852868。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43043042。 
  • 『日本にっぽん歴史れきし地理ちり之の研究けんきゅう』冨山とやま房ぼう、1975年ねん8月がつ。 NCID BN03998609。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73013335 全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:97071939。 
• 『日本にっぽん朝鮮ちょうせん比較ひかく史話しわ』国史こくし講習こうしゅう会かい〈国史こくし講習こうしゅう録ろく 第だい16巻かん〉、1924年ねん8月がつ。 NCID BN13639409。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:52009836。 
• 『越後えちご之の歴史れきし地理ちり』万まん松まつ堂どう新潟にいがた支店してん、1925年ねん1月がつ。 NCID BN08202966。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43047861 全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:60000418。 
• 『明治めいじ史し』 全ぜん2巻かん、早稲田大学わせだだいがく出版しゅっぱん部ぶ〈日本にっぽん時代じだい史し 第だい13-14巻かん〉、1927年ねん。 NCID BN09712378。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:47025845。 
• 『大だい日本にっぽん読史どくし地図ちず』蘆あし田た伊い人じん修補しゅうほ、冨山とやま房ぼう、1935年ねん6月がつ。 NCID BN01540279。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:47008148 全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:51008219。 
  • 『大だい日本にっぽん読史どくし地図ちず』蘆あし田た伊い人じん修補しゅうほ、冨山とやま房ぼう、1980年ねん6月がつ。 NCID BN02280118。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:80028470。 
  • 『大だい日本にっぽん読史どくし地図ちず』蘆あし田た伊い人じん修補しゅうほ（覆刻ふっこく新版しんぱん）、冨山とやま房ぼう、1992年ねん11月。 NCID BA70789321。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:20296021。 
• 『庄園しょうえん制度せいど之の大要たいよう』日本にっぽん学術がくじゅつ普及ふきゅう会かい、1940年ねん9月がつ。 NCID BN08156508。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:46057813。 
• 守屋もりや健輔けんすけ 編へん『利根りこんの変遷へんせんと江戸えどの歴史れきし地理ちり 吉田よしだ東伍とうご論文ろんぶん講演こうえん集しゅう』崙書房しょぼう、1974年ねん11月。 NCID BA47991547。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73013214。 
  • 守屋もりや健輔けんすけ 編へん『利根りこんの変遷へんせんと江戸えどの歴史れきし地理ちり 吉田よしだ東伍とうご論文ろんぶん講演こうえん集しゅう』（再版さいはん）崙書房しょぼう、1988年ねん12月。 NCID BN03610670。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:90010543。 
• 『地理ちり的てき日本にっぽん史し読本とくほん 神話しんわ時代じだいから近代きんだいまで、軍略ぐんりゃくから治水ちすいまで』書肆しょし心しん水すい、2009年ねん8月がつ。 NCID BA9140846X。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:21673924。 

編集へんしゅう

• 『中古ちゅうこ歌謡かよう宴曲えんきょく全集ぜんしゅう』早稲田大学わせだだいがく出版しゅっぱん部ぶ、1917年ねん1月がつ。 NCID BN08796554。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43035998。 

共編きょうへん

• 河田かわた, 羆ひぐま、吉田よしだ, 東伍とうご、高橋たかはし, 健けん自じ 編へん『日本にっぽん読史どくし地図ちず 沿革えんかく考証こうしょう 附ふ・略説りゃくせつ』冨山とやま房ぼう、1897年ねん1月がつ。 NCID BN10275441。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:54007975。 

校こう注ちゅう

• 秦はた元もと能のう聞書ききがき『世子せいし六ろく十じゅう以後いご申楽さるがく談だん儀ぎ』池田いけだ信しん嘉よしみ、1908年ねん7月がつ。 NCID BA32561588。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:40075340。 
• 『世阿弥ぜあみ十じゅう六ろく部ぶ集しゅう 能楽のうがく古典こてん』能楽のうがく会かい、1909年ねん2月がつ。 NCID BN12133721。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:40075338。 
• 金春こんぱる禅竹ぜんちく 著しる、池内いけうち信しん嘉よしみ 編へん『能楽のうがく古典こてん禅竹ぜんちく集しゅう』能楽のうがく会かい、1915年ねん3月がつ。 NCID BN08630493。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:43022040。 

大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ

• 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい1-5冊さつ、冨山とやま房ぼう、1900年ねん-1907年ねん。 NCID BA33526957。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:47100143。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい1巻かん（汎論はんろん・索引さくいん）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう、1971年ねん。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016643。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい2巻かん（上方かみがた）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう、1969年ねん。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016644。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい3巻かん（中国ちゅうごく・四国しこく）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016645。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい4巻かん（西国さいこく）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう、1971年ねん。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016646。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい5巻かん（北国きたぐに・東国とうごく）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう、1971年ねん。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016647。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい6巻かん（坂東ばんどう）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう、1970年ねん。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016648。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい7巻かん（奥羽おうう）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう、1970年ねん。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016649。 
  • 『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』 第だい8巻かん（北海道ほっかいどう・樺太からふと・琉球りゅうきゅう・台湾たいわん）（増補ぞうほ版ばん）、冨山とやま房ぼう、1970年ねん。 NCID BN03388415。全国ぜんこく書誌しょし番号ばんごう:73016650。 

