回復 体位
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失神 している」「意識 がもうろうとしている」など意識 障害 のある要 救護 者 の生命 の安全 を図 るための体位 で、急 な嘔吐 や容態 の変化 が起 こっても窒息 死 に至 らないよう考慮 された姿勢 である。 姿勢 としては、図 に示 した通 りの左 側臥 位 (左向 き寝 )である。ただし、頭 をやや後 ろに反 らせて、できるだけ気道 を広 げた状態 に保 つ点 が一般 的 な横 向 け寝 と異 なる。また無意識 に寝返 りしたり痙攣 して仰向 けやうつ伏 せになったりしないよう、膝 は軽 く曲 げ、下 側 の左腕 は体 前方 に投 げ出 し上側 の右腕 で支 え棒 をする要領 で、左 側臥 位 の体勢 を維持 する。横 向 け寝 が推奨 される根拠 としては、患者 を仰向 け寝 にすると嘔吐 によって胃 の内容 物 が出 てしまった場合 に気道 を塞 いで窒息 するおそれがあるため[5]であり、また仰向 けより横向 き寝 のほうが舌根 沈下 を防 げるため患者 としても呼吸 が楽 に出来 る、などの理由 による。患者 の左 半身 を下 にする根拠 としては、解剖 学 的 に胃 の噴門 部 が下 を向 く右 側臥 位 (右向 き寝 )にすると、胃 内容 物 が食道 に逆流 しやすくなり[6]、意識 障害 時 には誤 嚥 や嘔吐 による窒息 を引 き起 こす危険 性 が高 い。これを防止 する目的 で、患者 の噴門 部 が上 を向 く左 側臥 位 とする[7]。脳卒中 など、半身 麻痺 の症状 がある患者 に対 しては、例外 的 に麻痺 側 が上側 になるように寝 かせる。この場合 は、麻痺 という やむを得 ない事情 が有 るので、必 ずしも左 半身 が下 側 にならなくても良 い[8]。- なお、
戸外 やコンクリート床 などの上 に寝 かせると、ことのほか地面 に体温 を奪 われ体力 を消耗 しやすい。衣服 や新聞紙 、段 ボールなど、可能 な限 り要 救護 者 の下 に敷 いて体温 が奪 われるのを防 ぐことが望 ましい。
適用 される症状
[回復 体位 を取 らせる場所
[なお
出典
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日本 救急 医 学会 「医学 用語 解説 集 昏睡 体位 」 - ^
大阪 府 歯科 保険 医 協会 「特殊 な症状 に対 する救急 処置 と薬剤 」 - ^
中国 労災 病院 救急 部 「街 で見 かける自動 除 細 動 装置 (AED)の使 い方 」 - ^
静岡 県 富士 市 ホームページ「傷病 者 の体位 」 - ^
鹿児島 県 医師 会 「家庭 の救急 法 」 - ^
日経 STYLE 「肺炎 を招 く誤 嚥 右 と左 食後 してはいけないこと」 - ^ レバウェル
看護 「嘔吐 後 に左 側臥 位 でギャッチアップしたほうがよい理由 は?」 - ^
大阪 府 歯科 保険 医 協会 「表 5-A脳卒中 発作 時 の救急 処置 」 - ^
大泉 町 「応急 手当 」 - ^ サントリー「
危険 な飲 み方 」 - ^
岐阜 市 「応急 手当 の基礎 知識 」 - ^
厚生 労働省 静岡 労働 局 「有機 溶剤 を取 り扱 う事業 者 の皆 さまへ」 - ^
交通 事故 弁護士 相談 広場 「交通 事故 の初期 対応 」 - ^ トレシピ「スポーツ
現場 の応急 処置 」 - ^
帰 してはいけない外来 患者 p.54医学書院 2012 ISBN978-4-260-01494-6 - ^
救急 ・急変 看護 p.36成美 堂 出版 2016 ISBN978-4-415-32162-2