大沢おおさわ辰次郎たつじろう

大沢おおさわ辰次郎たつじろう

大沢おおさわ 辰次郎たつじろう（おおさわ たつじろう、明治めいじ3年ねん10月8日にち（1870年ねん11月1日にち） - 昭和しょうわ9年ねん（1934年ねん）3月がつ26日にち）は、日本にっぽんの教育きょういく者しゃ、政治せいじ家か。衆議院しゅうぎいん議員ぎいん。

来歴らいれき

信濃しなの国こく筑摩つかま郡ぐん福島ふくしま村むら（現げん長野ながの県けん木曽きそ町まち）に大沢おおさわ紋もん一郎いちろう（後のちに福島ふくしま町まち会議かいぎ員いん）の子ことして生うまれる。明治めいじ22年ねん（1889年ねん）長野ながの県けん師範しはん学校がっこう卒業そつぎょう後ご、同どう付属ふぞく小学校しょうがっこう、須坂すざか小学校しょうがっこう、西にし筑摩つかま高等こうとう小学校しょうがっこう、大町おおまち小学校しょうがっこうなどで訓導くんどうを務つとめ、同どう33年ねん（1900年ねん）に教職きょうしょくを辞じする。同どう36年ねん（1903年ねん）長野ながの県けん会かい議員ぎいんとなり、長野ながの県けん参事さんじを兼務けんむする。

大正たいしょう2年ねん（1913年ねん）立憲りっけん政友せいゆう会かいを脱党だっとうして、立憲りっけん同志どうし会かい長野ながの県けん支部しぶを組織そしきし、大正たいしょう4年ねん（1915年ねん）第だい12回かい衆議院しゅうぎいん議員ぎいん総そう選挙せんきょに当選とうせんしたが、第だい2次じ大隈おおくま内閣ないかくの大浦おおうら兼武かねたけ内務ないむ大臣だいじんに収賄しゅうわい問題もんだいが発覚はっかくすると、大沢おおさわもそれに関与かんよしたとして検察けんさつに拘禁こうきんされ、同年どうねんの政友せいゆう会かい系けいの長野ながの市民しみん大会たいかいで辞職じしょく勧告かんこく決議けつぎを受うけて、政界せいかいを引退いんたいし、東京とうきょう府ふで死去しきょした。

出典しゅってん

• 『長野ながの県けん歴史れきし人物じんぶつ大だい事典じてん』郷土きょうど出版しゅっぱん社しゃ、1989年ねん。
• 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん編へん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。