吉田よしだ東伍とうご記念きねん博物館はくぶつかん

吉田よしだ東伍とうご記念きねん博物館はくぶつかん
2023年ねん8月がつ撮影さつえい
施設しせつ情報じょうほう
管理かんり運営うんえい	阿賀あが野市のいち
所在地しょざいち	〒959-2221 新潟にいがた県けん阿賀あが野市のいち保田やすだ1725-1
位置いち	北緯ほくい37度ど46分ふん33秒びょう 東経とうけい139度ど13分ふん57秒びょう
最さい寄よせバス停ばすてい	市営しえいバス 「吉田よしだ東伍とうご記念きねん博物館はくぶつかん前まえ」 新潟交通にいがたこうつう観光かんこうバス 「保田やすだ四よんツ角かく」（徒歩とほ約やく2分ふん） 市営しえいバス 「保田やすだ」（徒歩とほ約やく3分ふん）
最さい寄よせIC	磐いわ越道こえどう 安田やすだIC
外部がいぶリンク	吉田よしだ東伍とうご記念きねん博物館はくぶつかん
プロジェクト:GLAM

1970年代ねんだいから博物館はくぶつかんの開設かいせつを一部いちぶの郷土きょうど史家しからが説といており、後のちに地元じもとでの評価ひょうかも高たかまったことから、1993年ねん（平成へいせい5年ねん）には安田やすだ町まちが吉田よしだ東伍とうごの生家せいかを買かい取とった。

1997年ねん（平成へいせい9年ねん）9月14日にち、「吉田よしだ東伍とうご記念きねん博物館はくぶつかん」が開館かいかんし、民俗みんぞく学者がくしゃの谷川たにがわ健一けんいちが名誉めいよ館長かんちょうに就つく。普及ふきゅう・啓蒙けいもう活動かつどうや地域ちいきの教育きょういく拠点きょてんを目的もくてきとして、「記念きねん館かん」ではなく「博物館はくぶつかん」と名付なづけている。

吉田よしだ東伍とうごの生家せいか

参考さんこう文献ぶんけん

• 高橋たかはし源一郎げんいちろう（編へん）「吉田よしだ東伍とうご博士はかせ追懐ついかい録ろく」1919年ねん
• 千田せんだ稔みのる「地名ちめいの巨人きょじん 吉田よしだ東伍とうご - 大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょの誕生たんじょう」角川かどかわ叢書そうしょ ISBN 4047021261
• 千田せんだ稔みのる, 渡辺わたなべ史生ふみお（共編きょうへん）「吉田よしだ東伍とうご前期ぜんき論考ろんこう・随筆ずいひつ選せん 」日にち文ぶん研けん叢書そうしょ ISBN 4901558188
• 谷川たにがわ健一けんいち,渡辺わたなべ史生ふみお,井上いのうえ慶けい隆たかし,他た「特集とくしゅう 風土ふうどを読よむ。吉田よしだ東伍とうご」 季刊きかん自然しぜんと文化ぶんか 58日本にっぽんナショナルトラスト
• 紀田きだ順一郎じゅんいちろう「日本にっぽん博覧はくらん人物じんぶつ史し - データベースの黎明れいめい」ジャストシステム ISBN 4883090779
• DVD「甦よみがえる名著めいちょ5 吉田よしだ東伍とうごと『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』」紀田きだ順一郎じゅんいちろう(監修かんしゅう)/都みやこ憲雄のりお(演出えんしゅつ)紀伊國屋きのくにや書店しょてん ISBN 9784877669430

外部がいぶリンク

• 阿賀あが野の市立しりつ 吉田よしだ東伍とうご記念きねん博物館はくぶつかん
• 阿賀あが野の市立しりつ 吉田よしだ東伍とうご記念きねん博物館はくぶつかん (@y_togo) - X（旧きゅうTwitter）
• 福岡大学ふくおかだいがく 図書館としょかん報ほうNo.91 ご存知ぞんじですか？吉田よしだ東伍とうご「大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ」を……（2020年ねん6月がつ24日にちアーカイブ） - 国立こくりつ国会図書館こっかいとしょかんWeb Archiving Project
• 日本にっぽん大だい百科全書ひゃっかぜんしょ『吉田よしだ東伍とうご』 - コトバンク
• 日にち韓かん古史こし斷だん国会図書館こっかいとしょかん近代きんだいデジタルライブラリ
• 世紀せいきをまたぐ『大だい日本にっぽん地名ちめい辞書じしょ』
• 風土ふうどを読よむ　吉田よしだ東伍とうご日本にっぽん財団ざいだん図書館としょかん