宮下みやした遼りょう

宮下みやした 遼りょう（みやした りょう、1981年ねん - ）は、日本にっぽんのトルコ文学ぶんがく者しゃ、翻訳ほんやく家か、作家さっか。大阪大学おおさかだいがく大学院だいがくいん人じん文学ぶんがく研究けんきゅう科か准じゅん教授きょうじゅ。トルコのノーベル文学ぶんがく賞しょう作家さっかオルハン・パムクの翻訳ほんやく家かとして知しられている。父ちちはフランス文学ぶんがく者しゃ・翻訳ほんやく家かの宮下みやした志朗しろう。

経歴けいれき

東京とうきょう都と世田谷せたがや区く出身しゅっしん。2000年ねん、駒場こまば東邦高等学校とうほうこうとうがっこう卒業そつぎょう。2004年ねん、東京外国語大学とうきょうがいこくごだいがくトルコ語ご専攻せんこう卒業そつぎょう。東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん総合そうごう文化ぶんか研究けんきゅう科か博士はかせ課程かてい単位たんい取得しゅとく退学たいがく。2015年ねんより、大阪大学おおさかだいがく大学院だいがくいん言語げんご文化ぶんか研究けんきゅう科か准じゅん教授きょうじゅ。

訳書やくしょに、オルハン・パムク『わたしの名なは赤あか』『雪ゆき』『無垢むくの博物館はくぶつかん』などがある。

2015年ねん『無名むめい亭ていの夜よる』で第だい37回かい野間のま文芸ぶんげい新人しんじん賞しょう候補こうほ。

2019年ねん「青あお痣あざ」で第だい32回かい三島みしま由紀夫ゆきお賞しょう候補こうほ、同どう作品さくひんで野間のま文芸ぶんげい新人しんじん賞しょう候補こうほ。

著書ちょしょ

• 『無名むめい亭ていの夜よる』（小説しょうせつ）講談社こうだんしゃ、2015年ねん8月がつ - 鴻巣こうのす友季子ゆきこの書評しょひょうあり。
• 『多元たげん性せいの都市としイスタンブル -近世きんせいオスマン帝都ていとの都市とし空間くうかんと詩人しじん、庶民しょみん、異邦いほう人じん』大阪大学おおさかだいがく出版しゅっぱん会かい、2018年ねん2月がつ
• 『トルコ語ご　世界せかいの言語げんごシリーズ16』大阪大学おおさかだいがく出版しゅっぱん会かい、2021年ねん3月がつ。CD付つき
• 『物語ものがたり イスタンブールの歴史れきし－「世界せかい帝都ていと」の1600年ねん』中央公論ちゅうおうこうろん新しん社しゃ〈中公新書ちゅうこうしんしょ〉、2021年ねん9月がつ

翻訳ほんやく

• オルハン・パムク『白しろい城しろ』藤原ふじわら書店しょてん、2009年ねん12月、宮下みやした志朗しろうと共とも訳やく
• オルハン・パムク『無垢むくの博物館はくぶつかん』上じょう・下した、早川書房はやかわしょぼう、2010年ねん12月／ハヤカワepi文庫ぶんこ、2022年ねん8月がつ
• オルハン・パムク『新訳しんやく版ばん わたしの名なは赤あか』上じょう・下した、ハヤカワepi文庫ぶんこ、2012年ねん1月がつ
• オルハン・パムク『新訳しんやく版ばん 雪ゆき』上じょう・下した、ハヤカワepi文庫ぶんこ、2012年ねん12月
• ラティフェ・テキン『乳ちちしぼり娘むすめとゴミの丘おかのおとぎ噺はなし』河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、2014年ねん7月がつ
• オルハン・パムク『僕ぼくの違和感いわかん』上じょう・下した、早川書房はやかわしょぼう、2016年ねん3月がつ
• オルハン・パムク『赤あかい髪かみの女おんな』早川書房はやかわしょぼう、2019年ねん10月がつ
• オルハン・パムク『ペストの夜よる』上じょう・下した、早川書房はやかわしょぼう、2022年ねん11月

外部がいぶリンク

• 大阪大学おおさかだいがく 研究けんきゅう者しゃ総覧そうらん
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